相談援助の理論と方法 第5回講義レジュメ2 2012/5/14 5・6時限(16:30-19:40)
日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成科(夜間部トワイライトコース)にて 担当:当ブログ講師
<参考資料解説>
*ユニットケアと福祉専門職
・ユニットケア
高齢者福祉入所施設等で、利用者を10人程度の小さなユニット(単位)に分けて、その単位ごとにケアを行なう支援の方法のことである。従来の大人数によるケアでは、家庭的な雰囲気からは遠くなるが、ユニット単位のケアだと、職員も利用者に目を配ることができるとされる。人数分の個室またはベッドと共有のリビングで構成され、その単位ごとに担当の職員を配置し、ユニットのなかで利用者と職員が食事・余暇・入浴などの行動を共にする。
・ユニットケアと専門職-講義にて。
2節 援助関係の形成プロセスに影響する要因・続き
1 ソーシャルワーカーが準ずる原則・続き テキストP74~
<その他>
*共感的理解
クライエントの体験や情動をあたかも自分のことのように感じること。
ソーシャルワークの援助関係の前提として,援助者がクライエントの立場に自分を重ね合わせながら,クライエントの思考,感情,体験を援助者の認識の枠組のなかに取り込んでいくことをいう。共感とは,感情レベルでクライエントの反応を理解することだけでなく,クライエントの生活を具体的,全体的に理解し,状況内存在としてのクライエントを納得していくというプロセスでもある。
・共感の反映、反応が必要とされる。
*真実性(純粋性)
表裏のない純粋さ、率直、真実性。
援助者の内的なものと自己表出との間にずれがないこと。
*誠実な態度
*主体性尊重
援助者が,クライエントと専門的援助関係を取り結ぶうえで重要なのは,それぞれの人々のもっている「主体性」を尊重することである。
*主体性とは,生活過程をその人なりの論理と行動で,その人なりの責任のとり方で引き受けていく働きである。人間は発達段階に応じて、環境との交互作用のなかで、他者と違う自分らしさをつくりあげていく。
*グループワークにおいては、グループの主体性を尊重し、コミュニティワークでも地域住民の主体性を尊重する必要がある。
①選択意思の尊重の原則
*選択肢が複数考えられる場合は,複数の選択肢を利用者に提示して,そのなかから利用者に選択させる。これも利用者の主体性を尊重することに価値をおいている。
②自立(自律)性尊重の原則
*ほかに従属しないで自主の地位を精神的にも人格的にも保つことは重要である。
◎解説:自律
(後述)
◎解説:傾聴
ソーシャルワークの面接技法の一つ。
(後述)
2 ソーシャルワーカーの技法 テキストP76
*コミュニケーション
(後述)
*面接
(後述)
4章3節 援助構造と援助関係
1 援助構造 テキストP78
*援助関係の定義
・「専門的援助関係」とは、専門職とクライエントとの情動的相互作用である。
・援助関係は、援助全般に影響を与える。
*援助者の内訳とその人数規模
ミクロ・レベル
メゾ・レベル
マクロ・レベル
*援助者の機能・役割
・アウトリーチワーカー
生活困難を抱える人の把握、必要に応じた情報提供、サービスに繋ぐ。
・アドボケーター
生活と権利を擁護する。
・行動変容者、治療者
問題解決のため、クライエントの行動の変化を促進する。
*解説:行動療法
学習理論を基礎とし,すべての行動は経験を通して学習されたものであると考える治療方法。例えば,子どもの夜尿行動は,子どもが正しい排尿行動を学習しなかった結果によるものであると解釈する。そこで,この治療理論では,子どもは正しい排尿行動を再学習すれば,夜尿行動は除去されると考えるのである。
*解説:行動変容アプローチ
1970年代には,アメリカで行動変容を臨床場面で用いる行動療法がケースワークに導入され,行動変容アプローチとしてソーシャルワークに浸透してきた。
・支援者、援助者
対等・平等を志向する。
・パートナーとしての援助者
問題解決プロセスへの参画、協働、主体性をクライエントに求める。
・エンパワメント
当事者の、問題解決のための行動、組織化を促進する。
・ファシリテーター、リーダー
・クライエントにとってのピア
*解説:ピア・カウンセリング
(後述)
<バイステックによる、援助関係の相互作用>
・援助関係における相互作用は、主として内的なやりとりであり、やりとりのエネルギーは感情と態度である。これに対して、調査、診断、あるいは治療の諸過程における相互作用は、主として外面に現れており、その相互作用のエネルギーは言葉と行動である。
・ケースワーカーとクライエントとのあいだに生まれる相互作用は、三つの方向性をもっている。
第一の方向は、クライエントからケースワーカーに向けて発信される相互作用である。すなわちクライエントは、自分がかかえている問題や弱さをケースワーカーに伝えて明らかにする。このときクライエントは、一人の個人としてではなく、「一ケース」として扱われるのではないかとか、非難されたり叱責されるのではないかという恐れをもっている。あるいは、彼が望まぬことを強制されはしないかとか、秘密が暴かれはしないかという不安をもっている。
第二の方向は、ケースワーカーからクライエントに向けられる相互作用である。このとき、ケースワーカーはクライエントに感情移入するという基本的態度を示すことによって、またクライエントの人間としての基本的権利を尊重し、クライエントを人格をもつ一人の人間として受けとめる用意があることを伝えることによって、クライエントの不安を緩和することができる。
再びクライエントからケースワーカーに対して相互作用が向けられる第三の方向において、クライエントはケースワーカーの示した態度に気づくようになり、そのことを、何らかの方法でケースワーカーに伝え返すようになる。
以上、三つの相互作用の方向は、輪のように連結しているものであり、それぞれの初めと終わりはほとんど区別することはできない。三つの方向は、援助過程の全体を通して、互いに響き合うように関連しながら進むものである。
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日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
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社会福祉士及び介護福祉士法
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日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成科(夜間部トワイライトコース)にて 担当:当ブログ講師
<参考資料解説>
*ユニットケアと福祉専門職
・ユニットケア
高齢者福祉入所施設等で、利用者を10人程度の小さなユニット(単位)に分けて、その単位ごとにケアを行なう支援の方法のことである。従来の大人数によるケアでは、家庭的な雰囲気からは遠くなるが、ユニット単位のケアだと、職員も利用者に目を配ることができるとされる。人数分の個室またはベッドと共有のリビングで構成され、その単位ごとに担当の職員を配置し、ユニットのなかで利用者と職員が食事・余暇・入浴などの行動を共にする。
・ユニットケアと専門職-講義にて。
2節 援助関係の形成プロセスに影響する要因・続き
1 ソーシャルワーカーが準ずる原則・続き テキストP74~
<その他>
*共感的理解
クライエントの体験や情動をあたかも自分のことのように感じること。
ソーシャルワークの援助関係の前提として,援助者がクライエントの立場に自分を重ね合わせながら,クライエントの思考,感情,体験を援助者の認識の枠組のなかに取り込んでいくことをいう。共感とは,感情レベルでクライエントの反応を理解することだけでなく,クライエントの生活を具体的,全体的に理解し,状況内存在としてのクライエントを納得していくというプロセスでもある。
・共感の反映、反応が必要とされる。
*真実性(純粋性)
表裏のない純粋さ、率直、真実性。
援助者の内的なものと自己表出との間にずれがないこと。
*誠実な態度
*主体性尊重
援助者が,クライエントと専門的援助関係を取り結ぶうえで重要なのは,それぞれの人々のもっている「主体性」を尊重することである。
*主体性とは,生活過程をその人なりの論理と行動で,その人なりの責任のとり方で引き受けていく働きである。人間は発達段階に応じて、環境との交互作用のなかで、他者と違う自分らしさをつくりあげていく。
*グループワークにおいては、グループの主体性を尊重し、コミュニティワークでも地域住民の主体性を尊重する必要がある。
①選択意思の尊重の原則
*選択肢が複数考えられる場合は,複数の選択肢を利用者に提示して,そのなかから利用者に選択させる。これも利用者の主体性を尊重することに価値をおいている。
②自立(自律)性尊重の原則
*ほかに従属しないで自主の地位を精神的にも人格的にも保つことは重要である。
◎解説:自律
(後述)
◎解説:傾聴
ソーシャルワークの面接技法の一つ。
(後述)
2 ソーシャルワーカーの技法 テキストP76
*コミュニケーション
(後述)
*面接
(後述)
4章3節 援助構造と援助関係
1 援助構造 テキストP78
*援助関係の定義
・「専門的援助関係」とは、専門職とクライエントとの情動的相互作用である。
・援助関係は、援助全般に影響を与える。
*援助者の内訳とその人数規模
ミクロ・レベル
メゾ・レベル
マクロ・レベル
*援助者の機能・役割
・アウトリーチワーカー
生活困難を抱える人の把握、必要に応じた情報提供、サービスに繋ぐ。
・アドボケーター
生活と権利を擁護する。
・行動変容者、治療者
問題解決のため、クライエントの行動の変化を促進する。
*解説:行動療法
学習理論を基礎とし,すべての行動は経験を通して学習されたものであると考える治療方法。例えば,子どもの夜尿行動は,子どもが正しい排尿行動を学習しなかった結果によるものであると解釈する。そこで,この治療理論では,子どもは正しい排尿行動を再学習すれば,夜尿行動は除去されると考えるのである。
*解説:行動変容アプローチ
1970年代には,アメリカで行動変容を臨床場面で用いる行動療法がケースワークに導入され,行動変容アプローチとしてソーシャルワークに浸透してきた。
・支援者、援助者
対等・平等を志向する。
・パートナーとしての援助者
問題解決プロセスへの参画、協働、主体性をクライエントに求める。
・エンパワメント
当事者の、問題解決のための行動、組織化を促進する。
・ファシリテーター、リーダー
・クライエントにとってのピア
*解説:ピア・カウンセリング
(後述)
<バイステックによる、援助関係の相互作用>
・援助関係における相互作用は、主として内的なやりとりであり、やりとりのエネルギーは感情と態度である。これに対して、調査、診断、あるいは治療の諸過程における相互作用は、主として外面に現れており、その相互作用のエネルギーは言葉と行動である。
・ケースワーカーとクライエントとのあいだに生まれる相互作用は、三つの方向性をもっている。
第一の方向は、クライエントからケースワーカーに向けて発信される相互作用である。すなわちクライエントは、自分がかかえている問題や弱さをケースワーカーに伝えて明らかにする。このときクライエントは、一人の個人としてではなく、「一ケース」として扱われるのではないかとか、非難されたり叱責されるのではないかという恐れをもっている。あるいは、彼が望まぬことを強制されはしないかとか、秘密が暴かれはしないかという不安をもっている。
第二の方向は、ケースワーカーからクライエントに向けられる相互作用である。このとき、ケースワーカーはクライエントに感情移入するという基本的態度を示すことによって、またクライエントの人間としての基本的権利を尊重し、クライエントを人格をもつ一人の人間として受けとめる用意があることを伝えることによって、クライエントの不安を緩和することができる。
再びクライエントからケースワーカーに対して相互作用が向けられる第三の方向において、クライエントはケースワーカーの示した態度に気づくようになり、そのことを、何らかの方法でケースワーカーに伝え返すようになる。
以上、三つの相互作用の方向は、輪のように連結しているものであり、それぞれの初めと終わりはほとんど区別することはできない。三つの方向は、援助過程の全体を通して、互いに響き合うように関連しながら進むものである。
社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助の理論と方法 第5回講義レジュメ1 バイスティックの原則とは 社会福祉士養成科トワイライト
社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助の理論と方法 第4回講義レジュメ1 ソーシャルワークとニーズ 社会福祉士養成科トワイライト
社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助の理論と方法 第4回講義レジュメ2 ソーシャルワーカーの役割とは 社会福祉士養成科トワイライト
社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助の理論と方法 第4回講義レジュメ3 ソーシャルワーク 援助・支援とは 社会福祉士養成科トワイライト
社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 受験対策・学習に役立つリンク集・関連法編1 社会福祉士・精神保健福祉士関連法リンク
社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 受験対策・学習に役立つリンク集・関連法編2 社会福祉士・精神保健福祉士関連法リンク・続き
日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です。
社会福祉士の資格と仕事説明会・相談会 5/24 18時
社会福祉士及び介護福祉士法
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