相談援助の基盤と専門職・理論と方法 練習問題・中級編-ソーシャルワーク面接、バイステック七原則

相談援助の基盤と専門職・理論と方法 練習問題・中級編 

*社会福祉士 受験対策

問題28 次の記述のうち、バイステック(Biestek,F)の七つの原則をして誤っているものを一つ選びなさい。

1 秘密保持の原則
2 個別化の原則
3 受容の原則
4 クライエントとの協働の原則
5 意図的な感情表出の原則


問題29 面接に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 面接技法が用いられるのは、直接援助技術に限られる。
B 面接は、援助者と利用者との対等な関係を基本とする。
C 面接技法としては、言語的なコミュニケーションとともに、非言語的なコミュニケーションも重視する。
D 面接の場所は、面接室で行うのが適切であり、利用者の生活の場での面接は適切でない。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○○×○
2 ○×××
3 ×○○×
4 ×○××
5 ××○○






問題28  解答 4
1 ○
2 ○
3 ○
4 × 下記参照
5 ○
18回28


問題29  解答 3A × カウンセリング、スーパービジョンでも使用する
B ○
C ○
D × 生活場面面接も必要に応じて実施する。
18回29


<解説>
◆バイステックの七つの原則

(1)個別化の原則
援助職種者がクライエントの問題の個別性をよく理解し、かつ、クライエント一人一人の特有の性質を認め処遇にあたること。
(2)意図的な感情表現
 クライエントが自分自身の感情、喜びや好意などの肯定的なものや、憎しみや敵意などの否定的な感情などあらゆる感情を自由に表現することを認め、促す。
(3)統制された情緒関与
 援助者がクライエントの感情の意味を理解し、援助関係の目的達成のため適切な反応を示すこと。援助者自身の個人的感情は統制すること。
(4)受容
 クライエントをあるがまま、良い面も悪い面も受け入れる。
(5)非審判的態度
 援助者が自分の価値観や倫理的判断によって、クライエントの行動や態度を一方的に批判したり、それをクライエントに押しつけたりしないこと
(6)自己決定
 クライエントが自分自身の考えや意志に基づき、自ら決定し行動できるよう援助する。
(7)秘密保持
 クライエントに関する情報はクライエントの権利を守るため、秘密を守る。


*生活場面面接
・特定の相談室などでの面接に対して,家庭や施設,病棟など生活の場で行う面接は,特に「生活場面面接」と呼ばれる。
 生活の場で何かをしながらの面接にも,言葉だけによらない,生活の姿を伴った面接の意義が再認識されつつある。

*面接
・面接の形態には多様なものがある。例えば,面接には人,問題,場所,時間,コミュニケーションの手段などいくつかの条件がある。面接の方法についても,個別面接の他に集団面接や電話での面接など多様なものがある。時間や場所などをあらかじめ設定する場合と,設定なしに行う場合もある。

・医学モデルの面接においても利用者は自己の生活史や問題状況を詳しく話すことを求められた。それは専門的援助者の診断と援助計画のために情報として用いられることが多かった。
 生活モデルの面接では,利用者自身が自分の言葉で語ること,耳を傾ける相手をもつこと,問題だけでなく自らの力や資源にも気づくこと,そして問題に具体的に取り組んでいく過程を考察し,これからの生活史を作り出していくことに意義がある。

*コミュニケーション
 その媒体としては、言葉による言語的コミュニケーションと表情、視線、態度、身だしなみなど、言葉以外による非言語的コミュニケーションがある。
 面接では、開かれた質問と閉じた質問を状況に応じて組み合わせることが大切であり、コミュニケーション技法を支える基本的技能として、観察法が重要となる。



<お知らせ:09年10月31日(土)AM10:30から。ソーシャルワーク実践研究会。下記をクリック>
 今回は、敬心祭(本校の文化祭)の企画の一つとして、シンポジウム形式で、一般公開で開催します。テーマ「地域福祉の展開と社会福祉士」、シンポジストは、①埼玉県内のホームレス支援NPO(生活困窮者の地域生活等の総合相談支援活動など。社会福祉士事務所を併設)や、②社会福祉協議会に勤務する当学科卒業生を予定。
[PR]
by yrx04167 | 2009-10-26 12:15 | Comments(0)