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講義:相談援助の基盤と専門職 練習問題 1月6日(水)

相談援助の基盤と専門職  
練習問題

社会福祉士養成学科1クラスにて、2010/01/06(水)、講義 

問題1 社会資源とは、社会福祉法に示される第一種・第二種社会福祉事業だけを指し、家族や友人、ボランティアなどインフォーマルセクターは含まれない。

問題2 社会資源とはソーシャル・ニーズを充足するために動員される施設・設備、資金や物資、集団や個人の有する知識や技能を総称していう。

問題3 潜在的ニーズとは、ニーズをもつ本人あるいは関連する人々が,その状態の解決の必要性を自覚している場合のニーズをいう。

問題4 社会福祉協議会とは、地域住民と公私の社会福祉機関・団体より構成された民間組織であり、根拠法は児童福祉法である。

問題5 全国社会福祉協議会の前身は、昭和26年に日本社会事業協会、全日本民生委員連盟、同胞援護会の3団体合併により成立した中央社会福祉協議会である。

問題6 アメリカのロスによるコミュニテイ・オーガニゼーション理論は、昭和37年の社会福祉協議会基本要項に大きな影響を与えたといわれる。

問題7 第二次世界大戦の戦後、本格的に我が国に導入されたコミュニティ・オーガニゼーション理論は、その後、昭和30年代に入って社会福祉協議会を中心に地域組織化活動、地区組織活動として展開された。

問題8 ソーシャルサポートネットワークは、従来の援助がともすると専門的援助を中心にし、インフォーマルな援助の意義に目を向けようとしなかった反省から登場した。

問題9 ソーシャルワーカー等が、意図的にインフォーマルなサポートとフォーマルなサポート両者のネットワークの形成を促進して、総合的にクライエントを援助しようとする方法をソーシャルサポート・ネットワークという。

問題10 ソーシャルサポートとは、家族や友人などインフォーマルなサポートを指し、いかなる場合も、公的機関によって提供されるフォーマルなサポートは含まない。







<解答>

問題1 ×
 社会資源とは、援助に活用出来るあらゆるもの、フォーマルなサービス、インフォーマルなサポート、情報、人材等を含む。

問題2 ○ 
 正しい。

問題3 × 
 正しくは「顕在的ニーズとは…」

問題4 × 
 誤り。根拠法は社会福祉法である。

問題5 ○
 全国社会福祉協議会の前身は、昭和26年に日本社会事業協会、全日本民生委員連盟、同胞援護会の3団体合併により成立した中央社会福祉協議会である。

問題6 ○
  「住民主体の原則」を中心に据えた社会福祉協議会基本要項は、ロスのコミュニティ・オーガニゼーション理論の影響を受けている。

問題7 ○
  コミュニティ・オーガニゼーションとは、地域福祉活動における住民参加を援助する社会福祉の専門的方法である。コミュニティ・オーガニゼーションには、ある一定の地域における住民の直接的活動、ボランティア活動、社会福祉機関や施設による連携活動、施設の対地域活動等が含まれる。戦後の社会福祉協議会の活動は住民主体の地域組織化を中心に据えた。その理論的支柱となったのがロスのコミュニティ・オーガニゼーション理論である。

問題8 ○

問題9 ○

問題10 ×
 インフォーマルなサポートに重点が置かれているもののフォーマルなサポートも含めて捉えられる。
by yrx04167 | 2010-01-06 17:37 | Comments(0)