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講義:相談援助の理論と方法Ⅰ レジュメ(前半) 前期第3回 4月26日等 社会福祉士養成科

*相談援助の理論と方法Ⅰ 講義レジュメ(前半) <前期第3回>
 4月26日・他 社会福祉士養成科・夜間部にて

4章 相談援助における援助関係
第1節 援助関係の意義

・専門的な援助関係とは、援助者がクライエントとの間で築きあげる,信頼関係に基づいた問題解決を進めていくうえでの専門的・職業的関係を示す。
・ケースワーク・グループワークにおいては,クライエント個人・家族・グループメンバーとの援助関係が,援助を展開していく媒体となる。

1 ソーシャルワークと社会福利の3次元 テキストP68~
 ⇒テキストP69 図 参照

*ソーシャルワークの定義(国際ソーシャルワーカー連盟)と実践領域。

■環境のミクロ・メゾ・マクロのレベル(に対する介入)
*ソーシャルワークは、支援において関わるミクロレベル(個人・家族・小集団システム),メゾレベル(学校・教会、自治体・地域社会・組織システム)及びマクロレベル(社会、国家)の一つ,あるいは,複数のシステムレベルに介入する。

*実践領域は、広範囲かつ立体的である。(テキストP69)
①ミクロ的効果(介入)
ソーシャルワークは、人間関係における問題解決を図り、人間の行動と社会のシステムに関する理論を利用。

②メゾ的効果(介入)
ソーシャルワークは、人びとが環境と相互に影響し合う接点に介入し、エンパワメントと解放を促していく。

③マクロ的効果(介入)
ソーシャルワークは、人権と社会正義の原理の下に、社会の変革を進める。


2 援助関係の期間と質との交互作用
■援助関係の維持期間の短期化 テキストP69~
*事例1 ⇒テキストP69参照

・ソーシャルワーカーが面接において傾聴していたが、クライエント(担当を開始してから日が浅い)が怒り出した。

*事例2 ⇒テキストP70参照
・グループワークと信頼関係、コミュニケーション。

◎解説:グループワーク group work
 ソーシャルワークの共通基盤に立脚した実践で,そのうちの直接援助技術の一つ。ソーシャル・グループワークが正式名称。社会福祉士及び介護福祉士の国家資格化に伴い,集団援助技術とも呼ばれる。ソーシャルワーカーとしてのグループワーカーは,メンバー間の相互作用を意図的に活用し,グループの持つ力動性とプログラム活動(スポーツ,レクリエーション,等)を媒体にして実践していく。グループワークの目的は,メンバーの抱える日常生活上の要求充足,社会生活能力の改善,パーソナリテイの発達,諸課題の効果的達成に向けられ,さらには民主社会の維持・発展と地域社会の発展も同時に促す。

◎解説:ファシリテート facilitate
 促進者。問題解決に向けて,当事者自身の自発的で能動的な行動を促すこと。さらに問題解決に向けた状況や条件を整備すること。

*まとめ
・現在のソーシャルワークは、長期実践よりも短期実践に比重がおかれるようになった(テキストP70)。
・危機介入理論などが適宜活用される(テキストP70)。

◎危機介入 crisis intervention
 個人,集団,地域社会が危機に直面しているとき,危機理論に基づいて行う一連の援助方法。危機以前と同じか,またはそれ以上のレベルにまで回復して危機を克服するという短期集中的援助方法である。

◎危機理論 crisis theory
 危機理論は,キャプラン(Caplan,G.)とリンデマン(Lindemann,E.)らによって1940 年代から1960 年代にかけて構築された理論である。人が危機に陥りそこから回復する過程には一定の法則があり,長期に継続はしない。危機に陥っている人には共通した特徴的な感情や行動がみられ,対処方法によって結果が大きく変化するとしている。

・ソーシャルワークのなかで、コーディネート、ネットワークに関わる業務は増大し、一方、相談援助は時間短縮化が進んだ(テキストP71)。


■パラダイムの変換と援助の質 テキストP71~
*事例3 ⇒テキストP71参照
・「援助」と支援の違い。

◎補足:ソーシャルワークの援助・支援概念
・援助とは、他者への善意ある働きかけを意味する概念である。
「支援」とは、英語のサポート(support)の日本語訳。援助=エイド(aid)、手助け=ヘルプ(help)、補助=アシスト(assist)。

・援助概念は、慈善事業の時代からの援助者の意図や視点を中心とした援助者本位のもの(救済・保護・指導など)から、近代社会福祉における相手を中心とした参加と協働という利用者本位のもの(支援・支持など)へと進展した。
・「支援」とは、『大辞林 第二版』によれば、「他人を支えたすけること。援助。後援」とある。「支援」は、近年、社会福祉領域における様々な領域で用いられるようになっている概念でもある。
・支援とは、利用者からみれば自助の促進であり、支援者からみれば問題解決を可能とするため、サービス提供と、利用者の主体性尊重と自己実現を目指した実践活動に協働で参加することである。

*ミクロレベルの援助 テキストP71
・状況のなかの人、クライエントと周囲の環境を総合的に理解し、援助を行なう。

*メゾレベルの援助 テキストP72
・人(集団)と環境との接点への介入、集団への援助、集団と地域を対象とした援助。

*マクロレベルの援助 テキストP72
・地域とそれ以上の領域を対象とした活動。


◎参考:「支援」の一般的な概念 支援基礎論研究会編『支援学-管理社会をこえて-』東方出版、2000年
・支援学とは、支援の概念とシステムに関する、学際的な研究である。
・今田によると「支援とは、他者への働きかけが前提になっており、支援者と被支援者というセットで意味をなす行為である。そして支援される人(被支援者)の意図を理解すること、行為の質の維持・改善、およびことがらをなす力をつけること(エンパワーすること)がポイントである。(中略)被支援者がどういう状況に置かれており、支援行為がどう受け止められているかを常にフィードバックして、被支援者の意図に沿うように自分の行為を変える必要がある」と述べている。

・支援の構成要素として「1.他者の行為への働きかけ、2.他者の意図の理解、3.(支援)行為の質の維持・改善、4.エンパワーメント」という4点を提示している。

・支援システムは、被支援者の置かれた状況に応じて自らを自在に変化できなければ、その支援は効果的ではないものとなってしまうことから、「自省的フィードバック」が重要となる。
・支援が成立するためには、一連の支援行為がばらばらになされるのではなく、それらがまとまりをもったシステムを形成することが必要である。


*用語解説は下記をクリック

◎解説:傾聴
・ソーシャルワークの面接技法の一つである。クライエントの最大の関心事にしっかりと焦点を当て,その言語的・非言語的メッセージを理解する。たんに黙って耳を傾けるのではなく,積極的関心を示す態度や表情で,適切な相槌や質問を用いて,クライエントが十分考えや感情を表現できるように促す。特に,クライエントとワーカーの関係が確立されていない援助の初期段階では,こうしたワーカーの聴く姿勢がクライエントとの良好な関係の基礎となる。

◎解説:信頼関係
 ラポール、ラポートともいわれる。援助者と利用者の間につくりあげられる相互信頼,相互理解に基づく心が通じ合った調和のとれた関係を意味し,これが援助関係の基本となる。ラポールを形成するためには,利用者の話に耳を傾け,非審判的な態度で共感的に接していく必要がある。
・共感とは、ソーシャルワークの援助関係の前提として,援助者がクライエントの立場に自分を重ね合わせながら,クライエントの思考,感情,体験を援助者の認識の枠組のなかに取り込んでいくことをいう。共感とは,感情レベルでクライエントの反応を理解することだけでなく,クライエントの生活を具体的,全体的に理解していくプロセスでもある。

◎解説:心理・社会的アプローチ(psychosocial approach)
 クライエントの心理的側面とクライエントを取り巻く社会的側面の両者を視野に入れ,その両者が相互に影響し合った複合状況としてクライエントを理解しようとする方法である。また,このアプローチは,『状況のなかの人』という視点をもとにクライエントの環境的な側面への働きかけも含めた援助のあり方を強調したホリス(Hollis,F.)によって体系化された。


社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 講義:相談援助の理論と方法Ⅰ 前期第3回 レジュメ・後半 4月26日等 社会福祉士養成科
*4章2節 援助関係の形成プロセスに影響する要因、バイステックの7原則 等。


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by yrx04167 | 2010-04-25 23:13 | Trackback | Comments(0)
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