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日刊 社会福祉ニュース*特集:アルコール依存症・うつ・家族支援*依存症家族相談、うつ病自殺、傾聴支援

<社会福祉士ニュース ソーシャル・ニュース・レビュー>
家族のうつ自殺当事者交流会、ビッグイシュー、若者ホームレス白書とは

福祉ニュース・クリップ*特集:アルコール依存症・うつ・家族支援
 筆者による、社会福祉関連の動向、情報のブックマーク

<下記の各記事タイトル(赤色)をクリックすると、全文が読めます>
アルコール依存症の家族支援の相談室開設 横浜のNPO 寿アルク 負のの連鎖を予防(毎日新聞2011年02月06日14時33分) - livedoor ニュース
 引用「アルコール依存症者らを支援する横浜市のNPO法人「市民の会 寿アルク」が今月から、依存症者の家族ら関係者もサポートする「アルク相談室」(同市中区翁町)を始めた。周囲への「負の連鎖」を未然に断ち切ろうとする試みで、同NPOは「気軽に悩みを話してもらい問題解決につなげて」と利用を呼びかけている。寿アルクは92年、簡易宿泊所が集まる中区寿町のアルコール依存症者の社会復帰を目指して発足。20年近い活動で、依存症者の家族も含めたケアの重要性を多くのスタッフが痛感してきたという。相談室コーディネーターを務める橋本黎子さん(69)によると、依存症の親から暴言を受け続けた子供は愛情表現が未熟なまま育ってしまい、自分が親になった場合、その子供も対人関係を築くのが苦手になる可能性があるという。こうした負の連鎖で子供も再び依存症になるケースを橋本さんは目の当たりにしてきた。自身もアルコール依存症だったアルク統括施設長、小笠原昭男さん(67)は「依存症者は家族に暴力を振るったりして孤独になる」と指摘。同NPOは「不安を抱える家族らが依存症の問題を解決するため、敷居を低くして幅広く相談を受け入れたい」と話している。電話相談は無料で火、木、土曜日。面接相談は50分3000円で月、水曜日。いずれも午前10時から午後3時まで。問い合わせは同相談室(電話045・264・4406)。
引用ここまで

引用
家族のうつ自殺に自責の日々 当事者交流会で光 -マイタウン広島asahi.com:2011年01月31日
 広島市安佐北区の男性(67)は、2002年7月に長男(当時26)を自殺で亡くした。税理士の資格を得るため、勉強に励む長男の小さな異変に気付かなかった。今思えば、気にかかることはあった。亡くなる半月前、単身赴任先の東京から戻ると、長男は少し痩せて見えた。リビングの机の上には見慣れない薬の瓶。長男に「そんなに根詰めるな」と声をかけると、「集中しとるんよ」と、いつもと変わらぬ返事。東京に戻る前に聞いた「バイバイ」が、長男の最後の言葉になった。長男は資格試験の1週間前に亡くなった。長男の死後、眠れない日が2週間続いた。体重も10キロ近く落ちた。長男はうつに悩まされていた。薬は医師に処方されたものだった。家族に気付かれないよう通院していた。すべて後で知った。「なんであの時、もっと話を聞いてやらなかったんだろう」。自責の念にさいなまれた。妻も落ち込みがひどく、翌年に体調を崩し、入院した。東京に戻る時、JR広島駅のプラットホームで、うつむいて歩く人を眺めていて気付いた。「僕も同じようにうつむいてないか。僕の心が折れたら妻はどうなるんだ」それから、長男が命を絶った理由を知りたいと、うつについて学んだ。目についた関連書を読みあさった。「病気」だったと分かり、「自分たちのせいだ」と思い込んでいた肩の荷が、少し下りた気がした。自殺防止の講演会にも足を運んだ。つらい経験を大勢の前で話す遺族を見て、自分も変わりたいと思った。遺族の交流会で経験や思いを語り合うようになった。今は、これからの生き方についても話し合っているという。「僕もうつになっていたかもしれない。交流会で悲しみやつらさを共有したら、気が楽になった。共有することで、前に一歩踏み出せるようになる」

対話で元気引き出す 傾聴ボランティア うつ状態と喪失感乗り越え 和島さん72歳:暮らし(TOKYO Web東京新聞:2011年2月2日)
 三重県四日市市の高齢者専用賃貸住宅で、和島弘治さんが、入居者の女性(81)の言葉にじっと耳を傾け、うなずいていた。和島さんは、同市の傾聴ボランティア団体「傾聴同好会」の副会長。五年前に傾聴を始め、現在は、市内外の七人の個人宅と施設三カ所に定期的に足を運んでは、趣味や家族の話を聞く。一般に人は、話を一生懸命聞いてもらうと心が落ち着き、前向きになれる。対話で、元気を引き出すのが傾聴の魅力の一つだ。「話をする元気もなかった人が、聞き続けるうちに、元気になっていく。こっちも元気がもらえる」現役時代、日立金属の桑名工場(同県桑名市)で、開発などをしてきた。定年後の嘱託職員を経て、六十四歳で退社。その一年後、四十年連れ添った妻=当時(64)=を、肺がんで亡くした。喪失感と、やりがいに満ちた現役時代の生活との落差に悩み、うつ状態に。そんなとき、支えてくれたのは、妻の葬儀でお経を上げた寺の住職だった。妻の死後、お経の意味を聞けば、丁寧に説明し、話し相手にもなってくれた。一年かけて気力を取り戻した。地域の人に誘われ、地元の「ふれあいサロン」に初参加。高齢者がお茶を飲み、おしゃべりなどをする集まりだ。自分の住む地域の高齢化を実感し、地域に目が向くきっかけになった。ほどなく介護ヘルパー2級の資格を得て、高齢者の病院の送迎などをする地域のボランティア組織に入会した。

日本にあふれる「ステルス弱者」 - テラの多事寸評 - BLOGOS(ブロゴス2011年02月04日20時11分) - livedoor ニュース
 ホームレス支援団体「ビッグイシュー日本」を母体に設立されたNPO「ビッグイシュー基金」から、『若者ホームレス白書』が届きました。急増する若年ホームレスの実態を、質的・量的に調査したレポートが載っていて、非常に興味深く読むことができました。その『若者ホームレス白書』のなかには、重要な記述がありました。若年層のホームレスは視覚的に見えにくいばかりか、制度的にも見えにくい状態にあるというのです。『若者ホームレス白書』本文から抜粋します。現在、日本で法的に認められているホームレスの定義は、都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者となっており、ネットカフェやファーストフード店など深夜営業店舗で過ごす人などを含んでいないのだ。しかし、人はある日突然、住居を失い、ホームレスになるといったことはなく、不安定な就労、不安定な住居を経て、徐々に路上に近付いていく。 つまり、事実上の宿無し状態であっても、24時間営業のマックで夜を過ごしてしまえば、ホームレスとは定義されず、統計でも捕捉されないという状態であることが指摘されています。ちなみに、EU諸国におけるホームレスとは、路上生活者のみならず、自分の住居を持たずに知人や友人の家に宿泊している人や、安い民宿に泊まり続けている人、福祉施設に滞在している人などを含みます。このように、弱者は統計上の定義によって弱者とはみなされず、隠れた弱者になってしまい、多くの人々から認識されることなく、なんの救済措置もないままに社会の底辺部の暗闇のなかで生きることを余儀なくされます。このような、統計の手法や定義が覆い隠す「ステルス弱者」が、日本では急増しています。


<参考HP 下記をクリック>
ビッグイシュー基金|ビッグイシュー基金はホームレスの人々の自立を応援します

・引用:『ビッグイシュー基金』とは、有限会社ビッグイシュー日本を母体に設立された非営利団体です。ビッグイシュー基金は、一度失敗しても“やり直しのきく”社会の形成にチャレンジし、ホームレスの人たちが自立し、再び社会に復帰できるようにする、以下のような多面的なサポート事業を行います。

<参考・関連する法律 下記をクリック>
生活保護法
ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法



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  「社会福祉士及び介護福祉士法」により定められた、相談援助、運営管理等、ソーシャルワークに携わる専門職の国家資格です。
 各種の相談機関、福祉行政機関、福祉施設・団体、医療機関などにおいて,専門的知識と技術をもって,福祉サービス利用者の相談援助や,グループワーク、施設の運営管理、地域福祉活動等を行なう社会福祉専門職です。
 社会福祉士は、子ども、医療、コミュニティ、障害者、貧困、女性、高齢者、更生保護、行政等、多岐にわたる領域で、他者を支え、社会に貢献する仕事・職業です
by yrx04167 | 2011-02-06 21:40 | Comments(0)