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日刊 社会福祉ニュース 特集 薬物依存・アルコール依存症・回復*ギャンブル依存、自助グループ断酒会とは

<社会福祉士ニュース ソーシャル・ニュース・レビュー>
覚せい剤再犯者率、アルコール依存症・薬物依存症専門治療、ミーティング、断酒会

福祉ニュース・クリップ*特集:薬物依存症・アルコール依存症からの回復とは
 筆者による、社会福祉関連の動向、情報のブックマーク

<下記の各記事タイトル(赤色)をクリックすると、全文が読めます>
薬物事犯で検挙、中高年が激増。広がる覚醒剤・薬物依存 警察庁 (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ2011.2.17 10:09)
 引用「平成22年に薬物事犯で検挙されたのは1万4536人で前年比2.7%減少したにもかかわらず、40代と50代以上がそれぞれ5.1%、8.2%増加したことが17日、警察庁のまとめで分かった。少年と20代はともに10%以上減っており、中高年への薬物の広がりがうかがわれる。薬物別の検挙者数は、覚醒剤が1万1999人で3%増になる一方、大麻は24.1%減の2216人だった。MDMAなどの合成麻薬も40%以上減の62人。覚醒剤の検挙者の年代別構成率は30代(36.1%)が最多だが、40代(27.4%)と50代以上(14.8%)は過去20年で最高になった。さらに、覚醒剤の50代以上の初犯者は334人で14.8%増加。20代までの若年層が6割を占める大麻でも、初犯者では40代以下の世代では大幅に減少しているのに対し、50代以上だけが増加するなど、新たに薬物に手を染める中高年が目立っている。
引用ここまで

引用
覚せい剤の再犯者率、過去最多に。 俳優・元タレントの逮捕なども社会的に影響―警察庁 - 社会asahi.com(朝日新聞社2011年2月17日11時6分):
 昨年1年間に覚せい剤事件で摘発されたのは、前年より344人多い1万1999人となり、2年連続で増加したことが17日、警察庁のまとめで分かった。覚せい剤の前歴者が59.3%を占めており、再犯者の割合は統計が残る1972年以降最多となった。 同庁は「覚せい剤はほかの薬物と比べて依存性が高く、一度手を染めるとなかなかやめられない」と指摘。薬物の前歴がある俳優や元タレントの逮捕など、社会的に影響の大きい事件も相次いでおり、警戒を強めている。

ギャンブル依存症からの回復を手助け 横浜の自助グループ・NPO活動10年 経験、悩み語り合う相互支援 : 神奈川 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞2011年2月12日)
 ギャンブル依存症から回復するための自助グループとしてスタートしたNPO法人「ワンデーポート」(横浜市瀬谷区)が活動開始から10年がたち、さらに活動内容を充実させている。今も、全国各地から集まった20~60歳代の男女約35人が寮生活を送ったり自宅から通ったりしながら、社会復帰を目指すよりどころとなっており、最近は、発達障害に苦しむ人への支援にも力を入れる。
 横浜市内の2階建てアパートの一室で、机を囲むように20~60歳代の男女20人前後が座る。司会のスタッフが「仕事とギャンブル」「金銭感覚」といったテーマを与え、それぞれが経験や考えを話す。入所間もない人たちの基礎プログラムで中心となるのは1日3回、90分ずつ行うミーティングだ。入所者の中には、ギャンブルで借金を重ね、周囲に迷惑をかけ続けてきたのに、自分をギャンブル依存症とは認めない人がいる。だが、仲間の話を聞き、自らの考えを話すことを繰り返すことで、自分を見つめ直していく。幼少期のつらい体験が、ギャンブル依存につながっていることも少なくない。施設長の中村努さん(43)にもギャンブル依存症に苦しんだ過去がある。パチンコや競馬、あらゆるギャンブルに手を出し、300万円近く借金を背負った。そんなときにアルコール依存症を解説した本を読み、アルコールをギャンブルに置き換えると、すべて自分に当てはまることに驚き、「自分は依存症だ」と自覚した。ギャンブル依存症に悩む人には居場所が必要との思いから2000年4月、アパートを借り、経験や悩みを話し合うことから活動を始めた。04年に、ミーティングで人の話を聞けない男性が発達障害と診断されたことが転機となる。話を聞けないのは「自分やギャンブルと向き合わないから」と考えていたが、発達障害で、自分を律することができなかったり、人間関係をうまく維持できなかったりすることがあると知った。「ギャンブル依存という現象に気を取られ、原因を考えていなかった」と反省した。現在は、発達障害の人には専門の医療機関を紹介したり、入所者の能力や環境に応じてアルバイトや運転免許の取得、趣味、スポーツを勧めたり、その人にあったプログラムを提供。個人差はあるが、平均1~2年で「卒業」となる。

アルコール依存症という病気 断酒会活動・- アピタル(医療・健康)asahi.com(朝日新聞社):【中国地方】2011年2月10日
 1月下旬、広島市西区の区地域福祉センターの会議室。アルコール依存症の患者や家族でつくるNPO法人「広島鯉城(り・じょう)断酒会」の例会が始まった。冒頭、誓いの言葉を読み上げる声が響く。20人ほどの参加者が酒害の過去や現在を赤裸々に語り、断酒を誓った。 「酒を飲めば例会は来られない。出席が治療」。司会を務めた男性(59)が言う。 自身も酒を断って8年目になる。亡くなった父親もアルコール依存症。専門病院への入退院を繰り返す姿に、絶対ああなるまいと思っていた。 母の死を機に、30歳で実家へ戻った。酒漬けの生活を続ける父の面倒をみながら、翌年結婚。子どもが2人生まれ、自営業に精を出した。40歳になる前、父が亡くなった後から酒量が急増。ビールの大瓶を1日5本程度飲むようになった。「皮肉な話だが、父が生きている間も隠れるように飲んでいた」。46歳で妻を白血病で亡くして5年ほどたつと、仕事をほとんどせず、ビール7~8本を1日かけて、ご飯も食べず、ただただ飲む生活になっていた。 50歳を過ぎて生活に行き詰まり、家を売った。そう告げると、子どもたちは下を向き、涙を流した。「売った金で田舎に家を買い、好きなだけ飲もうと思っていた」 52歳で肝硬変や栄養失調で入退院を繰り返した。依存症は治らず、後は専門病院に行くしかないところまで来た。 父親が亡くなるまで世話になった病院に、自分が入るかもしれない。「とてもじゃないが、恥ずかしくて耐えられない」。断酒を決めた。 2003年暮れ、子供に「何が起きても放っておいてくれ」と言い、トイレの脇にスポーツ飲料と布団を持ち込んだ。年明けから断酒会に参加した。以来、例会には出席を欠かさず、酒も飲んでいない。「断酒の時間が長くなるほど、自分の思考が酒に支配されていた怖さが分かる」  「飲酒をコントロールできないのは、意思が弱いからではなく、依存症の症状なんです」。アルコール依存症の専門治療プログラムがある「草津病院」(広島市西区)の精神保健福祉士、菰口陽明(こも・ぐち・よう・めい)さん(30)は言う。 厚生労働省の研究班の推計(04年)によると、国内の患者数は214万人。最も大切なのが断酒会などの自助グループだという。「その中で、飲酒でどれだけのものを失ったのか認識し、酒が一番という考え方や行動を直すことが大切」



<参考HP 下記をクリック>
アルコール依存症・薬物依存症専門治療 - 埼玉県ホームページ 精神医療センター
 薬物依存症とは、薬物を使い続けているうちに心身に異変が生じ、薬物を使い続けることが体に悪いとわかっていても、自分ではやめることができない心の病気のひとつです。何度も使い続けるうちに身体の中に依存が形成され、以前の量では効果が得られなくなり、問題がさらに深刻化していきます。薬物の種類としては、覚せい剤、麻薬(コカイン、ヘロイン、LSD、MDMAなど)、有機溶剤(シンナー、ボンドなど)、向精神薬、睡眠薬、鎮痛剤、鎮咳剤、その他の医薬品、ガス類などです。覚せい剤、麻薬は製造、所持、売買のみならず使用すること自体が法律によって禁止されています。有機溶剤を吸引目的で使用することや、睡眠薬、鎮痛薬などの医薬品を医師の指示以上に服用する行為は、目的の逸脱で乱用です。

 ギャンブル依存症とは、ギャンブルを続けることが良くないとわかっていても、やめることができなくなった状態のことをいいます。徐々にギャンブルに賭ける金額も増えていき、重症化していきます。症状が進行すると、ギャンブルのために仕事を休んだり、職場のお金を盗んだり、多重債務、家庭内暴力、自殺未遂など問題がエスカレートしていきます。家族も借金の肩代わりや、誓約書を書かせたりしますが、本人はやめることができず、家族自身もどうにもならなくなっていきます。

島根県 : 依存症とは 解説



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<入学予定の方、進路検討中の方、一般の皆様にお知らせ 下記をクリック>
2/18(金)社会福祉公開講座「障害者福祉の現状と課題」

 時間:19:00~21:00 会場:日本福祉教育専門学校 高田馬場校舎
*社会福祉士養成学科・養成科は、入学前の準備教育として、『社会福祉公開講座』を開講ました。
 社会福祉公開講座は、すでに4月より入学が決まっている方はもちろん、これから入学をお考えの方等にも一般公開しております。
*社会福祉に関心をお持ちの皆様はもちろん、入学予定の方は予習として、また進路検討中の方も模擬授業として、お気軽にご参加ください。
■会場:日本福祉教育専門学校 高田馬場校舎
 東東京都豊島区高田3-6-15
参加費:無料(どなたでも参加できます。)
<お問い合わせ・参加申し込み先 下記の予約フォームをクリック>
学校法人敬心学園 日本福祉教育専門学校
 電話:0120-166-255

<日本福祉教育専門学校 高田馬場校舎 交通アクセス>
JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場駅」徒歩7分
 案内図です

日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
 社会福祉士養成科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの夜間部(2コース)です


日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成科(トワイライト・ナイトコース)募集要項
<2011年4月入学、間に合います=最終一般入試・受付締切(必着)11年3月23日(水)>


*社会福祉士とは
  「社会福祉士及び介護福祉士法」により定められた、相談援助、運営管理等、ソーシャルワークに携わる専門職の国家資格です。
 各種の相談機関、福祉行政機関、福祉施設・団体、医療機関などにおいて,専門的知識と技術をもって,福祉サービス利用者の相談援助や,グループワーク、施設の運営管理、地域福祉活動等を行なう社会福祉専門職です。
 社会福祉士は、子ども、医療、コミュニティ、障害者、貧困、女性、高齢者、更生保護、行政等、多岐にわたる領域で、他者を支え、社会に貢献する仕事・職業です
社会福祉士及び介護福祉士法
by yrx04167 | 2011-02-17 20:39 | Comments(0)