相談援助演習 第6回レジュメ<前半>5/23 ソーシャルワーク・面接の形態とは 社会福祉士養成学科

相談援助演習 第6回講義レジュメ<前半> 2011/05/23 2・3・4時限
日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科2Bグループ

*他者の支援と関係 その5
<本日のテーマ:面接の技術①>
<相談援助における面接の形態>
1 面接の構成要

・面接はさまざまな構成要素をもち、面接の目的、面接の対象、面接の形態、面接の時間的・空間的条件などにより規定される。
・面接の目的とは、援助全体の目的、個々の面接の目的がある。
・面接の対象は、クライエント本人、その家族、他の専門職、近隣・友人も対象となる。

・面接の形
 個別面接(一対一)
 合同面接:クライエント等の複数の人に一人のワーカーが面接する(家族合同面接等)
 並行面接:一ケースで、複数の人がそれぞれ個別面接を並行して行う(親子並行面接等)
 協同面接:一つの面接に複数のワーカーが参加する

・面接の時間的条件は、面接の時間と時間的制限の設定の有無により規定される。
 初回面接や急迫した場合など、より長い時間を必要とする場合もある。
 制度説明だけで終わる面接等は、短い時間で終わることもある。
・あらかじめ時間制限を設けて、面接を行なうことが原則である。
 面接時間は有効に活用されるべきである。
 また臨機応変に面接時間を設定することが重要である。
・予約をして面接を行うことも有効であり、クライエントの面接に対する動機づけが強化される。かつ主体性が助長され、ワーカーへの依存も軽減される。
 またワーカーは、必要な準備(波長合わせ)ができる。

・面接の空間的条件とは、面接を行なう場所に関する条件である。
 その条件として、精神的安定感を与える場所、秘密が守られる、雑音がなく、温度調整ができ、落ち着きのある雰囲気など面接に集中しやすい、人の出入りや電話により面接が中断されないなどである。クライエントの話を聴く際に,物理的な阻害要因が作用しないように,落ち着いた雰囲気の中で、リラックスして話ができるような環境に配慮する。
・面接室は広さ、明るさ、色彩、家具の配置等に配慮が望まれる。
・地理的条件も考慮する。クライエントにとって遠すぎる場所、交通アクセスが極端に悪い、身体的精神的条件により来所が困難な場所などは避ける。移動に障害のあるクライエントの場合、場所の設定は慎重に行なう。
・来所面接が困難な場合は、訪問面接などを行なう(可能な場合)。

・何らかの筋道・過程に沿って、方法や回数、場所等を設定して行なう面接のことを「構造化面接」という。
・随時に対処する形の面接は「非構造化面接」という(面接の枠はある程度あるが)。
 生活施設等でクライエントの必要に応じて行なう面接などに多い。
・「構造化面接」と「非構造化面接」を適切に組み合わせて援助する。

2 生活場面面
・クライエントの生活場面で行われる面接のことである。クライエントの居宅、生活施設の居室、病院のベッドサイド等で行われる。
・居宅訪問面接が多くを占める。
 生活保護・公的扶助ケースワークにおいて、居宅訪問面接は従来から重視されてきた。
 利点は、クライエントの生活環境を観察できる、生活上のリスク(虐待等)を発見しやすい、通常は来所しない家族に会い、面接することができるなどである。クライエントの生活全般の情報を具体的に得ることが可能である。
 居宅での介護サービスを利用している場合など、クライエント本人と面接する機会が得にくい事例では、本人と接する機会となる。
・反面、時間設定がしにくい、ほかの家族がいることで秘密が守りにくい、面接内容が深まりにくい場合がある。援助者側の負担が大きいなどのデメリットもある。

・訪問時間はクライエントの生活に合わせ、落ち着いて面接ができる時間を選び、設定することが重要である。
・ワーカーは、居宅訪問において、リスク発見についても敏感になることが求められる。

・施設・医療機関における生活場面面接では、同室者などに面接内容が聞かれず、秘密が守られることに配慮する必要がある。また、離床が困難な場合には、その身体的状態等を考えて、クライエントに負担をかけないよう面接時間等を設定することが求められる。

<レジュメ後半に続く


社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助演習 第5回レジュメ5/16 援助対象者の理解、援助関係・コミュニケーション 社会福祉士養成学科

日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
 社会福祉士養成科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの夜間部(2コース)です

社会福祉士及び介護福祉士法


*レジュメ続きは下記をクリック



*面接・概要
面接は,ソーシャルワークにとって主要な道具であり,ソーシャルワーカーとクライエントの間に起こる相互作用をつくりあげている基本構造とよべる。それぞれの面接には目的やゴールが必要である。面接の目的は,面接の段階,機関の機能,提供できるサービスの方法,クライエントのニーズや問題,解決されるべき問題の特質,などによって異なる。面接は言語技術のみでなく,ソーシャルワークの価値,知識,援助関係によって支えられている。


<ご感想、ご意見など、当講座・サイトの筆者(編集・管理人)へのコメントを、このフォームから送信してください。お名前・アドレス等は記入無しも、匿名も可です。>
[PR]
by yrx04167 | 2011-05-24 21:08 | Comments(0)