相談援助の理論と方法 第21回講義レジュメ3 グループワークのプログラム活動、定義、計画とは

相談援助の理論と方法 第21回講義レジュメ3 2011/09/08 6・7時限
社会福祉士養成科(夜間部トワイライトコース) 担当:当ブログ筆者

3章1節 グループを活用した相談援助・続き
<テキスト解説>
*グループワークの援助媒体 テキストP57

・援助者とメンバーの専門的援助関係。
 グループ全体への働きかけと、メンバーへの個別援助。

・メンバー間の相互作用
 グループワーク関係とも言えよう。

*プログラム活動 テキストP58
1)プログラム活動の意
味 
・グループワークは、「プログラム活動」を働きかけや動機づけの手段として,計画し,実践し,評価することで相互援助機能を生み出している。
・利用者は、活動を一緒にする過程で起こる相互作用によって,グループのまとまりや協力,連帯,共同などの関係をも生み出していく ⇒ グループの治療教育的な力を生み出す
 「結果」より活動の「過程」を重要視する。

・前田ケイのプログラム活動の定義では、「グループがそのグループ目的に沿って行う,あらゆる具体的な活動を指し,その活動の計画,実行,評価などにわたる全過程を通しての活動を含む」。

・「プログラム」とは,立案・計画から評価に至るまでのグループでの共通体験の全過程を意味し、個別具体的な活動や行事を「プログラム活動」と呼ぶ。
・一つの具体的な「プログラム活動」から,次の「プログラム活動」へと進んでいけるようにすることを「プログラム展開」と呼ぶ。

2)プログラム計画の前提 
 第1前提:どんなプログラムでも利用者のニーズが何よりも優先しなければならない。
 第2前提:プログラムはどこまでも目標達成のための手段であり,目的ではない。 
 第3前提:援助者はプログラム活動を「助ける人」であり,中心になって「やる人」ではない。

3)プログラム活動の過程 
 ①目標設定の段階
 ②援助計画立案の段階
 ③実践の段階。
 ④評価

*そして,評価に基づき,再び援助の目標を設定することになる

4)プログラム材料 
 プログラム活動を進める際に利用されるプログラムの素材のことである。

5)プログラム計画の原則
*プログラムがメンバーの興味とニーズに基づいて設定されているか

 援助者はメンバーの興味やニーズの発見に努めておかなければならない。

*メンバーの能力とレディネス(準備性)が考慮されているか
 メンバーの年齢,性別,健康・発達状態,生活歴,趣味,経験を考慮して,利用者の能力にふさわしく,満足が得られるような活動を考慮することが大切である。

*評価は何のために行われるかということが理解されているか
 評価は,プログラム活動の向上のために必要である。次回の活動計画の改善,援助体制の改善,援助方法の改善へと活用されることが何よりも大切である。利用者,職員の協力が得られやすい評価の場,機会,方法で実施するとともに,プログラム活動ごとの実践記録,評価記録を整理,保管しておくことが必要である。

≪評価:援助者の立場から
A全体のプログラム計画の立案が適切であったか
Bグループ運営のあり方や援助方法が適切であったか

≪評価:利用者の立場から
①積極的に,主体的に参加
②満足感,成就感,日常生活の変化
③協力や連帯感,個人とグループとの関わり

*社会資源 テキストP58
・利用者の要求の充足と,グループワークの目的達成のために,効果的に利用するさまざまな有形・無形の人的,物的,制度的資源のすべてを指す。
・援助者は,実践で活用できる社会資源について,正確かつ最新の情報をもち,プログラム実践の過程において,それらの資源を適切に用いることができるように努力しなくてはならない。

3 グループワークの展開過程 テキストP58
<概要:過程と機能>
◆準備期 -波長合わせ

①グループ活動を成立させる。
②援助目的を説明する。
③個々の利用者のアセスメントを行い,具体的目標を立て,評価基準を策定する。

◆開始期 -契約
④グループ活動の条件や合意をつくりあげていく。
⑤グループ目的と利用者個々人の目的を媒介し,相互に援助し合うように働きかける。
⑥自助能力を引き出し,グループ過程への参加を援助する。
⑦必要な情報を提供する。

◆作業期 -媒介
⑧利用者と行動を共にしつつ、心理的サポートを与え,行動のモデルとなる
⑨グループが利用者の相互援助システムとして発達するように援助する。
⑩目的達成のためのプログラム計画を促進する。
⑪社会的技能の獲得や社会資源活用を援助する。
⑫グループ活動を妨げている原因を取り除いたり,問題解決のための援助を促進する。
⑬利用者とほかのシステムとの媒介者として働く。
⑭必要な場合には弁護的役割を果たす。

◆終結期 -移行
⑮終結への準備を援助し,必要に応じてほかのサービスへの紹介をする。
⑯効果を評価、記録を整理し組織体に報告をする。
 社会福祉士受験支援講座・教員日記

*レジュメ4に続く

社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助の理論と方法 第21回講義レジュメ1 人間の発達とグループ・集団とは 社会福祉士養成科夜間部
 グループを活用した相談援助  人間にとって集団が意味するもの  社会的環境としての集団
社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助の理論と方法 第21回講義レジュメ2 グループワークの定義・発達史とは 社会福祉士養成科夜間部
 グループワークの発展の経緯

社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助の理論と方法 第20回講義レジュメ1 ケース・ケアマネジメントの過程・プロセス解説 社会福祉士
 施設症  トータル・インスティテューション・全制的施設


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by yrx04167 | 2011-09-11 10:46 | Comments(0)