相談援助の理論と方法 第21回講義レジュメ4 グループワークの準備期、波長合わせとは 対象

相談援助の理論と方法 第21回講義レジュメ4 2011/09/08 6・7時限
社会福祉士養成科(夜間部トワイライトコース) 担当:当ブログ筆者

3章1節 グループを活用した相談援助・続
*準備期 テキストP58
・福祉施設・機関、病院、団体などにおいてグループ援助に必要性が生じたことから、援助者がグループ援助を開始するために、グループの計画を立て、利用者たちに予備的な接触を始める段階である。
①グループの計
・複数の利用者のために、必要と考えられるグループをつくっていく計画である。

◆問題・課題の明確化・援助対象・組織の理
・援助者の所属する施設・機関が何を利用者の問題・課題だと考え,どのような援助ができるか,すべきなのかを明らかにしなければならない。
・また、利用者が何を問題・課題と考えているか,何をしたいと考えているか,などを明らかにすることも必要。
・援助者は,施設・機関が明確化した援助すべき問題・課題と,利用者が明確化した問題・課題との共通領域を確認するとともに,援助者が果たすべき援助役割を明らかにしていく。
・援助者は、所属する施設・機関の同意や支援なしには、グループ援助ができない。職員全員がグループ援助をする意義や目的を十分に理解し,それぞれの立場からのバックアップが重要。
・問題・課題の明確化によって,援助者が考えるグループ援助の予備的目標を設定することになる。

②グループ形成計
(1)利用者の構成要素
(2)参加メンバーの募集,選択
(3)グループの人数とリーダーシップのあり方
(4)開放的グループか閉鎖的グループか
(5)グループ援助の回数や期間
  ・ここまでは、既に解説済み。

(6)プログラム活動のために,場所や部屋をあらかじめ設定する
・限られた施設・機関内の場所や部屋を有効に使うための検討が必要。
・話し合いのためには,騒音もなく落ち着いて話せる部屋が必要で,互いがリラックスでき,明るい雰囲気づくりができる部屋が望ましい。
・音楽プログラムのためには,思い切って音が出せる場所が望ましいし,ほかの利用者に対する配慮も必要。

③波長合わせ=的確な理解と反応のための準備的行為
◆利用者への波長合わせ

・援助者が利用者の生活状況,感情,ニーズなどについてあらかじめ理解すること。
・援助者が利用者援助の取組みのなかで表面化してくるかもしれない出来事について,予測を立てておくこと。

◆二つの「対象
①グループ援助に参加してくる利用者一人ひとりの「個人」
②その「個人」が構成する「小集団」(グループ)
・援助者は,「個人」の生活状況や感情を理解し,その「個人」がもっている関心事,心配事について理解をすることが必要。
・それらの「個人」によって構成される「グループ」が活動していくなかで起こってくるかもしれない出来事をあらかじめ予測をしておくことが必要。

◆援助者自身の波長合わせ
・援助者自身は、グループ活動に際してどんな反応をするかを予測し,心理的準備をしておく。
・援助過程において言語的・非言語的表現で素早く投げかけてくる利用者の感情や関心事,心配事を,援助者が敏感な洞察力で間違いなく受け止めていくことが必要。
・波長合わせによる利用者理解や予測,それに対する援助者自身の波長合わせによって,感受性を豊かにすることになり,グループ援助に心理的な余裕をもってのぞむことができる。

*波長合わせの能
 スーパーバイザーや経験豊富な同僚の力を借りる。
 これまでに実践された記録,事例研究,文献を調べる

④個別援助技術と集団援助技術との調
・一人の人間を援助していくという立場から,個別援助とグループ援助は表裏一体の関係にあることを忘れてはならず,援助者は常に利用者中心の援助活動を考え,利用者が両方を活用できるようにする。

⑤記録の準
①「個人」用フェイス・シート ②「個人」用記録用紙 ③「グループ」用記録用紙
・現実的で効果的な記録がとれるように工夫。

⑥予備的接
・グループ援助活動への参加を促していくためには,直接援助者が利用者一人ひとりに面接や声かけをしていく。参加への抵抗、アンビバレントな感情がある当事者もいる。
・目的をできるだけわかりやすく説明するように心がけ,援助者がどんな援助をするかも十分に説明し,参加を促す。
・予備的接触では,利用者への波長合わせを忘れてはならない。例えば,参加を促したときの利用者の態度や表現から,利用者の感情をあらかじめ理解していくことが大切。

*レジュメ5に続く


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by yrx04167 | 2011-09-11 14:35 | Comments(0)