相談援助の理論と方法 第22回講義レジュメ1 コノプカによるグループワーク14原則とは 制限の原則等

相談援助の理論と方法 第22回講義レジュメ1 2011/09/15 6・7時限
社会福祉士養成科(夜間部トワイライトコース) 担当:当ブログ筆者

【前回の補足】
◆コノプカによるグループワークの14原則
1.グループ内での個別

 各個人の独自性、相違点を認識し,それにしたがって行動すること
*ワーカーはグループの経験が個々の利用者にどのような効果をもたらし、一人ひとりがどのように考え、感じ、行動しているかを観察する

2.グループの個別
 多種多様のグループをそれぞれ独自のグループとして認識し,それにしたがって行動すること
*各グループワークはそれぞれの特徴をもっている。

3.メンバーの受容
 各個人をその個人独特の長所・短所とともに純粋に受け入れること
*援助者は、自分が利用者を受け入れており、また共感しているという気持ちを言葉や行動で積極的に伝えていくが、積極的に働きかけてこない利用者には、援助者からの働きかけを最も必要としている。

4.ワーカーとメンバーの援助関係の構
 グループワーカーとグループメンバーとの間に意図的な援助関係を樹立すること

5.メンバー間の協力関係の促
 グループメンバーの間によい協力関係ができるように奨励し,その実現に力をかすこと

6.グループ過程の変
 グループ過程に必要な変更を加えること

7.参加の原
 メンバーが各自の能力の段階に応じて参加するよう励まし,またその能力をさらに高めることができるよう援助すること
*ワーカーは利用者が各々の能力に応じて参加できるような活動を考え、メンバー相互の交流が促進されるよう参加を促していく

8.問題解決過程へのメンバー自身の取り組
メンバーが問題解決の過程に参加することができるように援助すること

9.葛藤解決の原
 メンバーが葛藤解決のためのよりよい方法を経験するように援助すること
*メンバー自身の、またグループ内での葛藤に対して,メンバーが自分たちで解決できる方法を見出せるように導くこと。
*ワーカーは,メンバー自身やグループが持つ葛藤に気づき,それを抑圧するのではなく,必要に応じてその葛藤を表出させることが必要となる。そして,逃避することなく葛藤を直視し,主体的に取り組めるように支持しなければならない。
*メンバーにとって,ワーカーの支持がある場面で葛藤の解決方法を学べることはきわめて有意義であり,社会的成長を促進させることにつながる。

10.経験の原
 人間関係をもつことにおいて,また、ものごとを成就することにおいて,多くの新しい経験を与えること

11.制限の原
 制限を,各個人およびグループ全体の状況に対する診断的評価に基づいて,巧みに用いてゆくこと
*利用者が自分や他人の生命を脅かしたり、人間関係を破壊する行動をとったりすることがないよう保護し、利用者の自我を強化し、援助者とよりよい援助関係を保っていく。

12.プログラムの活
 各メンバー,グループ目的および社会的目標の診断的評価に基づいてそれぞれの状況にふさわしいプログラムを意図的に用いていくこと

13.継続的評
 個人およびグループ過程について継続して評価を行うこと

14.グループワーカーの自己活
 グループワーカーは暖かく,人間的に,しかも訓練によってえた方法にしたがって自己を活用してゆくこと
*自己を援助の道具として用いること。援助者は集団のなかで利用者と行動をともにするが、ただ集団の過程を観察するために存在するのでなく、必要な援助をするために存在する。

<他、必要事項>
■シュワルツの平行過程の原
則  
*ワーカーの課題とメンバーの課題とは違っており、その両者の違いは明確に区別されなければならないという、シュワルツが提唱したものである。
*ワーカーはワーカーの仕事をもち、クライエントはクライエントの仕事をもつこと、そしてこの二つの仕事の過程は相互依存的ではあっても同じではなく、この分業を乱すと仕事の機能が弱体化するばかりでなく、ワーカーとメンバーとの出会いを操作的、感傷的にし、双方に不満を残すことが多い

*レジュメ2に続

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by yrx04167 | 2011-09-15 15:01 | Comments(0)