相談援助の理論と方法 第22回講義レジュメ2 自助、セルフヘルプグループとは サポートグループ

相談援助の理論と方法 第22回講義レジュメ2 2011/09/15 6・7時限
社会福祉士養成科(夜間部トワイライトコース) 担当:当ブログ筆者

3章2節 自助グループを活用した相談援助
1 自助グループとは テキストP65

・セルフヘルプ・グループself-help group とも称される、何らかの問題・課題(特定の体験と付随する困難)を抱えている、本人や家族のグループ・市民活動である。
 これらのグループは自発的に結成され、運営は他から独立したものであり、メンバーの相互援助を目的とする。
 グループの運営はメンバーによって行われ、多くの場合、専門家(ソーシャルワーカーなど)は運営の主要な事柄には関与しない(※)

・メンバーは、共通の障害や生活問題を抱える当事者等である。
例:自助グループの大まかな分類
①依存症(アルコール・薬物・ギャンブルなど)からの回復を目的とするグループ
②障害や難病をもつ当事者の相互支援グループ
③共通の体験(犯罪被害、不登校、子育て、家族の自殺など)をもつ当事者のグループ
④当事者の家族による相互支援グループ

*グループワークのグループ
・各種のグループにおける専門職の役割と責任等には差異がある。

*サポートグループ
・特定の専門機関による、間接的な支援が恒常的にある当事者グループのことである。
 例:医療機関の患者会等

2 サポートグループ
・地域の当事者、グループワーク終了後のメンバー等の支援の場として、活用することが可能である。

*サポートグループの長
・専門職からの助言、支援が提供されるこれらのグループへの参加は、当事者にとって過重な負担にならない。参加へのハードルが低い。
・グループワークに比して、参加者が多くても運営が可能である。
 メンバーの相互援助が期待出来ることから、専門職・機関の負担も重くない。

*サポートグループの限
・専門職・機関が支援することから、活動の枠組み、価値観も提供される。
 メンバーは、その機関の利用者に限定される場合がある。
・サポートグループから自助グループへの移行は、容易ではない。

*後述:前回に関連して:グループワークにおける援助技術
<概要>
①メンバー間で相互に支援するグループを組織化する技能:開始期
*グループの検討


*コミュニケーションの媒介
・媒介:メンバーの交互作用。

*参加の促
・諸活動と集団への参加を促す

*グループダイナミクスと援助
・相互の支援,メンバーの権利及び責任についてのグループ規範を強化する

*グループのテーマの明確

②グループメンバー相互の支援構築の技能:作業期
*議論の媒


*消極的なメンバーの支

*メンバーのニーズとグループの調

*人間関係のストレッサー。グループの機能不
・グループにとって,不適応、機能不全のパターンを明らかにする。

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社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助の理論と方法 第22回講義レジュメ1 コノプカによるグループワーク14原則とは 社会福祉士養成科

社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助の理論と方法 第21回講義レジュメ6 グループワークの作業期・媒介とは 社会福祉士養成科夜間部


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<前回に関連して:グループワークにおける援助技術>
・準備期として、所属組織の同意と支持を得て、支援体制を樹立する。
・グループを構成する。グループのメンバーを募集する。

①メンバー間で相互に支援するグループを組織化する技能:開始期
*グループの検討

 発言しているメンバー以外のすべてのメンバーに焦点を合わせることによって,ソーシャルワーカーはグループを詳しく調べる。

・賛否についてのメンバーの表現を探る。
 グループのメンバーは,ある特定の行動に対して言語・非言語的に賛成あるいは反対をする。
反対については、軽い非難やからかい,スケープゴートやメンバー追放に至るまでの激しい表現がある。ソーシャルワーカーは,メンバーが気付くよう援助する。

*コミュニケーションの媒介
・媒介:メンバーの交互作用。専門職は,メンバーがお互いに話をするよう促す。

・グループ内での相互支援意識を高めていく。
・メンバーの皆がグループに貢献するように働きかける。役割の活用。
 例えば、専門職は,あるメンバーの意見を他のメンバーの意見に関連づけることによって,メンバーたちが協力し合うように励ます。

*参加の促
・諸活動と集団への参加を促す
 活動は,計画と意思決定,相互作用とコミュニケーション,役割と課題の詳細,そして,社会的・物理的な環境を整えることが必要である。メンバーがこれらを達成するとき,グループは相互   の支持と満足の源になる。

*グループダイナミクスと援助
・相互の支援,メンバーの権利及び責任についてのグループ規範を強化する。
 グループのメンバーを主体として,集団の権利と責任に関するグループの規範、運営方法、他のメンバーとのつき合い方や理解のし方などのスタイルを決定する。
過度の競争や参加への消極性,無視のような機能不全のグループのパターンは,相互支援の発達を妨げる。これらの機能不全のパターンに影響を与えるために、ソーシャルワーカーは,支持的に,メンバーに関わり,お互いに許容、理解、協力できるようにリードする。

*グループのテーマの明確
・メンバーの論議の中で共通のテーマを明らかにし,それに焦点を合わせる。
グループのテーマは明白になる時もあれば,またテーマが捉え難く,異なった行動で表現される場合もある。例えば,メンバーの中には引き下がることによって,中には行動化することによって,あるいは,ワーカーのかかわりに対して疑問をもって反応する者もいる。
 ソーシャルワーカーは,活発に共通の論題を探し,明らかにし,焦点を合わせる。
 共通の論題は,メンバーを結び付け,相互の関心と技術を発展させる「接着剤」である。
 共通の論題と活動は,団体としての機能を強化し,相互の支持を促進する。
 ワーカーは,グループのメンバーが,統合と個別化の要求との間で満足できる均衡を発達させることによって,全く別々の彼らのニードを取りまとめるようにメンバーを援助するべきである。

②グループメンバー相互の支援構築の技能:作業期
*議論の媒

・安易に他のメンバーの意見に合わせないよう促し,異なった意見や見方をも支援する。
 グループのメンバーが相違を許容するよう援助するために,ソーシャルワーカーは安易な意見の一致や,異なった認識や意見を抑制するのを思いとどまらせる。ワーカーは,メンバーに他の異なった意見や見方に合わせないよう促し,そして,支持する。ワーカーは,メンバー個々の表現を促す。

*消極的なメンバーの支
・気が進まない,周辺化したメンバーの参加を促す
 参加することに難色を示すメンバーはおり,そして,彼らは脱退するかもしれないし,あるいは,皆と同じ活動をとるかもしれない。心遣いと支持をしながら,ワーカーは,周辺化したメンバーの参加を促す。繰り返すことが必要であるかもしれない。

*メンバーのニーズとグループの調
・グループのメンバーのために、情緒的なそして物理的な空間を作る。
 メンバーは,親密さと距離に対して,異なったニーズを持っている。メンバーの中には,他のメンバーを信頼して自分をさらけ出す用意ができていない者もいる。メンバーがお互いのニーズを尊重するよう援助する。
ワーカーは,メンバーが個別のニーズとグループのニーズとの均衡をとるのを支援する。

・ソーシャルワーカーは,内部を調停する方法とその種々の技能を用いる。

*人間関係のストレッサー。グループの機能不
・グループにとって,不適応、機能不全のパターンを明らかにする。
 メンバーは,しばしば交互作用の障害に気が付かない。機能不全のパターンを明らかにすることは,メンバーの意識を高める第一歩となる。
・機能不全のプロセスは,しばしば反復的であるので,ソーシャルワーカーは,グループに以前の出来事を思い出させる。

*表現の支持
・強い感情の表現を促し維持する。
 怒り,あるいは,フラストレーションのような抑えられた感情がコミュニケーションを阻害する。ソーシャルワーカーは,これらの感情表現とそれに伴う内容を表現するよう促し,参加者の心情を導き出す。
強い感情表現を促進することによって,人間関係のストレッサーに対処するメンバーの能力と,彼らの相互支援の能力があることについて,実践家は信頼していることを伝える。
・ルールを投定し.メンバーを守る。メンバーは,異なった意見と感情が,非難し返さえれるとい恐れや脅威なしで自分の意見を表現できる雰囲気を必要とする。身体的なあるいは言葉の暴力を禁じる保護的な基本的なルールは,自由なそして直接的なコミュニケーションを容易にする。

・メンバーが人間関係のストレッサーを探究するとき,ソーシャルワーカーは,潜在的な共通性を見つけるために注意深く聞く。

・メンバーの努力を信じる。メンバーは,苦しい問題に苦闘しながら取り組んでいる。彼らの努力を信じて,ソーシャルワーカーは,継続的な,自由な,そして,直接のコミュニケーションを促す

・表現を容易にするために.活動とプログラムを使う。
 メンバーが,自分たちの問題を論じることができないとき,実践家は,コミュニケーションを容易にするために,手工芸の製作に取り組むか,あるいは,座ってできるようなゲームなどの手段を使う。
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by yrx04167 | 2011-09-18 09:26 | Comments(0)