児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉等 練習問題 児童委員、エンパワメントとは 社会福祉士受験対策

児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度、
相談援助の理論と方法 練習問題

*社会福祉士 受験対策 専門科目

問題1 民生委員・児童委員に関する次の記述のうち、正しいものに○、誤っているものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを1つ選びなさい

A 児童委員は、都道府県民生委員・児童委員推薦会の推薦にもとづき、都道府県知事が委嘱する。
B 主任児童委員は、児童委員活動要領によれば、主任児童委員としての本務に支障がない限り、生活福祉資金貸付業務や老人世帯への訪問活動に積極的に協力しなければならない。
C 児童委員は、地域住民の実情把握と記録、相談・援助、児童健全育成の地域活動、連絡通報、児童虐待への取り組みなどの活動を行う。
D 民生委員・児童委員の相談支援件数は年間約900万件(平成14年度)であるが、このうち、児童に直接関係する相談がほぼ半数を占めている。
 組み合わせ
  A  B  C  D
1 ○ ○ × ×
2 ○ × ○ ×
3 × ○ ○ ×
4 × ○ × ○
5 × × ○ ×

問題2  次の記述のうち、エンパワメント志向のソーシャルワークの特徴として、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A エンパワメントは、クライエント自身が問題解決の主導者であることを前提とし、ソーシャルワーカーの援助を一切必要としない。
B エンパワメントは、クライエントの潜在能力や能力の強さに焦点を当てる。
C エンパワメントの視点は生活モデル(生態学的視点)の実践展開に方向性を与える側面がある。
D エンパワメントは、ミクロの個人的問題ではなく、マクロの社会構造の改革や社会構造の変革にのみ関わる。
(組み合わせ)
A B C D
1 × ○ ○ ×
2 ○ × × ×
3 × ○ ○ ○
4 ○ ○ × ×
5 × × × ○

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日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
社会福祉士及び介護福祉士法

<入学予定の皆様、進路検討中の方等にお知らせ>
社会福祉士の役割と展望【社会福祉士入門講座 第1回】
<日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科の入学前教育>

2013年1月10日(木)19:00から21:00
会場:高田校舎
*社会福祉士養成学科(昼1年)、社会福祉士養成科トワイライトコース・ナイトコース(夜間1年)入学予定の皆様等が対象の、入学前教育です(参加は任意)。
 進路検討中の皆様も、ご参加下さい。
 参加費:無料(どなたでも参加できます)
*お問い合わせ先 日本福祉教育専門学校 電話:0120-166-255


 解答と解説
児童委員 主任児童委員 民生委員法とは 下記をクリック




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<解答>

問題1 正答-5
 第17回 社会福祉士試験問題 (児童福祉論)


問題2  正答 1
A× ワーカーは側面的援助に徹するのが原則だが、「ソーシャルワーカーの援助を一切必要としない」とまではいえない。

D× 「エンパワメントは、ミクロの個人的問題に対する心理調整と、マクロの社会構造の改革や社会構造の転換という、両者の援助に同時に関わる」

 B C が正しい。

<解説>
*児童委員 
 児童福祉法に基づき,市町村の区域ごとに厚生労働大臣が委嘱した民生委員が兼務する特別のボランティア。児童・妊産婦の状況把握と保健福祉サービスの情報提供,児童福祉司と社会福祉主事への協力,要保護児童通告の仲介,児童の福祉増進と健全育成等を目的として活動している。児童委員のなかから主任児童委員が指名され,もっぱら児童福祉にかかわる連絡・調整と児童委員の支援にあたる。2001年12月1日現在,全国の児童委員は22万人(うち主任児童委員は2万人)。

*主任児童委員
「主任児童委員の設置について」(厚生省通知,平成5年児発283号)に基づき,1994年から創設された制度で,地域における児童・子育て支援をさらに推進するため,区域を限定せずに児童福祉に関する事項について扱う児童委員の一形態。区域担当制の児童委員との連絡・調整,協同による相談・支援を職務とする。多くが女性。原則55歳以下となっており,民生・児童委員よりは年齢層が低い。2001年の児童福祉法改正で法定化され,厚生労働大臣が直接指名することとなった。

*民生委員
 民生委員法に基づいて住民のなかから選任される委員で,自治体の人口規模によって定められた配置基準に従って区域を担当し,住民の生活状態の把握,相談・援助,福祉サービスに関する情報の提供,社会福祉事業を行う団体や行政に対する協力・支援などを行っている。3年の任期で厚生労働大臣から委嘱され,給与は支給されない。また児童福祉法による児童委員を兼ねている

*解説:エンパワーメント
 ソーシャルワークにおいて一致した定義はいまだないが,おおむね,個人,家族,集団あるいはコミュニティが,その個人的,対人関係的,社会経済的および政治的な影響力(パワー)を強め,それによってその取り巻く環境の改善を実現させていくこと,あるいはそれらが実現された状態を意味している。パワーの脆弱化,無力化をディスエンパワーメント(disempowerment),パワーの欠如状態をパワーレスネス(powerlessness)とそれぞれよんでいる。
 ソーシャルワークにおいてこの概念を初めて取り上げたのは,ソロモン(Solomon, B.)の著書『黒人のエンパワーメント』(1976)であるといわれている。そこでは,アフリカ系アメリカ人がイギリス系アメリカ人に比較してパワーの欠如した状態にあること,それがスティグマによる否定的評価と社会的な抑圧によるものであり,その結果として,社会的役割を遂行するうえで有用な資源を活用できない状態に陥っているという図式が提示された。こうした状態にあるクライエントに対して,パワーの回復を図っていくソーシャルワークのプロセスに「エンパワーメント」という名称が与えられたのである。それ以降,1980年代から取り上げられるようになり,90年代に入ると,デュボアとマイリー(Dubois, B. & Miley, K.),グティエーレス(Gutierrez, L.),リー(Lee, J.)などによっておのおののソーシャルワーク理論の中核に位置づけられるようになる。さらに,人種・民族上の少数者にとどまらず,さまざまなマイノリティの人々,例えば,高齢者,障害者,同性愛者,貧困者層などに対するソーシャルワークの取組みにこの概念が適用されていくようになった。このように,エンパワーメントがソーシャルワークに浸透していった背景には,社会経済的な不公平にソーシャルワークが有効に対応できていないという批判と,その裏返しとしての伝統的な医学モデルからの脱却という課題の存在があった。エンパワーメント概念は,生態学的視点にそうことによって,医学モデルに代わる新たな視点を打ち立てるのに貢献したといえる。
 この概念に基づくソーシャルワーク実践は,すべての人間はどのような悪い状況にあってもそれを改善していける能力とパワーを有しているという基本的人間観にたち,クライエントとワーカーとのパートナーシップを通して,クライエント自身がエンパワーメントしていくことが目標になる。加えて,以下のような特徴があることが指摘されている。①制度や社会構造との関係において人はパワーが欠如した状態におかれ,その結果,社会資源をコントロールしたり,獲得することが困難になる,②クライエント= ワーカー関係におけるパワーの不平等性はクライエントのエンパワーメントを阻害する恐れがあるために,両者がパワーを共有しあえる協働関係の樹立が望まれる,③クライエントとそれを取り巻く環境の強さ(strength)が強調される,④ワーカーの介入は,ミクロからマクロにまたがるジェネリックなアプローチが基本とされる,⑤パワーの欠如状態を発生せしめた原因は主にマクロ的なものであるという認識から,特に資源配置上の公平性確保といった政治的パワー回復が重視される,⑥問題解決の前提として,クライエントが変化に向けての責任をもつべきであるという視点にたつ。


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by yrx04167 | 2012-12-23 00:14 | Comments(0)