相談援助の基盤後期第5回講義 コノプカのグループワーク14原則、準備期、開始期、作業期、終結期とは
相談援助の基盤と専門職 後期第5回講義レジュメ概要1
社会福祉士養成学科(1年制の昼間部)にて、当ブログ筆者(本校専任講師)が講義
・詳細は講義にて。
<前回の補足:2 グループワークの形成>
*公的扶助グループワークの実践事例から。
生活保護受給者を対象としたグループワークの事例から学ぶ。
自立支援、孤立化の予防、社会参加の促進。
・貧困とは、経済的困窮に重複して、心身の健康破壊と医療サービスからの排除、虐待・暴力、自殺、子どもの発達・教育(学力)格差・非行、家族問題等の、問題の重層化や負の連鎖を招くものである。
・貧困とは、複合的な生活問題であるとも言えるよう。次世代(子ども)への世代間連鎖も問題とされている。
低所得世帯における、子どもの健康問題(医療サービスへのアクセス)、食生活・栄養問題の顕在化。
・複合的な問題である貧困に対して、全人的・総合的な理解と援助が求められる。
①個別の心理・社会的な問題・健康問題、②人間関係、③社会的な背景・問題、④これらの過去と現在が関連して、個別に現れると考えられる。
・全人的な問題である貧困に対して、グループワークが有効である。
*グループワークのプロセス
1 準備期 -課題:波長合わせ-
2 開始期 -課題:契約-
3 作業期 -課題:媒介-
4 終結期 -課題:移行-
詳細は講義にて。
<コノプカによるグループワークの14原則>
1.グループ内での個別化
各個人の独自性、相違点を認識し,それにしたがって行動すること 略
2.グループの個別化
多種多様のグループをそれぞれ独自のグループとして認識し,それにしたがって行動すること 略
3.メンバーの受容
各個人をその個人独特の長所・短所とともに純粋に受け入れること 略
4.ワーカーとメンバーの援助関係の構築
グループワーカーとグループメンバーとの間に意図的な援助関係を樹立すること 略
5.メンバー間の協力関係の促進
グループメンバーの間によい協力関係ができるように奨励し,その実現に力をかすこと 略
6.グループ過程の変更
グループ過程に必要な変更を加えること 略
7.参加の原則
メンバーが各自の能力の段階に応じて参加するよう励まし,またその能力をさらに高めることができるよう援助すること
8.問題解決過程へのメンバー自身の取り組み 略
詳細は講義にて。
9.葛藤解決の原則
メンバーが葛藤解決のためのよりよい方法を経験するように援助すること
メンバー自身の、またグループ内での葛藤に対して,メンバーが自分たちで解決できる方法を見出せるように導くこと。
10.経験の原則
人間関係をもつことにおいて,また、ものごとを成就することにおいて,多くの新しい経験を与えること
11.制限の原則
制限を,各個人およびグループ全体の状況に対する診断的評価に基づいて,巧みに用いてゆく。
・利用者が自分や他人の生命を脅かしたり、関係を破壊する行動をとったりすることがないよう保護。
12.プログラムの活用
各メンバー,グループ目的および社会的目標の診断的評価に基づいてそれぞれの状況にふさわしいプログラムを意図的に用いていくこと
13.継続的評価
個人およびグループ過程について継続して評価を行うこと
14.グループワーカーの自己活用 略
詳細は講義にて。
<参考:トレッカーのグループワークの原則(1972)>
・ソーシャルワークの価値に立脚
・人間のニードへの対応
・文化的な場の理解
・計画的グループ形成
・特定の目的を持つこと
・意図的なワーカー=グループ関係
・絶えざる個別化
・グループの相互作用の重視
・グループの民主的な自己決定
・必要に応じたグループの組織化
・グループの発達にそったプログラム経験
・施設・資源の活用
・絶えざる評価
*シュワルツの平行過程の原則
略 詳細は講義にて。
<お知らせ>
日本福祉教育専門学校オープンキャンパス 社会福祉士養成学科(1年制)説明会 11/23(土)
会場:日本福祉教育専門学校本校舎
当ブログ筆者(社会福祉士、本校専任講師)が、社会福祉士養成学科・養成科の学科の特徴と、社会福祉士の仕事と資格の概要をご説明します。
社会福祉士は、医療機関の相談室や、子ども家庭福祉、福祉行政(児童・生活困窮者等)、社会福祉協議会、障害者の就労自立支援などの相談機関、福祉施設・組織で、心理社会的問題の解決・緩和を図る福祉相談援助の専門職です。
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です。
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*当ブログ筆者が試験問題の解説を執筆
「2014社会福祉士国家試験過去問解説集 第23回―第25回全問完全解説」 中央法規出版
社会福祉士養成学科(1年制の昼間部)にて、当ブログ筆者(本校専任講師)が講義
・詳細は講義にて。
<前回の補足:2 グループワークの形成>
*公的扶助グループワークの実践事例から。
生活保護受給者を対象としたグループワークの事例から学ぶ。
自立支援、孤立化の予防、社会参加の促進。
・貧困とは、経済的困窮に重複して、心身の健康破壊と医療サービスからの排除、虐待・暴力、自殺、子どもの発達・教育(学力)格差・非行、家族問題等の、問題の重層化や負の連鎖を招くものである。
・貧困とは、複合的な生活問題であるとも言えるよう。次世代(子ども)への世代間連鎖も問題とされている。
低所得世帯における、子どもの健康問題(医療サービスへのアクセス)、食生活・栄養問題の顕在化。
・複合的な問題である貧困に対して、全人的・総合的な理解と援助が求められる。
①個別の心理・社会的な問題・健康問題、②人間関係、③社会的な背景・問題、④これらの過去と現在が関連して、個別に現れると考えられる。
・全人的な問題である貧困に対して、グループワークが有効である。
*グループワークのプロセス
1 準備期 -課題:波長合わせ-
2 開始期 -課題:契約-
3 作業期 -課題:媒介-
4 終結期 -課題:移行-
詳細は講義にて。
<コノプカによるグループワークの14原則>
1.グループ内での個別化
各個人の独自性、相違点を認識し,それにしたがって行動すること 略
2.グループの個別化
多種多様のグループをそれぞれ独自のグループとして認識し,それにしたがって行動すること 略
3.メンバーの受容
各個人をその個人独特の長所・短所とともに純粋に受け入れること 略
4.ワーカーとメンバーの援助関係の構築
グループワーカーとグループメンバーとの間に意図的な援助関係を樹立すること 略
5.メンバー間の協力関係の促進
グループメンバーの間によい協力関係ができるように奨励し,その実現に力をかすこと 略
6.グループ過程の変更
グループ過程に必要な変更を加えること 略
7.参加の原則
メンバーが各自の能力の段階に応じて参加するよう励まし,またその能力をさらに高めることができるよう援助すること
8.問題解決過程へのメンバー自身の取り組み 略
詳細は講義にて。
9.葛藤解決の原則
メンバーが葛藤解決のためのよりよい方法を経験するように援助すること
メンバー自身の、またグループ内での葛藤に対して,メンバーが自分たちで解決できる方法を見出せるように導くこと。
10.経験の原則
人間関係をもつことにおいて,また、ものごとを成就することにおいて,多くの新しい経験を与えること
11.制限の原則
制限を,各個人およびグループ全体の状況に対する診断的評価に基づいて,巧みに用いてゆく。
・利用者が自分や他人の生命を脅かしたり、関係を破壊する行動をとったりすることがないよう保護。
12.プログラムの活用
各メンバー,グループ目的および社会的目標の診断的評価に基づいてそれぞれの状況にふさわしいプログラムを意図的に用いていくこと
13.継続的評価
個人およびグループ過程について継続して評価を行うこと
14.グループワーカーの自己活用 略
詳細は講義にて。
<参考:トレッカーのグループワークの原則(1972)>
・ソーシャルワークの価値に立脚
・人間のニードへの対応
・文化的な場の理解
・計画的グループ形成
・特定の目的を持つこと
・意図的なワーカー=グループ関係
・絶えざる個別化
・グループの相互作用の重視
・グループの民主的な自己決定
・必要に応じたグループの組織化
・グループの発達にそったプログラム経験
・施設・資源の活用
・絶えざる評価
*シュワルツの平行過程の原則
略 詳細は講義にて。
<お知らせ>
日本福祉教育専門学校オープンキャンパス 社会福祉士養成学科(1年制)説明会 11/23(土)
会場:日本福祉教育専門学校本校舎
当ブログ筆者(社会福祉士、本校専任講師)が、社会福祉士養成学科・養成科の学科の特徴と、社会福祉士の仕事と資格の概要をご説明します。
社会福祉士は、医療機関の相談室や、子ども家庭福祉、福祉行政(児童・生活困窮者等)、社会福祉協議会、障害者の就労自立支援などの相談機関、福祉施設・組織で、心理社会的問題の解決・緩和を図る福祉相談援助の専門職です。
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*当ブログ筆者が試験問題の解説を執筆
「2014社会福祉士国家試験過去問解説集 第23回―第25回全問完全解説」 中央法規出版
by yrx04167
| 2013-11-22 12:59
|
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