地域福祉の理論と方法 福祉教育、学校ピアサポートとは 第30回社会福祉士国家試験受験対策、精神保健福祉士

第30回社会福祉士国家試験受験対策、精神保健福祉士受験対策
<受験対策 重要項目1 現代社会と福祉を中心に
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「福祉活動参加指針」とは、「国民の社会福祉に関する活動への参加の促進を図るための措置に関する基本的な指針」 (平成5年,厚生省)

「ゴールドプラン21」とは、「今後5か年間の高齢者保健福祉施策の方向」 (平成11年,厚生省)

「地域福祉計画の策定指針」とは、「市町村地域福祉計画及び都道府県地域福祉支援計画策定指針の在り方について(一人ひとりの地域住民への訴え)」 (平成14年,社会保障審議会福祉部会)

「地域福祉のあり方研究会報告書」とは、「地域における『新たな支え合い』を求めて-住民と行政の協働による新しい福祉-」 (平成20年,これからの地域福祉のあり方に関する研究会)

「21世紀福祉ビジョン」 (1994年(平成6年))

「21世紀に向けての社会保障−社会保障構造の在り方について考える有識者会議」 (2000年(平成12年))

社会保障構造改革の方向(中間まとめ) (1996年(平成8年))

社会保障の目的 ①生活の保障・安定,②個人の自立支援,③家庭機能の支援
1999年(平成11年)版厚生白書

社会保障改革大綱 (2001年(平成13年))

第3次男女共同参画基本計画 (2010年(平成22年)12月閣議決定)

全国母子世帯等調査

国民生活基礎調査

女子差別撤廃条約

ワークフェア
TANF(Temporary Assistance for Needy Families)
ポスト福祉国家

ニューパブリックマネジメント(NPM)
ジョンソン(Johonson,N.)

「今後の経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方針」(骨太の方針)  2001年(平成13年)

純粋公共財

準市場
ルグラン(LeGrand,J.)

ディーセント・ワーク
ILO(国際労働機関)
国際労働基準
児童労働者

社会的排除と社会的包摂
ルノアール(Lenoir,R.)
住宅政策
雇用や教育

「貧困と社会的排除に抗するナショナル・アクション・プラン」 欧州委員会

「社会的な援護を要する人々に対する社会福祉のあり方に関する検討会」報告書 2000年(平成12年) 厚生労働省社会・援護局

福祉国家
国民皆保険・皆年金 1961年(昭和36年)

エスピン・アンデルセン(Esping-Andersen,G.) 『福祉資本主義の三つの世界』
自由主義と保守主義

日本型福祉社会
自助努力や相互扶助

ウェッブ夫妻(Webb,S&B.) 1897年『産業民主制論』
ナショナル・ミニマム

ベヴァリッジ 『大英社会主義社会の構成』
ベヴァリッジ(Beverridge,W.) 『社会保険及び関連サービス』

「潜在能力(ケイパビリティ)」 セン(Sen,A.)

エクスプレスト・ニード
ノーマティブ・ニード
コンパラティブ・ニード
フェルト・ニード

運営適正化委員会

<社会福祉士、精神保健福祉士国家試験受験予定の皆様へ>
 6000人の読者の皆様(この1週間の当ブログを閲覧された方々)。
 社会福祉士等の国家試験に挑戦する方は、ここが踏ん張りどころです。少しの隙間の時間でも、当ブログを活用して受験対策を進めて下さい。応援しています。


地域福祉の理論と方法 前期第12回講義レジュメ

筆者の担当講義 精神保健福祉学科、社会福祉学科にて。

 地域福祉においても、コミュニティにおいて多文化共生を図っていくことは、重要な課題である。また、ノーマライゼーションの具現化も推進していくことは、従来からの、また現在進行系の課題でもある。

 これらの具体的な方策として、福祉教育がある。学童と地域住民が対象である。地域福祉活動の担い手を育てていくために、また共生のまちづくりのために必要不可欠なプログラムである。

 教育現場における、いのちの尊重、いじめの予防、ハンディキャップの理解、ピアサポートの推進のためにも、福祉教育への期待がある。

 体感治安の悪化等、今日のコミュニティの課題は山積している。福祉教育による福祉的な文化、共助の活動の促進が求められている。


3章1節 地域福祉の推進と福祉教育

1 住民の福祉意識と福祉教育 テキストP58

*福祉教育の意義

・住民主体による地域福祉活動の促進

・福祉コミュニティの構築

 共生の文化

・コミュニティ・エンパワメント

*施設= 地域コンフリクト

 紛争事態(conflict)

施設の社会化論の限界性

住民運動論,受苦圏・受益圏

地域= 施設間関係

*共生

 高齢者と他の世代,障害者と健常者,外国人と自国民の共生,さらに,組織と個人の共生,自然界との共生など

*共生社会

 協働しながら共に「生きる」社会


2 地域福祉の主体形成 テキストP59

・住民の主体形成を促していく

・大橋謙策の地域福祉の主体形成 四つの側面

地域福祉計画策定主体の形成、

地域福祉実践主体の形成、

社会福祉サービス利用主体の形成、

社会保険制度契約主体の形成


*個人の主体性の内実とソーシャルワークによるアプローチ テキストP60

予防できる力  意識啓発、情報提供、各種講座の企画

発見できる力  アセスメント、社会福祉調査

選択できる力  ケアプラン、関連情報の提供

契約できる力  契約行為、権利擁護、苦情解決

活用できる力  サービス提供、サービス評価

実践できる力  ボランティア、当事者活動、学習機会

参画できる力  地域福祉計画などの策定、オンブズマン

創造できる力  サービス開拓、NPO活動、福祉文化の創造


2節 地域福祉の推進と福祉教育

 福祉教育は、人間教育でもある。ハンディキャップ等の違いがあっても相互に受け容れ合うコミュニティをつくる取り組みである。それぞれの個性を認め合い、一人ひとりが主体性をもって生きる、より自分らしく生きるための教育である。

1 福祉教育の展開 テキストP62

■福祉教育実践の萌芽期 テキストP62

◆昭和20年代の福祉教育実践 

例えば,昭和22年に徳島県で展開された「子供民生委員制度」,また,昭和25年に神奈川県で始まった「社会福祉研究普及校制度」,昭和28年の鳥取県における「社会福祉普及校活動」などがある。

昭和46年には全国社会福祉協議会に設置された福祉教育研究委員会が「福祉教育の概念について」をまとめた。


■学校福祉教育の拡大と福祉教育研究 テキストP63

◆「学童・生徒のボランティア活動普及事業」

昭和52年から国庫補助事業として「学童・生徒のボランティア活動普及事業」が実施されている(平成6年度からは都道府県・指定都市ボランティアセンター活動事業の一環として事業が実施されている。指定期間は3か年)。

ボランティア協力校

「福祉協力校」


◆地域における福祉教育の展開

平成4年の文部省・生涯学習審議会答申は,豊かな生涯学習社会を築くためにボランティア活動の環境の整備が必要であると指摘。

「奉仕等体験学習研究推進校指定事業」(昭和63年度~),「生涯学習ボランティア活動総合推進事業」(平成3年度~),「勤労体験学習総合推進事業」 平成5年度~),「いきいき体験活動モデル推進事業」平成6年度~)などの取り組みが見られる。


■地域を基盤とした柵祉教育の展開と社協のかかわり テキストP64

2 今日的な福祉教育 福祉と教育の接近性 テキストP65

・1995(平成7)年には日本福祉教育・ボランティア学習学会が設立され、実践と研究が拡充される時期。

・2005(平成17)年、社会福祉協議会における福祉教育推進検討委員会が設置

 「地域福祉を推進するための福祉教育とは、平和と人権を基盤にした市民社会の担い手として、社会福祉について協同で学びあい、地域における共生の文化を創造する総合的な活動である」と定義。


3節 福祉教育の概念と内容 テキストP68

1 福祉教育の定義

・大橋謙策(全国社会福祉協議会福祉教育研究委員会委員長 1982(昭和57)年)

大橋は地域福祉の推進と福祉教育の課題との一致点に注目した。


*福祉教育が求められる背景

・高齢化社会の進展

障害者とともに生きる福祉まちづくり

・子ども、青年の発達の歪み、

・国際化時代における飢え・貧困、

地域の連帯力、地方自治能力の形成

・福祉教育の定義「憲法で第13条、第25条等に規定された基本的人権を前提にして成り立つ平和と民主主義社会をつくりあげるために、歴史的にも社会的にも疎外されてきた社会福祉問題を素材として学習することであり、それらとの切り結びをとおして社会福祉制度・活動への関心と理解をすすめ、自らの人間形成をはかりつつ、社会福祉サービスを利用している人々を社会から、地域から疎外することなく、共に手をたずさえて豊かにいきていく力、社会福祉問題を解決する実践力を身につけることを目的に行われる意図的な活動である」。


*福祉教育とは

・社会福祉問題を学習素材とする。

・体験学習を重視する。

・福祉社会の主体形成を図る。

・社会福祉制度や活動への関心と理解をすすめる。

・人権教育が基礎にする。


2 福祉教育の目標 テキストP68

・多様な教育活動や福祉活動を通して、共に生きる力を獲得する。

⇒福祉教育はその取り組みを通して,地域福祉、障害者等への理解を進める,

他者への思いやりや人権尊重を育む,

自らの人間形成を図るなどの意義がある。


*対人関係をはぐくむ力の形成

・多世代交流

・多様性多文化共生によるコミュニティ


*社会的な有用感や感動体験を得ること

・ボランティア体験

・自らの自信となり、生きる意欲-自尊感情


*問題を解決していく力の形成

・地域福祉の担い手

⇒地域福祉への市民的参加を促す。


*基本的人権を尊重する態度

・いのちの大切さ、平等


<補足 福祉教育の目標>

・福祉的な心情や態度を培う。

・社会福祉についての知的理解・関心を深める。


<当ブログバックナンバー>
 2017年7月26日 朝日新聞朝刊 全国 「悩む職員の心のケア」(やまゆり園事件が残したもの:下)
 朝日新聞から取材を受け、障害者福祉施設等において支援、ケアを担う現場職員を支援する必要性を筆者は提言した。
 また、筆者の開発した「福祉施設職員のストレスケア研修」プログラムは、福祉施設の現場を支えたいという想いから開発し、施設職員のストレス対処、感情労働、セルフケアをサポートするために実施を続けていること等をコメントした。

 離職、職業訓練(求職者支援制度)を経て、介護施設へ就職をした元訓練生の介護職員対象のグループインタビュー、ヒアリング等から、彼ら彼女らの介護現場における離職等につながり得るストレス要因について考察したものである。 


<参考 子ども福祉と里親 社会的養護を考える>
 「ダルデンヌ監督が2003年に来日した際、少年犯罪についてのシンポジウムで聞いた“赤ちゃんの頃から施設に預けられた少年が、親が迎えに来るのを屋根にのぼって待ち続けていた”という衝撃的な話に着想を得て作られた。親に見捨てられた少年シリルが、初めて信頼できる大人であるサマンサに出会うことで、心をひらき、人を信じ、善悪を学び、成長していく。サマンサもまたシリルに愛情を与えることで、自分の内にある母性に気づき、人を守ることの責任と喜びを知っていく。どんなに厳しい境遇におかれても、人は誰かとつながることで一筋の光を見出せる――」引用

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by yrx04167 | 2017-12-07 14:10 | Comments(0)