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障害者に対する支援と障害者自立支援制度 練習問題
 社会福祉士受験対策・専門科目


問題2 障害者の手帳に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 療育手帳は、身体障害者福祉法によって規定されている。

2 身体障害者手帳は、18歳未満のものに交付されない。

3 聴覚障害の身体障害者手帳は障害等級が1級から5級の5段階に分かれている。

4 精神障害者保健福祉手帳は、知的障害者を対象に含んでいる。

5 精神障害者保健福祉手帳は、障害等級が1級から3級の3段階に分かれている。


日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
社会福祉士及び介護福祉士法


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障害者に対する支援と障害者自立支援制度 練習問題
 社会福祉士受験対策・専門科目

問題1 次のうち、発達障害者支援法が定める発達障害に該当しないものを一つ選びなさい。


1 身体的発達の遅れ
2 アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害
3 学習障害
4 自閉症
5 注意欠陥多動性障害



日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
社会福祉士及び介護福祉士法


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社会調査の基礎 第9回講義レジュメ<後半> 2011/06/24 3時限
日本福祉教育専門学校 ソーシャルケア学科 にて講義

2章 量的調査の手順と調査技術・続き
C 無作為抽出法の意義と種類
【1】単純無作為抽出

・台帳に並んだ要素の中から、標本に必要な数だけ選ぶという抽出法である。
・単純無作為抽出法とは、母集団に1から番号を付け、必要な標本の数だけくじ・乱数表を引く、またはサイコロを振るなどして、抽出する方法である。
 ランダム性が保証される、もっとも基本的な抽出法である。

【2】系統抽出法=系統無作為抽出法=等間隔法
・1回目の選択は無作為に選び,その後は等間隔に選ぶ抽出法である。
 例:1回目のくじ引きが1~10の中で3であれば,次は13,23…と等間隔に選択する。
・例:母集団 1 万人のなかから 1000 人の標本を選ぶには、抽出間隔は10となるので、母集団リストに並んでいる最初の 10 人の中から乱数表等で 1 人を選び、あとは 10 人間隔で抽出していけばよい。つまり、乱数表を引くのは1回だけである。

*系統抽出法(等間隔法)の作業過程
①サンプリング台帳の準備
②母集団を抽出する標本数で割り、抽出間隔を算定
③最初(スタート)の標本だけ乱数表やくじ引きで決める
④それ以降の標本を①の等間隔で抽出する方法である。
・母集団、標本の数が多い場合、単純無作為抽出法のように、標本数の数だけ乱数表を引くのは大変であるので、この等間隔法がある。

・抽出間隔がサンプリング台帳の周期性と一致してしまうと、一定の属性からだけの偏ったサンプルになる危険性がある。

【3】二段抽出法(多段抽出法=多段階無作為抽出法)
・抽出を複数段階繰り返すサンプリングの方法である。
・2段階の抽出法は、第1段階で調査する地点(例:市町村を選択)を選び(=第1次抽出単位)、第2段階で選ばれた地点の中から個人(=第2次抽出単位)を選ぶ方法である。  
 調査対象者の居住する地域が広範であると、飛び離れた地域に出向くことが困難であり、膨大なコストがかかるので、この方法を用いる。
抽出が3段階や4段階とった、多段階になる場合もある。

【4】層化無作為抽出法(層別抽出法)
・既に分かっている母集団の状況(例えば、男女比、年齢比など)にあわせて、標本を抽出する方法である。
・先ず、母集団をいくつかの層に分けておいて、次に、各層から無作為に抽出する。
 母集団が個人の集まりである場合の最も典型的な層別基準は男女と年齢階級である。そこで、母集団リストを男女の層にわけて、さらに、男女の各層を年齢別に並べ替えたうえで無作為に抽出すれば、男女と年齢については母集団の構成と同じ割合の標本が抽出される(比例割当)。


*補足:有意抽出法 テキストP213

・機縁法、割当法等がある。
 サンプリングを実施できない場合の方法であり、偶然性や調査者の主観的判断、調査対象者の意志・特徴により標本が構成される。

①クォータ(割り当て、分担)標本
・母集団の内部を所得階層別、職業別、性別、年齢階級別等に区分して、それらの区分が母集団に占める割合と同じになるようにサンプルを確保する
・層化抽出法のように、既知の情報にもとづいて層を作り、その構成比率がサンプルに反映されるようにサンプリングの数を決める。ただし、ただし、そのサンプリングは、ランダムには行わない。

②目的標本
・母集団の平均に近いと考えられる、いわゆる母集団を代表すると考えられる、最も典型的なケースを調査者の判断に基づいて選ぶ方法

③偶然標本
・目的とする標本サイズに達するまで、適宜利用できるケースを得ようとするもの。
 例:町で最初に出会った百人
・一般化は困難。

④機縁法、紹介法
・友人・知人などの紹介により、雪だるま式に標本を増やしていく方法。
*他、簡便抽出法として、積極的に回答してくれる手短な人をサンプリングする方法もある。

*標本の規模と偏り
・母集団に対して、標本数が多ければ多いほど誤差(標本誤差)は少ない。
 標本数は、調査者による《標本特性と母数間の標本誤差をどの程度想定するのか》という判断によるものとなる。

<これまでの重要ポイント>
エビデンス・ベースド・プラクティス

基礎資料的接近型

問題解決的接近型  

理論構成的接近型

量的調査

質的調査

全数調査(悉皆調査)

標本調査

非参与観察法

参与観察法

構造化面接

非構造化面接

半構造化面接

アフターコーディング

留置調査

集合調査

郵送調査

個別面接調査

電話調査



社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 社会調査の基礎 第6回講義レジュメ・前半6/3 実験、EBP、独立変数、従属変数とは ソーシャルケア学科
<実験・効果測定 1>
1 実験、効果測定の考え方
社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 社会調査の基礎 第6回講義レジュメ・後半6/3 単一事例実験計画法とは ソーシャルケア学科
<実験・効果測定 1・続き>
*概要:単一事例実験計画法(シングル・システム・デザイン)
社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 社会調査の基礎 第6回講義練習問題6/3 グラウンデッド・セオリーとは ソーシャルケア学科


日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
 社会福祉士養成科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの夜間部(2コース)です

社会福祉士及び介護福祉士法
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社会調査の基礎 第9回講義レジュメ<前半> 2011/06/24 3時限
ソーシャルケア学科 にて講義

2章 量的調査の手順と調査技術・続き
4.調査の実施 テキストP49
○概要:標本調査
<標本とは何か>

*標本
 母集団から選び出した(=サンプリング)データの集まり。
*標本抽出
 母集団から標本(サンプル)を選び出す作業。
*標本調査
選び出した標本の調査結果を通じて、母集団全体を推定する調査。

・標本調査sample survey は、調査対象者全員を調査する全数調査とは違って,調査対象母集団(=対象者全員)から、一定の手続の標本抽出法(サンプリング)を経て一部を抽出し、その標本(サンプル)に限定した調査を行なう。その結果から全体(母集団)を推定する。
 標本調査では,選んだ標本が、母集団の特徴を十分に反映した代表的な標本であるかどうかを検討しなければならない。そのため,標本の抽出は慎重に行うことが必要である。

*標本調査を用いる場合とは
 ①全ての調査対象を調査することが困難、不可能な場合
 ②より詳細な調査を実施したい場合

・標本調査は、簡単な方法で、時間・経費・労力を節減することが可能
 反面:母集団の明確化、適切なサンプリングを要する
    全数調査に比べ、誤差を生ずる
    回収率が低ければ、代表制に欠ける

A 母集団と標本
1)母集団と標本の関係 P49

・標本調査において、調査対象の抽出=標本抽出・サンプリングは、調査における重要な過程である。
 何故なら、標本が母集団=調査対象の全体を代表するなら⇒⇒⇒標本から得られた調査結果は母集団へと一般化できる。

*全数調査:調査対象者全員から、調査の回答を求める調査である。

<標本抽出に関連する概念・用語>
【1】要素=調査単位
 調査単位とも称する。情報収集の単位、分析の基本。例:個人、家族、施設単位。

【2】母集団
 標本を含む調査対象の全体、その集団。

【3】統計値
 標本から変数を要約し、記述する数値。平均、分布等。母集団の予測に用いる。

【4】標本誤羞 テキストP51
 母集団の一部の要素を抽出することによる全体との誤差
 なお、「非標本抽出誤差」とは、質問文の不備、データ入力のミス、不在・回答拒否等による誤差である。

*標本の代表性
・標本集団が、母集団の状況を的確に反映していることを、「標本に代表牲がある」という。
・代表性ある標本を抽出するために、無作為抽出法を用いる

2)標本抽出法
・標本抽出の方法には,無作為抽出法と有意抽出法がある。
無作為抽出法においては,研究対象母集団(研究対象者全員)から調査対象者の選ばれる確率が等しくなるように,乱数表などを用いて標本を選んでいく。無作為抽出で選ばれた標本を確率標本あるいはランダム標本とよぶこともある。
一方,有意抽出法においては,確率ではなく,調査者が便宜的あるいは恣意的に標本を選んでいく。そのため,有意抽出法では,母集団の状況を推計することは非常に難しい。

B 無作為抽出法の原理 テキストP51~
 母集団(研究対象の全体)の中のすべてが等しく選ばれる確率がある。
また、調査員の主観、意図が入らないという長所がある。

*サンプリング台帳
 母集団を構成する要素を網羅したリスト。
標本抽出作業の前に、先ずこのリスト(台帳)を作成し,通し番号をふっておく準備が必要である。

*レジュメ後半に続く

社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 社会調査の基礎 第6回講義レジュメ・前半6/3 実験、EBP、独立変数、従属変数とは ソーシャルケア学科
<実験・効果測定 1>
1 実験、効果測定の考え方
社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 社会調査の基礎 第6回講義レジュメ・後半6/3 単一事例実験計画法とは ソーシャルケア学科
<実験・効果測定 1・続き>
*概要:単一事例実験計画法(シングル・システム・デザイン)
社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 社会調査の基礎 第6回講義練習問題6/3 グラウンデッド・セオリーとは ソーシャルケア学科


日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
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社会福祉士及び介護福祉士法
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低所得者に対する支援と生活保護制度 練習問題
*社会福祉士 精神保健福祉士 練習問題<共通科目>

問題1 生活保護法の原理・原則等に関する次の記述のうち,適切なものを一つ選びなさい

1 保護の目的は,最低限度の生活保障ではなく,自立の助長である。
2 保護は,性別,社会的身分,信条,人種等を問わず,自立意欲を有しているかどうかによって,無差別平等に行う。
3 民法の扶養義務者の扶養及び他の法律に定める扶助は,原則として保護に優先して行われる。
4 保護は,申請行為が前提とされ,申請によらない保護は行われない。
5 保護は,個人又は世帯の必要に即応して,画一的に行われる。


問題2 公的扶助の歴史に関する次の記述のうち、空欄AとBとCに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

 イギリスでは、第二次世界大戦後、( A )にもとづき、社会保険で(  B  )の基本二一ズを保障し、不足する部分を公的扶助で、超過する部分は任意保険でまかなうという方法で、いわゆる「ゆりかごから墓場まで」といわれる( C )が成立した。
<組み合わせ>
     A               B             C
1 ベヴァリッジ報告    ナショナル・ミニマム    福祉国家
2 エリザベス報告     劣等処遇          夜警国家
3 エドワード報告     ナショナル・トラスト    国民国家
4 バーネット報告     コミュニティ・ケア     連邦国家
5 チャールズ報告     コミュニティ・チェスト   資本主義国家


日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
社会福祉士及び介護福祉士法


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相談援助の理論と方法 前期第11回講義レジュメ<3> 2011/06/23 5・6時限
社会福祉士養成科(夜間部トワイライトコース)

10章 相談援助のための介入の技術
3 介入の戦略 テキストP209
*多様な戦

・介入の戦略は多様である。
・効果的な介入のために、人的ネットワークの強化が重要である。
専門職、地域におけるネットワーク構築への参画が必要となる。
クライエント支援における、サポートネットワークの構築が重要である。
・既存資源の活用に限らず、資源の開発が必要な場合もある。
・各組織の機能を促進し、問題解決を図る戦略の立案が求められる。
・集団、コミュニティのエンパワメントを図る戦略により、状況の好転を図る。

*問題節決のための多様な実践アプローチ
・従来、ソーシャルワークは「過程」が重視されたが、今日的には「結果」も重視される。
・問題解決を促進するため、介入の方法、実践モデル・アプローチから適切なものを選択し、働きかける必要がある。
効果的な介入は、有効なアプローチを適切に用いることにより可能になる。
・複数のアプローチが同時平行して用いられる場合もある。
・効果の有無は、効果測定によって確認出来る場合もある。

<アプローチの例>
*診断主義アプローチ
 (詳細は後述)

*機能主義アプローチ
 (詳細は後述)

*危機介入アプローチ
 (詳細は後述)

*問題解決アプローチ
 (詳細は後述)

*課題中心アプローチ
 (詳細は後述)

*家族療法アプローチ
 (詳細は後述


*グループワーク
・グループのもつ特性、プログラム、相互作用を活用する援助方法である。G.コノプカによる、集団援助技術(グループワーク)の定義とは、「ソーシャル・グループワークとは、ソーシャルワークの一つの方法であり、意図的なグループ経験を通じて、個人の社会的に機能する力を高め、また個人・集団・地域社会の諸問題に、より効果的に対処しうるよう、人々を援助するものである」。

4 介入の技術 テキストP211
*多様な介入技

・介入に用いる技術は、人間・環境・時間・空間に適切に介入する技術、実践モデル・アプローチを適切に用いる技術、協働の技術、クライエントを参加させる技術、スーパービジョン等を活用する技術などがある。
・ガービン(C.D.Garvin)らのソーシャルワーク介入の技術の提示。
「価値の明確化を図る」「コーチングを活用する」「行動変容を図る」「役割達成に留意する」などをあげている。
・平山らは、「課題中心システム介入方法を試みる」「認知再構成技法を活用する」「クライエントの問題解決能力を促進する」「環境改善と社会資源を発展させる」「環境改善の介入方法を図る」「エンパワメントの方法」をあげている。
・ドルフマンは、臨床ソーシャルワークの16の介入技術「関係構築、イメージ、指示的な影響(アドバイスと教育)、隠喩(比喩)・逸話(エピソード)・寓話(例えば話)、自己開示、調査分析、解釈、契約、ロールプレイング、明確化、モデリング、支持療法、受容、感情の解放、ケース情報の図表による表現、読書療法」を挙げている。

*基本的コンピテンシー・モデル(アンダーソン
・アンダーソンの基本的コンピテンシー・モデルは、ソーシャルワーク過程展開に必要な前提条件となる実践能力と、基本的実践能力から構成される。
・これらのコンピテンシーは、介入の各段階で活用される。
<前提となる実践能力>
「人と環境の相互作用の生態学的視座をすべての直接サービスの実践状況に適用する能力」、「自己覚知をすべての対人サービスの状況において専門職として自己を用いるべく利用する能力」。
<基本的実践能力>
・生活状況と援助状況の波長合わせ能力
・クライエント主体の援助関係確立能力
・ソーシャルワーク過程開始能力
・ソーシャルワーク過程持続能力:以下の七つの技能
①セッションの波長合わせと契約:クライエントと解決すべき事柄について意見の一致を生み出す。
②精査と明確化:クライエントの現実を理解して、評価を続け、サービス計画を立てるために明確化する
③共感:クライエントの感情の分別し、感情がクライエントにとってもつ意味に積極的に反応する。
④自分の感情を共有すること:介入に関連づけて自分自身の感情を純粋に表現する。
⑤積極性を要望すること:過程の目的がクライエントの活動であることを確認する。
⑥情報の提供:関連するデータをはっきりと示す。
⑦実践理論の活用
・クライエント・システムと資源システムとの権利擁護・調整活動能力:二つの技能
①連携:クライエントとフォーマル資源、インフォーマル資源の人々とを連携する。
②権利擁護:クライエントのニーズや権利を積極的に守る。

5 介入の技法 テキストP213
・コンプトン(B.R.Compton)らの介入技法の提示
1)資源を確保する(資源の提供、直接介入を図る、組織化が含まれる)
2)自己覚知を高める
3)社会的技能を強化する
4)情報にアクセスする
5)意思決定を促進する
6)意味を探索すること

・ミルンの「社会的支援介入」
1)ネットワークの分析
2)支援観察システムを作動させる
3)社会的支援の相互作用分析を行うこと
4)関係質問紙を作成する
5)社会的支援のクラスターに留意する
6)日常会話の機能を果たす
7)社会階級と交互作用ストレスモデルのパス解析を試みる
8)ソーシャルワーカーを援助する介入を行う
9)遠隔的介入の役割を果たす
10)当事者との協働フローチャートを作成する
11)専門的活動の変化促進を図る
12)ワークシステム開発の支援システムを作動させる
13)EBP促進のガイドラインを提示する などをあげている。

6 介入の留意点 テキストP213
①ガンブリルの「クリティカル・シンカー」でなければならない。
 柔軟に対応する許容力と、常に根拠を求める姿勢の保持。
 根拠を重視する姿勢は、今日のソーシャルワークの介入に必要なものである。

②根拠に基づく実践=EBP エビデンス・ベースド・プラクティス
・全米ソーシャルワーク教育協議会(CSWE)の2004年10月改正「教育方針と資格基準」(EPAS)の「カリキュラム内容の基本」。
「価値と倫理」「多様性」「リスクを被る集団と社会的・経済的正義」「人間行動と社会環境」「社会福祉政策とサービス」「ソーシャルワーク実践」「調査研究」「現場教育」を把握していること。
「調査研究」において、「量的・質的研究の内容は、実践のための知識を構築するための科学的、分析的、倫理的アプローチの理解を提供する。この内容は、エビデンス・ベースド・インターベンションを含む経験上の基礎を置く知識の開発、利用、効果的なコミュニケーションを行う準備を学生に与える。調査研究の知識は、学生によって高品質のサービスを提供するために利用され、、実践、政策、社会サービスを提供するために利用され、自分自身の実践を評価するために利用される」。

・エビデンス・ベースド・インターベンションは、「根拠に基づく」介入を意味する。効果が実証されている方法・技術を選択し、用いるべきという考え方である。
ソーシャルワーカーは、調査研究の成果を活用し、効果が実証されているものにより、高品質の介入、サービスを試みることが望ましい。

7 計画されたソーシャルアクションとしての実践介入 テキストP214
・ヤングハズバンドは、1973年「ソーシャル・ワークの未来」(講演)において、シーボーム報告を高く評価している。シーボーム報告は、社会的介入の方法を考察している。
・社会的状況のアセスメントとサービス評価の機能、社会計画と社会開発に貢献するソーシャルワークの意義:「未来のソーシャル・サービス部局では、ソーシャル・ワーカーの基本的業務の1つは広範な社会的状況の評定、つまり、危機に直面している特定の階層が、危機的状況に放置されているのか、長期にわたる援助を必要としているのか、それに対応するコミュニティの資質などを評価することになるだろう。あるいは、社会全体の対策が変化すべき傾向、つまり、片親の家庭、病弱老人、移民、青少年に必要な多様なサービスを評価することになるだろう。」
・未来の専門性には、効果的な介入手法とターゲットとなる層に関する知識と技法が必要となる:「未来の専門性は、効果的なソーシャル・ワーク介入手法と、特定の階層や境遇に関連した多様な知識と技法、この両方が必要になると思う。この専門性とは社会科学と行動科学に関する知識の増加に補強され、ソーシャル・ワーカーの研究、記録、実践から示唆されながら自己の技法を発展させる諸条件の整備と相まって、サービスを提供する体験から派生してくる」
・「未来のソーシャル・ワークは、内面的世界の体験から大規模な社会評定、社会計画、社会変動をもたらし、それらを制御できるように計画されたソーシャル・アクションに到達できるような調整機能をもたねばならないように思われる」。
・「ソーシャル・サービス部局にクライエントやクライエントだった人をワーカーとして活用する新しい実験」。


社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助の理論と方法 前期第8回講義レジュメ前半6/2 資源開発・ソーシャルアクション 社会福祉士養成科
6章4節 予防的対応とサービス開発
1 個別援助から地域支援へ テキストP143から
社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助の理論と方法 前期第8回講義レジュメ後半6/2 アウトリーチとは 社会福祉士養成科
1 アウトリーチの必要性 テキストP151


日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
社会福祉士及び介護福祉士法


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相談援助の理論と方法 前期第11回講義レジュメ<2> 2011/06/23 5・6時限
社会福祉士養成科(夜間部トワイライトコース)

10章 相談援助のための介入の技術
2節 介入の方法と留意点
<ポイント

・介入の方法は、アセスメントを経て立案された支援計画の実施である。
直接的介入・活動と間接的介入・活動に分類ができる。
1 介入の方法 テキストP207
<解説
1) 計画に目標を明記し介入の方法(レパートリー)を選
・短期目標(直ちに実行)、中期目標(3か月程)、長期目標(3か月以上)の実行の具体的方法を支援計画に明記する。

2)介入の矛先の決定とその特性に適した方法の活
・介入の矛先を把握し、その矛先の特性に応じて適切な方法を用いる。
ライフサイクルに対応した方法が求められる。

3)介入の矛先の拡大(個人から集団・コミュニティ
・ライフ・イベントには、通常的出来事(卒業、就職、定年退職など)と、非通常的出来事(犯罪、災害など)がある。
・非通常的出来事の発生の場合、介入の矛先が個人から集団、広域社会などに拡大することもあり、適した方法の選択が必要である。

・ミルン(D.L.Milne)は「社会的支援介入」=臨床的介入、近接的介入、遠隔的介入を提示した。臨床的介入は「社会的支援と地域社会志向が個人治療をより効果的」にする。近接的介入は、「分析のレベルは、学校、職場そして家族または友人」である。遠隔的介入は「物質的社会的欠乏状態、健康教育そして環境デザイン」。

2 直接的介入と間接的介入 テキストP208
*直接的介

・ジョンソンらによる、直接的介入・活動の10のカテゴリー。
1)人間関係の発展、
2)状況の中の人の理解、
3)計画の過程での活動、
4)クライエントによる資源の活用、
5)エンパワメントやイネイブリング、
6)危機状況での活動、
7)社会的機能の支援、
8)クライエントとアクティビティを活用、
9)クライエントとシステムとの媒介、
10)ソーシャルワークの臨床モデルを活用

*補足:直接的介入・活
 直接的活動では、面接等により被援助者に直接働きかけ、被援助者が自身の状況に気づき、被援助者自身が環境との関係に適応をし、問題解決能力やセルフケア能力を高めていくことを支援する。
被援助者との信頼関係を基盤とし、受容や自己決定の尊重などいわゆるケースワークの原則に則した専門的援助関係による介入の展開が求められる。

*間接的介
・ジョンソンらの間接的介入の六つのアプローチ・活動
 1)環境の変化をめざす、
2)影響力のある人を関与させる、
3)サービスの調整、
 4)プログラムの計画、展開、
5)組織を変化させる、
6)コーズアドボカシー

*補足:間接的介入・活
 被援助者の環境に問題がある場合や、被援助者をとりまく社会システムが十分に機能していない(資源不足やシステム間の不適合など)場合に、その環境や社会に働きかけ生活改善を図るものである。この活動は、社会資源活用の促進(調整および仲介)、社会資源の開発、社会資源の組織化、地域の組織化、社会福祉計画への関与、アドボカシーと権利擁護、ケアマネジメントなど幅広いものとなる。

・重要なことは、直接と間接の活動を共用しながら、効果的な介入を実施することである。

*アドボカシー
・アドボカシーは、個別のクライエント対象のケースアドボカシーと、特定の階層の人々を対象とするコーズアドボカシーがある。
・間接的介入は、ソーシャルワーカーは、政治的過程へのはたらきかけをも行なう。
・これらは、リッチモンドの「改革の小売り的方法と改革の卸売り的方法」と重複する(1905)。
・ジョンソンらの、ソーシャルワーカーの政治的はたらきかけの七つの方法を提示した。
1)問題の調査、政策決定者への提示
2)公聴会での証言
3)ロビー活動。立法化のプロセスに立ち会い、投票への影響力を行使
4)政策の地域における影響について、議員に提示する(サービス提供者との連合)
5)クライエントに影響を与える政策に関する情報の、地方自治体との共有
6)社会的問題に共感をもつ候補者を選挙で支援
7)政策決定者に事実や態度を知らせるキャンペーン(手紙の送付)

<補足>
*介入の具体

・被援助者の感情、認知を変化させる(パーソナリティの適応、コーピングの強化)
・行動上の問題解決の援助を図る(自己決定、自助能力の尊重と支援)
・個人と環境との調和・調整を図る
・家族、当事者間の関係の構築、強化(例:セルフヘルプグループ)
・地域生活を支援するサービスの利用促進(状況に応じて環境移動も:例えば施設利用)
・資源と被援助者とのコーディネート(マネジメント)
・インフォーマル・サポートシステムの強化(例:ボランティアグループやコミュニティの組織化、ネットワーク構築)
・フォーマル・サポートシステムの強化(例:施設・機関等のネットワーク構築)
・施設・組織と地域社会との関係の強化・調整
・施設や地域の環境の改善(例:職員の訓練、物理的バリアフリー)
・新たな社会資源の開発
・被援助者の社会資源利用の自己選択・決定の支援
・権利擁護とソーシャルアクション

<レジュメ3に続く

社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助の理論と方法 前期第8回講義レジュメ前半6/2 資源開発・ソーシャルアクション 社会福祉士養成科
6章4節 予防的対応とサービス開発
1 個別援助から地域支援へ テキストP143から
社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助の理論と方法 前期第8回講義レジュメ後半6/2 アウトリーチとは 社会福祉士養成科
1 アウトリーチの必要性 テキストP151


日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
社会福祉士及び介護福祉士法


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相談援助の理論と方法 前期第11回講義レジュメ<1> 2011/06/23 5・6時限
社会福祉士養成科(夜間部トワイライトコース)

10章 相談援助のための介入の技術
1節 介入の意義と目的
<ポイント

・介入とは、具体的な援助を展開する段階である。相談援助(ケースワーク)過程の中核として,援助・支援計画の実行を指す。

1 介入の意義 テキストP201
*介人の定

・ソーシャルワークの介入の必要性:孤独死、老老介護、児童・高齢者虐待等。
 これらは、社会資源の活用、ソーシャル・サポート・ネットワークの構築等が課題となる。

・「介入」という用語は、interventionの訳語である。interveneには、「あるものを改善する、あるいは支援するために状況にかかわること」という意味がある。
・「介入」という用語は、1950年代終わりから1960年代初頭に、ソーシャルワークの文献に現れた。診断主義ケースワーク等の医学モデルの「社会診断⇒社会的治療」にかわり、「アセスメント⇒インターベンション(介入)」の用語が用いられることになった。

*補足:介入とは何
・今日、利用者の生活を重視する立場から、援助の実施を「処遇」という言葉ではなく、「介入(インターベンション)」という言葉で呼ぶことが多い。
 それは、利用者とその周囲の環境、両者の相互関係にも関心が向けられているからである。
・援助者は、問題解決過程を、援助関係を基盤として、専門的知識と技術により援助する。利用者主体によって問題解決はなされる。

・「介入」は,利用者主体の援助方法を意味する用語である。その意義は,生活者としての利用者の「生の過程」をこれまで以上に尊重し,社会福祉の「援助の過程」を,利用者の「生の過程」に「介入」するものと位置づけることにある。
 これは,診断主義等、医学モデルのパターナリズムへの反省から生まれたといってよい。

<ジョンソン(L.C.Johnson)らの定義
・「介入」は、ソーシャルワークの領域では以下のように定義される。
「変化を起こすために、人間のシステムや過程と関連づけて、ワーカーが為す特定の行為。この行為はワーカーの熟練技術及び知識と専門職の価値によって導かれる」。

・「変化」とは、クライエント・システムが抱える問題の解決のための変化である。
変化を起こす主体は、ワーカー・システムとクライエント・システムの協働による。

・今日、価値判断を含まない中立的な概念として、実施・実行(implementation)、実践活動(practice action)という概念も使用されることがある。

*介入の目
・2000年7月、国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)総会で採択「ソーシャルワークの定義」の「実践」(Practice)の項で、以下のように提示されている。

<介入の目的>
「ソーシャルワークは、社会に存在する障壁、不平等および不公正に働きかけて取り組む」。
<介入の実践>
「日常の個人的問題や社会的問題だけでなく、危機と緊急事態にも対応する」。
<介入の技術>
「ソーシャルワークは、人と環境についての全体論的なとらえ方に焦点を合わせた様ざまな技能、技術、および活動を利用する。ソーシャルワークによる介入の範囲は、主として個人に焦点を置いた心理社会的プロセスから社会政策、社会計画および社会開発への参画にまで及ぶ。この中には、人びとがコミュニティの中でサービスや社会資源を利用できるように援助する努力だけでなく、カウンセリング、臨床ソーシャルワーク、グループワーク、社会教育ワークおよび家族への援助や家族療法までも含まれる。ソーシャルワークの介入には、さらに、施設機関の運営、コミュニティ・オーガニゼーション、社会政策および経済開発に影響を及ぼす社会的・政治的活動に携わることも含まれる。
<社会状況による差異>
「ソーシャルワークのこの全体論的な視点は、普遍的なものであるが、ソーシャルワーク実践での優先順位は、文化的、歴史的、および社会経済的条件の違いにより、国や時代によって異なってくるであろう」

*補足:介入活動の範
 インターベンションの範囲には、個人の変化を促すことから地域や社会全体の変化を促すことまで多様な実践がある。それには、個別あるいは集団・地域との話し合いを重用すること、環境や資源を分析することが含まれる。
それゆえに、インターベンションには、アセスメント(事前評価)や情報収集が欠かせない。また、被援助者をサポートするコミュニティを構築するためにも、人的・制度的ネットワークづくりを必要とする。この点に関しては、ネットワークに参加する人々への教育活動や訓練が好影響をもたらすことになる。さらに、資源を調整・仲介・開発していくために社会そのものを改善する働きかけも必要となる。
 いずれにしても、援助関係の中で、インターベンションを企図する場合には、被援助者の参加をいかに保障するかが課題となる。
また、介入の過程は実用的であることが望まれるために、目標を明確にし、被援助者にわかりやすく説明がなされなければならない。そして、同意と承諾を得ながら、被援助者の権利が守られるようにしなければならないことも重要である。モニタリングをしながら介入活動は展開される。

2 介入のターゲット テキストP203
・介入のターゲットは、次の三つである。
1.人・「人間
・今日的には、クライエント・システムとして捉え、変化を引き起こすために、エンパワメント等の働きかけを行なう。

2.環
・環境の応答性を引き起こすよう働きかける。
 チェッコー・ヤヌーフは、環境として「家族環境、参加環境、地域環境、国家環境、国際環境、宇宙環境」を提示した(図10-1)。
・介入は、問題に関連するシステムの単一、複数のシステムをターゲット(的)とする。

3.人と環境の交互作
・介入は、クライエント・システムと環境の交互作用に変化を引き起こすように働きかける。
・ジョンソンらは、交互作用は「(人-状況の現象における関係の特質)、他の相互作用によって影響を受けた相互作用である」と説明している(図10-2)。
・相互作用の観点:クライエントと家族は互いに影響を与え合っている。
交互作用の観点:クライエントと家族は、他の家族メンバーや近隣などの環境とも影響を与え合っている。

<補足:介入と環境>
*社会資源の検

 介入は、人々や社会システム及び両者の関連性のみならず、社会的な改善に関わる課題を達成するためにとられる援助機能を伴い、社会資源の掘り起こしや開発に関与することまで含む。
問題解決のため、制度に基づく社会資源・サービス及び、インフォーマルな支援とのネットワークを形成することが必要である。近隣などのインフォーマル資源も積極的に取り入れる。

*利用者と環境の相互関
・利用者の役割遂行不調―利用者と社会資源との不調整の問題。
・利用者が役割を果たせない場合
 役割が果たせない利用者は、ストレスか資源に対する不信を抱き、利用から遠ざかるおそれがある。
・ネットワーク
 ネットワーク形成と調整による援助が求められる。
 ネットワークにおける情報の共有について、利用者から了承を得る。
・エンパワメント
 利用者が、パワーの欠如した状態にあり、それがスティグマによる否定的評価と社会的な抑圧によるものである場合がある。その結果として,社会的役割を遂行するうえで、有用な資源を活用できない状態に陥っていることがある。

<レジュメ2に続く

社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助の理論と方法 前期第8回講義レジュメ前半6/2 資源開発・ソーシャルアクション 社会福祉士養成科
6章4節 予防的対応とサービス開発
1 個別援助から地域支援へ テキストP143から
社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助の理論と方法 前期第8回講義レジュメ後半6/2 アウトリーチとは 社会福祉士養成科
1 アウトリーチの必要性 テキストP151


日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
社会福祉士及び介護福祉士法
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相談援助実習指導 前期第10回 レジュメ 2011/06/22
日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科1クラスAグループ

<今回のテーマ:実習目標の設定

*実習目標等の記入について
<前提>
 実習先の福祉施設・機関のスーパーバ イ ザ ーの指導により,福祉専門職をめざすものとして , ソ ーシャルワーク、生活支援の実践から学ぶ 。

・実習生個人票は、実習先の組織と担当職員の、実習生個人の第一印象となる重要なものである。
<記入前に行なうべきこと>
・実習指導の授業(1クラスAグループ)において配布した、領域ごとの資料を読み返し、参考にする。
・実習先について、その事業の特色等を調べる(特に社会福祉協議会はそれぞれの実施事業を確認すること)。これらを目標に反映させる。
<注意事項>
・「障害」や「自立」等に対する総合的な視野を持って、目標を設定する。
・本来の実習の目標や、実習生のあり方(謙虚な姿勢等)を考える。
・今日的なソーシャルワークの課題を活かす。
 例えば、地域生活支援、社会参加、利用者主体等。
・用語の注意
 良くない例 見学、体験、観察=見るのではなく、実習に取り組む。
      収容、治療=今日的ではない。
      お世話をする=ソーシャルワーク専門職的ではない。
・実習に取り組む決意表明を含める。
・清書は、丁寧に書く。清書は修正液を使わない。
・資格欄について。

<厚生労働省による提示>
*相談援助実習のねらい

・相談援助実習を通して、相談援助に係る知識と技術について具体的かつ実際的に理解し実践的な技術等を体得する。
・社会福祉士として求められる資質、技能、倫理、自己に求められる課題把握等、総合的に対応できる能力を習得する。
・関連分野の専門職との連携のあり方及びその具体的内容を実践的に理解する。

*含むべき事
ア 利用者やその関係者、施設・事業者・機関・団体等の職員、地域住民やボランティア等との基本的なコミュニケーションや人との付き合い方などの円滑な人間関係の形成

イ 利用者理解とその需要の把握及び支援計画の作成

ウ 利用者やその関係者(家族・親族・友人等)との援助関係の形成

エ 利用者やその関係者(家族・親族・友人等)への権利擁護及び支援(エンパワメントを含む。)とその評価

オ 多職種連携をはじめとする支援におけるチームアプローチの実際

カ 社会福祉士としての職業倫理、施設・事業者・機関・団体等の職員の就業などに関する規定への理解と組織の一員としての役割と責任への理解

キ 施設・事業者・機関・団体等の経営やサービスの管理運営の実際

ク 当該実習先が地域社会の中の施設・事業者・機関・団体等であることへの理解と具体的な地域社会への働きかけとしてのアウトリーチ、ネットワークキング、社会資源の活用・調整・開発に関する理解。
(テキストP27参照)

<再掲>
・実習のねらい

①ソーシャルワークの知識と技術を、実践を通して体得する。
②ソーシャルワーク倫理を含め、総合的な対応が可能な能力を養う。
③連携の理解

1 社会福祉実習とは何か テキスト 序章1節・2節
*社会福祉士養成カリキュラムにおける実習の位置
1)社会福祉を学ぶ視

・社会福祉は学際的であり、領域(児童・障害者・高齢者・地域・医療福祉、公的扶助等)も多岐にわたる。
 相談援助実習も、多様な領域・スタイル・内容で実施されている。

2)実習における学習の概
①実習の場で、ソーシャルワークの価値を実践的に学ぶ。価値に関する感覚を磨く。
②現場で対人援助業務(面接・グループワーク・生活支援等)を体感(参加)する。
③事例から学ぶ。
④実践に関わる社会福祉の制度、システム、関連法等の基礎知識と運用の実際を学ぶ。
・実践力の養成が課題である。

2 相談援助実習の目標(例) テキスト 1章2節・3節4
1)当事者がおかれている現状を理解し,当事者の各自を理解することや、その生活の実態、生活上の困難について把握する。
・社会生活を営むうえでの生活障害、社会的不利について理解する。
・社会生活(就労など)を困難にしている社会の偏見や差別,福祉施策の現状について知る。
・利用者とのコミュニケーションや援助の記録を通し,当事者のかかえる問題を把握する。

2)利用者と施設職員・関係者との援助関係のあり方を学ぶ。
・ケースワーク,グループワークの実際を通して利用者と良好な関係・コミュニケーションをつくることを学ぶ。
・社会福祉士や関係職員の働きかけや処遇について学び,援助の基礎的な技能を高める。
・記録やケース会議(カンファレンス)などの参加を通して,処遇方針,援助の過程を学ぶ。
 記録のとり方や社会資源の利用の仕方について学ぶ。

3)機関・施設における業務および社会資源や他機関との連携について理解する。
・福祉施設における社会福祉士の役割と地域とのかかわりについて学ぶ。
・施設内での、チームアプローチに関して学ぶ。

4)社会福祉士など援助者の価値・倫理を、実習を通して理解を深める。

5)社会福祉専門職・社会福祉士のあるべき姿と、必要な専門性・能力を、実践の場において学び,自己の課題を認識し明確にする。
 自分がどのような専門職になりたいのかに関わる、自己覚知を深める。

<実習における達成課題(例)
①直接,当事者と接することにより,病気や障害等を持った当事者について、総合的な理解を深める

②当事者の生の声を聞くことにより,当事者や家族に対する理解を深める

③わが国の当事者のおかれている現状について、理解を深める。

④社会福祉に関する制度・政策と、社会福祉実践(ソーシャルワーク)との関係を理解する

⑤クライエント個人の生活史・生活歴や現在の生活実態について、理解を深める

⑥実習先のの機関・施設・組織の機能や役割、現状を理解する

⑦クライエントの生活に関するニーズを理解する

⑧チームアプローチにおける連携のあり方に関して理解する

⑨当事者や家族について支援方法の知識と、かかわり・コミュニケーションの技術の体得に努める。
 コミュニティワークの具体的な方法、マネジメントについて学ぶ。

⑩クライエント・利用者の変化に対する感受性を磨く

⑪専門職としての、自己覚知を深化させる

⑫地域の社会資源の活用と、地域関係者との協カ関係や調整の方法を理解する
 地域福祉の現状と課題について、理解を深める

⑬社会福祉実践の場で記録の方法を学ぶ

⑭具体的な援助過程を通して,クライエント・利用者の自己決定の尊重、権利擁護など、ソーシャルワークの価値、原則、専門職倫理に関する理解を深める

⑮当事者の人権の擁護と社会福祉士の守秘義務などの役割の理解を理解する


<映像資料関連:依存症とその回復・自助グループ
<概要>
・アルコール依存症等の依存症は、精神疾患、病気である。
・回復には断酒(断薬)しかない。
・断酒の成功は、セルフヘルプグループのミーティングで、依存症者による相互支援が鍵の一つとなる。

*つまり、アルコール依存症=病気であり、その治療・回復には特徴ある方法が必要となる。

*自助グループの大まかな分類 例
①依存症(アルコール・薬物・ギャンブルなど)からの回復を目的とするグループ
②障害や難病をもつ当事者の相互支援グループ
③共通の体験(犯罪被害、不登校、子育て、家族の自殺など)をもつ当事者のグループ
④当事者の家族による相互支援グループ

*セルフヘルプ・グループの特徴、機
・通常、定期的に行われる例会・ミーティングにおいて、メンバーが一人一人、自分の感情を吐露し、他のメンバーはルールとして、それを批判してはならない。
多くの場合、何らかのスティグマや他人に対する不信感があるため、通常、最初から自ら関心をもって参加する人は少ない。しかしグループでは、非難されず、むしろ暖かく迎え入れられ(脱スティグマ化、尊重される経験)、自分と同じ体験をもった人に出会う(体験の共有・自分の立場の客観化)。
・さらに参加を重ねることで、自分が自分と同じように苦しんでいる人への助け手になることも経験する。(ヘルパー・セラピー原則)

*レジュメ続きは記事の最後から

社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助実習指導 前期第7回レジュメ・概要6/1 レジデンシャルソーシャルワークとは社会福祉士養成学科
<相談援助実習の実際 その2>
*面接・コミュニケーション技法の続き等


日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
 社会福祉士養成科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの夜間部(2コース)です

社会福祉士及び介護福祉士法


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社会調査の基礎 第8回講義レジュメ<後半> 2011/06/17 3時限
ソーシャルケア学科 にて講義

2章 量的調査の手順と調査技術・続き
C.質問項目のガイドライン
・設問では多様な聞き方ができるが、集計・分析のことを考慮しておく必要がある。
 質問項目、回答形式,長さ,質問順序,所要時間により調査結果が影響されることもあるので十分に考慮することが必要である。

*質問項目の作成方法・留意点
①明瞭な表現を用いる

 不明確な表現を避ける。
・曖昧な用語、指定代名詞(それについて,そのような等)はなるべく避ける。
 多様に解釈できる言葉は避ける。
・簡単、明瞭な設問とする。

②質問文は短くする
 長すぎる文章にしない(それだけ解釈の幅が広がるので、回答が絞れない)

③ダブルバーレル質問(2つ以上の論点・概念がひとまとめにした質問)を避ける。
*ダブルバーレル質問とは、1つの質問文に2つ以上の意味や論点を含んでいる質問のことである。
(例)あなたがお持ちの携帯電話の機能やデザインに満足していますか?
  ○満足している ○どちらともいえない ○満足していない
 このダブルバーレル質問の例では携帯電話の機能には満足だが、デザインには満足していない場合は答えることができない。
*このような場合は、「機能に満足していますか?」「デザインに満足していますか?」と質問を2つに分ける必要がある。

④専門用語・難解な言葉、略語などは使わない。
 調査対象者のすべてが設問中の言葉の意味を理解できないと調査は成立しない。特に、専門用語(例えば、社会福祉、コンピュータ関係など)、流行語(特にファッション関係など)、カタカナ言葉などは避ける。
調査対象者のすべてが理解・回答できる言葉を使うことに努める。

⑤回答を誘導する質問を避ける
・言葉の言い回し(ワーディング)
・誘導的な質問にしない(「携帯電話のマナーの悪さが指摘されていますが…」など)
・不必要な前振りをして質問しない。前振りが回答者の回答を誘導してしまう。
誤った例:「最近、日本人がイラクで亡くなりましたが、自衛隊のイラク派遣について、賛成ですか、反対ですか」 ⇒  前振りによって、「反対」の意見が多くなるだろう。

⑥否定語を避ける

*質問項目の中の用語を明確に定義する。
(例:高齢者"という語を用いた場合,人により何歳を高齢者と呼ぶか違うので定義をしておく。)

・ひとつの言葉でいくつもの解釈が出来る言葉は避けるか、限定する。
 例:「問●.あなたは、お酒を飲みますか。」
  お酒をどのように解釈するか(ワインか日本酒か)。発泡酒は入るのか、など。

*ステレオタイプ語(固定したイメージがある言葉)は使わない。
 これは、嫌悪感や反感を持たせるイメージを持つ言葉、プラス・マイナスのイメージを持つ言葉は避けるということである。
×「天下り」 ⇒ ○「外郭団体などの要職に再就職する」

・偏見の疑いのある言葉づかいをしない。
 無意識に、性差別や人種差別などをすることに気をつける

*客観的事実・実態を問う設問なのか、主観的評価・意識・態度を問う質問であるのか、充分に検討する。

*仮定にもとづく質問を避ける
×「もし明日、地球が滅亡するとしたら、どうしますか」
おそらく、回答者は考えたこともないだろうから、単なる思いつきで答えられてしまう。

*個人的なこと(プライバシー)をたずねる質問の際は、倫理上・実際上の理由から、注意を払う。
 直接的(無遠慮)な質問は、相手に失礼であり、怒った回答者に、回答を打ち切られてしまう。もしくは、正しい回答を得られない。
 一般性を強調するアプローチや、他人事を装うアプローチが必要となる。

*質問が回答者の記憶に頼る場合の問題に気をつける。
 過去の記憶を、うまく思い出せないかもしれない。
 過去の記憶は、美しく書き換えられているかもしれない。

■質問紙の構成
<1> 質問項目のガイドライン

①一つの質問番号に一つの質問
②行間を一定にする(見易いレイアウト)
③ 調査対象に配慮した文字のフォント・大きさ
④ 自由記述のスペースの確保
⑤ 回答の仕方について分かり易く説明する

<2>質問項目の順序
・最初の質問は、気楽に答えられるものにする。
・回答を容易にするため、質問の順は、1.簡単なものから、2.関連する質問は近くにする。

*キャリーオーバー効果(エフェクト)に注意する。
 配列上の問題で前の質問の答えが,次の質問の答えに影響する可能性があるかということである。
・選択肢の作り方では、イエス・テンデンシーといって一般的に「はい」と答える傾向があるので「はい」と「いいえ」が混じるようにしたり,選択肢の並び方においても,回答が多そうな選択肢をいつも一番最初におかないように気をつける。

*調査者の都合(仮説の検証など=論理的順番)を優先するのではなく、回答者が回答しやすい順番(=社会心理学的順番)を考える


社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 社会調査の基礎 第6回講義レジュメ・前半6/3 実験、EBP、独立変数、従属変数とは ソーシャルケア学科
<実験・効果測定 1>
1 実験、効果測定の考え方
社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 社会調査の基礎 第6回講義レジュメ・後半6/3 単一事例実験計画法とは ソーシャルケア学科
<実験・効果測定 1・続き>
*概要:単一事例実験計画法(シングル・システム・デザイン)
社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 社会調査の基礎 第6回講義練習問題6/3 グラウンデッド・セオリーとは ソーシャルケア学科

日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
 社会福祉士養成科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの夜間部(2コース)です

社会福祉士及び介護福祉士法
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