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相談援助の理論と方法 前期第11回講義レジュメ概要 1
 当ブログ筆者(本校専任講師、社会福祉士)が、社会福祉士養成科(トワイライト、ナイト)にて、2016年6月29日に講義予定            
<この記事は、ダイジェスト版と講義当日の補足。レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>


2節 ケース発見 
1 ケース発見 テキストP102

・各機関、施設により、ケース=クライエントを発見する手法は異なる。
・従来、ソーシャルワークの相談援助においては、クライエントからのアクセスを待つ場合が多かったが、それのみでは問題が生じる場合があった。
 コミュニティにおける孤立死・孤独死予防、接近困難なクライエントの課題と、アウトリーチによるケース発見の必要性。

<解説>
・クライエントの生活問題は,家庭,職場,学校,地域、グループなど人生の様々な場面で発生する。通常は最初から相談窓口に援助を求め来談することは少なく,多くは自身の努力で解決を図ったり,周辺の人々の手助けを求めて解決の努力をする。
 しかし,事態が好転せず,自助や互助では解決が不可能であることを本人や周囲が認識したとき,「最後の砦」として専門的援助を求める場合が多い。

2 相談の動機づけによる分類 テキストP103
 必ずしも当事者本人が,自主的・自発的に専門家や機関を訪れるとは限らない。
・問題の持ち込まれる状況には,利用者本人から相談の場合もあるが,家族や親戚からの相談,あるいは近隣や専門機開からの紹介,送致の場合もある。
 それぞれに応じた援助関係の形成に努めるべきである。

*ボランタリー・自発的なクライエント
・問題を抱えた本人が自主的・自発的に専門家や専門機関を訪問するか,電話等で問い合わせをして問題解決の契機を自らつくり出す場合であり,動機や目的も明確で来談の意図もはっきりしている,いわゆる自発的クライエントである。
 反面、課題(例:機関への過大な期待、問題解決への焦り)もある。

・利用者のワーカビリィティ、問題解決への意欲・動機づけ(モチベーション)を吟味する。
 これらは、利用者を問題解決プロセスへ参加を促す際の利用者理解の指針となる。

*インボランタリーなクライエント(非自発的・拒否的 )
・本人が問題をもちながらも,問題自体に関する自覚や明確な認識がないか,あっても相談することについて,抵抗感,戸惑い,不信感などがあって,自発的に専門機関・施設などに出向くことに困難を感じている-非自発的クライエントである。
 この場合は,家族,教師,民生委員など関係者が同行して専門機関に来訪する。

・さらに,専門家や専門機関などにサービスを紹介されたり勧められても,拒否し,反発する、拒否的なクライエントもいる。
・拒否的な態度をとる利用者に対しては、無理に介入していくことは避けるべきであるが、援助者側の見守りや具体的援助の提供が必要な場合がある。

*当事者の「抵抗」について
・抵抗の肯定的な捉え方
・抵抗の意味

・援助への不信感が強く,拒否的な態度をとる利用者の場合には,受容の姿勢と、よき理解者としての役割が求められる。

3 電話での相談 テキストP105
*電話相談 <受験対策>
 電話による総合的な相談。電話による情報提供を行うほか,心理的な側面への援助を行う。
 略
 電話相談を一次的な受付窓口とする。福祉ニーズの緊急度・深刻度を判断し,対面による相談あるいは適切な福祉サービスの利用へとつなげる 略

・電話相談は、問題によって有効である-匿名も可能である。
限界も
・実践事例  ホームレスのアウトリーチにおける電話の活用。
・利用者からの留守電メッセージ。

<国家試験問題の出題実績>(第6、13、15回等 社会福祉士試験出題「電話相談」)
*電話相談という面接の特性 第15回社会福祉士国家試験問題

◎即時性という特性は,何らかの危機に直面している人々に迅速かつ効果的に対応することを可能とする。
◎広域性の特性は,身近に相談機関がなくワーカーと距離が離れていても,あたかも傍らで聞いてくれているような感情を抱かせる。
◎匿名性という特性は,名前を知られないという安心感からくる相談しやすさという利点がある一方,名前を言わなくてよいことからくる無責任さという欠点もある。
◎電話を自由に打ち切れることは,ワーカーとの間に対等性と主導性を保証する特性をもたらしている。

4 ソーシャルワーカーが発見する場合 テキストP105
・ソーシャルワークにおける予防的な援助活動として,利用者の来訪、サービスの申請をただ待つばかりではなく,援助者が地域や家庭に出向くというアウトリーチの活動の重要性も広がっている。
・相談に現れないケースには、アウトリーチと称される、クライエントの日常生活の場(自宅など)に出向き、必要な情報の提供やサービスにつなげる活動である。ソーシャルワーカー等の専門職が積極的に地域に出ていく。

・社会資源は無くとも、訪問し語りかけ、関わりを創ることは出来る。
 事例
・訪問こそソーシャルワークによる援助の特徴である。
 各組織、ソーシャルワーカーの原点回帰が求められている。


<国家試験問題の出題実績>
「アウトリーチ」出題:第12、16、17、21回等 社会福祉士国家試験

5 一般的な留意点 テキストP106
・不安の除去と、ラポール形成が援助開始時の重用な課題である。

<補足 ケース発見と多問題家族>
*接近困難なクライエント (第5、7回等 社会福祉士国家試験出題・社会福祉援助技術論 )



*多問題家族 (第4、7、8、11回等 社会福祉士試験・援助技術論と児童福祉論 事例問題 )
 貧困・傷病・心身障害・問題行動など複数の問題群をかかえた家族をいう。
今日では,ハイリスク家族と表現される場合もある。

・利用者の家族は、多くの事例において、キーパーソンとなる。また利用者が医療機関で治療(手術等)を受ける場合の同意など、家族のみがなし得る役割がある。

・虐待、貧困、メンタルヘルス問題
・事例  児童相談所

*多問題家族への接近・支援方法と専門職の役割
・多問題家族では、家族が利用者本人にとって、不利益をもたらす場合もあり、福祉専門職は利用者本人を擁護することも重要となる。
・併せて、家族関係の断絶を回避し、改善を図ることが求められる。

・福祉専門職として、その家族を理解し、家族が正しく理解できる方法を探る必要がある。また説明にあたる専門職(医師など)の選択、他機関との連携等の方法。

<前回の補足>
*相談援助の構造 テキストP98

 ソーシャルワークとは、価値、理論、および実践が相互に関連しあうシステムである。
 また、望ましい援助関係のためには、援助者と利用者との間の信頼関係(ラポール)の形成が必要である。双方向の関わりである。
・ソーシャルワークの価値は、相談援助の全過程において必要不可欠なものである。
 ラポールの形成 ⇒ 情報収集 ⇒ ソーシャルワーク理論(「状況を理解するための理論」と「援助を行なう理論」 ⇒ クライエントとの協同作業

*補足:援助のポイント
・人生の転換期の困難(例:離婚。家族形成 )、ダメージの大きな出来事(例 犯罪被害)。これらの痛みを緩和するために寄り添う支援。
・ストレッサー、環境的要因の包括的理解。
・人間関係の問題、家族を含む
・クライエントの観点からの状況の理解
・波長合わせ、専門職自身の偏見の排除
 人間と生活や文化への飽くなき関心。クライエントの生き抜く力、強さを認めること 。

・関与しながらの観察とは

<受験対策キーワード 講義の練習問題から>
コノプカ(Konopka,G.)のグループワーク原則
葛藤解決の原則
制限の原則
グループの個別化

生活保護担当現業員

ピアカウンセリング

利用者本位の援助

認知症高齢者

コミュニケーション技術


当ブログ筆者の担当講義 相談援助の理論と方法
<実際の授業を見学しよう! リアル授業見学会 要予約>
2016年6/29(水) 18:10~19:40

日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科


相談援助の基盤と専門職講義概要 倫理的ジレンマ事例、看取り、リアリティショック、生命倫理とは

現代社会と福祉 練習問題 初級
社会福祉士・精神保健福祉士共通科目 基礎
今年4月から学習を開始した受講生向き練習問題 入門編


問題1 わが国の救貧制度の歴史に関する次の記述のうち、空欄AとBとCに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

 日本では、幕末・明治維新による窮民の増加のため、1874(明治7)年、恤救規則が制定されたが、( A )を重視し、国家責任や貧困の社会性を( B )した、制限の強いものであった。大正末期から昭和初期は不況であり、貧困問題が顕在化し、恤救規則ではこの問題に対処できず、1929(昭和4)年に( C )が公布された。なお、実施されたのは1932(昭和7)年である。
 (組み合わせ)
   A     B     C
1 非行防止  肯定   軍事扶助法
2 厚生事業  認定   母子福祉法
3 社会事業  明示   旧生活保護法
4 慈善事業  明示   精神衛生法
5 相互扶助  否定   救護法

低所得者に対する支援と生活保護制度
(公的扶助論)練習問題 初級

社会福祉士・精神保健福祉士共通科目
今年4月から学習を開始した受講生向き練習問題 入門編


問題2  生活保護制度の生活扶助について、次の記述の空欄AとBとCに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

 生活扶助は、個人単位の費用である第1類の経費(飲食費・被服費等)と(  A  )の費用である第2類の経費(光熱費・家具什器等の世帯共通費用)、各種( B )、及び一時扶助と勤労控除を中心に構成されており、原則として( C )により一か月分を世帯主又はこれに準ずる者に対して交付される。
<組み合わせ>
    A        B      C
1 世帯単位    加算    金銭給付
2 地域単位    加算    現物給付
3 家族単位    賞与    金銭給付
4 親族単位    慰労金   日用品配給
5 夫婦単位    年金    現物給付

生活保護法

*解答・解説:恤救規則、太政官達162号、人民相互ノ情誼、救護法、委託保護
生活扶助、経常的最低生活費、臨時的最低生活費、基準生活費、水準均衡方式とは 下記をクリック



当ブログ筆者執筆の新刊
精神保健福祉援助演習(専門)第2版
精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編

ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂

第8章 地域における精神保健問題(依存症と生活困窮)

2017社会福祉士国家試験過去問解説集 第26回-第28回全問完全解説 日本社会福祉士養成校協会編集 中央法規出版
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 450問を選択肢ごとに詳しく解説、科目別ポイント。過去3年分の国家試験全問題を掲載。最新の制度や数値にアップデート。

貧困問題と相談援助:当ブログ筆者講演の音声記録の一部を公開中

<当ブログ筆者の論文>
当ブログ筆者の論文 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


<当ブログ筆者の論文 最新>
「福祉施設職員のメンタルヘルスとリワークの支援」
日本福祉教育専門学校 研究紀要 55頁から73頁


<ブログ記事 バックナンバー>
当ブログ記事バックナンバー 福祉施設職員研修



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相談援助の基盤と専門職 前期第10回講義レジュメ概要1
 当ブログ筆者(本校専任講師、社会福祉士)が、社会福祉士養成学科にて、2016年6月に講義            
<この記事は、ダイジェスト版と講義当日の補足。レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>


8章 相談援助専門職の倫理
3.倫理的ジレンマ
*はじめに

・価値・倫理の必要性-リアリティ・ショック。実践の指針としての価値・倫理。
・リアリティ・ショックとは、理想と現実のギャップとも言えよう。
 対人援助領域の専門職の実習や、これらの新人職員の実践で語られることが多い傾向にある。
 高い期待と実際の職務での失望させるような経験との衝突である。モチベーションに影響を与える。
 これらを語る場、シェアの機会が必要である。

・例えば、看取り(ターミナルケア)における人間の尊厳、最期とその後の支援のあり方。理想、あるべき姿と実践の限界とのギャップ。
 事例

・実習は、目指す専門職や、実践のモデルに出会う機会でもある。


A.倫理的ジレンマとは テキストP125
・倫理的ジレンマとは、相反する複数の倫理的根拠が存在し、何れも重要と考えられる場合、専門職として葛藤し、方針の決定が困難となることである。
・ソーシャルワーカーはクライエント、所属組織、行政、専門性、社会のそれぞれ、または全てに対し義務を負っている。
・職員としての義務と、専門職としての価値が対立する場合、どれを優先するのか等、ジレンマが生じる。→全てが尊重すべき価値であり、果たすべき義務でもある。

*倫理的ジレンマとは テキストP125参照
・倫理的ジレンマには様々なテーマがあり得る。事例で解説-当日の講義を参照。
 自殺(願望)を巡って。
 他害行為(復讐)-虐待者に対するものだったら-自己と他者を傷つけることは許されないが、ジレンマは深まる。
 緩慢な自殺・依存症。生活習慣病と食生活等の健康維持のモチベーション。
 HIVを巡って。
 抑制
 利用者の死、看取り
 個別援助において生命倫理に関わること-人間の生命の誕生と最期をどのように支えるのか。
 当事者の生活による限界もある。援助者自身の信条と、専門職としての責任のはざま。

 事例 精神疾患を持つ利用者と癌。

 事例 家族、身寄りが無い当事者のインフォームド・コンセント。

・また、利用者と施設、利用者と職員、利用者とコミュニティ、施設とコミュニティ等のコンフリクト(摩擦)が生じることもあるが、これらを含んだ結びつきも生じる。

・ジレンマは、メゾ・マクロシステム(施設、地方自治体等)に内在する根底的な問題を明らかにするという側面もある。システムの改善への展望を開くものである。
 個人、組織にとっても、自らの内面を客観的に見つめ直す機会となる。ジレンマは、自己の探求の機会ともなる。
 意識の変革からはじまり、持続可能な実践、組織への転換、発展にも繋がりうる。


*「自己決定」を巡って
 事例:医療を拒否する人-看護や介護、福祉サービス、面接・訪問、食事・入浴の拒否を含めれば多くの事例に該当する。
・統合失調症で引きこもり、診療に来ない、拒否。入院の拒否。食べない、入浴しない。
 認知症高齢者、アルコール依存症等。
 生活困窮者支援、医療ソーシャルワークの関連する課題でもある。


*セルフネグレクト
 必要な食事をとらず、医療を拒否し、不衛生な環境で生活を続け、家族や周囲から孤立し、孤独死に至る場合がある。
 生活困窮者支援、地域福祉の今日的な問題のうち、主要なものの一つであろう。


 クライエント本人の存在を承認することから、本人が見失った自らの尊厳、いのちの価値、自尊感情があることを言動で伝え、尊重する関わりがはじまる。
 援助者として、クライエントの隣人になること、関わりを深めること。


*自己決定とクライエントの保護義務
・クライエントの自己決定が、本人に不利益、脅威を与えると予想される場合。
 事例:危機的状況であるのに、治療・サービスの拒否を自己決定するホームレス。

・危機・脅威の内容や程度の検討、クライエントの判断能力の確認、情報の有無、真の自己決定であるのかを検討する必要がある。
 第三者の権利・利益の侵害の可能性も確認する。

<考察のポイント>
・ソーシャルワーク実践で生じるジレンマが 全て倫理的なものではない。多様な要素が含まれることもある-利用者との関わりの課題、組織運営等のシステムの課題が挙げられよう。
 ジレンマが、制度的な問題であるのか。
 組織的な制約が要因になっているのか。
 ⇒それぞれ、解決の手法が異なる。
 社会福祉の全ての問題を、倫理的な問題にすり替えてしまうことは、解決から遠ざかることになる。

・社会における多様性は、既に進み、定着の段階を迎えている。
 寛容を掲げるソーシャルワーク、倫理的、理論的根拠が求められる。


*守秘義務と第三者の利益を守る義務 P126
・守秘義務は、専門職の明確な義務であるが、状況によりジレンマの要因となる。
・事例:「加害」側とピアカウンセリングの「ルール」。
 HIVのケース。

・クライエントが第三者を害する可能性に関する情報等は、守秘義務と第三者の権利や利益を守る義務が対立する。
・第三者への影響の度合いや、情報の信憑性などを考慮して対処するべきである。
・社会福祉士及び介護福祉士法 抜粋
(秘密保持義務)
第四十六条  社会福祉士又は介護福祉士は、正当な理由がなく、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならない。社会福祉士又は介護福祉士でなくなつた後においても、同様とする。

*クライエントに対する義務と所属組織に対する義務 とのジレンマ。 P126

 テキスト事例:組織・同僚を守るため、施設の利用率向上のためのジレンマ等。
・特に、社会福祉以外の価値に基づく組織ではこれらの差異が生じる可能性が比較的高い。
・一時しのぎの対応ではなく、日頃から所属組織の価値・方針の改善を図る。

*同僚に対する義務と専門性への義務 P126



・価値・倫理は、職員間、組織との間で互いに影響を与え合うものでもある。
 ⇒対話と相互理解の必要性。ソーシャルワーカーは、媒介の役割を担う。

・個人の内面でも、価値、倫理は、せめぎあう。
例えば、専門職等としての価値、あるべき姿
 自らの価値
 組織の価値
 他の専門職の価値
 市民社会の価値

<受験対策キーワード 講義の練習問題から>
行動変容(行動療法)アプローチ

ストレングス
サレエベイ(サリービー Sallebey,D.)
「人間は困難でショッキングな人生経験を軽視したり,人生の苦悩を無視したりせず,むしろこのような試練を教訓にし,耐えていく能力である復元力を基本にしている」

コノプカ(Konopka,G.)

ジェンダー・トラック
ジェンダー・セグレゲーション

ナショナルミニマム
ノーマライゼーション
ソーシャルインクルージョン

「スティグマの対象となり,否定的な評価を受けてパワーが欠如した状態の人々」

 詳しくは、講義を参照。


ソーシャルワーカー自己覚知、自己理解方法、スーパービジョン、ワークショップとは 相談援助理論と方法 講義概要


地域福祉の理論と方法 練習問題 初級
社会福祉士・精神保健福祉士共通科目 基礎
 <この4月から学習を開始した受講生向き練習問題入門編>


問題1 企業の社会貢献活動に関する次の文章の空欄A,B,Cに該当する語句の組み合わせとして,正しいものを一つ選びなさい

 我が国で,行われている企業の社会貢献活動の形態としては,芸術文化活動を支援する< A >と,博愛精神に基づき自発的に行われる社会的活動を中心とする<  B  >に大別される。また,平成2年に日本経済団体連合会が打ち出した1%クラブ,従業員と企業が共に同額の寄付を行う<  C  >などの活動が行われ,いずれも地域社会における「企業市民」としての新しい企業のあり方を考える上で重要なものである。
     A         B          C
1 カリタス----フィランソロピ--ユナイテッドウェイ
2 メセナ-----カリタス-----ステークホルダー
3 フィランソロピー--メセナ-----ステークホルダー
4 メセナ------フィランソロピー--マッチングギフト
5 フィランソロピー--カリタス-----ユナイテッドウェイ

心理学理論と心理的支援 練習問題 初級
社会福祉士・精神保健福祉士共通科目 基礎


問題2 心理療法に関する次の文章の空欄A、B、C、に該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
 箱庭療法は、< A >によって心理療法の技法として発展・確立された。箱庭療法では< B >にして保護された空間の中で、クライエントの奥底の眠るイメージに形を与えることに意味がある。治療者は箱庭作品の流れの中で読み取っていく< C >が必要である。
      A                B         C
1 カルフ(Kalff,D.) ―――― 制限的―――― 洞 察
2 カルフ(Kalff,D.) ―――――自 由―――― 系列的理解
3 ローエンフェルト(Lowenfeld,M.)――自 由―――― 洞 察
4 ローエンフェルト(Lowenfeld,M.)―――制限的―――― 系列的理解
5 ユング(Jung,C.)――――――――――自 由―――― 分 析

低所得者に対する支援と生活保護制度 練習問題・初級

問題3  生活保護制度の生活扶助について、次の記述の空欄AとBとCに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

 生活扶助は、個人単位の費用である第1類の経費(飲食費・被服費等)と(  A  )の費用である第2類の経費(光熱費・家具什器等の世帯共通費用)、各種( B )、及び一時扶助と勤労控除を中心に構成されており、原則として( C )により一か月分を世帯主又はこれに準ずる者に対して交付される。
<組み合わせ>
    A        B      C
1 世帯単位    加算    金銭給付
2 地域単位    加算    現物給付
3 家族単位    賞与    金銭給付
4 親族単位    慰労金   日用品配給
5 夫婦単位    恩賜金   現物給付

生活保護法

*解答・解説:1%クラブ、企業の社会貢献、企業ボランティア、マッチング・ギフト制度、ボランティア休暇とは
箱庭療法、ローウェンフェルト、生活扶助、経常的最低生活費、臨時的最低生活費、基準生活費とは下記をクリック



当ブログ筆者執筆の新刊
精神保健福祉援助演習(専門)第2版
精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編

ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂

第8章 地域における精神保健問題(依存症と生活困窮)

2017社会福祉士国家試験過去問解説集 第26回-第28回全問完全解説 日本社会福祉士養成校協会編集 中央法規出版
ISBN978-4-8058-5338-2

 450問を選択肢ごとに詳しく解説、科目別ポイント。過去3年分の国家試験全問題を掲載。最新の制度や数値にアップデート。

貧困問題と相談援助:当ブログ筆者講演の音声記録の一部を公開中

<当ブログ筆者の論文>
当ブログ筆者の論文 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


<当ブログ筆者の論文 最新>
「福祉施設職員のメンタルヘルスとリワークの支援」
日本福祉教育専門学校 研究紀要 55頁から73頁


<ブログ記事 バックナンバー>
当ブログ記事バックナンバー 福祉施設職員研修



第13回 敬心学園学術研究会
テーマ 「保健、医療、福祉分野における人材育成 -地域・産学との連携を中心として-」

日時:2016年6月26日(日)10時~17時
会場:日本福祉教育専門学校 高田校舎 (東京都豊島区高田 3-6-15)



*解答・解説は下記をクリック

More解答と解説 経常的最低生活費、臨時的最低生活費、基準生活費とは⇒
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相談援助の理論と方法 前期第9回講義レジュメ概要 1
 当ブログ筆者(本校専任講師、社会福祉士)が、社会福祉士養成科(トワイライト、ナイト)にて、2016年6月15日に講義予定            
<この記事は、ダイジェスト版と講義当日の補足。レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>


当ブログ筆者の担当講義 相談援助の理論と方法
<実際の授業を見学しよう! リアル授業見学会 要予約>
6/22(水)、6/29(水) 18:10~19:40

日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科


4章4節 援助関係の質と自己覚知
*ソーシャルワーカー社会福祉士に求められる自己覚知

・ソーシャルワークにおける自己覚知とは、援助者の側の、自分自身の理解と受容を指す。
 援助者としての姿勢、自らにとっての実践の意味等の自覚である。
 それは、実践を通じて深められていく。様々な人との出会いによって深化させられていく。
 自己覚知の深化は、実践の質の向上と、援助者としての成長に直結する道である。

・また、援助者自身の言語,感情及び行動の特性・メカニズムを,自己が多面的に理解することである。

*面接における自己開示
 援助者の誠実な自己開示によっても、援助関係を深化させ、ラポールを構築する。
 自己開示によるクライエントとの類似性(内面、体験)、感情の分かち合いによる、率直な関わりの進展を図る。
 自己開示のためにも、自己理解を深め、また自己の内面、感情、体験を整理する必要がある。

1.自己覚知・自己理解と他者理解
*自己覚知・自己理解とは

◎自己覚知とは、援助者が,援助関係やその時々の出来事を理解し,とらわれなく他者に向き合えるように,ありのままの自己に気づき受容することをさす。
 それは肯定的であれ否定的であれ自らの価値観,偏見,先入観,行動や反応パターン,パーソナリティなどのより深い自覚である。

*自己覚知とスーパービジョン
・自己覚知を高める方法としては,スーパービジョンなどが代表的だが,つねに援助過程を振り返り吟味することも役にたつ。

・幅広い交流も有効である。自分から年齢等が近いが、異なる要素を持つ人の理解は難しい。
 異なる他者の受容、自己理解の課題である。

*なぜ、自己覚知が強調されるのか
・ソーシャルワーク・相談援助において、最重要な資源は専門職自身である。
 コノプカのグループワーク原則にもあるように。
・ソーシャルワーク・相談援助は、他者(助けを必要としている当事者)への働きかけであると同時に、自己への働きかけである。
 その作業は、自己の欠点の洗い出しや反省ではない。ストレングス視点で行ないたい。

・つまり、社会福祉専門職にとって、専門職自身の内面を常に見つめていくことが、求められている。
 それは、他者とのつながりのあり方、周囲との共存、共生という生き方の問い直しである。
・自分自身の内なる声に耳を傾けること、隠された痛みの記憶に気付くことの経験は、異なる状況や立場、異なる意見の他者を理解し支えること、共有と協働を進めるためにも必要である。

2 他者理解と自己理解
・他者を援助するに当たっては,適切な他者理解が必要である。
 他者理解を得るためには,適切な自己理解が必要である。
・人は誰でも主観をとおして感じ,そのフィルターを通して意味づけする。
 例えば、先入観等である。
・人はそれぞれ各自の経験によって自分なりの基本的傾向や基本的前提をもっている。
 他者への理解、関わりは、援助者側の個別的要因が関係していると言えよう。
・他者への関わり・援助に、自己理解は深く関連していると言える。
 援助者にとって、自己理解への絶えざる取り組みは、必須である。


3 自己理解の方法
・援助者の、自らの内面の理解、自己を見つめること常に必要である。
 自分にとって、何が大切であり、大切ではないものとは何か。
 自己の経験と良い・悪い思い出、良し悪しの考え方、感情移入等に向き合う作業が必要である。
 自らの内面に耳をすますこと。自己の内なる声、内なる光を求め続けること。
 特に許せないこと、良し悪し、何が価値があるか無いか=他者理解に関わる。

 例えば、援助者自身がこれまで困難、理不尽な出来事の只中にあって、どのように対応したか。その出来事の今の意味付けは?

 事例の家族を捉えるとき、誰の立場に共感、感情移入しているのか?専門職としての共感。
 自身の家族関係の過去と今は、影響を受けた価値観は?
 家族の歴史のなかのトラウマを整理すること。

*自己覚知の方法

・『社会福祉援助技術演習』 尾崎 新  誠信書房 (1992/07)「自分との向き合い方」103頁~

*自分自身に気付いたらメモを取るという方法。
①「客観的理解」という無理
②「欠点を修正する」という無理

<具体的な方法>
①自分で取り組む
②ケースを通して自己覚知
③相談援助演習等
④ワークショップ
*自己覚知を深める方法としては,スーパービジョンなどが代表的である。
実践事例を中心としてその過程において現れた自己について検討する。
また,つねに援助過程を振り返り吟味することも役にたつ。
 また、ワークショップ、グループ体験等も有効である。

*スーパービジョン

 これらの機能を実施する人をスーパーバイザー(supervisor),スーパービジョンを受ける側をスーパーバイジー(supervisee)とよぶ。

*自己覚知の必要性
・ソーシャルワーク専門職が、自己の価値観について、認識することが必要である。
・援助者の生育歴、家族、地域性、文化など
・これらの影響を受け、個人としての価値観が形成される。

 人間理解は、自分を知ることからはじまる。
 自己覚知とは、自分への理解を深め、受容すること-他者を理解し、支援することへの出発。
 特に、自らの家族関係、集団との関わり(いじめ等の経験)について、自己理解を深め、受容する。ストレスの感じ方について、自己を理解する。自らの内なる声を聴く。

・専門職としての自己を用いて、他者を支援する職業である。

<専門職としての自己覚知・自己理解とは>

・社会福祉専門職が,専門職としての自分やその価値観等について,明確に認識すること=自己覚知は重要である。
 その理由とは、第一に,利用者の価値観と援助者の価値観は区別しなければ いけないからである。異なる価値観を持った利用者を批判、排除してはならない 。
 第二に,稀に利用者の誤った価値観(反社会的、自傷他害の恐れ)を問題にしなければならない時もある。この時に援助者が明確な価値基準を堅持していなければ援助ができない。
 第三に,価値の葛藤が生じたときでも、何が優先されるべきか、価値基準を明白に していれば混乱を避けることができるからである。
 こうした価値観のなかで,行動の規範とすべき一連の価値を,倫理という。社会福祉専門職の倫理は,利用者との関係で行動を規制する価値として特に重要である。

・支援という行為と援助者の持つ価値観を切り離すことが可能というのは、疑わしい。
 援助者の内面におけるせめぎあい-対人援助の宿命であり、その実践の醍醐味でもある。

・クライエントに対する価値観の「押し付け」でもなく、道徳的中立=透明人間でもない。「これは私の価値観ですが・・・」ということわり
クライアントを放っておけない。
・クライエントに対する批判的な視点ではなく、ストレート・純粋な関心をクライエントに抱き続ける。

・特に援助者自身の死生観の確立が課題となる-医療ソーシャルワークや高齢者福祉において。
 医療機関、特にホスピスにおいて、死生観の明確なものが援助者の内面に宿っていることが必要となる。
 患者の怒り、家族の延命の懇願に対して、何が大切なことなのか。
 援助者を目指す学生にとっての、死とは何か。
・場合によっては実習でも、利用者の死に直面することもある。

 バランス感覚、思考の柔軟性、視野・許容範囲の広さは、ソーシャルワーカーにとって必要不可欠な資質である。


 他者を癒やすことができる者は、自らの(過去の)心理的苦悩の経験があるからこそ、癒やし、他者を支えることが可能となる。
 自らが傷を負った経験を持つ援助者ならば、自己探求の途上にあるクライエントに付き添い、共にあることが出来る。

・メイヤロフのケア提供者と利用者の「補充関係」。
 援助者にとって実践と実践の場が、自己の居場所、存在理由になるということ。


 社会福祉の「価値」を見失った職場は、利用者や関係者に加えて、その場で働く援助者にとっても「良くない仕事」となってしまう。
 人間性と価値が宿る職場を追い求めなければならない。

<国家試験出題実績>
◎援助者が利用者を理解するためには,援助者自身の自己覚知が前提となる。
◎自己覚知とは,援助者自身のものの見方や考え方について,自ら理解することである。
◎援助者の個人的な見方や考え方が,利用者をありのままに理解することを妨げる場合もある。
以上、第21回介護福祉士国家試験問題
◎個別スーパービジョンでは,スーパーバイジーの自己覚知を促すことが,面接での介入効果を上げるのに有効である。 第17回社会福祉士国家試験問題
◎クライエントの問題状況の観察では,予断を排除するため,ソーシャルワーカーの自己覚知は必要とされる。 第18回社会福祉士国家試験問題
◎精神保健福祉士が行うスーパービジョンに関する問題
アルコール依存症の親をもつ利用者と共依存状態に陥っている精神保健福祉士に対して,自己覚知を促した。 第10回精神保健福祉士国家試験問題


権利擁護ペイシェントアドボカシー、コミュニティソーシャルワーカーCSW、脱施設化とは 相談援助の基盤講義



心理学理論と心理的支援 練習問題 中級
 社会福祉士・精神保健福祉士共通科目


問題1 心理学の基礎知識に関する次の記述のうち,正しいものを二つ選びなさい。
1 「自分はどのような人間なのか」「自分の社会的役割は何か」を確立することを,心理・社会的モラトリアムの達成という。
2 一般に,達成動機の低い人は,成功を自己の能力や努力に帰属させ,失敗を自己の努力不足に帰属させる傾向を持つ。
3 チンパンジーが天井からぶらさがったバナナを木箱を積み上げて取るような問題解決の仕方を,レスポンデント条件づけによる学習という。
4 「自分は何が分からないかが分かる」のような認知をメタ認知という。
5 学習とは,経験によって生ずる持続性のある行動の変容であり,試行錯誤,洞察,条件づけ,模倣などの理論がある。

低所得者に対する支援と生活保護制度
(公的扶助論)練習問題・初級

社会福祉士・精神保健福祉士共通科目の基礎
<この4月から学習を開始した受講生向き練習問題入門編。クイズ感覚でどうぞ>


問題2 公的扶助の定義についての次の記述の空欄AとBとCとDに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

 公的扶助は、(  A  )をその前提条件として,貧困な生活状態にあり独力で自立した生活ができない要保護状態にある者の申請あるいは請求に基づき,国が定めた自立した生活を送るのに不足する( B )に対して,国や地方自治体が( C )によって実施する補足的給付であり,人々の最低生活の保障を目的とする、( D )な公的生活保障制度である。
<組み合わせ>
   A       B      C     D
1 資力調査    日常生活費  3割自己負担      相対的
2 素行調査    生活必需品  収入に応じた自己負担  絶対的
3 地域調査    収入     全額公費負担      予防的
4 資力調査    生活需要   全額公費負担      最終的
5 追跡調査    生活需要   共同募金        慈善的

生活保護法

地域福祉の理論と方法 練習問題・初級
社会福祉士・精神保健福祉士共通科目の基礎
 今年4月から学習を開始した受講生向き


問題3 セツルメントに関する次の文章の空欄A,B,Cに該当する人名と語句の組み合わせとして,正しいものを一つ選びなさい

 ノーベル平和賞を受賞した「 A 」は,「 B 」の初代館長バーネット(Barnett,S.)に出会ったことが一つの契機となりハル・ハウスを創設した。進歩主義教育の代表的な論者デューイ(Dewey,J.)は,ハル・ハウス創設期の評議員を務め,彼の著作に大きな影響を受けた「 C 」は,後にグループワークの母と称せられるようになった。
       A            B         C
1 アダムス(Addams,J.)---トインビー・ホール----コノプカ(Konopka,G.)
2 アダムス(Addams,J.)---トインビー・ホール----コイル(Coyle,G.)
3 アダムス(Addams,J.)---ネイバーフッド・ギルド--リッチモンド(Richmond,M.)
4 ウィリアムズ(Williams,G.)--トインビー・ホール----コノプカ(Konopka,G.)
5 ウィリアムズ(Williams,G.)--ネイバーフッド・ギルド--コイル(Coyle,G.)

*解答・解説:アイデンティティ、エリクソン、アイデンティティ拡散、アイデンティティ形成、
レスポンデント条件づけ、オペラント条件づけ、学習理論、行動療法、パヴロフ、
公的扶助、生存権、ナショナル・ミニマム保障とは

*解答・解説:セツルメント、トインビーホール、バーネット夫妻、ハルハウス、アダムスAddams, Jane、
岡山博愛会A. P. アダムス とは 記事下方をクリック


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<参考 紹介 ドキュメンタリー映画>
『さとにきたらええやん』 公開スタート
 ポレポレ東中野にて 6/11から7月上旬 上映

 「いつでもおいでや。
 子どもも大人も集まる みんなの“さと”
 日雇い労働者の街・釜ヶ崎で38年間続く子どもたちの集い場「こどもの里」―
 人情が色濃く残る街の人々の奮闘を描く、涙と笑いあふれるドキュメンタリー」

<ストーリー>
 「大阪市西成区釜ヶ崎。“日雇い労働者の街”と呼ばれてきたこの地で38年にわたり取り組みを続ける「こどもの里」。
 “さと”と呼ばれるこの場所は、障がいの有無や国籍の違いに関わらず、0歳からおおむね20歳までの子どもが無料で利用することができます。
 学校帰りに遊びに来る子、一時的に宿泊する子、様々な事情から親元を離れている子、そして親や大人たちも休息できる場として、それぞれの家庭の事情に寄り添いながら、地域の貴重な集い場として在り続けてきました。
 本作では「こどもの里」を舞台に、時に悩み、立ち止まりながらも全力で生きる子どもたちと、彼らに全力で向き合う職員や大人たちに密着。子どもたちの繊細な心の揺れ動きを丹念に見つめ、子どもも大人も抱える「しんどさ」と、関わり向き合いながらともに立ち向かう姿を追いました。

 わたしはあんたの味方やで!
 現在(いま)求められている“居場所”の原風景
「 こどもの里」の取り組みを通して、画面いっぱいにあふれ出る子どもたちや、釜ヶ崎という街の魅力を捉えたのは、大阪在住の重江良樹監督。「こどもの里」に関心を抱き、関わり、取材を始めてから足かけ7年、いま、初監督作品として本作を完成させました。
 音楽は地元・釜ヶ崎が生んだヒップホップアーティスト、SHINGO★西成。ストレートで飾らないメッセージの中に、街で生きる人々への熱い思いがつまったSHINGO★西成の楽曲が、生きることそのものを力強く肯定し、映画全体をあたたかく包み込みます。
 めまぐるしく移り変わる現代社会のなかで、子どもたちを巡る環境も急激に変化している今、あらためて注目されている「こどもの里」の“取り組み”が、これからを歩む私たちに問いかけるものとは―?」
 以上 HPより引用
 公式ホームページ



*練習問題 解答と解説は下記をクリック


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相談援助の基盤と専門職 前期第7回講義レジュメ概要1
 当ブログ筆者(本校専任講師、社会福祉士)が、社会福祉士養成学科にて、2016年6月に講義            
<この記事は、ダイジェスト版と講義当日の補足。レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>


2.相談援助における権利擁護の概念、範囲、意義 テキストP91
A.相談援助における権利擁護の概念 テキストP91
*介入のレベル(マクロ、ミクロ)
 アドボカシーとは,当事者の代弁のみならず,当事者の自己決定を援助し,利用者の権利を擁護する活動である。
 エンパワーメントによる介入、支援である。

・アドボカシーは,個人または家族に対して行われる活動であるケース・アドボカシー(パーソナル・アドボカシー)と,
 同じような問題に直面する特定の集団に対して行われるクラス・アドボカシー(class advocacy コーズ・アドボカシー)に大別される。

・アドボカシーには、担い手による分類としてセルフ・アドボカシー、シチズン・アドボカシー、リーガル・アドボカシー等がある。

*生活困窮者のアドボカシー、権利擁護の事例
 住まいを巡って、当事者の希望、交渉。

・家庭、企業、社会-権利侵害の場は異なるが、抑圧されていた当事者が、権利と自分自身、自尊感情を取り戻す取り組みとも言えよう 。
 「そのままの自分でよいのだ」と先ず自らを肯定し、次に「権利を主張してよいのだ」という権利意識を回復するための支援が、アドボカシーの実現につながっていくともいえよう。

 加えて、環境、他者、自らが縛っていたものから解放され、自分の意志で自由に動けるようになるということ。
 権利擁護は、束縛などの権利侵害から解放され、自由の回復を支援する過程とも言えよう。
 自分の生き方、ライフスタイルは自分で決める。


◎解説:セルフ・アドボカシー
 当事者が権利を自ら主張するのがセルフ・アドボカシーであり, 略 「エンパワーメント」の支援が,権利擁護においては特に重要となってくる。

◎解説:ペイシェント(患者)アドボカシー
 「患者とともに患者権利の擁護のために闘うこと」とされる。
◎患者の権利 patient's rights とは
 権利内容は,統一されてはいないが,おおむね患者の自己決定権,情報アクセス権(カルテ開示請求権等),同意権,治療拒否権,プライバシー権,苦情申立権などがある。
 医療制度に関するもの(例えば,医療サービスアクセス権)などを含む。

・自分の病気を理解する能力と自己決定 事例

<受験対策 社会福祉士等の国家試験における出題実績>
◎権利擁護者(advocate)の役割として,クライエントが資源やサービスを利用する権利を擁護し,さらには,個々のクライエントやクライエント集団に不利益をもたらすプログラムや政策を変えていくことを支援する。第16回社会福祉士国家試験出題
◎セルフ・アドボカシーにおいては,当事者自身が自ら自己変革を遂げ,直接主張し行動していくことが重要である。
◎クライエントの行為が本人や他者に害を及ぼす危険があるときには,クライエントの自己決定権にソーシャルワーカーが干渉する場合がある。
◎自立とは,経済的自立のみならず,多様性や個別性を尊重する社会の中で,必要な支援を受けつつも,主体的に生活を行うことをも意味している。第15回社会福祉士国家試験出題
◎アドボカシーを行うソーシャルワーカーは,サービス提供機関などの方針とクライエントの意向が対立する場合,クライエントの立場を優先的に考える。(第20回社会福祉士国家試験出題)
◎アドボカシーを行うソーシャルワーカーは,専門的知識と技術を用いて,クライエントを支持し,クライエントの最善の利益に向けて行動する。 (第20回)
◎ワーカーがクライエントの訴えを聴き,それを関係者に伝えてクライエントの権利を擁護する機能である。 (第21回国家試験出題)

B.相談援助における権利擁護の範囲 テキストP92
・ミクロレベルにおける権利侵害からの回復を図る権利擁護
 事例:児童虐待の、被害児童の擁護
・マクロレベルにおける権利侵害からの回復を図る権利擁護
・ソーシャルアクションとして、権利の擁護、制度の要求運動、社会資源の創設。

・権利侵害を予防する擁護活動
 予防的なソーシャルワーク実践。

*補足:ソーシャルワーク実践としての権利擁護
 権利擁護の専門的機能として,利用者の側にたって,①発見,②調整,③介入,④対決,⑤変革があげられている。
・「対決」を巡って。

*権利侵害からの回復を図るソーシャルワーク実践
・クライエントの主張を代弁し、調整、交渉が、アドボカシー実践の有効な手段である。
・調整、交渉の段階では、関係者の多様な意見、視点を尊重し合うよう促す。
 交渉によって相互理解を追求し、共通の基盤や一致点、現実的な解決策を協働でを見出す。

C.相談援助における権利擁護の意義  テキストP93
・マイノリティの不可視化-見えない人権侵害、見えない困窮-見えなくされて主流から排除された人々―周縁化。
・クライエントの権利と自尊心を取り戻し、新たな道を開く(自己実現)の働きかけ

*相談援助における契約と権利擁護 テキストP91
*権利侵害からの回復を図る権利擁護
 アドボカシーを担う人のことを、アドボケート advocateと呼ぶ。

○解説:ユニバーサルデザイン universal design
 ロナルド・メイス(Mace, R.)


○解説:バリアフリー barrier free

○解説:トータル・インスティテューション total institution
 全制的施設と訳される。社会学者ゴッフマンによる概念。

○解説:施設症 institutionalism

○解説:脱施設化 deinstitutionalization


・1968年、全米ソーシャルワーカー協会が、アドボカシーをソーシャルワークの機能の一つとして位置づけた。

*制度、事業、業務としての権利擁護
・成年後見制度
・虐待対応・予防
・日常生活自立支援事業(旧称 地域福祉権利擁護事業)

*レビー小体型認知症とは

*ピック病

*脳血管性認知症

*アルツハイマー型認知症

 記憶障害,見当識障害,失語・失行・失認などの大脳巣症状,理解力・判断力の障害が中核症状
 せん妄,抑うつ,焦燥,徘徊などのBPSD(behavioral and psychological symptoms of dementia)

 パーキンソン病,プリオン病(クロイツフェルト・ヤコブ病)

*プライマリ・ヘルスケア
 アルマアタ宣言

心理学理論と心理的支援 練習問題 中級
 社会福祉士・精神保健福祉士共通科目


問題1 心理学の基礎知識に関する次の記述のうち,正しいものを二つ選びなさい。
1 「自分はどのような人間なのか」「自分の社会的役割は何か」を確立することを,心理・社会的モラトリアムの達成という。
2 一般に,達成動機の低い人は,成功を自己の能力や努力に帰属させ,失敗を自己の努力不足に帰属させる傾向を持つ。
3 チンパンジーが天井からぶらさがったバナナを木箱を積み上げて取るような問題解決の仕方を,レスポンデント条件づけによる学習という。
4 「自分は何が分からないかが分かる」のような認知をメタ認知という。
5 学習とは,経験によって生ずる持続性のある行動の変容であり,試行錯誤,洞察,条件づけ,模倣などの理論がある。

*解答・解説:アイデンティティ、エリクソン、アイデンティティ拡散、アイデンティティ形成、
レスポンデント条件づけ、オペラント条件づけ、学習理論、行動療法、パヴロフ 記事下方をクリック


低所得者に対する支援と生活保護制度 練習問題・初級
社会福祉士・精神保健福祉士共通科目
今年4月から学習を開始した受講生向き


問題3 次の記述の空欄AとBとCに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
 生活保護法第8条において,保護は(  A  )の定める基準により測定した要保護者の(  B  )を基とし,そのうち,その者の金銭及び物品で満たすことのできない不足分を(  C  )程度において行うものとすると,基準及び程度の原則を示している。
<組み合わせ>
   A        B    C
1 社会保障審議会   要求  超える
2 国会        需要  超える
3 厚生労働大臣    需要  補う
4 厚生労働省     要求  補う
5 総理大臣      事情  補う

*解答・解説:生活保護の原則  申請保護の原則、基準及び程度の原則、
必要即応の原則、世帯単位の原則とは 等は 記事下方をクリック



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<当ブログ筆者の論文>
当ブログ筆者の論文 最新 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


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当ブログ筆者の出張講義 福祉施設職員研修 無料
東京都の登録講師派遣事業
「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号101

内容 介護、福祉職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、心身の健康のセルフケアを支援する研修

「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」講座番号93
内容 貧困、生活保護受給者対象のグループワークプログラムと留意点等を、ブログ筆者の実践や事例に基づき解説

「障害者福祉施設におけるグループワークの基礎」講座番号61
内容 福祉施設におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の援助技術の基礎を解説。

「福祉施設職員の職業倫理と福祉マインド、ハラスメント予防」講座番号102
内容 福祉施設職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。

 上記は当ブログ筆者が担当する研修です。
この講座は、東京都福祉保健局の委託による、福祉・介護・保育事業所対象の職場研修です。ブログ筆者等の講師が出向きます。講師謝金 無料
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<テレビ番組紹介 NNNドキュメント 日テレ>
孤独に苦しめられる人たち
SOSを出せないあなたへ
2016年6月5日(日) 24:55

引用「いま「助けて」と言えない働き盛りが増えているといわれています。悩みは千差万別、でもSOSが出せない共通の理由は"孤立"にあります。"ひとり"だから解決策が見つからない"現実"。「この2,30年で、みんなひとりぼっちになった」そう話すのは、孤独を救おうと奔走する大阪・豊中市社会福祉協議会の勝部麗子氏です」 引用ここまで。

参考
コミュニティソーシャルワーカー(CSW)とは  豊中市社会福祉協議会

引用:コミュニティソーシャルワーカーの役割
 コミュニティソーシャルワーカーは、制度の狭間の問題など個別の課題に対応し、地域の課題として共有する場を設け、課題提起し、新たな支援対策を検討しています。

*主な役割
 福祉なんでも相談窓口のバックアップ
・社会的援護を要する人々への対応
・複数機関の連携による支援
・公民協働でのサポート
・地域との関係調整
 地域福祉ネットワーク会議の運営
 地域福祉計画の支援
 保育所や学校の行事のとき
 セーフティネットの体制づくり
 要援護者に対する見守り・相談

・ライフセーフティネット

*協働プロジェクト
 個別事例を通して町の課題を把握し、新たな協働や仕組みで解決の取り組みを展開しています。
 徘徊SOSメールプロジェクト
 同じ立場の人をつなぐ・・・交流会の開催
・男性家族介護者交流の集い
・若い家族介護者の交流会
・広汎性発達障害者の家族交流会・・・自主グループ化「一歩の会」
・高次脳機能障害者の家族交流会・・・自主グループ化「アンダンテ」
 団塊塾とよなか…団塊世代の地域デビューをめざして
 ひとり暮らし高齢者支援方策検討委員会 ⇒ 安心生活創造事業へ
 外国人のためのボランティアガイド作成 など

引用ここまで

*解答・解説 下記をクリック

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