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<当ブログ筆者の無料講座 説明会>
 子どもを救う社会福祉士 児童虐待、子どもの貧困とソーシャルワーク
2016年9/26(月)18:00から19:00
(社会福祉士養成学科、社会福祉士養成科説明会)
担当 当ブログ筆者、社会福祉士養成学科 学科長 関屋光泰
日本福祉教育専門学校 高田校舎

 社会福祉士は様々な領域で実践しています。今回の説明会では、児童虐待や家族問題、子どもの貧困等と社会福祉士の仕事をテーマに、本校教員の当ブログ筆者が、お話しします。
 近年の子どもの虐待や家族関係、生活困窮等の児童福祉の関連問題と、子どもを支援する社会福祉士の役割や仕事内容を、社会福祉士の実務20年の筆者が分かりやすく説明します。
 子ども・家庭福祉は、社会福祉士の実践のなかでも、重用な領域の一つであり、スクールソーシャルワーカーと子育て支援を含めて、当学科の卒業生達が活躍しています。
 児童福祉に関心をお持ちの方、社会福祉士やスクールソーシャルワーカーのことを知りたい方、ご参加ください。ご質問や、社会福祉士や進路に関する相談も歓迎です。

<内容予告 児童福祉分野の社会福祉士>
・子どもの貧困、家族関係など、関連する問題は何か。生活困窮の世代間連鎖等、子どもの格差。
 スクールソーシャルワークの課題。貧困と教育。生活困窮化に対するソーシャルワーク
・生活困窮による心身の健康破壊、社会的孤立、コミュニケーション・繋がりの貧困とは。

・虐待、ドメスティックバイオレンスDV被害。家族問題とは。
・児童虐待とは

 虐待は、児童福祉の主要な課題の一つである。
 身体的虐待のみならず、心理的虐待等も生きづらさや人間関係の問題等の悪影響を残す。
・相談援助や教育と自立の支援、グループワーク等、社会福祉士による総合的かつ専門的な支援。
・虐待、ネグレクトの子どもへの影響。心理。

*児童福祉分野の社会福祉士
・児童相談所におけるソーシャルワーク。
・児童養護施設、児童虐待の後遺症へのケア、自立支援。
・母子生活支援施設とドメスティック・バイオレンス
・子育て支援における相談援助 等


社会福祉士の専門技術=ソーシャルワークによる子どもへの支援。
 家族問題という社会福祉士の専門分野。

 社会福祉士の相談援助は、人間対人間の、生活を支える仕事である。個々の自分らしさが活かされる、人間的な仕事でもある。

・貧困とメンタルヘルス、アルコール・薬物等の依存症等の健康問題の重複
 貧困・生活困窮者と医療ソーシャルワーク。
・貧困問題の緩和を目指して-生活困窮者の相談援助、グループワーク-社会福祉士による。
・メンタルヘルスの回復を目指す相談援助
・当ブログ筆者の貧困・生活困窮者支援領域のソーシャルワーク実践から事例。
 相談援助、グループワーク等の実際。事例も用いて解説。

貧困問題と相談援助 当ブログ筆者の講演 音声記録の一部を公開中

福祉施設職員のメンタルヘルスの支援 職員のストレスマネジメントと施設のリスクマネジメント 当ブログ筆者の論文 抜粋 リンク


相談援助の理論と方法Ⅰ 前期第23回講義レジュメ概要1
当ブログ筆者(本校専任教員、社会福祉士)が、社会福祉士養成学科にて、2016年9月23日に講義      
<この記事は、ダイジェスト版と講義当日の補足。レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>


12章1節 相談援助における面接の目的
1 面接の目的 テキストP251から
①援助に必要な情報を得る

・インテーク及びアセスメント、モニタリング等における情報収集である。

②問題解決を図る共同作業
・介入(支援の実施)における、クライエント等への働きかけ。

③問題解決を図るアクション・システムの形成
・アクション・システムとは、目標の達成のために働きかけ・行動する人々のことである。
<補足>
* A.ピンカスとA.ミナハンは、1973年、システム理論に基づくソーシャルワーク実践の四つのサブシステム、その相互作用
①クライエント・システム
・個人,家族,グループ,組織など,ソーシャルワーカーが援助の対象とするシステムである。
 クライエント・システムとは、社会福祉サービスを既に利用しているか、サービスを必要としている、援助活動を通して問題解決に取り組もうとしている個人や家族などから構成されている小集団を指す。

②ワーカー・システム=チェンジ・エージェント・システム(ワーカーとその所属機関)
 ワーカー・システムとは、援助活動を担当するソーシャルワーカーとそのワーカーが所属する機関や施設とそれを構成している職員全体を指す。

③ターゲット・システム(目標達成のために変革しなければならない人や組織)
 ターゲット・システムとは、クライエントとワーカーが問題解決のために変革あるいは影響を与えていく標的とした人々や組織体を指す。
 標的は、クライエントが選択される場合や、クライエント以外のワーカーやワーカーが所属している機関や施設も含む人々や組織体が選択される場合もある。

④アクション・システム(目標達成のためにターゲットに働きかける人々)
 アクション・システムとは、変革に影響を与えていく実行活動に参加する人々や資源のすべてを指し、実行活動のチームワークを構成する人々をいう。
*援助者は必然的に四つのシステムと重層的に関係し、発展させていく。

・アクションシステムは、相互作用に基づく。率直な双方向の関わり、真正面から向き合い、て語り合える関係、その場、時間を創ることが、ソーシャルワークとしてもとめられている。

2 面接の特性<テキストP252要旨>
・面接は、その場面に限定して外見的にとらえると、主として言語のコミュニケーションの展開を通じ、援助目標を目指した対人関係から構成されている。
 しかし、面接は、人間の日常生活の広がりと流れに対応して、専門的な方法のもとに、総合的に継続して積み上げられる過程から成り立っている。

・面接は、その専門的方法を用いた技術的過程からなる援助活動ということになる。
 ①対面関係、②信頼関係、③協同・協働・参加
 一般的には、電話や手紙などではなく、面接という対面関係で、信頼感を醸成しつつ、クライエントとワーカーの双方が援助関係に協同して参加するという特性である。

・カデューシンらの援助的面接の特性⇒テキストP252参照のこと
 規範、会話のパターン、クライエントの利益、文化的差異等。

<補足>
*面接を構成する要素

①面接者(ソーシャルワーカー)
②被面接者(クライエント)
③コミュニケーション
④援助目的
⑤援助方法(援助の展開)
⑥課題(解決を必要とするクライエントのニーズ・問題)
⑦空間(面接の場所)
⑧時間(面接時間の確保とその過程)
・これらは最低限必要なもので、どれを欠いても面接は成り立たない。

<社会福祉士国家試験出題実績>
・訪問による面接では,訪問先の利用者の生活の場から問題理解の手掛かりを得る
 ことができる。 第21回社会福祉士国家試験出題

・キューブラー・ロスによれば、苦境にあって痛みを分かち合い、逃げずに寄り添うこと、患者の言葉に耳を傾けることこそが、医療、精神科医療の専門性よりも真に必要なものである

・寄り添い、共にある人、それが最も重要な対人援助の要であるともいえよう。


・専門職の権威というもの。

・言語による面接・相談援助が、ソーシャルワークの全てではない。
・聴覚の障害と情報について。
・言語障害

・クライエントの生活スタイルの理解、援助者との違い

12章2節 相談援助における面接の展開
1 相談援助における面接の基本姿勢 テキストP254
*バイステックの原則

 ケースワークの基本原則でもあるが、クライエント自らの状況と感情(生の過程における特殊な出来事)の表出を促し、それを理解しようとする姿勢を基盤とする。

*援助者の基本的態度 (ロジャーズ)

・無条件の積極的関心(肯定的配慮)
・共感的理解
・純粋性(真実性)

・笑う相手と共に笑い、泣く相手とは共に泣くという姿勢。
・率直な感情の交流の必要性。
・面接においては、クライエントとの情緒的な関わりは必須である。


2 面接においてワーカーが行なうこと
・傾聴・受容、疑問への応答、共感等。
・ワーカーの援助姿勢と専門性の提示、クライエントのストレングスへの支持の表明、共感等。テキスト参照

・クライエントの状況や利用者等の人物像の正確な理解と、共感が欠けていると、的はずれな援助となる。

・ソーシャルワークの面接において、クライエントに対する共感は、情緒的な課題ではなく、現実的な援助の方策である。


講義概要 臨床的介入、直接的介入 間接的介人とは 現代社会と福祉 ウルフェンデン報告、貧困家庭一時扶助



児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 練習問題
第29回社会福祉士受験対策 専門科目

問題1 児童福祉に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい

1 児童委員は、都道府県民生委員・児童委員推薦会の推薦にもとづき、都道府県知事が委嘱する。
2 主任児童委員は、児童委員活動要領によれば、主任児童委員としての本務に支障がない限り、生活福祉資金貸付業務や老人世帯への訪問活動に積極的に協力しなければならない。
3 児童委員は、地域住民の実情把握と記録、相談・援助、児童健全育成の地域活動、連絡通報、児童虐待への取り組みなどの活動を行う。
4 児童相談所における一時保護期間は原則として1か月を超えてはならない。
5 平成9年の児童福祉法改正により,多様化している非行問題への対応策として,児童自立支援施設に保護者の下から通わせて必要な指導を行う通所機能を新たに付設した。

地域福祉の理論と方法 練習問題
第29回社会福祉士・精神保健福祉士国家試験受験対策 共通科目

問題1 19世紀イギリスにおけるボランタリズムによる活動・運動に関する次の記述のうち,正しいものを一つ選びなさい

1 ラウントリー(Rowntree,B.)の隣友運動により,貧困家庭への友愛訪問や組織的な援助などの慈善活動が始められた。
2 バーネット(Barnett,S.)によってキリスト教青年会(YMCA)が設立され,キリスト者に限らず青年層に対する生活改善事業が始められた。
3 ウィリアム・ブース(Booth,W.)によって活動形態に軍隊組織を取り入れた救世軍が設立され,貧困者への伝道事業,救済事業などが行われた。
4 チャールズ・ブース(Booth,C.)によって慈善組織協会が設立され,貧困者の個別調査と連絡調整を主たる目的にした活動が始められた。
5 チャルマーズ(Chalmers,T.)によってトインビーホールが設立され,セツルメント運動が行われた。

<解答と解説:児童委員、主任児童委員、民生委員
児童の福祉増進と健全育成とは 記事下方をクリック>


*解答と解説:コミュニティ・オーガニゼーション、
コミュニティ・ディベロップメント、
コミュニティワーク、コミュニティワーカーとは
地域社会開発 ソーシャル・アドミニストレーション コミュニティ・アクション・モデル
地域福祉活動コーディネーター 福祉活動専門員
ボランティア・コーディネーターとは 記事下方をクリック



当ブログ筆者が全国社会福祉教育セミナーにて報告を行います お知らせ
第46回全国社会福祉教育セミナー2016 会場 淑徳大学 「ソーシャルワーク教育の新たな発展をめざして」
分科会第4 『一般・短期養成施設や通信課程におけるソーシャルワーカー養成の現状と課題(仮)』2016年10月30日

コーディネーター: 空閑浩人(同志社大学)
発題者: 山本由紀(上智社会福祉専門学校)
     明星明美(日本福祉大学福祉経営学部 通信教育)
     関屋光泰 (日本福祉教育専門学校)
主催 日本社会福祉教育学校連盟 日本社会福祉士養成校協会 日本精神保健福祉士養成校協会


当ブログ筆者執筆の新刊
精神保健福祉援助演習(専門)第2版
精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編

ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂

第8章 地域における精神保健問題 依存症と生活困窮(pp.171-178)
<概要>
 簡易宿泊所街「寿町」の精神科診療所におけるアルコール依存症と薬物依存症患者の支援の実践から、回復を図るグループワークや相談援助の課題等を考察した。
 生活保護を受給し簡易宿泊所に居住するアルコール・薬物依存症患者の回復の鍵を握るものとして、レジリアンスを挙げた。具体的には失敗を繰り返しても援助者と繋がり続け、危機を回避するための協働や、訪問やグループワーク等による社会的孤立を防ぎ、全人的な支援の持続が有効であると論じた。

<当ブログ筆者の論文>
当ブログ筆者の論文 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月
ISSN 0919-2034

 東京都による福祉施設職員の実践を支援する研修プログラムとして、開発し、実施を継続している。
 福祉施設職員のストレスケア、燃えつき予防を支援するために、この研修プログラムを開発した。職員のメンタルヘルスの不調等の課題は、実践に影響し、施設にとって支援の質の低下に繋がる。職員のストレス・マネジメントは、施設のリスク・マネジメントでもある。この研修は、離職を防ぐメンタルヘルス対策のみならず、サポーティブな職場づくり、質の高い実践の持続をも視野に入れ、開発した。各施設において実施し、現場からのフィードバックを活かし、プログラムの更なる改善を図った。


<解答と解説は下記をクリック 第29回社会福祉士受験対策 練習問題>

More*解答と解説:コミュニティ・オーガニゼーション、コミュニティ・ディベロップメント⇒
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相談援助の理論と方法Ⅰ 前期第21回講義レジュメ概要1
当ブログ筆者(本校専任教員、社会福祉士)が、社会福祉士養成学科にて、2016年9月14日に講義      
<この記事は、ダイジェスト版と講義当日の補足。レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>


10章2節 介入の方法と留意点
<ポイント>

・介入の方法は、アセスメントを経て立案された支援計画の実施である。
 また介入は、直接的介入・活動と間接的介入・活動に分類ができる。
1 介入の方法 テキストP213
1) 計画に目標を明記し介入の方法(レパートリー)を選択

・目標とは、短期目標(直ちに実行)、中期目標(例 3か月程)、長期目標(例 3か月以上)の実行の具体的方法を支援計画に明記する。

2)介入の矛先の決定とその特性に適した方法の活用
・介入の矛先を把握し、その矛先の特性に応じて適切な方法を用いる。
 クライエントのライフサイクルに対応した方法が求められる。

3)介入の矛先の拡大(個人から集団・コミュニティ)

*介入の対象とは
1.クライエント自身
2.クライエントの基盤 生活基盤、家族等
3.社会資源
4.支援機関とネットワーク

・介入の目的とは、クライエントや関係する人々の成長、自己実現と、円滑な社会生活の支援、生活問題の解決である。

・ミルン(D.L.Milne)は「社会的支援介入」=臨床的介入、近接的介入、遠隔的介入を提示した。
臨床的介入は「社会的支援と地域社会志向が個人治療をより効果的」にする。
近接的介入は、「分析のレベルは、学校、職場そして家族または友人」である。
遠隔的介入は「物質的社会的欠乏状態、健康教育そして環境デザイン」。

<補足>
*解説:アイデンティティ identity

 自己同一性。 略 講義にて解説。

*解説:モラトリアム moratorium
 略

・ソーシャルワーカーの介入による、クライエントの社会的孤立の解消と、繋がりの構築、繋がりの中の資源を見出すこと。

・利用者にとって構え過ぎず、自然な人間関係=ソーシャルワーカーと利用者の援助関係。
 その関わりのなかで価値が承認される。

・目標:人間関係の改善、コミュニケーション能力の向上
・介入によって、人間関係をもつこと,ものごとを成就すること,成長のための新しい経験を提供する。
・しかし、援助者等と人間関係が成立するとともに,否定的感情、摩擦や衝突などが起こりやすくなる。摩擦とその緩和もまた、新たな経験であるとも言えよう。

・所属するものを求め、拠り所ないと不安になる。
 他者からの評価のみにとらわれ、不必要な拘束から、どのように自分自身を解放できるのか。
 より自己実現を図ることが出来るのか、可能性を、生きることを拡充することが出来るのか。
 これらは、ソーシャルワーカーによる介入の、根源的なものに関わる課題であると言えよう。
 クライエントや関わる人々が、新たな経験に対して、勇敢であること。経験に代わるものはないであろう。


2 直接的介入と間接的介入 テキストP214
*直接的介入

・ジョンソンらによる、直接的介入・活動の10のカテゴリー。
1)人間関係の発展、
2)状況の中の人の理解、
3)計画の過程での活動
4)クライエントによる資源の活用
5)エンパワメントやイネイブリング、
6)危機状況での活動、
7)社会的機能の支援、
8)クライエントとアクティビティを活用、
9)クライエントとシステムとの媒介、
10)ソーシャルワークの臨床モデルを活用

*解説:イネーブラー enabler
 略
 イネーブラーは「助力者」とか「力を添える人」と訳されることがある

・周囲の環境、関係を理解し適応する、適切に主張する
・資源にアクセスし、選択し、利用、話し合う

・諦観と宿命感、学習された無力感からの解放=クライエントが自らを解放することを促進する。
・クライエントが揺るがない自信を持つという課題。
多くの場合、自分自身が思っているよりも、更に価値のある、かけがえのない存在である。


・グループワークならば、集団の内外の媒介が、ソーシャルワーカーの役割となる。
 ワーカーの機能とは、「個人と社会が互いに手を差し伸べる過程を媒介すること」である。


*危機理論

*危機介入法 crisis intervention

・危機介入とは、心身の後遺症の予防でもある。
 災害、犯罪被害、自殺未遂という危機

・クライエントにとっての身体の活動-心身の活性化のための手助け

・介入によって、ありのままの自分が仲間に受け入れられることで、自己否定やとらわれから解放され、ありのままの自分を受け入れることができるようになることが促進される。
 そして自分への信頼や自信を回復して人間としての尊厳性を自覚し、自立への意欲が喚起される=内なる変革である。
 内面の変化こそ、状況を変えていく大きな一歩である。


<補足:直接的介入・活動>
 略
*セルフケア
 略

・環境の応答性の向上という課題
 環境の側の配慮。例 うつ病に対する企業の対応。

*間接的介人<テキストP214要旨>
・ジョンソンらの間接的介入の六つのアプローチ・活動

1)環境の変化をめざす、
2)影響力のある人を関与させる、
3)サービスの調整、
4)プログラムの計画、展開、
5)組織を変化させる、
6)コーズアドボカシー

・重要なことは、直接と間接の活動を共用しながら、効果的な介入を実施することである。

<補足:間接的介入・活動>
 被援助者の環境に問題がある場合や、被援助者をとりまく社会システムが十分に機能していない(資源不足やシステム間の不適合など)場合に、その環境や社会に働きかけ生活改善を図るものである。
 この活動は、社会資源活用の促進(調整および仲介)、社会資源の開発、社会資源の組織化、地域の組織化、社会福祉計画への関与、アドボカシーと権利擁護、ケアマネジメントなど幅広いものとなる。

*アドボカシー<テキストP215要旨>
・アドボカシーは、個別のクライエント対象のケースアドボカシーと、特定の階層の人々を対象とするコーズアドボカシーがある。
・間接的介入は、ソーシャルワーカーは、政治的過程へのはたらきかけをも行なう。
・これらは、リッチモンドの「改革の小売り的方法と改革の卸売り的方法」と重複する(1905)。

・ニーズと資源の調整
 社会福祉士やケアマネジャー等の相談職と介護職、医療専門職、リハビリテーション専門職等の職種による分断を超えた相互支援の必要性がある。人間を支える専門職としての共通点による緩やかなネットワークの構築である。

*資源へのアクセスの改善
・社会資源の再資源化

*グループワークにおいては、相互の助け合いを築くようにメンバーに促す。
・協力的な相互の支持の規範を奨励し,強化する。
・共通のテーマを明らかにし,焦点を合わせる。

<社会福祉士等国家試験出題実践:介入>
・インターベンションでは,クライエントやその環境及びその両者への介入を行い,状況に応じて社会資源の開発などを行う。 第20回社会福祉士国家試験問題
・社会に存在する障壁,不平等及び不公平に働き掛けて取り組む。
・福祉サービスの利用者が心身ともに健やかに育成され,その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように支援する。
・福祉サービスを必要とする地域住民が地域社会を構成する一員として社会,経済,文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会が与えられるように支援する。 以上、第17回社会福祉士試験
・利用者のニーズを把握すると同時に,利用者を取り巻く環境も把握した上で介入する。
・精神科デイケアでグループワークを行う際,他職種と連携し,専門的な視点で介入する。
 C 介入を行った結果,効果が出ていないと判断できる場合は,スーパービジョンやコンサルテーションを受けるようにする。 第10回精神保健福祉士国家試験問題

<社会福祉士受験対策講座 要点チェック:現代社会と福祉>
マルサス(Malthus,T.)『人口の原理』
相対的剥奪、タウンゼント
絶対的貧困
貧困線
ラウントリー『貧困:都市生活の研究』
バウチャー
「要扶養児童家庭扶助」(AFDC)
「貧困家庭一時扶助」(TANF)
マザーズハローワーク
ジニ係数

社会保障構造の在り方について考える有識者会議「21世紀に向けての社会保障」
女子差別撤廃条約 女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約
世界人権宣言
ベヴァリッジ(Beveridge,W.)報告書『社会保険と関連サービス』
ペストフ(Pestoff,V.)
仲村優一
一番ヶ瀬康子
ウルフェンデン報告

運営適正化委員会

グラミン銀行、ユヌス(Yunus,M.)
小規模融資(マイクロファイナンス)
政府開発援助(ODA)


当ブログ筆者が全国社会福祉教育セミナーにて報告を行います お知らせ
第46回全国社会福祉教育セミナー2016 会場 淑徳大学 「ソーシャルワーク教育の新たな発展をめざして」
分科会第4 『一般・短期養成施設や通信課程におけるソーシャルワーカー養成の現状と課題(仮)』2016年10月30日

コーディネーター: 空閑浩人(同志社大学)
発題者: 山本由紀(上智社会福祉専門学校)
     明星明美(日本福祉大学福祉経営学部 通信教育)
     関屋光泰 (日本福祉教育専門学校)
主催 日本社会福祉教育学校連盟 日本社会福祉士養成校協会 日本精神保健福祉士養成校協会


<当ブログ筆者の説明会 無料講座 要予約>
 子どもを救う社会福祉士 児童虐待、子どもの貧困とソーシャルワーク
2016年9/26(月) 18:00から19:00
社会福祉士養成学科、社会福祉士養成科説明会
担当 関屋光泰
日本福祉教育専門学校 高田校舎

 社会福祉士は様々な領域で実践しています。今回の説明会では、子どもの貧困や虐待をテーマに、社会福祉士養成学科 学科長の当ブログ筆者が、お話しします。
 子どもを支援する社会福祉士の役割や仕事内容を社会福祉士の実務20年の筆者が分かりやすく説明します。
 児童福祉に関心をお持ちの方、社会福祉士やスクールソーシャルワーカーのことを知りたい方、ご参加ください。質問や相談も歓迎です。


当ブログ筆者執筆の新刊
精神保健福祉援助演習(専門)第2版
精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編

ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂

第8章 地域における精神保健問題 依存症と生活困窮(pp.171-178)
<概要>
 簡易宿泊所街「寿町」の精神科診療所におけるアルコール依存症と薬物依存症患者の支援の実践から、回復を図るグループワークや相談援助の課題等を考察した。
 生活保護を受給し簡易宿泊所に居住するアルコール・薬物依存症患者の回復の鍵を握るものとして、レジリアンスを挙げた。具体的には失敗を繰り返しても援助者と繋がり続け、危機を回避するための協働や、訪問やグループワーク等による社会的孤立を防ぎ、全人的な支援の持続が有効であると論じた。

貧困問題と相談援助 当ブログ筆者の講演 音声記録の一部を公開中


当ブログ筆者の出張講義 福祉施設職員研修 無料
東京都の登録講師派遣事業

「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号85

内容 介護、福祉職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、心身の健康のセルフケアを支援する研修
・福祉施設職員の職務ストレスに対するセルフケアの促進、その方法
・ストレッサーのチェック
・実践ストレスのセルフケアのプロセス
・ストレスから復元する力=レジリエンスを強める
・ストレッサーの自己分析 
・福祉の職場の総合的ストレス・マネジメント
・ストレス場面への対処。リラクゼーションの方法
・援助者のエモーショナル・リテラシーの向上 感情のコントロール
・福祉施設職員の実務上の対策、専門職としての成長へ
・職員のメンタルヘルス ストレングス
・実践ストレスを成長に繋げていくために。
・チームリーダーによるサポーティブな職場のファシリテーション 等

「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」講座番号79
内容 貧困、生活保護受給者対象のグループワークプログラムと留意点等を、ブログ筆者の実践や事例に基づき解説

「障害者福祉施設におけるグループワークの基礎」講座番号52
内容 福祉施設におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の援助技術の基礎を解説。 後述

「福祉施設職員の職業倫理、ハラスメント予防」講座番号86
内容 福祉施設職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。

 上記はブログ筆者 関屋光泰が担当する研修です。
この講座は、東京都福祉保健局の委託による、福祉・介護・保育事業所対象の職場研修です。ブログ筆者等の講師が出向きます。講師謝金 無料
申込締切日平成28年9月23日(金)必着

詳しくは下記をクリック
東京都社会福祉協議会登録講師派遣事業

福祉施設職員のメンタルヘルスの支援 職員のストレスマネジメントと施設のリスクマネジメント 当ブログ筆者の論文 抜粋 リンク
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相談援助の理論と方法Ⅰ 前期第22回講義レジュメ概要2
当ブログ筆者(本校専任教員、社会福祉士)が、社会福祉士養成学科にて、2016年9月21日に講義      
<この記事は、ダイジェスト版と講義当日の補足。レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>


12章1節 相談援助における面接の目的
1 面接の目的 テキストP251から
①援助に必要な情報を得る

・ケースワーク過程のインテーク及びアセスメント、モニタリング等における情報収集である。

②問題解決を図る共同作業
・介入(支援の実施)における、クライエント等への働きかけ。

③問題解決を図るアクション・システムの形成
・アクション・システムとは、目標の達成のために働きかけ・行動する人々のことである。

<補足>
* A.ピンカスとA.ミナハンは、1973年、ソーシャルワークを一つのシステムと捉え、システム理論に基づくソーシャルワーク実践では,ソーシャルワーカーは以下の四つのサブシステムの相互作用に関心をもたねばならないとしている。
①クライエント・システム
・個人,家族,グループ,組織など,ソーシャルワーカーが援助の対象とするシステムである。
 クライエント・システムとは、社会福祉サービスを既に利用しているか、サービスを必要としている、援助活動を通して問題解決に取り組もうとしている個人や家族などから構成されている小集団を指す。

②ワーカー・システム=チェンジ・エージェント・システム(ワーカーとその所属機関)
 ワーカー・システムとは、援助活動を担当するソーシャルワーカーとそのワーカーが所属する機関や施設とそれを構成している職員全体を指す。

③ターゲット・システム(目標達成のために変革しなければならない人や組織)
 ターゲット・システムとは、クライエントとワーカーが問題解決のために変革あるいは影響を与えていく標的とした人々や組織体を指す。
 標的は、クライエントが選択される場合や、クライエント以外のワーカーやワーカーが所属している機関や施設も含む人々や組織体が選択される場合もある。

④アクション・システム(目標達成のためにターゲットに働きかける人々)
 アクション・システムとは、変革に影響を与えていく実行活動に参加する人々や資源のすべてを指し、実行活動のチームワークを構成する人々をいう。

・アクションシステムは、相互作用に基づく。
 率直な双方向の関わり、真正面から向き合い、腹を割って語り合える関係、その場、時間を創ることが、ソーシャルワークとしてもとめられている

・援助者は必然的に四つのシステムと重層的に関係し、発展させていく。

・キューブラー・ロスによれば、苦境にあって痛みを分かち合い、逃げずに寄り添うこと、患者の言葉に耳を傾けることこそが、医療、精神科医療の専門性よりも真に必要なものである
 ソーシャルワーカーとは、苦境のなかにある人々に寄り添い、共にある専門職である。
 それが最も重要な対人援助の要であるともいえよう。


<補足>
 吉岡によれば、援助者が援助者という職業を選び、続けているのには、明確な理由、意味がある。
 吉岡自身も、子ども時代、親からの否定的な評価を受け、自らを不要な、無力な存在という感覚が自らに浸透した。承認されない自己という物語である。これらを、クライエントによって気付かされた。つまり、援助者という職業、職場、関係性のなかで、援助者自身のなかで新たな意味づけが行なわれる。
 総じて吉岡は、援助者が自分自身を語ることを強調している。
 吉岡隆 編著『援助職援助論 援助職が「私」を語るということ』明石書店, 2009年

・援助者には、家族問題や疾病、失業、生活困窮等の様々な困難を経て、援助者を志望し、繋がる仲間と自らが承認される職場を獲得した当事者性を持つ援助者も実践を続けている。

・援助者のセルフケアと、支え合う集まりの必要性。
 援助者自身も様々な側面を持っている。自らを見つめ、更に豊なものとしていく。


*概要・面接
・面接は,ソーシャルワークにとって支援の主要な道具であり,援助者とクライエントの間に起こる相互作用、働きかけをつくる基盤と言える。
・各回の面接には目的やゴールが必要である。
 面接の目的は,面接の段階,機関の機能,提供できるサービスの方法,クライエントのニーズや問題,解決されるべき問題の特質,などによって異なる。
・面接は言語技術のみでなく,ソーシャルワークの価値,知識,援助関係によって支えられている。

*面接を行なうソーシャルワーカーに必要なもの
・面接や観察のスキル
・援助者側の準備-事前の情報収集・整理、面接の環境整備、先入観を排する
・援助の基本姿勢-バイスティックやロジャーズによる。
・ソーシャルワークには、利用者との対等な目線や姿勢で接する関係が必要とされる。
 また、近年の医療・社会福祉関連分野では、インフォームド・コンセント、自己決定、ノーマライゼーションなど、援助者と利用者との平等、協働、信頼関係がより必要とされている。
 しかし、急迫、危機の場合など例外もある。

*参考:面接におけるクライエントの抵抗の現れ
 略 講義にて解説した。

・ただし、生活場面面接や、言語メッセージでは伝わらない障害をもつ人との関わりを含む
 疾病、言語障害、聴覚障害、重度の認知症、重度の知的障害や精神障害、外国人等

・適切な自己決定の支援が求められている 略

・生活場面面接という形態-クライエントの生活と内面への接近。
 略
・言語的メッセージのみではない関わりを築く場合-言語障害や聴覚障害、重度の認知症、知的障害や精神障害、日本語を母語としないクライエント等。非言語を含めたコミュニケーション技術が求められる。

*共生のコミュニティを求めて
・社会福祉、ソーシャルワークは抽象的な理想ではない。
 ソーシャルワークの働きによって繋がる人々が、相互に信頼、尊重を与えあい、相手を認めることが重要である。
 人々が互いに尊厳を与えあって、信頼の精神のもとで、そして相手が生きて、成長することができるコミュニティを求めていきたい。虚栄よりも見えない豊かさを深めていく。
 一人ひとりにそれぞれの居場所があり、コミュニティの皆がいのちの価値を認められるべきである。


・ヤングハズバンドは、1973年「ソーシャル・ワークの未来」(講演)において、シーボーム報告を高く評価している。シーボーム報告は、社会的介入の方法を考察している。
・社会的状況のアセスメントとサービス評価の機能、社会計画と社会開発に貢献するソーシャルワークの意義:「未来のソーシャル・サービス部局では、ソーシャル・ワーカーの基本的業務の1つは広範な社会的状況の評定、つまり、危機に直面している特定の階層が、危機的状況に放置されているのか、長期にわたる援助を必要としているのか、それに対応するコミュニティの資質などを評価することになるだろう」

・未来の専門性には、効果的な介入手法とターゲットとなる層に関する知識と技法が必要となる:「未来の専門性は、効果的なソーシャル・ワーク介入手法と、特定の階層や境遇に関連した多様な知識と技法、この両方が必要になると思う。この専門性とは社会科学と行動科学に関する知識の増加に補強され、ソーシャル・ワーカーの研究、記録、実践から示唆されながら自己の技法を発展させる諸条件の整備と相まって、サービスを提供する体験から派生してくる」

*解説:シーボーム報告 
Report of the Committee on Local Authority and Allied Personal Social Services
 略

講義概要 介入技術、社会的支援介入、モデリングとは 地域福祉の理論と方法 29回社会福祉士試験模擬問題

<社会福祉士受験対策講座 要点チェック:福祉行財政と福祉計画>
都道府県障害福祉計画
次世代育成支援行動計画
 一般事業主行動計画
認知症施策推進5カ年計画「オレンジプラン」
「新障害者プラン」
地方分権一括法(地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律)
社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律
重点的に推進すべき少子化対策の具体的実施計画について
「新エンゼルプラン」
ゴールドプラン21・今後5か年間の高齢者保健福祉施策の方向
社会福祉構造改革分科会「社会福祉基礎構造改革について( 中間まとめ)」
障害者プラン・ノーマライゼーション7か年戦略
エンゼルプラン・今後の子育て支援のための施策の基本的方向について
児童育成計画
新・高齢者保健福祉推進十か年戦略・新ゴールドプラン
老人福祉法等の一部を改正する法律(社会福祉関係八法改正)
老人福祉計画
高齢者保健福祉推進十か年戦略・ゴールドプラン



当ブログ筆者が全国社会福祉教育セミナーにて報告を行います お知らせ
第46回全国社会福祉教育セミナー2016 会場 淑徳大学 「ソーシャルワーク教育の新たな発展をめざして」
分科会第4 『一般・短期養成施設や通信課程におけるソーシャルワーカー養成の現状と課題(仮)』2016年10月30日

コーディネーター: 空閑浩人(同志社大学)
発題者: 山本由紀(上智社会福祉専門学校)
     明星明美(日本福祉大学福祉経営学部 通信教育)
     関屋光泰 (日本福祉教育専門学校)
主催 日本社会福祉教育学校連盟 日本社会福祉士養成校協会 日本精神保健福祉士養成校協会



<当ブログ筆者の説明会 無料講座 要予約>
 子どもを救う社会福祉士 児童虐待、子どもの貧困とソーシャルワーク
2016年9/26(月) 18:00から19:00
社会福祉士養成学科、社会福祉士養成科説明会
担当 関屋光泰
日本福祉教育専門学校 高田校舎

 社会福祉士は様々な領域で実践しています。今回の説明会では、子どもの貧困や虐待をテーマに、社会福祉士養成学科 学科長の当ブログ筆者が、お話しします。
 子どもを支援する社会福祉士の役割や仕事内容を社会福祉士の実務20年の筆者が分かりやすく説明します。
 児童福祉に関心をお持ちの方、社会福祉士やスクールソーシャルワーカーのことを知りたい方、ご参加ください。質問や相談も歓迎です。

当ブログ筆者執筆の新刊
精神保健福祉援助演習(専門)第2版
精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編

ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂

第8章 地域における精神保健問題 依存症と生活困窮(pp.171-178)
<概要>
 簡易宿泊所街「寿町」の精神科診療所におけるアルコール依存症と薬物依存症患者の支援の実践から、回復を図るグループワークや相談援助の課題等を考察した。
 生活保護を受給し簡易宿泊所に居住するアルコール・薬物依存症患者の回復の鍵を握るものとして、レジリアンスを挙げた。具体的には失敗を繰り返しても援助者と繋がり続け、危機を回避するための協働や、訪問やグループワーク等による社会的孤立を防ぎ、全人的な支援の持続が有効であると論じた。

<当ブログ筆者の論文>
当ブログ筆者の論文 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月
ISSN 0919-2034

 東京都による福祉施設職員の実践を支援する研修プログラムとして、開発し、実施を継続している。
 福祉施設職員のストレスケア、燃えつき予防を支援するために、この研修プログラムを開発した。職員のメンタルヘルスの不調等の課題は、実践に影響し、施設にとって支援の質の低下に繋がる。職員のストレス・マネジメントは、施設のリスク・マネジメントでもある。この研修は、離職を防ぐメンタルヘルス対策のみならず、サポーティブな職場づくり、質の高い実践の持続をも視野に入れ、開発した。各施設において実施し、現場からのフィードバックを活かし、プログラムの更なる改善を図った。

貧困問題と相談援助 当ブログ筆者の講演 音声記録の一部を公開中


<社会福祉士養成学科、社会福祉士養成科等、日本福祉教育専門学校卒業生の皆様にお知らせ>
日本福祉教育専門学校同窓会のご案内 9月24日(土)14時 当日参加歓迎<2016年3月卒業生は無料>
 日本福祉教育専門学校の各学科専任教員や退職教員、非常勤講師、職員も参加します。

 参加できる卒業生(全学科、全年度)の皆様は、ぜひ同窓会会場ににお越しください。当ブログ筆者も後半から合流します(予定)。
 当日の飛び入り参加もお待ちしております。遅れて参加しても大丈夫です。
 お子様と一緒に参加しても大丈夫です。小学生以下の会費は無料です。

 日本福祉教育専門学校 第21回同窓会
 日時 平成28年9月24日(土)
 14:00~16:00 懇親パーティー
 場所 ハイアットリージェンシー東京
 東京都新宿区西新宿2-7-2

 
 会費 1,000円
 (2016年3月卒業生は無料でご招待)
 同窓会事務局 TEL:03-3982-2511 FAX:03-3982-5133 MAIL:dosokai@nippku.ac.jp

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当ブログ筆者の出張講義 福祉施設職員研修 無料
東京都の登録講師派遣事業

「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号85

内容 介護、福祉職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、心身の健康のセルフケアを支援する研修
・福祉施設職員の職務ストレスに対するセルフケアの促進、その方法
・ストレッサーのチェック
・実践ストレスのセルフケアのプロセス
・ストレスから復元する力=レジリエンスを強める
・ストレッサーの自己分析 
・福祉の職場の総合的ストレス・マネジメント
・ストレス場面への対処。リラクゼーションの方法
・援助者のエモーショナル・リテラシーの向上 感情のコントロール
・福祉施設職員の実務上の対策、専門職としての成長へ
・職員のメンタルヘルス ストレングス
・実践ストレスを成長に繋げていくために。
・チームリーダーによるサポーティブな職場のファシリテーション 等

「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」講座番号79
内容 貧困、生活保護受給者対象のグループワークプログラムと留意点等を、ブログ筆者の実践や事例に基づき解説

「障害者福祉施設におけるグループワークの基礎」講座番号52
内容 福祉施設におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の援助技術の基礎を解説。 後述

「福祉施設職員の職業倫理、ハラスメント予防」講座番号86
内容 福祉施設職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。

 上記はブログ筆者 関屋光泰が担当する研修です。
この講座は、東京都福祉保健局の委託による、福祉・介護・保育事業所対象の職場研修です。ブログ筆者等の講師が出向きます。講師謝金 無料
申込締切日平成28年9月23日(金)必着

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東京都社会福祉協議会登録講師派遣事業

福祉施設職員のメンタルヘルスの支援 職員のストレスマネジメントと施設のリスクマネジメント 当ブログ筆者の論文 抜粋 リンク

<事業所に対する育成支援事業 登録講師派遣事業 東京都>
 障害者福祉施設におけるグループワークの基礎 研修 抜粋


 講師のグループワーク実践事例から
 生活保護受給、精神障害者対象のグループワーク、精神科デイケアにおけるプログラム。


<1.グループワーク 概要>
①グループワークが活用されている領域

・社会福祉施設等の利用者を対象に、人間関係調整やコミュニケーション、生活意欲の向上などのために展開されている。
・病気の治療、リハビリテーションの一環としての、病院,保健所などにおいて展開される当事者や家族へのグループワークもある。
 社会生活への適応、自立のトレーニングを目的にしたグループワークは、矯正・治療施設でも活用されている。

②グループワークの概要
・グループによる意図的なプログラム活動やグループ内外の相互作用を活用して、個々のメンバーの成長をめざし,個人,集団,社会のさまざまな問題への効果的な対応を支援する援助方法である。
・グループワークは、利用者に所属意識、成長、関係、新たな経験等をもたらすものである。
 ソーシャル・インクルージョン、自立支援を具体化する援助プログラムとしても有効である。
 生活困窮、社会的排除等の問題が存在する今日、社会福祉、就労支援において求められる援助方法であると言えよう。

<2.グループワークの援助媒体>
①援助者(ワーカー)とメンバー(参加者)の援助関係

・援助者の二つの立場-グループ援助の相互性
・二つの視点-メンバー個人とグループ全体を理解する
・援助者の二つの働き-グループの動きの活性化(促進)と、利用者のサポート。

・ワーカーは、可能ならしめる人(側面的な援助)
 (望ましい)変化を起こさせる人
 グループ内外の相互作用の媒介者、社会参加の拡大。

・シュワルツの「平行過程の原理」ワーカーとメンバーの役割分担。
 略 詳細は研修において。

②メンバー間の相互作用
・メンバー間の相互作用から、仲間同士の支持、問題解決の力を引き出すことが、重要な課題である。グループワークは、利用者の相互援助システムを志向する 略 詳細は研修において。
*メンバー間の相互作用の理解-グループの治療教育的力
・グループワークは、援助者が自然発生的あるいは意図的に形成されたグループの利用者の相互作用を活用し、その治療教育的力によってさまざまな目標の達成を目指す。
 しかし、グループの力は「両刃の剣」といわれる 略

③プログラム活動
1)プログラム活動の意味 

・グループワークは、「プログラム活動」を働きかけや動機づけの手段として,計画し,実践し,評価することで相互援助機能を生み出している。
・利用者は、活動を一緒にする過程で起こる相互作用によって,グループのまとまりや協力,連帯,共同などの関係をも生み出していく
⇒ 具体的には 略
 「結果」より活動の「過程」を重要視する 略

2)プログラム計画の前提 
 第1前提:どんなプログラムでも利用者のニーズが何よりも優先しなければならない。
 第2前提:プログラムはどこまでも目標達成のための手段であり,目的ではない。 
 第3前提:援助者はプログラム活動を「助ける人」であり,中心になって「やる人」ではない。

 前田ケイのプログラム活動の定義では、「グループがそのグループ目的に沿って行う,あらゆる具体的な活動を指し,その活動の計画,実行,評価などにわたる全過程を通しての活動を含む」。

3)プログラム材料 
 プログラム活動を進める際に利用されるプログラムの素材のことである。
*プログラムの種類(例)
(1)レクリエーション活動

 各種スポーツ(エアロビクス、ヨガ、ゲートボール),旅行、手芸、芸術(絵画)、音楽(鑑賞・演奏)など。
 プログラム事例 略
(2)社会参加活動
 環境(公園清掃)・リサイクル・緑化活動など。 プログラム事例 略
(3)社全体験学習活動
 プログラム事例 略
(4)訓練・自立支援活動
 調理実習、メンバーミーティング,作業(園芸)など。
(5)日常生活活動
散歩,雑談,会食など。
プログラム事例 略

4)プログラム計画の原則
*プログラムがメンバーの興味とニーズに基づいて設定されているか。
 援助者はメンバーの興味の発見に努めておかなければならない。
*メンバーの能力とレディネス(準備性)が考慮されているか。
 略 利用者の能力等に適合し,全員が参加可能で満足が得られるような活動を考慮することが大切である。

*グループワークにおけるプログラムの意義
①自由な自己表現の可能性
・自己表現の手段を豊かにし,技能を高めていくためのものとして,重要である。
身体的な表現を伴うスポーツ,手工芸などである。
②集団を安定させる機能
グループの発達と展開には,グループのまとまりと安定が必要である。
音楽や単純なルールによって設定されるゲーム,グループ独自の財産(規約,グループの名称,旗)を作り,持つことである。
③新たな集団過程を展開させる可能性
集団の展開は,グループやメンバーが新しい課題に直面し,さまざまな体験,成長させるものとして重要である。
この可能性が高いのは,他のグループと交流、グループの直面する問題についての討論などである。
④グループの組織化を要求される可能性
集団内の役割分担を必要とされる小旅行,演劇などである。


<その他、研修内容 詳細は研修において解説>
*グループワークにおける社会資源


*社会資源の活用にあたって,援助者の役割

<グループワークの展開過程> 
*準備期

 波長合わせ、グループの計画・構成、予備的な接触 
*グループの計画と組織内の合意形成
・複数の利用者のために、必要と考えられるグループをつくっていく=グループの計画である。
また、所属組織内の合意を形成し、職員からの支持を得て、支援体制を樹立する。

*グループ形成計画 グルーピングの実際
(1)利用者の構成要素
・参加メンバーの性別,年齢,学歴,結婚歴,職歴,身体的・精神的特徴,社会経済的状況などを指す。
・要素を限定した同質グループ,又は異質要素をもったグループがある。

(2)参加メンバーの募集,選択

*開放的グループか閉鎖的グループか
*波長合わせ=的確な理解と反応のための準備的行為
 利用者への波長合わせ

*開始期-契約
*グループの特徴
 円滑な開始・接近と逃避
 契約作業-グループの目標と契約(約束)の確認-
 グループの課題(目標)
 グループワークにおける援助者のコミュニケーション技術
 コミュニケーションの媒介
 グループの凝集性を促進させる技術
*グループダイナミクスと援助者
 われわれ感情、グループ規範、グループ圧力等 略

*作業期
*信頼感と凝集性の強化
*人間関係のストレッサー。グループの機能不全
・プログラムに連続性を持たせる
・個々のプログラム活動を全体のプログラム活動の展開の中で見る

*終結期

コノプカによるグループワークの14の原則
1.グループ内での個別化

 利用者個人の独自性、相違点を認識し,それにしたがって支援する
 ワーカーはグループの経験が個々の利用者にどのような効果をもたらし、一人ひとりがどのように考え、感じ、行動しているかを理解し、個別化した支援を行う。

2.グループの個別化
 多種多様のグループをそれぞれ独自のグループとして認識し,行動する
 グループワークはそれぞれグループの特徴をもって実施されている。

3.メンバーの受容
 各個人をその個人独特の長所・短所とともにありのままに受け容れる
*援助者は、共感しているという気持ちを言葉や行動で積極的に伝えていくが、積極的に自分から働きかけてこない利用者は、援助者からの働きかけを最も必要としている。

4.ワーカーとメンバーの援助関係の構築
 グループワーカーとグループメンバーとの間に意図的に援助関係を創ること

5.メンバー間の協力関係の促進
 グループメンバーの間によい協力関係ができるように支える

6.グループ過程の変更

7.参加の原則
 ワーカーは利用者が各々の能力に応じて参加できるような活動を考え、メンバー相互の交流が促進されるよう参加を促していく

8.問題解決過程へのメンバー自身の取り組み
 メンバーが問題解決の過程に参加することができるように援助すること

9.葛藤解決の原則

 メンバー自身の、またグループ内での葛藤に対して,メンバーが自分たちで解決できる方法を見出せるように導くこと。
 ワーカーは,メンバー自身やグループが持つ葛藤に気づき,それを抑圧するのではなく,必要に応じてその葛藤を表出させることが必要となる。そして,逃避することなく葛藤を直視し,主体的に取り組めるように支持しなければならない。
 メンバーにとって,ワーカーの支持がある場面で葛藤の解決方法を学べることはきわめて有意義であり,社会的成長を促進させることにつながる。

10.経験の原則
 人間関係をもつことにおいて,また、ものごとを成就することにおいて,多くの新しい経験を与えること

11.制限の原則
 制限を,各個人およびグループ全体の状況に対する評価に基づいて,巧みに用いてゆくこと
 利用者が自分や他人を脅かしたり、人間関係を破壊する行動をとったりすることがないよう保護し、利用者の自我を強化し、援助者とよりよい援助関係を保っていく。

12.プログラムの活用
 各メンバー,グループ目的および目標、評価に基づいてそれぞれの状況にふさわしいプログラムを意図的に用いていくこと

13.継続的評価
 個人およびグループ過程について継続して評価を行うこと

14.グループワーカーの自己活用
 ワーカーは暖かく,人間的に,訓練によって修得した方法にしたがって自己を活用してゆくこと
*自己を援助の道具として用いること。援助者は集団のなかで利用者と行動をともにするが、ただ集団の過程を観察するために存在するのでなく、必要な援助をするために存在する。


当ブログ筆者が報告を行います お知らせ
第46回全国社会福祉教育セミナー2016 会場 淑徳大学 「ソーシャルワーク教育の新たな発展をめざして」
分科会第4 『一般・短期養成施設や通信課程におけるソーシャルワーカー養成の現状と課題(仮)』2016年10月30日

コーディネーター: 空閑浩人(同志社大学)
発題者: 山本由紀(上智社会福祉専門学校)
     明星明美(日本福祉大学福祉経営学部 通信教育)
     関屋光泰 (日本福祉教育専門学校)
主催 日本社会福祉教育学校連盟 日本社会福祉士養成校協会 日本精神保健福祉士養成校協会



当ブログ筆者執筆の新刊
精神保健福祉援助演習(専門)第2版
精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編

ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂

第8章 地域における精神保健問題 依存症と生活困窮(pp.171-178)
<概要>
 簡易宿泊所街「寿町」の精神科診療所におけるアルコール依存症と薬物依存症患者の支援の実践から、回復を図るグループワークや相談援助の課題等を考察した。
 生活保護を受給し簡易宿泊所に居住するアルコール・薬物依存症患者の回復の鍵を握るものとして、レジリアンスを挙げた。具体的には失敗を繰り返しても援助者と繋がり続け、危機を回避するための協働や、訪問やグループワーク等による社会的孤立を防ぎ、全人的な支援の持続が有効であると論じた。

平成28年度 社会福祉士・精神保健福祉士全国統一模擬試験

貧困問題と相談援助 当ブログ筆者の講演 音声記録の一部を公開中
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