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<ご案内>
シンポジウム 社会的養護を担う人の育成 <「育ち」「育て」そして、子どもと一緒に「育つ」>
 社会的養護における「育ち」「育て」を考える研究会 主催


下記は案内文より抜粋、引用
 「本研究会は、国立武蔵野学院(児童自立支援施設)が事務局となり、社会的養護関係者・関係団体が一堂に会し、社会的養護のもとで暮らすすべての子どもの「育ち」「育て」について、種別を超えて検討する研究会です。
 今年度の研究テーマは、「社会的養護を担う人の育成」とし、平成28年度、平成29年度の2年間をかけて研究する予定としています。
 今回の研究会シンポジウムは、会のメンバーだけではなく、社会的養護関係者及び児童福祉や教育等に関心のある学生などより多くの人たちに集まっていただき、「社会的養護を担う人の育成」を考えるための基調講演を行い、あわせて、このテーマについて広く考えるためのシンポジウムを行いたいと思います」。 引用

<シンポジウム 社会的養護を担う人の育成>
日 時 :平成29年2月25日(土)14:00~17:00(受付13:30~)
場 所 :国立障害者リハビリテーションセンター 学院 講堂
内 容 :1.あいさつ及び平成28年度研究会テーマの趣旨説明
2.基調講演 「社会的養護を担う人の育成について(仮題)」
3.シンポジウム
4.報告(研究進捗状況と今後の方向性) 研究会委員
参加者 :社会的養護関係者及び児童福祉や教育等に関心のある学生など 約200名(申し込み先着順)
参加費 :無料


参加申し込み:平成29年1月23日(月)受付開始 2月15日(水)締め切り
(締め切り後の応募でも参加可能とのことです)
参加申し込み等の詳細は案内文


社会的養護における「育ち」「育て」を考える研究会
 つながりのある健やかな「育ち」「育て」を目指して
 設置要項(抜粋

 「社会的養護の下で暮らす全ての子どもの、つながりのある健やかな「育ち」「育て」を目指して、各関係団体が十分な協働・連携のもと、人材育成等ケアの質の向上を図るために継続的な検討を実施し、研修のあり方等について計画を策定する場が必要であることから、社会的養護関係者からなる本研究会を設置するものである」 引用ここまで


<当ブログ筆者より>
 当ブログ筆者は、.国立武蔵野学院 附属児童自立支援専門員養成所において、公的扶助論の非常勤講師も務めています。

 上記のお知らせを頂いたので、ご案内をします。


 国立武蔵野学院は、大正8年 (1918年) 3月開設された児童自立支援施設である。
 児童自立支援施設の源流は、留岡幸助の家庭学校等の感化施設の実践にある。
 現在の児童自立支援施設は、児童の問題行動、とりわけ「非行」を中心に指導、支援を行っている。平成9年の児童福祉法改正によって、それまでの「教護院」から児童自立支援施設に名称が変更され、「家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童」も対象に加えられた。また、通所、家庭環境の調整、地域支援、アフターケア等の拡充を図りながら、非行問題を抱える児童の支援と、他の施設では支援が困難な児童の支援施設としての役割を果たしている。
 専門職による「枠のある生活」を基盤とした生活支援によって、子どもの健全で自主的な生活を志向し、家庭的・福祉的な支援の方法によって、児童の育ちなおしや立ち直り、社会的自立を目指した支援が実践されている。
 児童自立支援施設は、少年法に基づく家庭裁判所の保護処分等により入所する事例もあり、児童福祉法では、都道府県等に児童自立支援施設の設置義務が課せられ、その殆どが公立施設である。

児童自立支援施設
施設数  定 員  現 員
58か所 4,024人  1,548人
(施設数:平成23年10月/家庭福祉課調べ)
(定員・現員:平成23年3月末/福祉行政報告例)

児童福祉法(昭和22年法律第164号)
第44条 児童自立支援施設は、不良行為をなし、又はなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童を入所させ、又は保護者の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設とする。

社会的養護とは、保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことである。
 社会的養護は、「子どもの最善の利益のために」と「社会全体で子どもを育む」を理念として行われている。
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社会福祉士、精神保健福祉士入門講座1
4月から社会福祉士、精神保健福祉士を目指す方などを対象としたweb予習 参考資料
1.社会福祉士の資格と仕事の概要
<概要 ソーシャルワーカーとは>
 ケースワークと称される相談援助が、ソーシャルワーカー=社会福祉士と精神保健福祉士の職務の中心である。
 加えて、グループワークやコミュニティワーク等の社会福祉援助技術=ソーシャルワークを用いて、個人(例 子ども、患者等)、家族、グループ、地域社会等を支援する。
 多様な困難を抱え、生活問題、心身の健康問題やハンディキャップ、生きづらさを抱えながら生活している人々からの相談を受け、ソーシャルワークを用いて支援する専門職、ソーシャルワーカーの国家資格が社会福祉士、精神保健福祉士である。

*ソーシャルワーカーの相談内容
 ソーシャルワーカーの相談内容の主要なものは、生活問題(貧困・生活困窮、退院・退所後の地域生活、社会的孤立等)、家族問題(家族関係、虐待・暴力、家族介護等)、就労支援、福祉制度・サービスの利用、これらに関わる内面の問題(引きこもり等)である。

*社会的孤立と生活問題
 誰もが、自らの力では解決が望めない、障害ゆえの社会的不利や貧困、生活困窮等の生活問題に直面させられると、全人的な危機に陥り、強い不安と、精神的にも混乱する。
 また、社会的孤立、孤独感を怖れる人も多い。孤独感は不安を更に大きくする。

*心理社会的問題と相談援助
 ソーシャルワーカーは、心理社会的な相談援助によって、生活問題を社会資源を活用することによって、具体的な解決を目指す。
 また、クライエントとその周囲の人々が、精神的なゆとり、安定、繋がりを取り戻すことを支援する。

*ファミリー・ソーシャルワーク
 ソーシャルワーカーの相談援助は、家族問題に対して、大きな関心を持つ。社会福祉士にとって、家族問題は、その専門領域の一つである。
 人間は、家族のもとで生まれ、育つが、家族関係に問題を持つことがある。
 虐待等、顕在化、深刻化することもある。また、成長によって家族から自立していくことに問題を抱えることもある。
 家族の死をどのように支え、看取り、残された家族が喪失しながらも生きていくことも大きな危機である。
 家族は、人間にとって代え難いオアシスにもなるが、問題によって人を閉じ込める牢獄のような場にもなり得る。
 家族は、親にとっても子どもにとっても、人間としての成長にとって、代えがたい役割がある。
 しかし今日、多くの家族が様々な困難に直面させられている。それは、経済的な困窮だけではなく、人間関係やメンタルの危機が含まれる。
 人間を家族に、コミュニティへと結びつけるものは何か。
 人間は、共に生きるからこそ、日々成長し、より強く、より大きくなれる。そして、精神的な豊かさこそ求めたい。
 ソーシャルワーカーは、多様なかたちの家族に寄り添い、ひとりひとりの生き方を支え続け、それぞれの家族らしさ、家族の価値を追求し続ける。

*ソーシャルワークの視点
 ソーシャルワーカーの視点とは、来談者個人が生活問題を抱えている場合に、その人だけが問題を抱えている存在と考えない。
 ソーシャル、社会、生活環境、その人と、個人の周囲の人々の関係の中で、問題が生じることもあれば、問題が解決されることもある。
 これらの視点や支援の技術、知識を持つことが、ソーシャルワークの特徴の1つである。個人と環境、接点に目を向けるとも言える。
 ソーシャルワークの特徴は、人の抱える問題の軽減や解決を支援しようとするとき、その人と同時にその人の周囲の環境、家族等に関心を向け、個人に働きかけようとするだけではなく、環境にも、もしくは人と環境との関わりにも働きかける視点を持つ。

・ソーシャルワーカーは、人々が自分自身を、その生き方を、生きることの意味を見つめ直すから、より自分らしく生き、生活の質を追求することを支える。家族やコミュニティ、社会のあるべき姿を目指し、人々と繋がり、共に居場所を創っていく等、協働による支援であり、共に歩むことにソーシャルワークの力の源泉があると言えよう。



*社会福祉士と精神保健福祉士の国家資格化
・社会福祉士は、昭和62年5月に制定された 「社会福祉士及び介護福祉士法」により定められた、相談援助等の社会福祉業務に携わる、専門職の国家資格である。

「社会福祉士及び介護福祉士法」第2条より
 「この法律において「社会福祉士」とは、第28条の登録を受け、社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者(第47条において「福祉サービス関係者等」という。)との連絡及び調整その他の援助を行うこと(第7条及び第47条の2において「相談援助」という。)を業とする者をいう。」
社会福祉士及び介護福祉士法

精神保健福祉士
 精神保健福祉士法は、平成9年12月12日成立、平成10年4月1日に施行。
精神保健福祉士法
(定義)
第二条  この法律において「精神保健福祉士」とは、第二十八条の登録を受け、精神保健福祉士の名称を用いて、精神障害者の保健及び福祉に関する専門的知識及び技術をもって、精神科病院その他の医療施設において精神障害の医療を受け、又は精神障害者の社会復帰の促進を図ることを目的とする施設を利用している者の地域相談支援(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律 (平成十七年法律第百二十三号)第五条第十六項 に規定する地域相談支援をいう。第四十一条第一項において同じ。)の利用に関する相談その他の社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行うこと(以下「相談援助」という。)を業とする者をいう。

2.社会福祉士の働く領域
社会福祉士の働く領域
児童・家庭・子育て支援、医療福祉、教育、地域福祉、障害者、貧困と生活保護、高齢者、・ひとり親世帯、女性、等の多様な領域の、社会福祉行政、相談機関、福祉施設、福祉団体・NPOなど、もしくは医療機関(医療ソーシャルワーク)、学校(スクールソーシャルワーク)にて、ソーシャルワークを担う専門職が、社会福祉士である。また、起業し独立した社会福祉士として、成年後見や相談援助を業務とする社会福祉士も現れている。

*社会福祉士は、相談援助を含むソーシャルワークを用いて、次のような領域において、実践を行なっている(卒業生の就職傾向も踏まえて)。

<具体的な社会福祉士の働く領域>
*児童・家庭福祉
・子ども家庭支援、子育支援領域における相談援助、家庭訪問等。
・児童相談所における児童虐待や「子どもの貧困」、非行問題の相談、一助保護、児童養護施設への入所措置、里親委託等。
・児童養護施設における自立支援、「貧困の世代間連鎖」の緩和。
・母子生活支援施設におけるシングル・マザーと子どもの相談援助、ドメスティック・バイオレンスDVからの保護、生活支援、自立支援。

*地域福祉
・社会福祉協議会の生活福祉資金の貸付、コミュニティ・ワーク、NPOやボランティアの支援。
・相談事業、巡回相談、自立支援プログラム、宿泊所の運営。

*貧困・低所得者支援
・福祉事務所における生活保護の実務、公的扶助ケースワーク、自立支援。
・生活保護施設、ホームレス自立支援施設における相談援助、自立支援、生活支援。

*医療福祉・医療ソーシャルワーク
・医療機関における医療ソーシャルワーカーの相談援助、退院援助、療養の援助等。

*障害者福祉
・身体・知的障害者等福祉施設における地域生活支援、自立・就労支援。

*高齢者福祉
・地域包括支援センターにおける総合相談、高齢者虐待への対応、介護予防。

*スクール・ソーシャルワーカー
 引きこもり、不登校、家族問題、子どもの貧困への対応

 その他、開業社会福祉士・成年後見等。

*精神保健福祉士の働く領域
・精神科医療機関
 (例:精神科病院、精神科診療所)
・障害者福祉
 (例:就労支援事業所、相談支援事業所)
・精神保健関連行政機関
 (例:保健所、精神保健福祉センター、保護観察所、福祉事務所等の行政機関)
・高齢者福祉
 (例:地域包括支援センター、居宅介護支援事業所)
・教育機関 等


当ブログ筆者の論文
当ブログ筆者の論文 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


「貧困問題と相談援助」 当ブログ筆者の講演 音声記録の一部を公開中

当ブログ筆者の出張講義 福祉施設職員研修 無料>
東京都の登録講師派遣事業
「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号85

内容 介護、福祉職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、心身の健康のセルフケアを支援する研修

「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」講座番号79
内容 貧困、生活保護受給者対象のグループワークプログラムと留意点等を、ブログ筆者の実践や事例に基づき解説

「障害者福祉施設におけるグループワークの基礎」講座番号52
内容 福祉施設におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の援助技術の基礎を解説。

「福祉施設職員の職業倫理、ハラスメント予防」講座番号86
内容 福祉施設職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。

 上記はブログ筆者 関屋光泰が担当する研修です。
この講座は、東京都福祉保健局の委託による、福祉・介護・保育事業所対象の職場研修です。ブログ筆者が講師として出向きます。
詳しくは下記をクリック
東京都社会福祉協議会登録講師派遣事業

<ブログ記事 バックナンバー>
当ブログ記事バックナンバー 福祉施設職員研修



当ブログ筆者担当の講座
社会福祉入門講座
平成 29 年 2月 23 日( 木)18:30から19:30
「貧困問題とソーシャルワーク」 講義 当ブログ筆者

会場 日本福祉教育専門学校
社会福祉士養成学科・養成科 入学前講義



当ブログ筆者執筆の新刊
精神保健福祉援助演習(専門)第2版
精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編

ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂

第8章 地域における精神保健問題 依存症と生活困窮(pp.171-178)
<概要>
 簡易宿泊所街「寿町」の精神科診療所におけるアルコール依存症と薬物依存症患者の支援の実践から、回復を図るグループワークや相談援助の課題等を考察した。
 生活保護を受給し簡易宿泊所に居住するアルコール・薬物依存症患者の回復の鍵を握るものとして、レジリアンスを挙げた。具体的には失敗を繰り返しても援助者と繋がり続け、危機を回避するための協働や、訪問やグループワーク等による社会的孤立を防ぎ、全人的な支援の持続が有効であると論じた。



 以下は、参考資料 社会福祉関連ニュース記事から引用
うつ、統合失調症、アルコール依存症等にリハビリ効果 「ソーシャルフットボール」
2017/01/29 08:00 【東京新聞】

引用「精神障害者らによるフットサル「ソーシャルフットボール」の体験会が二月、川崎市川崎区で開かれる。このスポーツはボールを追い、互いに触れ合うことで心の病にもリハビリ効果が高いとされる。
 ソーシャルフットボールは、うつや統合失調症などの精神疾患や、アルコール依存症などを抱える人が男女一緒に行う。県ソーシャルフットボール協会などによると、大阪府内で二〇〇六年に初のチームが誕生。現在は国内に百五十チームほどある」

空き家活用交流拠点に 横浜・南区に整備 市住宅供給公社など
2017/02/01 14:37 【神奈川新聞】

引用「空き家を活用し、地域コミュニティーの拠点として整備した「井土ケ谷アーバンデザインセンター」が、横浜市南区にオープンした。イベント開催や地域情報の発信などを通じ、住民と地域をつなぐのが目的。市住宅供給公社と太陽住建などの地元企業、市民団体がつくる組織で運営し、連携して地域貢献を目指す」

【陸前高田】仮設住民癒やすサロン3千回
2017/02/04 14:09 【岩手日報】

引用「いわて生協(滝沢市)が2011年6月から仮設住宅の住民を対象に行っている「ふれあいサロン」は3日、通算3千回を迎えた。沿岸部を中心に開催し、県内外の組合員がボランティアとして参加。全国の支え合いの心が人々をつなぎ、震災から6年が近づく今も継続するサロン」

視覚障害者向け「野鳥の声だより」CD クラシックギターの調べ 制作者の弟亡くなり、19才西南学院大学生が協力
2017/02/03 06:00 【西日本新聞】

 引用「福岡市のボランティアグループ「バードコール」代表の田中良介さん(78)が野鳥の声を収録し、全国の視覚障害者へ届けているCD「鳥好き良ちゃんの声の野鳥だより」に新たな音色が加わった。西南学院大1年の大塚勇馬さん(19)が奏でるクラシックギターの調べ。これまで「野鳥だより」の音楽を担当していた田中さんの弟が亡くなり、新たな奏者を探していると聞いた大塚さんが協力を申し出た。
 「野鳥だより」は、山歩きが難しい視覚障害者にも自然を感じてもらおうと、日本野鳥の会会員でもある田中さんが制作を思いついた。国内外の山里を録音機片手に歩き、野鳥の四季の声を収録。毎年秋、全国の視覚障害者や高齢者などに無料で配っている」
 引用ここまで
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