相談援助の理論と方法 前期第9回講義レジュメ概要 1
 当ブログ筆者(本校専任講師、社会福祉士)が、社会福祉士養成科(トワイライト、ナイト)にて、2016年6月15日に講義予定            
<この記事は、ダイジェスト版と講義当日の補足。レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>


当ブログ筆者の担当講義 相談援助の理論と方法
<実際の授業を見学しよう! リアル授業見学会 要予約>
6/22(水)、6/29(水) 18:10~19:40

日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科


4章4節 援助関係の質と自己覚知
*ソーシャルワーカー社会福祉士に求められる自己覚知

・ソーシャルワークにおける自己覚知とは、援助者の側の、自分自身の理解と受容を指す。
 援助者としての姿勢、自らにとっての実践の意味等の自覚である。
 それは、実践を通じて深められていく。様々な人との出会いによって深化させられていく。
 自己覚知の深化は、実践の質の向上と、援助者としての成長に直結する道である。

・また、援助者自身の言語,感情及び行動の特性・メカニズムを,自己が多面的に理解することである。

*面接における自己開示
 援助者の誠実な自己開示によっても、援助関係を深化させ、ラポールを構築する。
 自己開示によるクライエントとの類似性(内面、体験)、感情の分かち合いによる、率直な関わりの進展を図る。
 自己開示のためにも、自己理解を深め、また自己の内面、感情、体験を整理する必要がある。

1.自己覚知・自己理解と他者理解
*自己覚知・自己理解とは

◎自己覚知とは、援助者が,援助関係やその時々の出来事を理解し,とらわれなく他者に向き合えるように,ありのままの自己に気づき受容することをさす。
 それは肯定的であれ否定的であれ自らの価値観,偏見,先入観,行動や反応パターン,パーソナリティなどのより深い自覚である。

*自己覚知とスーパービジョン
・自己覚知を高める方法としては,スーパービジョンなどが代表的だが,つねに援助過程を振り返り吟味することも役にたつ。

・幅広い交流も有効である。自分から年齢等が近いが、異なる要素を持つ人の理解は難しい。
 異なる他者の受容、自己理解の課題である。

*なぜ、自己覚知が強調されるのか
・ソーシャルワーク・相談援助において、最重要な資源は専門職自身である。
 コノプカのグループワーク原則にもあるように。
・ソーシャルワーク・相談援助は、他者(助けを必要としている当事者)への働きかけであると同時に、自己への働きかけである。
 その作業は、自己の欠点の洗い出しや反省ではない。ストレングス視点で行ないたい。

・つまり、社会福祉専門職にとって、専門職自身の内面を常に見つめていくことが、求められている。
 それは、他者とのつながりのあり方、周囲との共存、共生という生き方の問い直しである。
・自分自身の内なる声に耳を傾けること、隠された痛みの記憶に気付くことの経験は、異なる状況や立場、異なる意見の他者を理解し支えること、共有と協働を進めるためにも必要である。

2 他者理解と自己理解
・他者を援助するに当たっては,適切な他者理解が必要である。
 他者理解を得るためには,適切な自己理解が必要である。
・人は誰でも主観をとおして感じ,そのフィルターを通して意味づけする。
 例えば、先入観等である。
・人はそれぞれ各自の経験によって自分なりの基本的傾向や基本的前提をもっている。
 他者への理解、関わりは、援助者側の個別的要因が関係していると言えよう。
・他者への関わり・援助に、自己理解は深く関連していると言える。
 援助者にとって、自己理解への絶えざる取り組みは、必須である。


3 自己理解の方法
・援助者の、自らの内面の理解、自己を見つめること常に必要である。
 自分にとって、何が大切であり、大切ではないものとは何か。
 自己の経験と良い・悪い思い出、良し悪しの考え方、感情移入等に向き合う作業が必要である。
 自らの内面に耳をすますこと。自己の内なる声、内なる光を求め続けること。
 特に許せないこと、良し悪し、何が価値があるか無いか=他者理解に関わる。

 例えば、援助者自身がこれまで困難、理不尽な出来事の只中にあって、どのように対応したか。その出来事の今の意味付けは?

 事例の家族を捉えるとき、誰の立場に共感、感情移入しているのか?専門職としての共感。
 自身の家族関係の過去と今は、影響を受けた価値観は?
 家族の歴史のなかのトラウマを整理すること。

*自己覚知の方法

・『社会福祉援助技術演習』 尾崎 新  誠信書房 (1992/07)「自分との向き合い方」103頁~

*自分自身に気付いたらメモを取るという方法。
①「客観的理解」という無理
②「欠点を修正する」という無理

<具体的な方法>
①自分で取り組む
②ケースを通して自己覚知
③相談援助演習等
④ワークショップ
*自己覚知を深める方法としては,スーパービジョンなどが代表的である。
実践事例を中心としてその過程において現れた自己について検討する。
また,つねに援助過程を振り返り吟味することも役にたつ。
 また、ワークショップ、グループ体験等も有効である。

*スーパービジョン

 これらの機能を実施する人をスーパーバイザー(supervisor),スーパービジョンを受ける側をスーパーバイジー(supervisee)とよぶ。

*自己覚知の必要性
・ソーシャルワーク専門職が、自己の価値観について、認識することが必要である。
・援助者の生育歴、家族、地域性、文化など
・これらの影響を受け、個人としての価値観が形成される。

 人間理解は、自分を知ることからはじまる。
 自己覚知とは、自分への理解を深め、受容すること-他者を理解し、支援することへの出発。
 特に、自らの家族関係、集団との関わり(いじめ等の経験)について、自己理解を深め、受容する。ストレスの感じ方について、自己を理解する。自らの内なる声を聴く。

・専門職としての自己を用いて、他者を支援する職業である。

<専門職としての自己覚知・自己理解とは>

・社会福祉専門職が,専門職としての自分やその価値観等について,明確に認識すること=自己覚知は重要である。
 その理由とは、第一に,利用者の価値観と援助者の価値観は区別しなければ いけないからである。異なる価値観を持った利用者を批判、排除してはならない 。
 第二に,稀に利用者の誤った価値観(反社会的、自傷他害の恐れ)を問題にしなければならない時もある。この時に援助者が明確な価値基準を堅持していなければ援助ができない。
 第三に,価値の葛藤が生じたときでも、何が優先されるべきか、価値基準を明白に していれば混乱を避けることができるからである。
 こうした価値観のなかで,行動の規範とすべき一連の価値を,倫理という。社会福祉専門職の倫理は,利用者との関係で行動を規制する価値として特に重要である。

・支援という行為と援助者の持つ価値観を切り離すことが可能というのは、疑わしい。
 援助者の内面におけるせめぎあい-対人援助の宿命であり、その実践の醍醐味でもある。

・クライエントに対する価値観の「押し付け」でもなく、道徳的中立=透明人間でもない。「これは私の価値観ですが・・・」ということわり
クライアントを放っておけない。
・クライエントに対する批判的な視点ではなく、ストレート・純粋な関心をクライエントに抱き続ける。

・特に援助者自身の死生観の確立が課題となる-医療ソーシャルワークや高齢者福祉において。
 医療機関、特にホスピスにおいて、死生観の明確なものが援助者の内面に宿っていることが必要となる。
 患者の怒り、家族の延命の懇願に対して、何が大切なことなのか。
 援助者を目指す学生にとっての、死とは何か。
・場合によっては実習でも、利用者の死に直面することもある。

 バランス感覚、思考の柔軟性、視野・許容範囲の広さは、ソーシャルワーカーにとって必要不可欠な資質である。


 他者を癒やすことができる者は、自らの(過去の)心理的苦悩の経験があるからこそ、癒やし、他者を支えることが可能となる。
 自らが傷を負った経験を持つ援助者ならば、自己探求の途上にあるクライエントに付き添い、共にあることが出来る。

・メイヤロフのケア提供者と利用者の「補充関係」。
 援助者にとって実践と実践の場が、自己の居場所、存在理由になるということ。


 社会福祉の「価値」を見失った職場は、利用者や関係者に加えて、その場で働く援助者にとっても「良くない仕事」となってしまう。
 人間性と価値が宿る職場を追い求めなければならない。

<国家試験出題実績>
◎援助者が利用者を理解するためには,援助者自身の自己覚知が前提となる。
◎自己覚知とは,援助者自身のものの見方や考え方について,自ら理解することである。
◎援助者の個人的な見方や考え方が,利用者をありのままに理解することを妨げる場合もある。
以上、第21回介護福祉士国家試験問題
◎個別スーパービジョンでは,スーパーバイジーの自己覚知を促すことが,面接での介入効果を上げるのに有効である。 第17回社会福祉士国家試験問題
◎クライエントの問題状況の観察では,予断を排除するため,ソーシャルワーカーの自己覚知は必要とされる。 第18回社会福祉士国家試験問題
◎精神保健福祉士が行うスーパービジョンに関する問題
アルコール依存症の親をもつ利用者と共依存状態に陥っている精神保健福祉士に対して,自己覚知を促した。 第10回精神保健福祉士国家試験問題


権利擁護ペイシェントアドボカシー、コミュニティソーシャルワーカーCSW、脱施設化とは 相談援助の基盤講義



心理学理論と心理的支援 練習問題 中級
 社会福祉士・精神保健福祉士共通科目


問題1 心理学の基礎知識に関する次の記述のうち,正しいものを二つ選びなさい。
1 「自分はどのような人間なのか」「自分の社会的役割は何か」を確立することを,心理・社会的モラトリアムの達成という。
2 一般に,達成動機の低い人は,成功を自己の能力や努力に帰属させ,失敗を自己の努力不足に帰属させる傾向を持つ。
3 チンパンジーが天井からぶらさがったバナナを木箱を積み上げて取るような問題解決の仕方を,レスポンデント条件づけによる学習という。
4 「自分は何が分からないかが分かる」のような認知をメタ認知という。
5 学習とは,経験によって生ずる持続性のある行動の変容であり,試行錯誤,洞察,条件づけ,模倣などの理論がある。

低所得者に対する支援と生活保護制度
(公的扶助論)練習問題・初級

社会福祉士・精神保健福祉士共通科目の基礎
<この4月から学習を開始した受講生向き練習問題入門編。クイズ感覚でどうぞ>


問題2 公的扶助の定義についての次の記述の空欄AとBとCとDに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

 公的扶助は、(  A  )をその前提条件として,貧困な生活状態にあり独力で自立した生活ができない要保護状態にある者の申請あるいは請求に基づき,国が定めた自立した生活を送るのに不足する( B )に対して,国や地方自治体が( C )によって実施する補足的給付であり,人々の最低生活の保障を目的とする、( D )な公的生活保障制度である。
<組み合わせ>
   A       B      C     D
1 資力調査    日常生活費  3割自己負担      相対的
2 素行調査    生活必需品  収入に応じた自己負担  絶対的
3 地域調査    収入     全額公費負担      予防的
4 資力調査    生活需要   全額公費負担      最終的
5 追跡調査    生活需要   共同募金        慈善的

生活保護法

地域福祉の理論と方法 練習問題・初級
社会福祉士・精神保健福祉士共通科目の基礎
 今年4月から学習を開始した受講生向き


問題3 セツルメントに関する次の文章の空欄A,B,Cに該当する人名と語句の組み合わせとして,正しいものを一つ選びなさい

 ノーベル平和賞を受賞した「 A 」は,「 B 」の初代館長バーネット(Barnett,S.)に出会ったことが一つの契機となりハル・ハウスを創設した。進歩主義教育の代表的な論者デューイ(Dewey,J.)は,ハル・ハウス創設期の評議員を務め,彼の著作に大きな影響を受けた「 C 」は,後にグループワークの母と称せられるようになった。
       A            B         C
1 アダムス(Addams,J.)---トインビー・ホール----コノプカ(Konopka,G.)
2 アダムス(Addams,J.)---トインビー・ホール----コイル(Coyle,G.)
3 アダムス(Addams,J.)---ネイバーフッド・ギルド--リッチモンド(Richmond,M.)
4 ウィリアムズ(Williams,G.)--トインビー・ホール----コノプカ(Konopka,G.)
5 ウィリアムズ(Williams,G.)--ネイバーフッド・ギルド--コイル(Coyle,G.)

*解答・解説:アイデンティティ、エリクソン、アイデンティティ拡散、アイデンティティ形成、
レスポンデント条件づけ、オペラント条件づけ、学習理論、行動療法、パヴロフ、
公的扶助、生存権、ナショナル・ミニマム保障とは

*解答・解説:セツルメント、トインビーホール、バーネット夫妻、ハルハウス、アダムスAddams, Jane、
岡山博愛会A. P. アダムス とは 記事下方をクリック


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第8章 地域における精神保健問題(依存症と生活困窮)

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<参考 紹介 ドキュメンタリー映画>
『さとにきたらええやん』 公開スタート
 ポレポレ東中野にて 6/11から7月上旬 上映

 「いつでもおいでや。
 子どもも大人も集まる みんなの“さと”
 日雇い労働者の街・釜ヶ崎で38年間続く子どもたちの集い場「こどもの里」―
 人情が色濃く残る街の人々の奮闘を描く、涙と笑いあふれるドキュメンタリー」

<ストーリー>
 「大阪市西成区釜ヶ崎。“日雇い労働者の街”と呼ばれてきたこの地で38年にわたり取り組みを続ける「こどもの里」。
 “さと”と呼ばれるこの場所は、障がいの有無や国籍の違いに関わらず、0歳からおおむね20歳までの子どもが無料で利用することができます。
 学校帰りに遊びに来る子、一時的に宿泊する子、様々な事情から親元を離れている子、そして親や大人たちも休息できる場として、それぞれの家庭の事情に寄り添いながら、地域の貴重な集い場として在り続けてきました。
 本作では「こどもの里」を舞台に、時に悩み、立ち止まりながらも全力で生きる子どもたちと、彼らに全力で向き合う職員や大人たちに密着。子どもたちの繊細な心の揺れ動きを丹念に見つめ、子どもも大人も抱える「しんどさ」と、関わり向き合いながらともに立ち向かう姿を追いました。

 わたしはあんたの味方やで!
 現在(いま)求められている“居場所”の原風景
「 こどもの里」の取り組みを通して、画面いっぱいにあふれ出る子どもたちや、釜ヶ崎という街の魅力を捉えたのは、大阪在住の重江良樹監督。「こどもの里」に関心を抱き、関わり、取材を始めてから足かけ7年、いま、初監督作品として本作を完成させました。
 音楽は地元・釜ヶ崎が生んだヒップホップアーティスト、SHINGO★西成。ストレートで飾らないメッセージの中に、街で生きる人々への熱い思いがつまったSHINGO★西成の楽曲が、生きることそのものを力強く肯定し、映画全体をあたたかく包み込みます。
 めまぐるしく移り変わる現代社会のなかで、子どもたちを巡る環境も急激に変化している今、あらためて注目されている「こどもの里」の“取り組み”が、これからを歩む私たちに問いかけるものとは―?」
 以上 HPより引用
 公式ホームページ



*練習問題 解答と解説は下記をクリック


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相談援助の基盤と専門職 前期第7回講義レジュメ概要1
 当ブログ筆者(本校専任講師、社会福祉士)が、社会福祉士養成学科にて、2016年6月に講義            
<この記事は、ダイジェスト版と講義当日の補足。レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>


2.相談援助における権利擁護の概念、範囲、意義 テキストP91
A.相談援助における権利擁護の概念 テキストP91
*介入のレベル(マクロ、ミクロ)
 アドボカシーとは,当事者の代弁のみならず,当事者の自己決定を援助し,利用者の権利を擁護する活動である。
 エンパワーメントによる介入、支援である。

・アドボカシーは,個人または家族に対して行われる活動であるケース・アドボカシー(パーソナル・アドボカシー)と,
 同じような問題に直面する特定の集団に対して行われるクラス・アドボカシー(class advocacy コーズ・アドボカシー)に大別される。

・アドボカシーには、担い手による分類としてセルフ・アドボカシー、シチズン・アドボカシー、リーガル・アドボカシー等がある。

*生活困窮者のアドボカシー、権利擁護の事例
 住まいを巡って、当事者の希望、交渉。

・家庭、企業、社会-権利侵害の場は異なるが、抑圧されていた当事者が、権利と自分自身、自尊感情を取り戻す取り組みとも言えよう 。
 「そのままの自分でよいのだ」と先ず自らを肯定し、次に「権利を主張してよいのだ」という権利意識を回復するための支援が、アドボカシーの実現につながっていくともいえよう。

 加えて、環境、他者、自らが縛っていたものから解放され、自分の意志で自由に動けるようになるということ。
 権利擁護は、束縛などの権利侵害から解放され、自由の回復を支援する過程とも言えよう。
 自分の生き方、ライフスタイルは自分で決める。


◎解説:セルフ・アドボカシー
 当事者が権利を自ら主張するのがセルフ・アドボカシーであり, 略 「エンパワーメント」の支援が,権利擁護においては特に重要となってくる。

◎解説:ペイシェント(患者)アドボカシー
 「患者とともに患者権利の擁護のために闘うこと」とされる。
◎患者の権利 patient's rights とは
 権利内容は,統一されてはいないが,おおむね患者の自己決定権,情報アクセス権(カルテ開示請求権等),同意権,治療拒否権,プライバシー権,苦情申立権などがある。
 医療制度に関するもの(例えば,医療サービスアクセス権)などを含む。

・自分の病気を理解する能力と自己決定 事例

<受験対策 社会福祉士等の国家試験における出題実績>
◎権利擁護者(advocate)の役割として,クライエントが資源やサービスを利用する権利を擁護し,さらには,個々のクライエントやクライエント集団に不利益をもたらすプログラムや政策を変えていくことを支援する。第16回社会福祉士国家試験出題
◎セルフ・アドボカシーにおいては,当事者自身が自ら自己変革を遂げ,直接主張し行動していくことが重要である。
◎クライエントの行為が本人や他者に害を及ぼす危険があるときには,クライエントの自己決定権にソーシャルワーカーが干渉する場合がある。
◎自立とは,経済的自立のみならず,多様性や個別性を尊重する社会の中で,必要な支援を受けつつも,主体的に生活を行うことをも意味している。第15回社会福祉士国家試験出題
◎アドボカシーを行うソーシャルワーカーは,サービス提供機関などの方針とクライエントの意向が対立する場合,クライエントの立場を優先的に考える。(第20回社会福祉士国家試験出題)
◎アドボカシーを行うソーシャルワーカーは,専門的知識と技術を用いて,クライエントを支持し,クライエントの最善の利益に向けて行動する。 (第20回)
◎ワーカーがクライエントの訴えを聴き,それを関係者に伝えてクライエントの権利を擁護する機能である。 (第21回国家試験出題)

B.相談援助における権利擁護の範囲 テキストP92
・ミクロレベルにおける権利侵害からの回復を図る権利擁護
 事例:児童虐待の、被害児童の擁護
・マクロレベルにおける権利侵害からの回復を図る権利擁護
・ソーシャルアクションとして、権利の擁護、制度の要求運動、社会資源の創設。

・権利侵害を予防する擁護活動
 予防的なソーシャルワーク実践。

*補足:ソーシャルワーク実践としての権利擁護
 権利擁護の専門的機能として,利用者の側にたって,①発見,②調整,③介入,④対決,⑤変革があげられている。
・「対決」を巡って。

*権利侵害からの回復を図るソーシャルワーク実践
・クライエントの主張を代弁し、調整、交渉が、アドボカシー実践の有効な手段である。
・調整、交渉の段階では、関係者の多様な意見、視点を尊重し合うよう促す。
 交渉によって相互理解を追求し、共通の基盤や一致点、現実的な解決策を協働でを見出す。

C.相談援助における権利擁護の意義  テキストP93
・マイノリティの不可視化-見えない人権侵害、見えない困窮-見えなくされて主流から排除された人々―周縁化。
・クライエントの権利と自尊心を取り戻し、新たな道を開く(自己実現)の働きかけ

*相談援助における契約と権利擁護 テキストP91
*権利侵害からの回復を図る権利擁護
 アドボカシーを担う人のことを、アドボケート advocateと呼ぶ。

○解説:ユニバーサルデザイン universal design
 ロナルド・メイス(Mace, R.)


○解説:バリアフリー barrier free

○解説:トータル・インスティテューション total institution
 全制的施設と訳される。社会学者ゴッフマンによる概念。

○解説:施設症 institutionalism

○解説:脱施設化 deinstitutionalization


・1968年、全米ソーシャルワーカー協会が、アドボカシーをソーシャルワークの機能の一つとして位置づけた。

*制度、事業、業務としての権利擁護
・成年後見制度
・虐待対応・予防
・日常生活自立支援事業(旧称 地域福祉権利擁護事業)

*レビー小体型認知症とは

*ピック病

*脳血管性認知症

*アルツハイマー型認知症

 記憶障害,見当識障害,失語・失行・失認などの大脳巣症状,理解力・判断力の障害が中核症状
 せん妄,抑うつ,焦燥,徘徊などのBPSD(behavioral and psychological symptoms of dementia)

 パーキンソン病,プリオン病(クロイツフェルト・ヤコブ病)

*プライマリ・ヘルスケア
 アルマアタ宣言

心理学理論と心理的支援 練習問題 中級
 社会福祉士・精神保健福祉士共通科目


問題1 心理学の基礎知識に関する次の記述のうち,正しいものを二つ選びなさい。
1 「自分はどのような人間なのか」「自分の社会的役割は何か」を確立することを,心理・社会的モラトリアムの達成という。
2 一般に,達成動機の低い人は,成功を自己の能力や努力に帰属させ,失敗を自己の努力不足に帰属させる傾向を持つ。
3 チンパンジーが天井からぶらさがったバナナを木箱を積み上げて取るような問題解決の仕方を,レスポンデント条件づけによる学習という。
4 「自分は何が分からないかが分かる」のような認知をメタ認知という。
5 学習とは,経験によって生ずる持続性のある行動の変容であり,試行錯誤,洞察,条件づけ,模倣などの理論がある。

*解答・解説:アイデンティティ、エリクソン、アイデンティティ拡散、アイデンティティ形成、
レスポンデント条件づけ、オペラント条件づけ、学習理論、行動療法、パヴロフ 記事下方をクリック


低所得者に対する支援と生活保護制度 練習問題・初級
社会福祉士・精神保健福祉士共通科目
今年4月から学習を開始した受講生向き


問題3 次の記述の空欄AとBとCに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
 生活保護法第8条において,保護は(  A  )の定める基準により測定した要保護者の(  B  )を基とし,そのうち,その者の金銭及び物品で満たすことのできない不足分を(  C  )程度において行うものとすると,基準及び程度の原則を示している。
<組み合わせ>
   A        B    C
1 社会保障審議会   要求  超える
2 国会        需要  超える
3 厚生労働大臣    需要  補う
4 厚生労働省     要求  補う
5 総理大臣      事情  補う

*解答・解説:生活保護の原則  申請保護の原則、基準及び程度の原則、
必要即応の原則、世帯単位の原則とは 等は 記事下方をクリック



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精神保健福祉援助演習(専門)第2版
精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編

ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂

第8章 地域における精神保健問題(依存症と生活困窮)

2017社会福祉士国家試験過去問解説集 第26回-第28回全問完全解説 日本社会福祉士養成校協会編集 中央法規出版
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 450問を選択肢ごとに詳しく解説、科目別ポイント。過去3年分の国家試験全問題を掲載。最新の制度や数値にアップデート。

貧困問題と相談援助:当ブログ筆者講演の音声記録の一部を公開中

<当ブログ筆者の論文>
当ブログ筆者の論文 最新 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


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当ブログ筆者の出張講義 福祉施設職員研修 無料
東京都の登録講師派遣事業
「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号101

内容 介護、福祉職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、心身の健康のセルフケアを支援する研修

「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」講座番号93
内容 貧困、生活保護受給者対象のグループワークプログラムと留意点等を、ブログ筆者の実践や事例に基づき解説

「障害者福祉施設におけるグループワークの基礎」講座番号61
内容 福祉施設におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の援助技術の基礎を解説。

「福祉施設職員の職業倫理と福祉マインド、ハラスメント予防」講座番号102
内容 福祉施設職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。

 上記は当ブログ筆者が担当する研修です。
この講座は、東京都福祉保健局の委託による、福祉・介護・保育事業所対象の職場研修です。ブログ筆者等の講師が出向きます。講師謝金 無料
申込締切 平成28年5月31日
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<テレビ番組紹介 NNNドキュメント 日テレ>
孤独に苦しめられる人たち
SOSを出せないあなたへ
2016年6月5日(日) 24:55

引用「いま「助けて」と言えない働き盛りが増えているといわれています。悩みは千差万別、でもSOSが出せない共通の理由は"孤立"にあります。"ひとり"だから解決策が見つからない"現実"。「この2,30年で、みんなひとりぼっちになった」そう話すのは、孤独を救おうと奔走する大阪・豊中市社会福祉協議会の勝部麗子氏です」 引用ここまで。

参考
コミュニティソーシャルワーカー(CSW)とは  豊中市社会福祉協議会

引用:コミュニティソーシャルワーカーの役割
 コミュニティソーシャルワーカーは、制度の狭間の問題など個別の課題に対応し、地域の課題として共有する場を設け、課題提起し、新たな支援対策を検討しています。

*主な役割
 福祉なんでも相談窓口のバックアップ
・社会的援護を要する人々への対応
・複数機関の連携による支援
・公民協働でのサポート
・地域との関係調整
 地域福祉ネットワーク会議の運営
 地域福祉計画の支援
 保育所や学校の行事のとき
 セーフティネットの体制づくり
 要援護者に対する見守り・相談

・ライフセーフティネット

*協働プロジェクト
 個別事例を通して町の課題を把握し、新たな協働や仕組みで解決の取り組みを展開しています。
 徘徊SOSメールプロジェクト
 同じ立場の人をつなぐ・・・交流会の開催
・男性家族介護者交流の集い
・若い家族介護者の交流会
・広汎性発達障害者の家族交流会・・・自主グループ化「一歩の会」
・高次脳機能障害者の家族交流会・・・自主グループ化「アンダンテ」
 団塊塾とよなか…団塊世代の地域デビューをめざして
 ひとり暮らし高齢者支援方策検討委員会 ⇒ 安心生活創造事業へ
 外国人のためのボランティアガイド作成 など

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当ブログ筆者の出張講義 福祉施設職員研修 無料 お知らせ
東京都福祉保健局の登録講師派遣事業
 下記は、当ブログ筆者(日本福祉教育専門学校社会福祉士養成学科 学科長、大学講師)が講師が担当する研修です。

「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号101

内容 介護、保育、福祉職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、心身の健康のセルフケアを支援する研修
 ストレスケアを促進することにより、職員の退職を予防し、成長する専門職とそのチームを目指していく。
 具体的には、下記のテーマを解説
・福祉施設職員の職務ストレスに対するセルフケアの促進、その方法
・ストレッサーのチェック
・実践ストレスのセルフケアのプロセス
・ストレスから復元する力=レジリエンスを強める
・ストレッサーの自己分析 
・福祉の職場の総合的ストレス・マネジメント
・ストレス場面への対処。リラクゼーションの方法
・援助者の感情のコントロール
・福祉施設職員の実務上の対策、専門職としての成長へ
・職員のメンタルヘルス ストレングスと自己への語りかけ
・実践ストレスを成長に繋げていくために。語り合いの力
・チームリーダーによるサポーティブな職場のファシリテーション 等

*福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修の主旨
 この研修の機会が媒介となって、各職員のストレス対処法とその力の共有を図り、職場のストレスケアを促進するプログラムである。職員のストレスケアは、退職予防はもちろん、福祉施設の事業の安定、質の高いサービスの提供に直結する課題である。換言するならば、持続可能な実践、事業のために不可欠な課題であると言えよう。
 着手が可能なところから、職員のセルフケアの促進と現場職員の支援策、サポーティブな職場づくりを開始する必要がある。これらは単なるストレス対策のみならず、施設と職員の成長も目指すポジティブな内容も含む。

「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」講座番号93
内容 貧困、生活保護受給者対象のグループワークプログラムと留意点等を、ブログ筆者の実践や事例に基づき解説
 具体的には、下記のテーマを解説
・社会的孤立を脱し、自立や就労の意欲の向上、生活の拡充を図る支援ーグループの活用
・作業等のプログラムによる承認の機会の創出、利用者の自信の強化、自己表現の促進
・人間関係の向上、グループづくり、コミュニケーションの媒介、繋がりの構築、トラブルの解決
・アルコール依存症等、関連する問題
・グループにおいて進めるエンパワメント、利用者の主体的な参加の促進
・相互援助の意識を高めるプログラム
・人間的成長を促進するプログラム、ポジティブな視点への転換
・危機の予防、金銭管理等の地域生活の支援
・利用者のセルフケアの向上、生き抜く技法と力の促進
・職員のチームアプローチ 等

*「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」研修とは
・貧困問題の当事者等が、働くことや人間関係からの疎外、社会的孤立、自尊感情が持ちづらい状態から、グループワークによって生活問題の主体的な解決の促進や相互支援を目指していく。
 生活保護受給者等のグループワークの留意点として、当事者の人間関係、コミュニケーションの特性等が挙げられる。グループにおいては、これらの特性を踏まえた集団や個人への働きかけ、当事者に合ったプログラムの立案と活用が必須となる。
 具体的な課題は上記に加え、
・相互援助の意識を高めるプログラム
・グループにおいて進めるエンパワメント
・アルコール依存症からの回復、断酒の継続、ギャンブル問題
 心身の健康と日常生活の維持
 金銭管理の支援


「障害者福祉施設におけるグループワークの基礎」講座番号61
内容 福祉施設等におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の援助技術の基礎を解説。
 具体的には、下記のテーマに関して解説。
・福祉施設等におけるグループワークの活用例。
 福祉施設の利用者等を対象に、人間関係の調整や、コミュニケーション、生活意欲向上などのために展開されるグループ。リハビリテーションの一環。
*グループワークの概要
・グループによる意図的なプログラム活動やグループ内外の相互作用を活用して、個々のメンバー(参加者)とグループの全人的な成長をめざし,個人,集団,社会のさまざまな問題への効果的な対応を支援する援助方法である。
 例:自他による受容と仲間づくり、自尊感情の回復へ
*スタッフとメンバー(参加者)の援助関係、相互作用の媒介者としてのスタッフ。
 グループのまとまりや相互の理解と協力,緩やかなつながり、人間関係を生み出す。
*メンバー間の相互作用を活用し、その治療教育的力によってさまざまな目標の達成を目指す。関わりなどの新たな経験を提供する。

*プログラムの種類(実例)グループワーク実践から
 プログラム計画の原則 進め方,スタッフの役割

*グループワークにおけるプログラムの意義 
①自由な自己表現の可能性
②集団を安定させる機能
③新たな集団過程を展開させる可能性
④グループの組織化
*グループワークのプロセス、進め方
 準備期、開始期、作業期、終結期
 グループの構成、リーダーシップ、波長合わせ
*グループワークの留意点

「福祉施設職員の職業倫理と福祉マインド、ハラスメント予防」講座番号102
内容 介護、保育、福祉職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。
 具体的には、下記のテーマに関して解説。
・福祉施設職員の職業倫理、社会福祉の価値
・利用者・家族との専門的援助関係、配慮のある挨拶と言葉づかい、コミュニケーションスキル
・倫理的なリスクマネジメント
・虐待、権利侵害の予防
・福祉施設職員の使命、人間の尊厳、生き方、利用者の苦境・痛みの軽減、変化の可能性
・インフォームド・コンセント、自己決定の尊重
・ホリスティック・全人的な視野、利用者の多様性と個別性
・利用者の利益の最優先、利用者本位 等

*この研修では、福祉施設職員としての倫理や福祉マインドを、職場や職員のなかで共有を図っていくために、倫理と実践の課題を解説し、整理を行う。当ブログ筆者(担当講師)の実践経験等も踏まえながら、実践的、現場からの視点でハラスメント予防を考えていく。
 質の高いサービス、より良い職場と職員チームづくり、職員支援の中心として、社会福祉の価値、ミッションが必要不可欠である。
 リスク・マネジメントとしての、倫理の内在化、ハラスメント予防の促進。
 ミスとしての倫理違反や、判断ミスや失敗も起こり得る。
 燃えつきバーンアウト、慢性疲労等の状態は、適切な実践を損なってしまう要因ともなり得る。個々の職員だけの課題ではなく、職場全体の課題である。
・職業倫理と現実との往復、対話が求められる。

 上記は当ブログ筆者の 関屋光泰 が講師を担当する職員研修です。
 この講座は、東京都福祉保健局の委託による、福祉・介護・保育事業所対象の職場研修です。上記の講座は、ブログ筆者が講師として出向きます講師謝金 無料
 申込締切 平成28年5月31日
詳しくは下記をクリック
東京都社会福祉協議会登録講師派遣事業

 この事業の参加対象(次のいずれかの事業所、保育園)
(1) 利用定員のある事業所

 施設サービスの事業所は定員 110 人以下
例)特養、養護・軽費・有料老人ホーム、老人保健福祉施設、小規模多機能型居宅介護、グループホーム、施設入所支援、保育園
 在宅サービスの事業所は定員 50 人以下
 例)通所介護・リハビリ、ショートステイ、生活介護、就労継続支援
(2) 利用定員のない事業所
 1サービスあたりの利用実人員(直近 1 か月または直近3か月平均)が 110 人以下
 例)訪問介護、訪問看護
(3) 上記に定める他、東京都及び東京都社会福祉協議会が協議の上、特に支援が必要と認められる事業所

3 講師謝金・講師旅費
 無 料
※ただし、研修で使用する資料印刷等は、原則として事業所の負担となります。
5 申込締切日 平成 28 年 5 月 31 日(火)必着

【お問合せ先】東京都福祉人材センター研修室
電話 03-5800-3335



 ブログ筆者は、福祉施設の介護職や支援員等の職員を研修により支援するため、「福祉施設職員サポーティブ研修」として上記4テーマのプログラムを、東京都による「事業所に対する育成支援事業 登録講師派遣事業」における研修として立案し、講師として実施した。
 この事業は、筆者を含む登録講師、つまり都内の社会福祉士、介護福祉士及び精神保健福祉士養成施設の教員等を、小・中規模の福祉施設の要望に応じて派遣し、個々の施設の課題に合わせ、専門的・実践的な研修を行うものであり、東京都社会福祉協議会が東京都から委託を受けて実施している。
 これらの筆者による研修は、一昨年度から都内の高齢者福祉施設及び障害者福祉施設の41箇所で研修を実施した。これらの研修は、介護職員、生活支援員、相談員、看護師、保育士、ケアマネージャー、施設長等の管理職等の合計711名が受講した。

<職員の退職予防を図る研修>
 筆者の研修プログラムの目的は、介護職員や支援員等の福祉施設職員の質の高い実践の持続を支援し、より良い働き方、生き方の拡充を促進するためである。
 個々の職員のメンタルヘルスの不調、混乱は、支援の実践に影響する。福祉施設全体にとっても、職務上のストレス、慢性疲労・燃えつき 等によって実践が困難になり、更に休職し復職出来ない職員を生じて、職員の人員不足を招くことは、支援の質の低下や事故に繋がる可能性に直結する。
 職員のメンタルヘルス支援策、施設としてのストレス・マネジメントは、リスク・マネジメントでもある。もし職員の心身の健康の維持と、実践と職員の生活の拡充を促進するならば、良い福祉施設、良いサービスという実を結ぶ。つまり、福祉施設においては、事業の根幹は人にある。
 筆者の研修は、離職を防ぐメンタルヘルス対策のみならず、施設と職員の成長、サポーティブな職場づくりをも視野に入れ、開発した。東京都の研修事業として機会を得て、各施設において実施し、現場からのフィードバックを活かし、プログラムの更なる改善を図ってきた。

<福祉施設職員の方々を支えたいという願いから生まれた研修>
 サポーティブ研修プログラムの開発と、実施を決意させたものがある。それは、次のような一教員としての気掛かりである。
 筆者が、福祉専門職養成の教壇に立ち始めてから、12年が過ぎた。その間に、筆者が講師を務めた専門学校や大学、職業訓練を経て、福祉施設等の現場に送り出した社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士等の卒業生たちは、援助者として働きがいを持ち続け、ワーク・ライフ・バランスを保っているだろうか。スーパービジョンや研修等によって、成長出来ているだろうか。福祉施設が直面している困難を耳にする機会があると、気に掛かる。
 全ての卒業生を含む福祉施設職員のフォローを続けることは、現実的ではない。しかし、間接的にも何らかの支えになれたらという願いから、昨年度からこのサポーティブな研修プログラムを開始した。

<当ブログ筆者の論文>
当ブログ筆者の論文 最新 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


<ブログ記事 バックナンバー>
当ブログ記事バックナンバー 福祉施設職員研修


当ブログ筆者執筆の新刊
精神保健福祉援助演習(専門)第2版
精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編

ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂

第8章 地域における精神保健問題(依存症と生活困窮)

2017社会福祉士国家試験過去問解説集 第26回-第28回全問完全解説 日本社会福祉士養成校協会編集 中央法規出版
ISBN978-4-8058-5338-2

 450問を選択肢ごとに詳しく解説、科目別ポイント。過去3年分の国家試験全問題を掲載。最新の制度や数値にアップデート。

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相談援助の理論と方法 前期第7回講義レジュメ概要 1
 当ブログ筆者(本校専任講師、社会福祉士)が、社会福祉士養成科(トワイライト、ナイト)にて、2016年6月1日に講義予定            
<この記事は、ダイジェスト版と講義当日の補足。レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>


当ブログ筆者の担当講義 相談援助の理論と方法
<実際の授業を見学しよう! リアル授業見学会 要予約>
6/15(水)・6/22(水)・6/29(水)
18:10~19:40

日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科


4章 相談援助における援助関係
1節 援助関係の意義 テキストP70

<概要>
・専門的な援助関係とは、援助者とクライエントとの間の,信頼関係に基づいた専門的・職業的な関係性を示す。
・ケースワーク及びグループワークにおいては,クライエント個人、家族、グループメンバーとの援助関係が,援助を展開していく媒体となる。

・ソーシャルワーカーやカウンセラー等の面接者の、対象(来談者、クライエント)に対する感情、印象とは。その面接への影響。
 土居健郎 『方法としての面接』

・相談における関わりの双方向性、両義性 来談者を見ることは、援助者も見られること。
 「手」の問題。他者に触れることとは、触れる=触れられるでもある。
 相談という場において、来談者も援助者も互いを必要としている。相談とは、人間的なつながりを持つ場、つながりを創るプロセスとも言えよう。

・援助の対象の痛み、苦しみの共感、共有、分かち合いは、これらの援助者への伝染という側面もある。「共感疲労」とは何か。
・『ケアの向こう側』では、患者の痛みに対する看護師側や病棟のルーティン化、通常を守るシステム、看護師が自己を護るスキル等がフィールドワークによって述べられている。


*補足:コンフリクト・マネジメント機能とは
・機関・施設・組織内外の多様な葛藤を調整する。組織や、人間関係上のコンフリクト(葛藤)のマネジメントである。
・コンフリクトとは、葛藤のこと。 略
・社会的コンフリクト、特に「施設= 地域コンフリクト」とは。
 摩擦のマイナスの側面のみならず、相互理解、多様性尊重、共生への一つのプロセスとしての、マネジメント機能である。
 地方、コミュニティ、施設それぞれの合意形成、解決の方法がある。双方がビジョンを描く必要性。

<受験対策ポイント 国家試験出題実績>
◎アドボカシーを行うソーシャルワーカーは,サービス提供機関などの方針とクライエントの意向が対立する場合,クライエントの立場を優先的に考える。(第20回社会福祉士国家試験出題)
◎アドボカシーを行うソーシャルワーカーは,専門的知識と技術を用いて,クライエントを支持し,クライエントの最善の利益に向けて行動する。 (第20回)
◎ワーカーがクライエントの訴えを聴き,それを関係者に伝えてクライエントの権利を擁護する機能である。 (第21回国家試験出題)

*解説:セルフアドボカシーとは

◎セルフ・アドボカシーは,当事者が主体となって権利を擁護することをいう。(第21回社会福祉士国家試験出題)
◎セルフ・アドボカシーにおいては,当事者自身が自ら自己変革を遂げ,直接主張し行動していくことが重要である。(第15回国家試験出題)

2 援助関係の期間と質との交互作用
*援助関係の維持期間の短期化 テキストP72~
*事例1 ⇒テキストP72参照

・ソーシャルワーカーが面接において傾聴していたが、クライエント(担当を開始してから日が浅い)が怒り出した 。

・ワーカー援助者の姿勢への不安か、援助者への転移か。
 転移とは、ワーカーを他の誰かにしてしまっている、過剰な期待と裏切られた感覚、「やっぱりそうか」という感情。
⇒援助者である自分が否定されているのではない。転移感情の捉え方、支援のあり方、課題。


・クライエント、利用者の怒りの捉え方とは
 ストレスとなるクライエントの行動として、怒りは第2位である。1位は自殺に関連するクライエントの発言であり、3位は極度のうつ、時期尚早な終結である。ドイチェとファーバー


*事例2 ⇒テキストP72参照
・グループワークにおけるメンバーと援助者、メンバー同士の人間関係、相互作用。コミュニケーション技術や関わりの期間の問題か。

*概要
・クライエントと関わりを結ぶために。
・現在のソーシャルワークは、長期実践よりも短期実践に比重がおかれるようになった。
・危機介入理論などが適宜活用される。
・ソーシャルワークのなかで、コーディネート、ネットワークに関わる業務は重要なものとなり増大し、一方、相談援助は時間短縮化が進んだ。

◎解説:診断主義ケースワークdiagnostic casework
 S. フロイトの精神分析 略
 診断主義ケースワークは,その後「心理社会的アプローチ」ともよばれる。
 ハミルトン

◎解説:心理社会的アプローチ
 ホリス「状況における人」 略
 ホリスの面接技法 心理社会療法

◎解説:危機介入 crisis intervention
 ソーシャルワークの主要なアプローチの一つ
 略
◎解説:危機理論 crisis theory
 キャプラン(Caplan,G.)とリンデマン(Lindemann,E.) 略

*パラダイムの変換と援助の質 テキストP74~

 略
*事例3 ⇒テキストP74参照
・「援助」と支援の違い。
・パラダイムシフト=「治療」から「支援」へ。双方向の関わり、支え、促進する働き。

*ミクロレベルの援助 テキストP74
・「状況のなかの人」、個別のクライエントと周囲の環境を総合的に理解し、援助を行なう。
 専門的援助関係

*メゾレベルの援助 テキストP75
・人(集団)と環境との接点への介入、集団への援助、集団と地域を対象とした相互支援。
・影響を与え合う、お互いに変わる-交互作用。
 響き合い支え合う、シェア=分かち合うコミュニティか。
 コミュニティを創る、再生する技術としてのコミュニティワーク。
 人間と人間による対話を重視する-個別の援助も、グループワークも、コミュニティへの働きかけも。

・視野を広げ、社会全体を据えつつ、活動は地域で実施する。持続可能なコミュニティとその活動を根付かせていくこと。

・ソーシャルワークは、当事者参加型のプロセスである。
 平等―当事者はワーカー・援助者から学ぶが、ワーカーもまた当事者から学ぶ。
 援助者は、実践を通して学びながら、常に自らの内面を見つめていく。
 ソーシャルワークとは、双方向の人間と人間が向き合い、学び合うプロセスでもある。

・グループワークは、成長のための人間関係・コミュニケーションを学ぶ新たな経験、学びの機会の提供


*マクロレベルの援助 テキストP75
・地域とそれ以上の領域を対象とした活動。

1 ソーシャルワークと社会福利の3次元 テキストP70~
・ソーシャルワークの定義(国際ソーシャルワーカー連盟)と実践領域⇒テキストP69 図 参照
*環境のミクロ・メゾ・マクロのレベル(に対する介入)
・ソーシャルワークは、支援において関わるミクロレベル(個人・家族・小集団システム),メゾレベル(学校、地域社会、組織システム)及びマクロレベル(社会)の一つ,あるいは,複数のシステムレベルに介入する。
・ソーシャルワークの実践領域は、広範囲かつ立体的である。(テキストP71)

①ミクロ的効果(介入)
 ソーシャルワークは、人間関係における問題解決を図り、人間の行動と社会のシステムに関する理論を利用。

②メゾ的効果(介入)
 ソーシャルワークは、人びとが環境と相互に影響し合う接点に介入し、エンパワメントと解放を促していく。個人から地域へ。

③マクロ的効果(介入)

*ソーシャルワークの定義
・ソーシャルワーク専門職のグローバル定義 2014年7月

 「ソーシャルワークは、社会変革と社会開発、社会的結束、および人々のエンパワメントと解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である。社会正義、人権、集団的責任、および多様性尊重の諸原理は、ソーシャルワークの中核をなす。ソーシャルワークの理論、社会科学、人文学、および地域・民族固有の知を基盤として、ソーシャルワークは、生活課題に取り組みウェルビーイングを高めるよう、人々やさまざまな構造に働きかける」

・発展途上国側からの視点、提起として捉えると分かりやすい。
・民族固有の知
・社会開発、社会的結束の促進

*国際ソーシャルワーカー連盟の「ソーシャルワークの定義」2000年
 「ソーシャルワーク専門職は、人間の福利(ウェルビーイング)の増進を目指して、社会の変革を進め人間関係における問題解決を図り、人びとのエンパワメントと解放を促していく。ソーシャルワークは、人間の行動と社会のシステムに関する理論を利用して、人びとがその環境と相互に影響し合う接点に介入する。人権と社会正義の原理は、ソーシャルワークの拠り所とする基盤である」。

ソーシャルワークの機能、対処能力、ニーズキャッチ、アウトリーチ 相談援助理論講義レジュメ ベヴァリッジ


当ブログ筆者執筆の新刊
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精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編

ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂

第8章 地域における精神保健問題(依存症と生活困窮)

2017社会福祉士国家試験過去問解説集 第26回-第28回全問完全解説 日本社会福祉士養成校協会編集 中央法規出版
ISBN978-4-8058-5338-2

 450問を選択肢ごとに詳しく解説、科目別ポイント。過去3年分の国家試験全問題を掲載。最新の制度や数値にアップデート。

貧困問題と相談援助:当ブログ筆者講演の音声記録の一部を公開中


児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 練習問題 初級
<社会福祉士国家試験専門科目>
<この4月から学習を開始した受講生向き練習問題入門編。基礎の確認>


問題1 次の文章の空欄A,B,Cに該当する語句の組み合わせとして,正しいものを一つ選びなさい。

第二次世界大戦後,単に児童の保護者のみでなく,すべての国民が児童の健全育成に努めなければならないなどとした児童福祉法に次いで,児童についての新しい観念の確立を目指し,児童は「人として尊ばれる」「社会の一員として重んぜられる」 「よい環境の中で育てられる」と表現したのは「 A 」であった。
「 B 」は,家族が「児童の成長及び福祉のための自然な環境として,社会においてその責任を十分に引き受けることができるよう必要な保護及び援助を与えら れるベき」であるとし,父母に養育される権利や父母について知る権利など子どもと家族の重要性を再確認させた。
 さらに児童が意見を表明する権利,その意見を聴かれる権利等を初めて主張した。何よりも「児童の最善の利益」への考慮を,公私を問わず,大人による児童に関するあらゆる処遇の原則としたことが注目される。これは,先に同じ「児童の最善の利益」という語を用いて児童の権利に触れた「 C 」の考え方を継承,発展させたものであるといえる。

       A        B             C
1 児童の権利に関する条約--児童憲章-------児童権利宣言
2 児童の権利に関するジュネーブ宣言--児童権利宣言----児童憲章
3 児童憲章---児童の権利に関する条約--児童の権利に関するジュネーブ宣言
4 児童の権利に関する条約--児童権利宣言-------児童憲章
5 児童憲章---------児童の権利に関する条約--児童権利宣言

心理学理論と心理的支援 練習問題 初級
 社会福祉士・精神保健福祉士共通科目の基礎

<この4月から学習を開始した受講生向き練習問題入門編。基礎の確認>

問題2 記憶に関する次の文章の空欄A、B、Cに該当する語句の組み合わせとして,正しいものを一つ選びなさい。

 記憶は、大別して<  A  >、短期記憶、長期記憶の3種類に分けられる。また、記憶の働きとしては、<  B  >、保持、再生又は想起、<  C  >などがある。

   A        B      C
1 感覚記憶 ―― 記銘 ―― 再認
2 瞬間記憶 ―― 痕跡 ―― 活動
3 永久記憶 ―― 記銘 ―― 再考
4 感覚記憶 ―― 作動 ―― 再考
5 永久記憶 ―― 痕跡 ―― 再認

*解答・解説:児童憲章、児童権利宣言、児童の権利に関する条約とは 記事下方をクリック


当ブログ筆者の出張講義 福祉施設職員研修 無料
東京都の登録講師派遣事業
「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号101

内容 介護、福祉職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、心身の健康のセルフケアを支援する研修

「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」講座番号93
内容 貧困、生活保護受給者対象のグループワークプログラムと留意点等を、ブログ筆者の実践や事例に基づき解説

「障害者福祉施設におけるグループワークの基礎」講座番号61
内容 福祉施設におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の援助技術の基礎を解説。

「福祉施設職員の職業倫理と福祉マインド、ハラスメント予防」講座番号102
内容 福祉施設職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。

 上記は当ブログ筆者が担当する研修です。
この講座は、東京都福祉保健局の委託による、福祉・介護・保育事業所対象の職場研修です。ブログ筆者等の講師が出向きます。講師謝金 無料
申込締切 平成28年5月31日
詳しくは下記をクリック
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<当ブログ筆者の論文>
当ブログ筆者の論文 最新 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


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相談援助の理論と方法 前期第6回講義レジュメ概要1
 当ブログ筆者(本校専任講師、社会福祉士)が、社会福祉士養成科(トワイライト、ナイト)にて、2016年5月25日に講義            
<この記事は、ダイジェスト版と講義当日の補足。レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>

2章3節 ソーシャルワークの機能
1 ソーシャルワークの過程から捉えた機能 テキストP44~

・ソーシャルワーク、専門的援助・支援の過程は、援助が始まり、何らかのかたちで終結するまでの過程のなかで進められる。
 インテーク・問題の把握から始まり ⇒<アセスメント> ⇒ <目標・計画の設定> ⇒ 
<支援プログラムの実施> ⇒ <評価(終結)> の段階に区別される。

◎インテークでは,ワーカーとクライエントの両者の間で相互によりよい関係を築くため,信頼関係(rapport)の形成を図ることが重要である。
◎アセスメントでは,クライエントの社会生活の全体性を見て,多様な環境と人との相互作用のうち,どれが問題に関連しているかを検討できる広い視野が必要である。

・アセスメント等を通して、ソーシャルワーカーとは様々な異なる点(人生における経験、ライフスタイル、生き方等)を持つクライエントの理解を深める。
 例えば、生活歴のなかの、
・クライエントの年齢、生きてきた時代の特徴的な共通体験。例えば、戦争(満州開拓団等)、炭鉱閉山、高度経済成長、バブル経済。
・文化、民族、言語。
・クライエント個人の経験。例えば、少年少女グループ。
・地域の特徴。都会と地方。
・LGBT等、クライエントの個性。

・クライエントが辿ってきた、ソーシャルワーカー自身とは異なる生活の現実に向き合う過程でもある。
 
*アセスメントは、ストレッサーを探り、特定する過程でもある。
 「悲しみを調査する」、クライエントが生きる過程における痛みを調べ、分かち合う。
 また、クライエントの多様性を理解し、受容する。
・つまり、当事者は多様な文化、精神性を持つ。
 ソーシャルワークにとっての課題は、それぞれの社会的、経済的な背景を持ち、障害を含めた個性や生活様式、生き方、価値観等も異なる人々が寄り合い、多様性の中から生まれる精神的、文化的な豊かさを蓄積していくことの促進である。

*ソーシャルワークの過程から捉えた機能(主要なもの)
①アセスメント機能
②目標・計画作成機能
③援助計画実施機能
④評価機能  略

2 ソーシャルワークの枠組みからとらえる機能 テキストP45
*ソーシャルワークの機能

・人と環境とを調整する機能
・人の対処能力を強化する機能
・環境を修正・開発する機能 略

*クライエントの環境の課題
・クライエントの環境は、オアシスのように豊かな資源であり本人を護っているか。
 それとも、負の評価等に満ちた、針のむしろ、足の引っ張り合いか。
・多問題家族

*クライエントの対処能力の課題
・クライエントのコミュニケーション能力という課題。
・クライエントが、どの程度の困難、ストレスに対処できるのかは個人差がある。
 特に子育てにおいて、充分には対処できないこともある。子育て支援の課題であろう。
・支援を拒絶するクライエント。


◎リッチモンド(Richmond,M.)は,人と社会環境との間を個別に意識的に調整することの重要性を指摘している。

*ピンカスとミナハンによるソーシャルワークの機能(七つ)。テキストP45参照。
・人々の問題解決能力や対処能力、資源活用能力の向上
・資源にアクセス出来ない人々を資源に結びつける
・資源の活用が妨げられている場合に、人々と資源との相互作用を容易にする、修正する
・資源提供能力の改善のため、資源システム内の相互作用、関係の促進と修正
・社会的諸施設の開発
・経済給付
・社会的統制

*岡村重夫によるソーシャルワークの五つの機能 テキストP46参照
・評価的機能
・調整的機能
・送致的機能
・開発的機能
・保護的機能

*補足:D.H.ヘプワースによる専門職の役割とは、
 「直接サービス提供者」、
 「システムをつなぎ合わせる役割」、
 「システムの維持・強化」、
 「調査者・調査消費者」、
 「システム開発」である。

・ソーシャルワーカーの役割の拡大―時代とともに変化していく 。
 進化、成長する専門職である=変化する社会への対応をやめるならば、専門職としての終わりとも言えよう。現在進行形であること。
例:児童虐待への対応できる専門知識は、ソーシャルワークにおいて蓄積が必要である。

・ミクロ、メゾ、マクロによるソーシャルワーカーの役割の分類 テキストP48表 参照。
・ソーシャルワークの機能 同頁表参照。
・ソーシャルワーカーの役割の実施 テキストP49から参照。

<前回講義から>
*サービス・ニーズに関連して
・全人的視点を基盤に、岡村重夫は人々が社会生活を営む上での基本的要求を七つに整理した。
①経済的安定の要求
②職業の機会の確保
③健康の維持
④社会的協働への要求
⑤家族関係の安定
⑥教育機会の確保
⑦文化・娯楽に対する参加の要求

<その他のポイント>
◎ニードを充足するサービスについての情報が,利用対象者に十分に提供されないと,ニードが潜在化し,そのサービスの利用が進まないことがある 。
◎(地域における取り組みとして)アウトリーチ型のニーズキャッチが重要なので,地域住民座談会を企画・実施することもが必要である。(場合もある)

Common Human Needs トール(C.Towle)

・社会生活ニーズ
 サービス・ニーズ

権利擁護アドボカシー、社会正義、社会的コンフリクト、価値の内在化とは 相談援助基盤講義レジュメ 救貧法


社会保障 練習問題 初級
社会福祉士・精神保健福祉士共通科目
<この4月から学習を開始した受講生向き>


問題3 社会福祉の歴史に関する次の記述のうち、空欄AとBとCに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

 イギリスでは、第二次世界大戦後、(  A  )にもとづき、社会保険で(  B  )の基本ニーズを保障し、不足する部分を公的扶助で、超過する部分は任意保険でまかなうという方法で、いわゆる「ゆりかごから墓場まで」といわれる(  C  )が成立した。
 <組み合わせ>
      A        B            C
1 ベヴァリッジ報告    ナショナル・ミニマム    福祉国家
2 フェルゼン報告     劣等処遇        夜警国家
3 エドワード報告     ナショナル・トラスト    国民国家
4 バーネット報告     コミュニティ・ケア     連邦国家
5 ルイ報告        コミュニティ・チェスト   社会主義国家

*解答・解説:ナショナル・ミニマム、シドニー・ウェッブ 記事下方をクリック


当ブログ筆者の出張講義 福祉施設職員研修 無料
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「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号101

内容 介護、福祉職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、心身の健康のセルフケアを支援する研修

「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」講座番号93
内容 貧困、生活保護受給者対象のグループワークプログラムと留意点等を、ブログ筆者の実践や事例に基づき解説

「障害者福祉施設におけるグループワークの基礎」講座番号61
内容 福祉施設におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の援助技術の基礎を解説。

「福祉施設職員の職業倫理と福祉マインド、ハラスメント予防」講座番号102
内容 福祉施設職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。

 上記は当ブログ筆者が担当する研修です。
この講座は、東京都福祉保健局の委託による、福祉・介護・保育事業所対象の職場研修です。ブログ筆者等の講師が出向きます。講師謝金 無料
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<当ブログ筆者の論文>
当ブログ筆者の論文 最新 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


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当ブログ筆者執筆の新刊
精神保健福祉援助演習(専門)第2版
精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編

ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂

第8章 地域における精神保健問題(依存症と生活困窮)

2017社会福祉士国家試験過去問解説集 第26回-第28回全問完全解説 日本社会福祉士養成校協会編集 中央法規出版
ISBN978-4-8058-5338-2

 450問を選択肢ごとに詳しく解説、科目別ポイント。過去3年分の国家試験全問題を掲載。最新の制度や数値にアップデート。


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相談援助の基盤と専門職 前期第5回講義レジュメ概要1
 当ブログ筆者(本校専任講師、社会福祉士)が、社会福祉士養成学科にて、2016年5月に講義            
<この記事は、ダイジェスト版と講義当日の補足。レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>


2.利用者を大切にする相談援助のために テキストP64
・ソーシャルワークは、その価値に基づく専門的技術である。また、専門職各自の価値の内在化と、価値を基盤とする言動と実践、姿勢が求められる。その基礎となる概念を整理する。
◎「無差別平等」,「秘密保持」,「自己決定の尊重」は,社会福祉援助活動に限らず,他の専門職にも共通して取り上げられることの多い重要な倫理項目といえる。
・ソーシャルワーカー社会福祉士は、これらを護るというミッションを持つ専門職とも言えよう。
 その技術に、内面に宿っていなければならないもの=内在化の必要性。


・国際ソーシャルワーカー連盟の定義からは、人権尊重と社会正義がソーシャルワークの原理であると掲げられている。
A.人権尊重  テキストP64
・人権とは、人が生まれながらに当然に有する権利とされるもの。たんに人権,あるいは基本的人権ともいう。
・人権の固有性-全ての人は人間としての権利を持つ
・人権の不可侵性-公権力に侵害・制限されない
・人権の普遍性-全ての人々と共有できるもの

・社会のなかの差別(例:ホームレス、生活困窮者、非正規労働者、精神障害者等)、経済等の格差(子どもの貧困)、慣行(地域社会)等により、この3点の特性は脅かされる。
 事例によっては、社会問題化する場合もある。マクロの側面。
 しかし、社会的コンフリクトは、相互理解、関係構築への可能性も含む。
・ソーシャルワーカーとその実践には、差別の緩和、解消を目指し、マイノリティのいのちと権利を護り、理解を拡げる使命がある。
 ミクロの側面-事例における関係者全ての人権を守ることが出来るのか?

・人権の尊重が、ソーシャルワークの志向性として重要な位置付けである
-実践に活かすために、多面的な視点と理解が必要不可欠となる。当事者と共感的に交流することから。
⇒関係者それぞれの視点で考えること-多様な捉え方を知り、理解し、受容する。


*「社会福祉士の倫理綱領」価値と原則  テキストP65
 「社会福祉士は、すべての人間を、出自、人種、性別、年齢、身体的精神的状況、宗教的文化的背景、社会的地位、経済状況等の違いにかかわらず、かけがえのない存在として尊重する」

<補足>
・「すべて人間は、生まれながらにして自由であり、尊厳と権利において平等である」とした「世界人権宣言」(1948年国際連合第3回総会で採択) 略 講義にて解説
 国際障害者年」とそれに続く「国連・障害者の10年」を通して世界的に広まった「ノーマライゼーション」の思想が、「生活の質quality of life、QOL」 略 講義にて解説
・教育における保障
 民主主義の根幹

・差別、人権侵害に反対することは、ソーシャルワークの昔も今も変わらぬ使命、日々、実践していく。

B.社会正義 テキストP65
・社会正義とは 略  社会的公正とも同義。

(倫理綱領)
「(社会正義)社会福祉士は、差別、貧困、抑圧、排除、暴力、環境破壊などの無い、自由、平等、共生に基づく社会正義の実現をめざす。
 (貢献)社会福祉士は、人間の尊厳の尊重と社会正義の実現に貢献する。」

*人権の尊重、社会正義の実現に重要な事柄
・ソーシャルワーカーは、人々を差別、貧困、抑圧、排除、暴力等から解放するための実践を行なう専門職である。問題意識と実行力が求められる。 
例 貧困による心身の健康、逃避(薬物、飲酒、ギャンブル)、犯罪、暴力の世代間連鎖といった問題がある。
 貧困問題とその関連領域=フォーマルとインフォーマル(労働、犯罪、薬物等)への関心の必要性。
 領域ごとの専門知識(理論と実践知)の深化が必要である。
 社会問題への関心と理解を深めること、当事者との交流等も有効である。

・社会正義の実現のため、ミクロ・メゾ・マクロ領域において、人と環境の問題を対象に、ソーシャルワークの方法・メソッドを用いる。

・社会の合意形成-相互扶助

*補足:正義
 アリストテレス
 配分的正義と矯正的(整調的)正義
 自然的正義と人為的正義

確認小テスト キーワード 講義にて解説
アドボカシー  権利擁護
精神保健福祉士法  精神科ソーシャルワーカー
社会福祉援助技術  ソーシャルワーク
社会福祉士及び介護福祉士法  名称独占資格、業務独占
「信用失墜行為の禁止」や「秘密保持(守秘)義務」


ストレングス、人間関係支援、ソーシャルワーク人間観、マターナルディプリベーション 相談援助理論講義
 相談援助の理論と方法 前期第5回講義レジュメ概要 社会福祉士養成科にて

現代社会と福祉 練習問題 初級
社会福祉士・精神保健福祉士共通科目
 今年4月から学習を開始した受講生向き 練習問題基礎


問題2 次の文章の空欄A、B、Cに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
 1601年、「<  A  >救貧法」と称せられる、救貧立法の集大成がなされ、17世紀を通じて< B  >の救貧行政の基本法となった。教区を救貧行政の単位とし,治安判事の監督のもとで,貧民監督官が貧民の保護・監督を行ない,その費用としての<  C  >の課税・徴収を行った。
(組み合わせ)
   A        B       C
1 エリザベス    イギリス    救貧税
2 チャーチル    フランス    消費税
3 カルロス     スペイン    所得税
4 チャールズ    ポルトガル   人頭税
5 ビスマルク    プロイセン   酒税

*解答・解説:救貧制度、救貧法、ワークハウス、ワークハウス・テスト法、ギルバート法とは 記事下方をクリック

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社会福祉士 まるわかり説明会 職場シリーズ2 個別相談
5/19(木)18時から19時 日本福祉教育専門学校高田校舎

 相談援助専門職の国家資格である社会福祉士。その仕事内容の実際や、就職先、待遇などを当ブログ筆者(社会福祉士養成学科 学科長)が、はじめての方にも分かり易く解説します。専門職としての就職を目指してみませんか。
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お問い合わせ 日本福祉教育専門学校 電話:0120-166-255
日本福祉教育専門学校本校舎は高田馬場駅から徒歩1分
新宿区高田馬場2-16-3


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2016年5月19日(木)18時から19時 社会福祉士 まるわかり説明会 職場シリーズ2  進路検討中の方におすすめの説明会と個別相談 参加費無料 電話0120-166-255 当ブログ筆者の説明会 公開
 日本福祉教育専門学校社会福祉士養成学科 社会福祉士養成科(1年制通学)


 相談援助専門職の国家資格である社会福祉士。
 福祉を学んだことが無い、福祉の仕事の経験が無い、ゼロからスタートして1年間で社会福祉士になるには。
 この説明会は、参加者の皆様の知りたい、聴きたいに何でもお応えします。個別相談も歓迎です。
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 社会福祉士の仕事の内容の実際と、当学科の就職先、待遇等についてお話しする説明会です。
 今回は、社会福祉士として実務を約20年の当ブログ筆者(社会福祉士養成学科 学科長、社会福祉士)が、実践の経験や事例も挙げながら、初めての方にも分かりやすくご説明します。
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 自分らしさや優しさを仕事に活かしたい、社会貢献を仕事にしたい、ボランティアや社会人の経験を人間を支える仕事に活かしたい皆様、進路検討中の皆様におすすめの説明会です。
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 社会福祉士は、医療機関の相談室や子ども家庭福祉、高齢者とその家族、コミュニティ、障害者の就労支援、貧困・低所得者支援等の相談援助の専門職=ソーシャルワーカーの国家資格です。
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 1年間で社会福祉士の国家資格を取得する本校の社会福祉士養成学科(昼間1年制通学課程)、社会福祉士養成科トワイライト・ナイト(夜間1年制通学課程)は、専門職養成と、国家試験受験対策、転職を支援します。
 福祉の仕事未経験の方、理系学部出身の方でも大丈夫です。


 社会福祉士の仕事に関心をお持ちの方、社会福祉士の資格取得と就職をご検討中の方、お気軽にご参加ください。
進路等のご相談も歓迎です。
 関心をお持ちの皆様、お気軽にご参加下さい。


日時:2016年5月19日(木)18時から19時
会場:日本福祉教育専門学校 高田校舎
 JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場駅」下車
 東京都豊島区高田3-6-15
参加費:無料(どなたでも参加できます) 

<お問い合わせ・参加予約先> 
 学校法人敬心学園 日本福祉教育専門学校
 電話:0120-166-255
予約フォーム 日本福祉教育専門学校


<日本福祉教育専門学校 本校舎 交通アクセス>
JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場駅」徒歩1分
 案内図です

日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
 社会福祉士養成科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの夜間部(2コース)です
日本福祉教育専門学校 公式チャンネル - YouTube



*社会福祉士とは
  「社会福祉士及び介護福祉士法」により定められた、相談援助、運営管理等、ソーシャルワークに携わる専門職の国家資格です。
 各種の相談機関、福祉行政機関、医療機関、福祉施設・団体などにおいて,専門的知識と技術をもって,福祉サービス利用者の相談援助や,グループワーク、施設の運営管理、地域福祉活動等を行なう社会福祉専門職です。
 社会福祉士は、子ども、コミュニティ、障害者と家族、貧困、女性、高齢者と家族、更生保護等、多岐にわたる領域で、相談援助等の実務を担っています。
社会福祉士及び介護福祉士法

社会福祉士養成学科(通学1年)オープンキャンパス説明会
日本福祉教育専門学校 本校舎 高田馬場駅から徒歩1分
5/21(土) 13時30分から

 本校の特色、社会福祉士養成学科・養成科の特徴やカリキュラム、社会福祉士の資格と仕事の概要をはじめての方にも分りやすく解説します。ご相談も歓迎。
 当学科の専任教員がご説明します(学科説明にて)。参加無料です。
 社会福祉士国家試験合格者数全国1位の社会福祉士養成学科(一般養成施設)。



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相談援助の理論と方法 前期第5回講義レジュメ概要
 当ブログ筆者(本校専任講師、社会福祉士)が、社会福祉士養成科トワイライト・ナイトコースにて、2016/5/18に講義            
<この記事は、ダイジェスト版と講義当日の補足。レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>


*人間関係というソーシャルワークの主要な課題
・人と人との.あいだで営まれるさまざまな関係こそ、人間に真の幸福をもたらす主要な、おそらくは唯一の源泉と考えられるからである 。
・その逆もいえる。すなわち貧しい人間関係こそ、人に不幸をもたらすもっとも重要な唯一の源泉 である。

 バイステック(Biestek, F. P.)『ケースワークの原則』1965 より

*人間関係の重要性
・クライエントとの、人格的交流の重要性-社会福祉の全領域における不変の課題である。
・クライエントにとって、ソーシャルワーカーとの間の専門的援助関係は、コミュニケーション能力や社会的スキルを身につける新たな経験、全人的な成長の機会となる。
 それは、双方向な関わりであり、援助者にとっても影響がある。援助者の側も専門性、人間的とも磨かれる。


・クライエントとの関わりの初期における、その期待を確認する-例えば、様々な「変わりたい」という願い。
・人間関係における、役割の明確化の働きかけ-援助関係と、クライエントの周囲の関係における課題でもある。
・クライエントとの援助関係、援助プロセスにおいて、クライエントの情緒面の重要な存在になることが課題の一つである。
 そのことによって、クライエントの深い感情や、「秘密」の打ち明け、率直な語りの促しに繋がる。
 クライエントの意味づけ、隠された思いを発見する。それは、クライエントの自己探求の支援でもある。
・クライエントとの関係における、「純粋性」の原則-相互の思いに真っ直ぐに、援助者も生身の人間として率直に関わること。
 援助者とクライエント双方の感情を、豊富なボキャブラリーで表現することが課題となる。

・援助者の自己開示
 必要に応じて、自己の経験を語り、クライエントとその援助に活かす。

2 ソーシャルワークの人についての見方
・ここでの人・人間とは、福祉サービス利用者とその周辺、クライエントシステムのことである 。 
 自力で解決困難な生活問題を抱え、専門的な社会福祉の援助を求めて訪れる来談者等である 。
 全ての人が、問題を抱える可能性があり、クライエントになり得る。誰でも問題を抱え、自力で解決が出来なくなることが起こり得る。
 特に家族介護の困難、病気、ターミナル、多様な生活問題である。
・人間支援の課題としての人生における「喪失」、すべてのものはやがて失う。
 ソーシャルワーカーは、喪失と痛みといった苦境のなかにある人々の隣人としての専門職である。

・人は落胆や苦痛を隠すために強がる-語り、言葉の矛盾として現れる。


*クライエント・システム 略
 個人,家族,グループ,組織など,ソーシャルワーカーが援助の対象とするシステムのことである。
 ピンカス(Pincus, A.)とミナハン(Minahan, A.)は,ソーシャルワーク実践の構成要素をクライエント・システム,ワーカー・システム,ターゲット・システム,アクション・システムとして整理した。

*ホリスティックな視点-全人的な捉え方
・ソーシャルワークに求められる視点で,人間を全体として,包括的に捉える見方である。
・ホリス「全体関連的な状況のなかにある人」。

・身体と心理、情緒のシステムである人間が、家族や地域社会等と相互作用している。
 総合的かつ包括的な支援、全人的、全領域にわたる支援-アセスメント。

*解説:ホリスHollis, Florence (1907-87) 略
[主著] Hollis, F., Casework : A Psychosocial Therapy, Random House, 1964 (本出祐之・黒川昭登・森野郁子訳『ケースワーク――心理社会療法』岩崎学術出版社,1966).
・公民権法が成立し,「偉大な社会」計画のもとに差別と貧困の解消を目指す社会政策が推進された時期に,ホリス(Hollis,F.)は『ケースワーク:心理社会療法』を刊行し,「状況の中にある人間」をケースワークの中心概念に位置づけた。
・ホリス(Hollis,F.)は,「状況の中の人」という視点から,心理社会的アプローチを確立した。
・ホリス(Hollis,F.)は,人と状況と,この両者の相互作用の三重の相互連関性で  ある「状況の中にある人間」をケースワークの中心概念に位置づけている。

*生活の全体性
 アセスメントでは,クライエントの生活の全体性を見て,多様な環境と人との相互作用のうち,どれが問題に関連しているかを検討できる広い視野が必要である。

*ストレングス視点やエンパワメント・アプローチが重要視されている 。
 ストレングスとは,人が上手だと思うもの,生得的な才能,獲得した能力,スキルなど,潜在的能力のようなものを意味する。
 ストレングス視点とは,援助者がクライエントの病理・欠陥に焦点を当てるのではなく,上手さ,豊かさ,強さ,たくましさ,資源などのストレングスに焦点を当てることを強調する視点であり,援助観である 。
・ストレングスによる面接における支持、肯定する、「~さんなら出来ますよ」等。

・ストレングスとは、人間の内なる可能性、潜在能力、才能、望みなどを含む。
 また、肯定的な心理状況等(自信、意欲、抱負、希望など)。
・先ずはワーカーがストレングスを認め、高くその光を掲げることを促し、社会も気づき、認めること
・自らとその潜在能力を見つめなおすという、クライエントと援助者双方の課題がある。
 自分の強みが何であるかを知って、それを生かすようにすること。
 自分の強みを知るだけでなく、それを日々の生活に生かす努力が必要である。

・他者からの評価ではない、自分の価値を見い出す。
 他人と自分を比較することから解放された生き方への転換の促進である。


・クライエント自身が、自分の長所に注目し、自らの強みを自覚することから、変化ははじまる。
⇒そのプロセスを支え潜在能力を促進するストレングスによる実践。

・ストレングスを活用した実践-クライエントとのパートナーシップのなかで、動機付けを高める。
 クライエントの生活の質を高めることを、語り合いのなかで強調する。

・当事者の生き抜く技法のシェアの必要性-グループワークの場にその可能性がある。

・ここでのエンパワメント-クライエントに外部から援助や指導を注入するのではなく、内なる力、意欲、解決策を引き出し、促進する、強化する。

・人は環境から多大な影響を受けるが、環境を変えていく力(潜在能力)、可能性を持つ。

*人生における幸福の3要素とは、楽しさ(快楽)、充実した人生、人生の意味。
・「意義のある人生」、しかし意義を見失う人々もいる(特に貧困領域 )

ソーシャルワーク定義 国際ソーシャルワーカー連盟2000年 相談援助の基盤と専門職 ブログ筆者講義レジュメ



心理学理論と心理的支援 練習問題 初級
社会福祉士・精神保健福祉士共通科目
<この4月から学習を開始した受講生向き練習問題の入門編>

問題1 ボウルビィ(Bowlby,J.)らの愛着(アタッチメント)の理論に関する次の記述のうち,誤っているものを一つ選びなさい。

1 愛着の理論は,ガンなどの鳥類のすり込み現象,サルの母子関係の成立時における接触快感の重要性を明らかにした動物の行動の研究の影響が大きい。
2 人間発達の初期における愛着の形成は子どもの発達にとって決定的に重要であり,それは特定の人物に向けて焦点化されるとしている。
3 情緒的に不安定な状態にある子どもであっても適切な愛着関係を形成することにより,順調な発達が望めるとしている。
4 子どもの適切な愛着の形成には,子どもの発する信号に気付き,適切に解釈し,機敏に応答するという養育者の敏感性が大切であるとしている。
5 愛着の形成には時期が重要であり,その時期は一般的におよそ乳児期から7歳ごろまでであるとしている。

*解答と解説 ボウルビィ(Bowlby,J.)の愛着(アタッチメント)理論、ジョン・ボウルビィ、マターナル・ディプリベーションとは
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5/21(土) 13時30分から

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お問い合わせ 日本福祉教育専門学校 電話:0120-166-255
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相談援助の基盤と専門職 前期第3回講義レジュメ概要
 当ブログ筆者(本校専任講師、社会福祉士)が、社会福祉士養成学科にて、2016/4/27・28に講義            
<この記事は、ダイジェスト版と講義当日の補足。レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>


2.ソーシャルワークの国際定義 2000年定義
・ソーシャルワーカーは、ミクロ=個別事例の問題解決から、マクロ=関連制度や社会問題の改善を促進する専門職である。

1 国際ソーシャルワーカー連盟の定義 2000年  テキストP38
*概要:国際ソーシャルワーカー連盟の定義(2000年定義)
・2000年7月27日、モントリオールにおける国際ソーシャルワーカー連盟(International Federation of Social Workers,IFSW)総会において採択された。
 国際ソーシャルワーカー連盟の定義は、利用者個人の問題の解決を、それを生み出す社会構造との関わりで考える視点をもたらし、解決するには積極的に、その原因となっている社会構造を変革し社会的不正義に挑戦することを示している。

*国際ソーシャルワーカー連盟の「ソーシャルワークの定義」(2000年定義) テキストP38
 「ソーシャルワーク専門職は、人間の福利(ウェルビーイング)の増進を目指して、社会の変革を進め人間関係における問題解決を図り、人びとのエンパワメントと解放を促していく。ソーシャルワークは、人間の行動と社会のシステムに関する理論を利用して、人びとがその環境と相互に影響し合う接点に介入する。人権と社会正義の原理は、ソーシャルワークの拠り所とする基盤である」。

・解説 テキストP39
 様ざまな形態をもって行われるソーシャルワークは、人びととその環境の間の多様で複雑な相互作用に働きかける。その使命は、すべての人びとが、彼らのもつ可能性を十分に発展させ、その生活を豊かなものにし、かつ、機能不全を防ぐことができるようにすることである。
 専門職としてのソーシャルワークが、焦点を置くのは、問題解決と変革である。従ってこの意味で、ソーシャルワーカーは、社会においての、かつ、ソーシャルワーカーが支援する個人、家族、コニュニティの人びとの生活にとっての、変革をもたらす仲介者である。
 ソーシャルワークとは、価値、理論、および実践が相互に関連しあうシステムである。

*解説:エンパワーメント( エンパワメント) empowerment
 エンパワメント・アプローチでは,クライエント自身が,問題解決に必要な知識やスキルを習得することを支援する。
 エンパワメントの概念は,1970年代のアメリカの公民権運動において,バーバラ・ソロモン(Solomon,B.)が『黒人のエンパワメント』を刊行したのを契機に,「スティグマの対象となり,否定的な評価を受けてパワーが欠如した状態の人々」に注目したことに始まる。
 パワーの脆弱化,無力化をディスエンパワーメント(disempowerment),パワーの欠如状態をパワーレスネス(powerlessness)(あるいはパワーレスな状態) 略
 ソロモン(Solomon, B.)の著書『黒人のエンパワーメント』(1976) 略

 エンパワメント、自分の価値が認められない経験-自己の存在、価値の否定は、力、気力を奪うものである。
 先ず、それぞれの尊さ、ありのままの強さ、可能性を伝えることからアプローチははじまる。


*解説:スティグマ stigma
 Goffman, E., Stigma, Penguin Books, 1963(石黒毅訳『スティグマの社会学』せりか書房, 1984) 略
・講義の補足:スティグマを考える-「危険、暴力的」等といった烙印、自他による烙印に支配された生き方を克服していく。
 ソーシャルワークの支援の課題の一つである。


<国際定義 2000年 補足>
 つまり、人間の福利(ウェルビーイング)と社会の変革を進め,人びとのエンパワメントと解放を促していくことが,国際ソーシャルワーカー連盟の「ソーシャルワークの定義」(2000年)で唱えられている。

①人間の福利(ウェルビーイング)の増進を目指す
 ウェルビーイングとは人間として良好・快適な状態(身体・精神・社会・行動)が続いていることを指し、人権の尊重と自己実現、最大限の可能性の追求が主題となる。略
 ウェルビーイング(well-being)とは、国際連合などの国際機関や欧米諸国では,「積極的に人権を尊重し,自己実現を保障する」概念として定着してきている。

講義の補足:福利・安寧・満足・幸福は、“人によって異なる”ものである(ある意味)。
・「意義のある人生」、しかし意義が自身では見いだせない人々もいる(特に貧困領域支援の課題 )
 意義が見いだせない=虚しい人生とも言えよう。
 意義の有無は、誰が判断するのかという課題もある。
 これらの人生の意義に対する支援が必要な人々とは。根源的なものの安定が心にあるか。


*自己実現
・自己に潜在する素質や能力、可能性などを最大限に発展・拡充させ、より完全な自己、自分がなりえるものを実現してゆくこと。生の拡充。
⇒ これらをアセスメントにおける課題の分析や、エンパワメントによる介入の基盤とする。
 今、なにができるかよりも、どうなりたいかが重要である。
・自己実現、ありのままの自分を阻むもの-不寛容な社会からの圧力も考えなければならないだろう。

②社会の変革を進める
 利用者個人の問題を社会構造との関わりで考える視点が必要である。また、個々の問題を解決するため、原因となっている社会構造・問題の変革や、社会的不正義(差別・不平等など)に立ち向かう姿勢が必要となる。
⇒ 個別事例の問題の根本的解決を目指す。
 マクロ領域のソーシャルワーク実践の必要性。ソーシャルワークはミクロの問題解決のみではない。
・マイノリティの問題の根本的解決とは。
・リッチモンドによる、「社会改良の小売的方法」


*社会の変革
 暗いと不満を言うだけではなく、先ず身近なところでたいまつをかざすこと。グローバルに考え、ローカルで実践するという姿勢。

*解説:マイノリティとは minority  略
・マイノリティの当事者が、自らのために社会を変革し、新たなシステムを創るためには、この変革、解放のプロセスには、自らが主体となり成就するという、主体性が必要となる。当事者主体の活動により、更なる力の獲得が図られる。
 マイノリティの解放は、マイノリティの仕事でなければならない。援助者は、リーダーではなく、共にあって共に苦しみ、泣き、笑う者、隣人となる。セツルメントの歴史から学ぶ。
 また、ソーシャルワークは、マジョリティとの架け橋、媒介となる。そして、マジョリティをも、抑圧から解放する働きである。


*法制度、サービス運用方法の変革
・ソーシャルワークは、クライエント重視(主導)の姿勢を原則とする。
 制度にクライエントを適応させるかのようなマネジメントでは本末転倒である。ここを間違えるならば、ソーシャルワークの根本が揺らぐ。
 ソーシャルワークは、ニーズ主体の実践である。


・個別の援助と社会変革-ミクロもマクロも
・マクロソーシャルワーク、ソーシャルアクションの必要性が今日も問われている。
 例:従来のホームレス支援活動=野宿労働者「労働と福祉の狭間」である。


*解説:セーフティネットとは 略

③人間関係における問題解決を図る
・人間関係上の問題解決(家族と社会)と、そのためのエンパワメントの視点の必要性。
・社会的孤立(人間関係の貧困)。脆弱性。
 昨今、様々な職業でコミュニケーション能力が求められているが。
・人間関係の困難-具体的には、グループワークで、新たな経験、新たな人間関係等の機会と場所を提供するソーシャルワーク。


*家族における人間関係の問題解決を図る
 家族の多様な問題(ルール、役割、コミュニケーション、虐待、貧困、過去、未来等)の解決・緩和を図る。
 家族問題は、昔も今もソーシャルワークの重要なテーマである。児童虐待、DV、高齢者虐待等の顕在化された問題もある。


*家族問題 自己覚知が重要である
 家族を捉えるとき、誰の立場で考えるのか?全員に共感すること。
 的確な分離・保護・新たな家庭・再統合と再生、中立による関係の調整が求められる場合が多い。
 援助者は、自己の痛みの記憶、感情に振り回されてはいけない。しかし、痛みを抱えたまま生きて、実践していく。


*解説:システム

*家族システム理論
 
 家族システムの理論は,症状や問題を持った人に対処する場合,家族成員は相互に関連しあっていて切り離しては理解できないという視点に立つ。したがって,家族は単に問題解決の協力者ではなく,問題を持っていないと思われる家族成員も含めて対象となる。

*利用している機関における人間関係の問題解決を図る
 関係者と対象者との相互理解を、集団の相互扶助を促進する。
 調整の必要性。

*地域における人間関係の問題解決を図る
 排除、葛藤・摩擦(コンフリクト)の仲介(媒介)者となり、調和を図る。
・地域への働きかけー共生、ノーマライゼーション、相互扶助、共同等の価値を伝えていく 。
 手を差し伸べ合う共同体を目指すコミュニティワーク。違いを超えて共生するコミュニティづくり。
・弱さと痛みを分かち合う共同体を目指して。
 人間は弱さ、痛み、病をそれぞれが持つ。
 例えば、疾患であり、障害(スティグマ)、過去、高齢、自尊感情の欠如等である。
 人間の醜悪さ-他者の弱さにつけこんで利益を得ることも社会では起きている-ハイエナのように。
 人間に宿る良心、善、愛情-弱さ、痛みを分かち合い、支えあって生きることも出来る。
 排除や搾取ではなく、調和と相互扶助をもたらす-福祉専門職の役割がここにある。私たちの望みもここにある。
 共生のコミュニティや、セルフヘルプグループとは、弱さと痛みを共有するコミュニティでもある。


④人びとのエンパワメントと解放を促す
 不利益・不公正な状況からの解放を促進するためのエンパワーメント。
・社会的包摂(ソーシャルインクルージョン)を促進する。
・不平等、不利益を被っている人びとの解放を促進する。
・人生のスタートラインの不平等-子どもの貧困。 
・エンパワメント、人間の内なる光、潜在能力・才能を引き出すこと。
 先ずはワーカーが認め、高くその光を掲げさせ、社会も気づき、認めること。

⑤人間の発達と行動、そして社会システムに関する理論を活用
 これらの理論、ソーシャルワークの専門知識を持ち、対象理解や支援の際に応用する。

⑥人びとがその環境と相互に影響し合う接点に介入
・人は環境から多大な影響を受けるが、環境を変えていく力(潜在能力)、可能性を持つ。

・問題を抱える人々と彼らを取り巻く環境、その相互・交互作用、人と環境の接点への介入。
・しかし、単純な「環境と個人」ではない
⇒ 貧困等の社会問題によって、生き方、意識等が縛られ、規定されてしまう。
・人と環境の望ましい変化を促進する介入は、多様で幅広い。


*人権と社会正義の原理は、ソーシャルワークの拠り所とする基盤である
 ソーシャルワーカーの専門職としての基盤は、人権と社会正義の原理である。人間の尊厳、生命の価値を守り、正義と公正、人々の最大限の幸福を追求する活動なのである。

相談入門講座15回 情緒障害児短期治療施設とは 生活困窮子育支援、ファミリーサポートセンター利用助成


当ブログ筆者の出張講義 福祉施設職員研修 無料
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「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号101

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社会福祉士 相談援助入門web講座 第13回
<4月から社会福祉士を目指す方などを対象としたweb予習・参考資料。プレ学習として活用して下さい。詳細は4月からの講義にて解説>

子ども家庭福祉の概要(2)
<児童虐待・補足>
*虐待の子どもへの影響 被虐待児童の心理
 全国の児童相談所での児童虐待に関する相談対応件数は、5万6,384件(2010(平成22)年度 東日本大震災の影響により福島県を除いて集計した数値)になるなど、児童虐待は社会全体で取り組むべき重要な課題になっている。

 虐待の子どもへの影響としては、骨折・火傷などによる身体的被害、暴力を受ける体験からトラウマ(心的外傷)、派生する様々な精神症状(不安、情緒不安定)、栄養の不足、安定した愛着関係の不足による対人関係障害(緊張、ひきこもり)、自尊心の欠如(低い自己評価)等、様々な内容、その影響の程度、後遺症がある。

・虐待被害児童は,虐待を受けるのは自分が悪いからだ,自分に原因があるからだと考えがちである。
 このように,虐待が子どもの思考や認知に影響を与え,その結果,罪悪感が強くなり,自己評価も低くなってしまうことがある。
 被虐待児は,虐待を受け続けることで,大人の顔色をうかがい,年齢にふさわしくない大人びた言動を見せることがある。
 特に,大人の期待を満たすように行動したり,大人の気持ちや行為に敏感になったりすることがある。

・子どもの頃の虐待の影響は、大人になって気分障害(うつ病)、摂食障害、アルコール依存症等のメンタルヘルスの問題として顕在化する可能性がある。
 
うつ等のメンタルヘルスの問題を生じる場合、子どもの頃の心身の傷、その痛みが、内面の深いところに存在していて、心身
全体に広がる。過去の、認めたくない
傷が原因と言える。その傷が
再び心に身体に顕在化し、痛み、悲しさ、無力感等の情緒的な
混乱を引き起こす可能性がある。メンタルヘルスの問題の要因の一つともなり得る。

*児童虐待と社会福祉士
 子どもの虐待は、今日の社会福祉全体にとって、大きな課題である。
 児童養護施設への入所児童も、多くが虐待を経た子どもたちである。
 また、医療機関の医療ソーシャルワーカーにも、虐待の早期発見と対応、連携等の役割がある。
 社会福祉士等の援助者は、虐待の被害を受けた子どもたちへの危機介入などの支援を行う。必要ならば、一時保護、新たな生活の場としての児童養護施設等において支援する。
 相談の場面では、虐待被害の子どもたちの心理の理解が不可欠であり、「試し行動」などの特徴的な行動を踏まえて、支援を行う。

*虐待の世代間連鎖
・児童虐待に関連する生活問題として、生活困窮、子どもの親の依存症等のメンタルヘルス、本人と家族の心身の健康問題、不健康な生活環境、問題の世代間連鎖等がある。
 問題が重複する家族=多問題家族。その家族において、生活困窮のなかで虐待問題が生じることが目立つ。

*多問題家族と虐待
 例えば、食生活の貧困、栄養問題がある。子どもの発達への影響がある。
 思春期の子どもの極端な偏食、家族と共に食事を取らない。
 
・生活困窮のなかにある人間の脆弱性ゆえに、家族を含めた人間関係も壊れやすい。 
 本質的に、人間は親しく関わり合い、支え合うために生まれてきたのであり、誰もが関わり、繋がりを希求する想いを抱いている。


*被虐待児童の支援・概要 続きは4月からの講義で解説。
・「子ども虐待対応の手引き」等を参照
*被虐待児童の心理的特徴

・虐待を受けた子どもは、人間(大人)に対する不信感を抱いており、なかなか本当のことを言おうとしない傾向がある。
 次のような傾向を持っていることが多い。
・虐待の事実を家族内のこととして秘密を守ろうとする  略
・親から見捨てられるのではないか、という不安を持っているためにより親にしがみつく
 略 施設入所についての子どもの意向は、安心した状況のなかで子どもの本心を酌み取るための配慮をした上で確認したい。 略
 
*子どもへの個別援助はどのように行うか、二重のトラウマ
 虐待のために家族から分離されて施設に入所することは、子どもにとって非常に重大な体験である。
 こうした体験は、子どもに「二重のトラウマ(心的外傷)」を生じさせる可能性がある。
 一つは、保護者からの虐待によるトラウマであり、もう一つは保護者を失ったことによるトラウマである。
 子どもの施設入所後にも、彼らがこれらのトラウマから回復できるよう、児童相談所はできうるかぎりの援助を行わなければならない。
・虐待や、家族からの分離によるトラウマは、子どものさまざまな「問題行動」として現れる傾向がある。 略

*虐待とPTSD
 子どものトラウマ性の反応としてまず考えられるのは、PTSD(Posttraumatic Stress-Disorder:心的外傷後ストレス障害)である。
 こうした従来の諸研究・調査に基づいて、虐待というトラウマによって生じうると考えられる特徴を列記すると以下のようになる。
○ 入眠困難などの睡眠障害(PTSDの過覚醒症状)
○ 注意集中困難、多動性(PTSDの過覚醒症状)
○ 悪夢、夜驚(PTSDの侵入性症状)
○ 無感情、無感覚(PTSDの回避・麻痺症状)
○ 無気力、抑うつ(慢性化した回避・麻痺症状)
○ 年少の子どもや小動物に対する過度の攻撃行動(行動上の再現性)
○ かんしゃく・パニックや、それにともなう破壊的行動(感情調整障害)
○ 年長者や力の強いものに対する従順さ(力に支配された対人関係)
○ 年少時に見られる無差別的愛着傾向(愛着形成の障害)
○ 思春期以降に見られる対人関係の希薄さ(愛着形成の障害)
○ 他者、特に自分にとって重要な意味のある年長者に対する挑発的行動と、それにともなう虐待的な対人関係(トラウマとなった対人関係の反復的再現)
○ セルフカットなどの自傷行為(感情調整障害、あるいは乖離症状への対処行為)
○ 拒食や過食などの摂食障害、食べ物への固執(口唇期性障害) 略  続きは講義にて。

*児童福祉の役割-社会的養護
・虐待を受けた子どもなど、家族から適切な養育を受けられない子どもが増えている。そのような子どもたちこそ、社会全体で責任をもって、保護し、育てていく必要がある。
・社会的養護の施策は、かつては、親が無い子ども、親に育てられない子どもへの施策であったが、今日、虐待を受けて心身に傷をもつ子ども、何らかのハンディキャップのある子ども、ドメスティックバイオレンスDV被害の母子などへの支援を行う施策へと役割が変化し、その役割・機能の変化に、ハード・ソフトの変革が求められている。社会的養護の更なる充実は、切実な課題である。
・社会的養護の役割は、子どもの権利擁護を基本とし、子どもの安全・安心な生活を確保する。
・子育て支援の事業によって、子どもたちのことをゆっくり考えるゆとりを、支援を必要としている様々な家族に提供することも、児童福祉の課題である。

*児童虐待への取組みの推進
 厚生労働白書から抜粋
(1)児童虐待の現状

 児童虐待への対応については、2000(平成12)年11月に施行された児童虐待の防止等に関する法律(以下「児童虐待防止法」)が、その後、2004(平成16)年及び2007(平成19)年に改正され、制度的な対応の充実が図られてきた。
 しかし、重大な児童虐待事件が後を絶たず、全国の児童相談所での児童虐待に関する相談対応件数も増加を続けている。

(2)児童虐待防止対策の取組み状況
 児童虐待は、子どもの心身の発達及び人格の形成に重大な影響を与えるため、児童虐待の防止に向けて、①虐待の「発生予防」から、②虐待の「早期発見・早期対応」、③虐待を受けた子どもの「保護・自立支援」に至るまでの切れ目のない総合的な支援体制を拡充していくことが必要である。

 このため、
①発生予防に関しては、「乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)」、「養育支援訪問事業」、「地域子育て支援拠点事業」など、相談しやすい体制の整備
②早期発見・早期対応に関しては、虐待に関する通告の徹底、児童相談所の体制強化のための児童福祉司の確保、市町村の体制強化、専門性向上のための研修やノウハウの共有、「子どもを守る地域ネットワーク(要保護児童対策地域協議会)」の機能強化
③保護・自立支援に関しては、社会的養護の質・量の拡充、家族再統合や家族の養育機能の再生・強化に向けた保護者支援の推進、親権に係る制度の見直しなどの取組みを進めている。

(3)児童虐待防止に向けた広報啓発の取組み
 児童虐待問題に対する社会的関心の喚起を図るため、2004(平成16)年から、11月を「児童虐待防止推進月間」と位置付け、関係府省庁、地方公共団体、関係団体等と連携した広報・啓発活動を実施している。2011(平成23)年度には、月間標語の公募、シンポジウムの開催(東京都世田谷区)、広報用ポスター等の作成・配布、政府広報を活用したイベントの実施、テレビスポットCM、ラジオ、新聞等で児童相談所全国共通ダイヤルの周知徹底を図るなど、広報啓発活動を実施した。また、民間団体が中心になって実施してい
る「オレンジリボン・キャンペーン」を後援している。

(4)児童虐待防止のための親権制度の見直しについて
 2011(平成23)年5月、児童虐待の防止等を図り、児童の権利利益を擁護する観点から、親権の停止制度を新設し、法人又は複数の未成年後見人を選任することができるようにするなどの措置を講ずるための民法等の改正が行われた。また、里親委託中等の親権者等がいない児童の親権を児童相談所長が行うことにするほか、児童の福祉のために施設長等がとる監護等の措置について親権者等が不当に妨げてはならないこととするなどの措置を講ずるための児童福祉法の改正が行われた。

児童虐待の防止等に関する法律
(平成十二年五月二十四日法律第八十二号

(目的)
第一条  この法律は、児童虐待が児童の人権を著しく侵害し、その心身の成長及び人格の形成に重大な影響を与えるとともに、我が国における将来の世代の育成にも懸念を及ぼすことにかんがみ、児童に対する虐待の禁止、児童虐待の予防及び早期発見その他の児童虐待の防止に関する国及び地方公共団体の責務、児童虐待を受けた児童の保護及び自立の支援のための措置等を定めることにより、児童虐待の防止等に関する施策を促進し、もって児童の権利利益の擁護に資することを目的とする。

(児童虐待の定義)
第二条  この法律において、「児童虐待」とは、保護者(親権を行う者、未成年後見人その他の者で、児童を現に監護するものをいう。以下同じ。)がその監護する児童(十八歳に満たない者をいう。以下同じ。)について行う次に掲げる行為をいう。
一  児童の身体に外傷が生じ、又は生じるおそれのある暴行を加えること。
二  児童にわいせつな行為をすること又は児童をしてわいせつな行為をさせること。
三  児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食又は長時間の放置、保護者以外の同居人による前二号又は次号に掲げる行為と同様の行為の放置その他の保護者としての監護を著しく怠ること。
四  児童に対する著しい暴言又は著しく拒絶的な対応、児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力(配偶者(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。)の身体に対する不法な攻撃であって生命又は身体に危害を及ぼすもの及びこれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動をいう。)その他の児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと。

(児童に対する虐待の禁止)
第三条  何人も、児童に対し、虐待をしてはならない。

(国及び地方公共団体の責務等)
第四条  国及び地方公共団体は、児童虐待の予防及び早期発見、迅速かつ適切な児童虐待を受けた児童の保護及び自立の支援(児童虐待を受けた後十八歳となった者に対する自立の支援を含む。第三項及び次条第二項において同じ。)並びに児童虐待を行った保護者に対する親子の再統合の促進への配慮その他の児童虐待を受けた児童が良好な家庭的環境で生活するために必要な配慮をした適切な指導及び支援を行うため、関係省庁相互間その他関係機関及び民間団体の間の連携の強化、民間団体の支援、医療の提供体制の整備その他児童虐待の防止等のために必要な体制の整備に努めなければならない。
2  国及び地方公共団体は、児童相談所等関係機関の職員及び学校の教職員、児童福祉施設の職員、医師、保健師、弁護士その他児童の福祉に職務上関係のある者が児童虐待を早期に発見し、その他児童虐待の防止に寄与することができるよう、研修等必要な措置を講ずるものとする。
3  国及び地方公共団体は、児童虐待を受けた児童の保護及び自立の支援を専門的知識に基づき適切に行うことができるよう、児童相談所等関係機関の職員、学校の教職員、児童福祉施設の職員その他児童虐待を受けた児童の保護及び自立の支援の職務に携わる者の人材の確保及び資質の向上を図るため、研修等必要な措置を講ずるものとする。
4  国及び地方公共団体は、児童虐待の防止に資するため、児童の人権、児童虐待が児童に及ぼす影響、児童虐待に係る通告義務等について必要な広報その他の啓発活動に努めなければならない。
5  国及び地方公共団体は、児童虐待を受けた児童がその心身に著しく重大な被害を受けた事例の分析を行うとともに、児童虐待の予防及び早期発見のための方策、児童虐待を受けた児童のケア並びに児童虐待を行った保護者の指導及び支援のあり方、学校の教職員及び児童福祉施設の職員が児童虐待の防止に果たすべき役割その他児童虐待の防止等のために必要な事項についての調査研究及び検証を行うものとする。
6  児童の親権を行う者は、児童を心身ともに健やかに育成することについて第一義的責任を有するものであって、親権を行うに当たっては、できる限り児童の利益を尊重するよう努めなければならない。
7  何人も、児童の健全な成長のために、良好な家庭的環境及び近隣社会の連帯が求められていることに留意しなければならない。

(児童虐待の早期発見等)
第五条  学校、児童福祉施設、病院その他児童の福祉に業務上関係のある団体及び学校の教職員、児童福祉施設の職員、医師、保健師、弁護士その他児童の福祉に職務上関係のある者は、児童虐待を発見しやすい立場にあることを自覚し、児童虐待の早期発見に努めなければならない。
2  前項に規定する者は、児童虐待の予防その他の児童虐待の防止並びに児童虐待を受けた児童の保護及び自立の支援に関する国及び地方公共団体の施策に協力するよう努めなければならない。
3  学校及び児童福祉施設は、児童及び保護者に対して、児童虐待の防止のための教育又は啓発に努めなければならない。

(児童虐待に係る通告)
第六条  児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに、これを市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所又は児童委員を介して市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所に通告しなければならない。
2  前項の規定による通告は、児童福祉法 (昭和二十二年法律第百六十四号)第二十五条 の規定による通告とみなして、同法 の規定を適用する。
3  刑法 (明治四十年法律第四十五号)の秘密漏示罪の規定その他の守秘義務に関する法律の規定は、第一項の規定による通告をする義務の遵守を妨げるものと解釈してはならない。
(略)
児童虐待の防止等に関する法律

 詳細は4月からの講義にて。


卒業生、新入生、一般の皆様 お知らせ
ソーシャルワーク実践研究会 卒業生 社会福祉士現場報告 2016年4月16日(土)14時半
<今回のテーマ 生活困窮者の相談事業 実践報告> 会場:日本福祉教育専門学校高田校舎 

 ソーシャルワーク実践研究会は、子ども家庭福祉、コミュニティ福祉、生活困窮者支援、医療ソーシャルワーク、障害者福祉、高齢者福祉等、毎回さまざまなテーマで、本校社会福祉士養成学科の卒業生等の社会福祉士からの実践報告、現場レポートなどを行なっています。
 また、それぞれの実践の経験からの知識を共有するディスカッションを行い、卒業生と在校生、教員、福祉職員、参加者とのネットワークの場ともなっています。
 今回は、卒業生社会福祉士の、生活困窮者の相談事業に関しての実践報告を中心に、生活困窮者支援を考えます。 
 この研究会は、社会福祉士養成学科等の本校卒業生の支援と、継続した学習の場、学生や参加者との交流のオープンな集まりです。
 卒業生、新入生、福祉施設職員、一般の皆様、ご参加下さい。参加無料、一般公開。

社会福祉士国家試験合格報告会 合格者が語る受験勉強法 社会福祉士養成学科合格率84.9% 入学前講義

*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
電話:0120-166-255


認知症カフェ MeMoカフェオープン レポート 会場 日本福祉教育専門学校高田校舎
 MeMoプロジェクトとは
 認知症の方やご家族、地域の方々が安心して住み慣れた街で過ごせるように、「MeMoカフェ(認知症カフェ)」・「認知症サポーター養成講座」・「認知症に関する公開講座」などを当・日本福祉教育専門学校が提供する認知症ケア活動です。


貧困問題と相談援助:当ブログ筆者講演の音声記録の一部を公開中

相談援助講座第12回 児童福祉概要1 子ども虐待とメンタルヘルス摂食障害とは うつ病自殺、ストレス休職教員


社会福祉士受験支援講座・教員日記ブログのリニューアルを検討中 コメントを下さい 当ブログ筆者
<300万PV(アクセス)ありがとうございます。2009年3月から>


参考
引用「全国の警察が昨年1年間に把握したドメスティックバイオレンス(DV)の被害は6万3141件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。12年連続の増加で、2001年のDV防止法施行以降、初めて6万件を超えて最多を更新した。
 ストーカー被害は前年より3・7%減の2万1968件だったが、12年以降は2万件前後の高水準で推移している。

 14年のDV防止法改正で同居の恋人間の暴力も対象となった。
 DVの被害者はほぼ9割が女性で、年齢別では30代が29・5%で最多」引用ここまで

引用「覚醒剤等の薬物犯罪への注目が集まる中、60歳まで覚醒剤使用で服役を繰り返した後、NPO法人を立ち上げ、薬物依存症などのリハビリを支援している男性がいる。鹿嶋市の栗原さん(73)で「体験した自分だからこそ、できる仕事」と活動を続けている。

 鹿嶋市内の畑で農作業をする男性たちに、栗原さんが声をかけると、生き生きとした笑顔が返ってきた。農作業は、NPO法人「潮騒ジョブトレーニングセンター」の職業訓練の一つ。「働く喜びや達成感を知れば、社会に出やすくなる」と、センター長の栗原さんは期待する。
 入所するのは、薬物やアルコール、ギャンブル依存症の二十~八十代の男女約百三十人。市内などの約十カ所の施設で生活する。回復プログラムの集団ミーティングのほか、農業や建築、介護などの職業訓練にも力を入れている。
 栗原さんは、三歳の時に養子になり、養父母から虐待を受けたという。「怒りと恨み、反発心の塊だった」と振り返る。十三歳から酒を飲んでは暴れ、二十歳で暴力団組員に。二十五歳で覚醒剤に手を染め、依存症になった。
 刑務所を行き来し、妻と娘二人は離れていった。常に幻聴と幻覚を抱え、日常生活に支障が出るようになり、組を追われた。覚醒剤を買うため借金を重ね、仲間からも相手にされなくなった。服役は七回、計二十年余りに及んだ。
 二〇〇三年に六十歳で出所した時、出迎える仲間がいないことにショックを受けた。めいに強引に連れられ、茨城県内で薬物依存症患者の民間リハビリ施設「ダルク」に入った。
 かつての仲間がいない見知らぬ土地で、回復プログラムを受け、ほぼ順調に立ち直った。数カ月後には職員として働き始め「組員、薬物、アルコール依存症を全部経験し、接し方が分かる。自分にうってつけの仕事」と〇六年に独立した。
 各地の刑務所や拘置所の薬物依存症患者に「私のような人間でもやめられる」と、入所を呼び掛ける手紙も送る。発足から十年以上がたち、刑務所から視察を受けるまでになった。
 入所者が薬物などを断った日は毎年、「生まれ変わった誕生日」として祝う。
 「事業を始め、仲間がいて、必要とされ、人として生まれ変われたと実感する」という。疎遠だった娘からは初めて「お父さん」と呼ばれた。栗原さんは最近、「今日のために、苦しんだ過去はあった」と思っている」引用ここまで

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2016年4月7日(木)は、日本福祉教育専門学校の通学課程の入学式です。
 本校各学科の新入生の皆さんは、入学式のご案内をご確認下さい。

 当日、当ブログ筆者(本校社会福祉士養成学科 学科長)も会場受付にて皆さんをお待ちしています。 

 新入生とご家族の皆様、ご入学、おめでとうございます。日本福祉教育専門学校の教員の一人として、心から歓迎します。
 入門講座やオープンキャンパス、入試等で、入学前にお会いした方々も多いのですが、入学式で初めてお会いする方も合わせて、これからの在学中も卒業後も、よろしくお願いします。
 社会福祉士養成学科(通学1年課程)の今年度新入生の皆さんは、大学から引き続き学ぶ方も多く、また久しぶりの学生生活の方もおられます。
 良き学びは、一生の宝となり得るものです。そのような学内外の学びの機会、仲間と出会う接点に、この学校がなれたらと切に願っています。
 また本校での学びは、専門職としてのキャリアの入口です。資格取得は、スタートラインに着く通過点に過ぎません。
 本当のスタートになる就職後の、社会福祉士としての実践力を養成するのがこの1年間であり、卒業後も個別にスーパービジョン等の支援、ソーシャルワーク実践研究会を開催し卒業生の自己研鑚の支援を続けていきます。これらのプロセスのなかの1年間になります。

 この3月に卒業した社会福祉士養成学科の卒業生の多くは、病院相談室の医療ソーシャルワーカーや、総合相談機関である地域包括支援センター、相談が職務の福祉職公務員、地域福祉を推進する社会福祉協議会、スクールソーシャルワーカー等に就職していきました。今回の社会福祉士国家試験合格率84.9%、合格者数全国1位の社会福祉士養成学科(一般養成施設)の卒業生達の今後のそれぞれの実践に期待が集まっています。

 さて、4月からは、社会福祉士養成学科(昼間部)と社会福祉士養成科(夜間部)合わせて160名を超える新入生の皆さんを迎えて、日本福祉教育専門学校も社会福祉士養成学科も新たな体制のもと、新年度がはじまります。

 
 講義等でもお話しする予定ですが、皆さんと共に目指すものが三つあります。
 一、ソーシャルワーク専門職を目指す
 これが最重要な課題です。筆者を含め教員・学校側の努力ももちろん必要ですが、学生の皆さんの授業への積極的、主体的な参加の姿勢も必要です。
 新たな知識をまっすぐに吸収し、視野を拡げようとする皆さんの積極性に期待しています。
 また、学生相互の協力、クラスへの貢献、教員と皆さんとのコミュニケーションも必要不可欠です。何故なら、ソーシャルワークは、講義や本を読んで学べることもありますが、演習等のディスカッションに参加することや、実習等の現場における経験から学ぶことも多いからです。
 つまり、学生参加型の講義や演習こそ専門職養成の要であり、教室の主役は学生の皆さんです。
 私自身が担当する講義においては、ソーシャルワークの思考法、高い倫理性、専門職としての自己理解と受容、幅広くソーシャルワーク実践とその価値を捉えることをテーマに、実践事例、関連資料等も広く用いながら、私の実践経験も活かしつつ展開していきたいと考えています。
 また今年は、本校の認知症ケアのコミュニティ活動である「MeMoカフェ」等、学生の皆さんのボランティア活動の後押しを専門職養成の一環として、熱く進めていきたいと考えています。


 二、社会福祉士国家試験の合格
 社会福祉士国家試験は、科目数も多く、学ばなければならない内容も幅広いので、秋頃になって慌てても、合格は危うくなります。
 前期は、講義とその復習が学習の中心です。講義内容とテキストの基本的事項の全体を着実に理解する学習が必要です。
 先日の社会福祉入門講座最終回「社会福祉士試験合格報告会」には、60名を超える社会福祉士養成学科と養成科新入生が集まりました
 今回の合格者の報告によれば、講義が学習の要であって個々の学生が確実に復習しつつ学ぶこと、自習を毎日続ける継続の力が重要だと語っていました。「焦らず、諦めず」持続する姿勢が、合格への王道です。
 学生の皆さんと教職員との二人三脚で合格を目指して
頑張っていきましょう。

 三、充実し、楽しく学ぶ1年間であることを願います
 講義や演習、各自の読書で学ぶことはもちろん、実習等の経験、学友との会話、交流が、専門職として働いていくなかで、支えになるはずです。ある調査の結果によると、ソーシャルワーカーの実践のストレスや、燃え尽きも、支え合える知人・友人・同僚がいれば、予防に繋がる傾向がみられます。また、社会福祉士養成学科(昼間部)、夜間部ともに年齢層も幅広く(60歳代位から22歳)、入学までの経緯も多様ですので、日々の交流から、ソーシャルワーク専門職として成長し、重要なことを学び合えると思います。
 ぜひ、クラスや学科、学校で支え合い、学び合う仲間をつくって下さい。
 皆さんと教職員とのチームワークも求められています。交流を深めていきたいと筆者も願い、楽しみにしています。
 柔軟な繋がりで、専門職になることを、国家試験合格と就職を、皆の力を結集して目指していきましょう


*ソーシャルワークのミッション 優しさを活かして専門職としての社会貢献を
 さて、新入生の皆さんにとって、自分らしさを活かせる仕事、自らの本当の仕事・役割、人間と社会に貢献したい、自己実現を求めての進路の選択、決断であったことでしょう。皆さんが、意義のある仕事を、探し続けたことにより、ここに見つけたのです。今、その希望の種子は、皆さんの手の中に握られています。
 皆さんが期待するように、社会福祉士は、人間を支援する専門職であり、職業としての社会貢献を担う、ミッションと意義のある仕事です。
 苦境の中にある人を相談援助によって支え、グループワークによってコミュニケーションや仲間づくり等の成長のための新たな経験を提供し、コミュニティワークで支え合う繋がりを地域に創るなどが、社会福祉士の仕事です。
 今日、社会福祉の領域では、「子どもの貧困」や子育て支援、社会的孤立、介護を担う家族の支援、就労支援、依存症、コミュニティケア、共生のまちづくり、難病、緩和ケアなどの課題が待った無しです。
 これらのフィールドが、専門職となる皆さんの到着を待っています。他の誰かではなく、皆さん一人ひとりの存在が必要とされています。困窮と孤立のなかにある人々が、皆さんを求めているのです。

*成長する専門職 限りなき前進
 また、社会福祉士は成長する専門職であり、皆さん自身の自己実現、生の拡充も図れます。
 この1年間は学校での学びと実習等における新たな経験によって、卒業後は実践を通して、専門職としても全人的にも成長できることでしょう。
 1年間という短い期間においても、講義や演習で、学生や教育との関わりで、実習で、交流の場で、いろいろな出来事が起こることでしょう、良い経験も、そうではないことも。しかし、虹を見たい人は、雨を好きにならなければ、望んだものを見ることは出来ません。
 皆さんの成長のための雨が、豊かで優しいものであることを願います。
 いずれにせよ、皆さんの学びと希望の実現を、私たちの学校は一丸となって全力で応援します。困ったときには、気軽に相談して下さい。

*社会福祉士を目指して
 航海の出発です。皆さんとは同じ舟に乗り組み、共通の利害、一蓮托生とも言えます。共に前進し、共に努力し、困難なときも支え合っていきましょう。
 船出の時、先回りして不安を雪だるまのように大きく重くしてしまうよりも、希望の風船を大きく膨らませて、航海に携えていきましょう。
 私たちの航海が、どのようなものになるのかは、私たち一人一人にかかっています。潮に流されるのか、後戻りし逃げるのか、あるいは自らの希望に導かれ限りなく前進するのか。
 希望を実現する可能性こそが、この航海、そして人生を面白くさせます。


 社会福祉士養成学科やソーシャルケア学科をはじめ、本校の新入生の皆さんと7日の入学式にて、お会いできることを楽しみにしています。入学式は体調を整えて、お集まり下さい。
 当ブログ筆者も会場でお待ちしています。

 このブログ講座は、筆者が担当する講義や福祉施設職員研修等の記録や関連資料、受験対策重要ポイント、練習問題、お知らせ等で、皆さんの社会福祉士等の学び、実践を、今後も可能な限り支援します。
 新入生の皆さんにとって、学友や私たち教職員と共に過ごす充実した時間になりますように、願っています。
 ソーシャルワークの専門職として人間を支えたい、社会に貢献したい等、志を抱いて社会福祉士養成学科、社会福祉士養成科、ソーシャルケア学科等の本校に入学された皆さんに、歓迎と応援のメッセージを贈ります。

 社会福祉士受験支援講座 筆者(日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科 学科長

<4月8日 学科オリエンテーションのお知らせ>
 社会福祉士養成学科(昼間部)のオリエンテーションは4月8日午後13時から、日本福祉教育専門学校本校舎5階にて行います(地下鉄の場合は、東西線 「高田馬場駅」 4番出口突き当たりの階段を出ると、正面です)。
 オリエンテーション後は、テキスト販売もあります
ので、大きめのキャリーバッグ等が便利だと思います(自分でテキストを持ち帰る場合)。時間や持ち物等の詳細は、案内をご確認下さい。
 オリエンテーションにおいては、「社会福祉士国家試験合格のために」等をお話します。インフォメーションもあります。社会福祉士養成学科の皆さん、当学科の教職員一同、お待ちしています。

<追記 4月7日>
 本日、平成28年度 学校法人敬心学園の合同入学式を挙行いたしました。本日は、雨のなか、入学式お疲れ様でした。
 新入生のみなさま、保護者のみなさま、ご入学おめでとうございます。

【入学式】平成28年度 敬心学園5校合同入学式を行いました。 日本福祉教育専門学校
 今年度の入学式も、敬心学園グループ全5校合同開催となりました。
あいにくの雨模様となってしまいましたが、1,000人を超える入学生をはじめ、ご家族、来賓の方々にご来場いただきました。


卒業生、新入生、一般の皆様 お知らせ
ソーシャルワーク実践研究会 社会福祉士現場報告2016年4月16日(土)14時半
 日本福祉教育専門学校高田校舎
今回のテーマ 生活困窮者の相談事業 実践報告 

 ソーシャルワーク実践研究会は、子ども家庭福祉、コミュニティ福祉、生活困窮者支援、医療ソーシャルワーク、障害者福祉、高齢者福祉等、毎回さまざまなテーマで、本校社会福祉士養成学科の卒業生等の社会福祉士からの実践報告、現場レポートなどを行なっています。
 また、それぞれの実践の経験からの知識を共有するディスカッションを行い、卒業生と在校生、教員、福祉職員、参加者とのネットワークの場ともなっています。
 この研究会は、社会福祉士養成学科等の本校卒業生の支援と、継続した学習の場、学生や参加者との交流のオープンな集まりです。
 今回は、卒業生社会福祉士の、生活困窮者の相談事業に関しての実践報告を中心に、生活困窮者支援を考えます。 
 卒業生、新入生、福祉施設職員、一般の皆様、ご参加下さい。参加無料、一般公開。

社会福祉士国家試験合格報告会 合格者が語る受験勉強法 社会福祉士養成学科合格率84.9% 入学前講義

*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
電話:0120-166-255


認知症カフェ MeMoカフェオープン レポート 会場 日本福祉教育専門学校高田校舎
 MeMoプロジェクトとは
 認知症の方やご家族、地域の方々が安心して住み慣れた街で過ごせるように、「MeMoカフェ(認知症カフェ)」・「認知症サポーター養成講座」・「認知症に関する公開講座」などを当・日本福祉教育専門学校が提供する認知症ケア活動です。


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相談援助講座第12回 児童福祉概要1 子ども虐待とメンタルヘルス摂食障害とは うつ病自殺、ストレス休職教員


社会福祉士受験支援講座・教員日記ブログのリニューアルを検討中 コメントを下さい 当ブログ筆者
<300万PV(アクセス)ありがとうございます。2009年3月から>

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大学生向け 社会福祉士入門講座 個別相談 2016年4月14日(木)18時開始 日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科(通学1年) 高田馬場 参加無料

<相談援助の専門職である社会福祉士>
 社会福祉士の仕事の実際、社会福祉士養成学科(通学1年課程)と社会福祉士養成科の就職の実績など、皆様の疑問にお答えします。個別相談も歓迎です。  
 社会福祉士の相談援助等について、専門職として実務を20年の当ブログ筆者(本校社会福祉士養成学科 学科長、社会福祉士)が、実践の経験や、その事例も挙げながら、はじめての方々にも分かりやすくご説明します。
 人間を支えるプロフェッショナルである社会福祉士を目指し、進路検討中の大学生等の皆様におすすめの説明会です。
 学習や進路等のご相談も歓迎です。
 一般公開、参加無料。関心をお持ちの皆様、ご参加下さい。

<社会福祉士の就職は、医療機関、子ども福祉、スクールソーシャルワーカーなど>
 社会福祉士は、病院相談室の医療ソーシャルワーカーや子ども福祉、スクールソーシャルワーカー、福祉職公務員、コミュニティ福祉、高齢者とその家族、障害者の就労支援、貧困・低所得者支援等の相談援助の専門職=ソーシャルワーカーの国家資格です。
 社会福祉士は、様々な生きづらさ、生活問題を持った人々を相談援助やグループワーク等によって支える、人間支援の専門職です。

<人間を支えるプロフェッショナルとして、人と繋がる>
 社会福祉士の相談援助は、人間対人間の共感、双方向のつながりが基盤にあります。それは、マニュアルに縛られない、面接等で率直に関わって、支える仕事です。
 福祉のまちづくり、コミュニティ福祉など、職業として社会貢献を行う専門職でもあります。
 個々の社会福祉士の優しさ、人間らしさが活かされる、自分らしく働ける仕事です。
 社会福祉士は、苦境のなかにある人々を支えるために、各地で新たな取り組みを創造しています。

<社会福祉士養成学科(通学1年昼間部)とは>
 1年間で社会福祉士の国家資格を取得する本校の社会福祉士養成学科(昼間1年制通学課程)、社会福祉士養成科トワイライト・ナイト(夜間1年制通学課程)は、専門職養成と、国家試験受験対策、転職を支援します。他学部出身、理系学部出身の方でも大丈夫です。

 今回は、社会福祉士国家資格取得後の仕事の実際がイメージできる説明会です。
 社会福祉士の資格と仕事に関心をお持ちの方、お気軽にご参加ください。


日時:2016年4月14日(木)18時から19時半
会場:日本福祉教育専門学校 高田校舎
 JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場駅」下車徒歩7分
 東京都豊島区高田3-6-15

参加費:無料

<日本福祉教育専門学校 高田馬場校舎 交通アクセス>
JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場駅」徒歩7分
 案内図です

<お問い合わせ先> 
 学校法人敬心学園 日本福祉教育専門学校
 電話:0120-166-255


参加申し込み 下記のフォームかお電話でお願い致します。
大学生向け 社会福祉士入門講座 2016年4月14日(木)18時開始



日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
電話:0120-166-255


日本福祉教育専門学校 公式チャンネル - YouTube

*社会福祉士とは
  「社会福祉士及び介護福祉士法」により定められた、相談援助、運営管理等、ソーシャルワークに携わる専門職の国家資格です。
 各種の相談機関、福祉行政機関、福祉施設、医療機関などにおいて,専門的知識と技術をもって,福祉サービス利用者の相談援助や,グループワーク、地域福祉活動等を行なう社会福祉専門職です。
 社会福祉士は、子ども、コミュニティ、障害者、貧困、女性、高齢者等、多岐にわたる領域で、相談援助等の実務を担っています。
社会福祉士及び介護福祉士法

社会福祉士国家試験合格報告会 合格者が語る受験勉強法 社会福祉士養成学科合格率84.9% 入学前講義


社会福祉士養成学科(通学1年)オープンキャンパス説明会
日本福祉教育専門学校 本校舎 高田馬場駅から徒歩1分
4/16(土)13時40分から

 本校の特色、社会福祉士養成学科・養成科の特徴やカリキュラム、社会福祉士の資格と仕事の概要をはじめての方にも分りやすく解説します。ご相談も歓迎。
 当学科の専任教員がご説明します(学科説明にて)。参加無料です。
 社会福祉士国家試験合格者数全国1位の社会福祉士養成学科(一般養成施設)。


お問い合わせ 日本福祉教育専門学校 電話:0120-166-255
日本福祉教育専門学校本校舎は高田馬場駅から徒歩1分
新宿区高田馬場2-16-3



【MeMoカフェ】 MeMoプロジェクトとは、日本福祉教育専門学校の高田コミュニティにおける認知症ケア活動です。
次回の認知症カフェは、4月29日(祝・金)13:30から日本福祉教育専門学校高田校舎です。


貧困問題と相談援助:当ブログ筆者講演の音声記録の一部を公開中
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相談援助入門web講座 第12回
<4月から社会福祉士を目指す方などを対象としたweb予習・参考資料。プレ学習として活用して下さい。 詳細は4月からの講義にて解説>

社会福祉 各領域の概要・児童福祉1
<児童福祉とは>
 子どもの生活と権利を護り、児童福祉の理念を実現することを目的として,国,地方自治体、民間福祉、社会全体が子供とその家庭を援助するために行なう、各種の事業や福祉活動のことである。
 児童福祉は,社会福祉法,児童福祉法,「児童虐待の防止等に関する法律」等のに基づいて制度化されている。児童相談所,福祉事務所,保健所等の行政機関や,保育所,児童館,児童養護施設などの公私の児童福祉施設等で,社会福祉や心理、保育等の専門職が援助を行っている。
 専門職の援助だけでなく,児童委員・主任児童委員や子ども会,子育てサークル、PTA等の住民参加の地域福祉活動やNPO,企業等,多様な組織が児童福祉を支えている。

*社会的養護とは
 社会福祉士による児童福祉分野の実践は、この社会的養護を専門職として担うことが中心となる。
・社会的養護とは、保護者・家庭のない児童や、保護者が養護することが適当でない児童を、児童福祉施設や里親等によって社会的に養育するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことである。
・社会的養護は、「子どもの最善の利益のために」という考え方と、「社会全体で子どもを育む」という考え方を理念とし、保護者の適切な養育を受けられない子どもを、社会の責任で養育し、子どもが心身ともに健康に育つことを保障する。

・社会的養護は、次の三つの機能を持つ。
①「養育機能」は、家庭での適切な養育を受けられない子どもを養育する機能であり、社会的養護を必要とするすべての子どもに保障されるべきもの。
②「心理的ケア等の機能」は、虐待等の様々な背景の下で、適切な養育が受けられなかったこと等により生じる発達の課題や心の傷(心の成長の阻害と心理的不調等)を癒し、回復させ、適切な発達を図る機能。
③「地域支援等の機能」は、親子関係の再構築等の家庭環境の調整、地域における子どもの養育と保護者への支援、自立支援、施設退所後の相談支援(アフターケア)などの機能
 つまり、社会的養護の役割は、子どもの権利擁護を基本とし、子どもの安全・安心な生活を確保するにとどまらず、必要な心身のケアや治療を行い、その子どもの社会的自立までを支援することにある。
 家族の再統合や家族や地域の養育機能の再生・強化といった親も含めた家族や地域に対する支援も、社会的養護本来の役割として取り組むことが必要である。

*歴史的経緯、現状と課題
 児童福祉の基本である「児童福祉法」は、戦後、困窮する児童を保護、救済する必要性と、さらに、次代を担う児童の健全な育成を図るため、昭和22(1947)年に制定された。
 児童福祉法のもと、昭和26(1951)年に制定された「児童憲章」や、平成6(1994)年の国連「児童の権利に関する条約」の批准といった「児童の権利保障」という理念の定着化とあいまって、児童福祉の諸制度は広く児童の最善の利益を保障する観点から充実が図られてきた。
 現在では、児童福祉法に基づいていろいろな問題から家庭で暮らすことのできない児童等への施設サービス(児童養護施設、乳児院、母子生活支援施設等)や、保育所における保育サービス、障害児に対する在宅・施設サービス等が実施されている他、少子化の一層の進行や、児童虐待といった新たな課題に対応すべく、「次世代育成支援対策推進法」や「児童虐待防止法」による施策も進みつつある。
 児童福祉は、要保護児童の保護、救済といった限定的な制度から、すべての児童の健全な発達保障へとその対象について変遷をたどってきたが、これからは、社会・経済状況の変化や価値観の多様化等を背景として子育てを社会全体で支える視点からの制度の充実が必要であり、労働施策等との連携を含めた施策の推進が一層求められている。

<児童福祉の今日的な課題>
*児童虐待 child abuse 概要
 児童虐待は,
 ①身体的虐待(殴る,蹴るなどの身体的暴力),
 ②心理的虐待(子どもの情緒的発達を阻害する無視やことば),
 ③性的虐待,
 ④ネグレクト(養育の放棄・怠慢)に分類される。 略

・児童虐待の最も深刻な結末は、被害児童の死である。迅速かつ専門的な社会福祉専門職等の介入が必要不可欠である。
 また、虐待を生き延びる子どもたちも、身体的なケガ治癒した後にも、心の傷、メンタルヘルスの問題が残る可能性がある。
 虐待を受けた人々は、成長に伴い、人間関係の問題を起こしやすい傾向がある-後述。
 また自尊感情の問題、リストカット等の自傷等の問題を持っている可能性も高くなる。


*子ども虐待の定
 児童虐待防止法第2条ー次回

*具体的には、以下のものが児童虐待に該当する
ア.身体的虐待(第1号
・外傷とは打撲傷、あざ(内出血)、骨折、頭蓋内出血などの頭部外傷、たばこによる火傷など。
・生命に危険のある暴行とは首を絞める、殴る、蹴る、投げ落とす、激しく揺さぶる、熱湯をかける、溺れさせる、逆さ吊りにする、異物をのませる、冬戸外にしめだす、一室に拘束するなど。
・意図的に子どもを病気にさせる。 など

イ.性的虐待(第2号)

ウ.ネグレクト(第3号

・子どもの健康・安全への配慮を怠っているなど。例えば、(1)家に閉じこめる(子どもの意思に反して学校等に登校させない)、(2)重大な病気になっても病院に連れて行かない、(3)乳幼児を家に残したまま度々外出する、(4)乳幼児を車の中に放置するなど。
・食事、衣服、住居などが極端に不適切で、健康状態を損なうほどの無関心・怠慢など。
 例えば、(1)適切な食事を与えない、(2)下着など長期間ひどく不潔なままにする、(3)極端に不潔な環境の中で生活をさせるなど。
・親がパチンコに熱中している間、乳幼児を自動車の中に放置し、熱中症で子どもが死亡したり、誘拐されたり、乳幼児だけを家に残して火災で子どもが焼死したりする事件も、ネグレクトという虐待の結果であることに留意すべきである。
・祖父母、きょうだい、保護者の恋人などの同居人がア、イ又はエに掲げる行為と同様の行為を行っているにもかかわらず、それを放置する。 など

エ. 心理的虐待(第4号
・ことばによる脅かし、脅迫など。 子どもを無視したり、拒否的な態度を示す。
・子どもの心を傷つけることを繰り返し言う。 子どもの自尊心を傷つけるような言動など。
・他のきょうだいとは著しく差別的な扱いをする。
・子どもの面前で配偶者やその他の家族などに対し暴力をふるう。

*児童虐待防止対
  従来は 、児童相談所のみで対応する仕組みであったが、平成16年の児童虐待防止法等の改正により、
「市町村」も虐待の通告先となり、「市町村」と「児童相談所」が二層構造で対応する仕組みとなっている
○市町村虐待相談対応件数 平成17年度 40,222件 → 平成21年度 57,299件
○各市町村単位で、子どもを守る地域ネットワーク(要保護児童対策地域協議会)の設置が進んでいる。
(平成22年4月1日現在、95.6%の市町村で設置(任意設置の虐待防止ネットワークを含むと98.7%))。
○平成20年の児童福祉法改正法により、21年4月より、協議会の支援対象について、これまでの要保護児童に加え、乳児家庭全戸訪問事業等で把握した養育支援を必要とする児童や出産前から支援を行うことが特に必要である妊婦も追加された。

*児童虐待の発生予防における取り組み
 可能な限り、虐待の発生を未然に防止することが極めて重要である。専門職による専門的な支援については、これまでの「支援を望む人に幅広く」から「支援を必要とする人によりきめ細かく」という考え方に転換し、支援の重点化を図っていくことが必要である。

*児童虐待と多問題家族
 多くの生活問題を抱えながら、虐待の悪影響、加害行為であり、許されないことだと分かっていても繰り返してしまう親。
 虐待する親、加害者への働きかけ、ケアのあり方が問われている。
 多問題家族への援助の課題。  
 多くの問題を抱える家族への福祉的支援のあり方という課題がある。
 様々な形態の家族、望ましい家族関係のあり方とは。
 根底には、人間は家族と尊重し合い、支え合って生きることも出来る、誰でも人間は変わりうるという、価値がある。

*早期発見・早期対応 虐待防止ネットワ-ク、児童自立生活援助事業(自立援助ホ-ム)
 虐待対応の中心的機関である児童相談所の現行の体制には限界もあるとの認識の下、業務の市町村との役割分担、より幅広い専門職種との連携強化、市町村における虐待防止ネットワ-クの設置の一層の推進を図ることが必要である。

*保護・自立支援における取り組み 虐待保護者の治療・指導プログラム

 虐待を受けた子どものみならず、虐待を行った親など「家族」への支援という視点に立ち、保護者に対する治療・指導プログラムの充実・普及、家族再統合に向けたプログラム開発の研究を進め、家族再統合・家族の養育機能の再生・強化を図ることが必要である。
 また、親子の分離(保護)を行った場合であっても、可能な限り家庭的な生活環境を保障し、子どもの個々の状況に応じてきめ細やかなケアを行えるよう、里親制度の充実や施設におけるケア形態の小規模化、児童自立生活援助事業(自立援助ホ-ム)の充実など自立を促していくための支援を充実していくことが必要である。

 総じて、虐待を受けた子どもの保護・自立に向けた支援など子ども虐待対応の各段階に応じた切れ目のない総合的な対策が求められている。

・虐待等による子ども時代の痛みとメンタルヘルス
 虐待等によって子ども時代に感じた恐れや痛み、苦しさ、屈辱は、成長に伴って再び現れることがある。その痛みに記憶とは、子どもであった自分がひどい扱いを受けたこと、虐待、不当に拒絶された時のものである。また、周囲で起きた暴力、衝突を目撃した時の痛みでもあって、自分のせいでそうなったと思い込んでしまう。
 子どもは子どもであるがために、恐怖感等の感情、家族や自分自身に対する嫌悪感を表現することが難しく、心の奥に隠してしまう。しかし、無くなったわけではなく、身体や心、記憶に隠されているだけである。やがて成長に伴って、自分自身を責め、罪悪感を感じさせることがある。自分を痛めつけてしまう。人間関係等で生きづらさを生じる。
 メンタルヘルスの問題として、アルコール依存症や摂食障害、うつ病、自傷、引きこもり等として顕在化する傾向がある。
 子どもの頃から生き延びるため、痛みの記憶を隠しながらここまで生き続けてきたのだ。
 これらは世代間連鎖とも繋がる課題である。
 子どもの頃、暴力や心的外傷を経験した一方、成長に伴い、医療、社会福祉、教育等の専門職になることを目指す人々もいる。
 痛み、苦しみの記憶とどのように向き合いながら生きていくのか。
 ソーシャルワークにおいては、ナラティブアプローチの支援の課題でもある。


*不登校
 略
 詳細は4月からの講義にて。本校入学式は4月7日です。

相談入門講座11 孤立死予防共助の促進 大阪子ども貧困保育園小中学校調査、高校生通学補助拡大と医療無料


日本福祉教育専門学校入学 新入生の皆様へメッセージ 社会福祉士受験支援講座筆者 社会福祉士養成学科教員



<進路検討中の皆様 お知らせ>
大学生の皆様 社会福祉士入門講座
2016年4/14(木)18時開始 日本福祉教育専門学校高田校舎

 社会福祉士の就職先や、資格取得の勉強方法などについて当ブログ筆者(本校専任教員)が、福祉がはじめての方にも分かり易く解説します。お気軽にご参加下さい。
 ご相談も歓迎。参加無料

<お問い合わせ先> 
 学校法人敬心学園 日本福祉教育専門学校
 電話:0120-166-255


日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
電話:0120-166-255


日本福祉教育専門学校 公式チャンネル - YouTube

*社会福祉士とは
  「社会福祉士及び介護福祉士法」により定められた、相談援助、運営管理、グループワーク等、ソーシャルワークに携わる専門職の国家資格です。
 各種の相談機関、福祉行政機関、福祉施設・団体、医療機関などにおいて,専門的知識と技術をもって,福祉サービス利用者の相談援助や,グループワーク、施設の運営管理、地域福祉活動等を行なう社会福祉専門職です。
 社会福祉士は、子ども、コミュニティ、障害者、貧困、女性、高齢者、更生保護等、多岐にわたる領域で、相談援助、社会貢献等の実務を担っています。
社会福祉士及び介護福祉士法

卒業生、新入生、一般の皆様 お知らせ
ソーシャルワーク実践研究会 社会福祉士現場報告2016年4月16日(土)14時半 

 ソーシャルワーク実践研究会は、子ども家庭福祉、コミュニティ福祉、生活困窮者支援、医療ソーシャルワーク、障害者福祉、高齢者福祉等、毎回さまざまなテーマで、本校社会福祉士養成学科の卒業生等の社会福祉士からの実践報告、現場レポートなどを行なっています。
 また、それぞれの実践の経験からの知識を共有するディスカッションを行い、卒業生と在校生、教員、福祉職員、参加者とのネットワークの場ともなっています。
 この研究会は、社会福祉士養成学科等の本校卒業生の支援と、継続した学習の場、学生や参加者との交流のオープンな集まりです。
 卒業生、新入生、福祉施設職員、一般の皆様、ご参加下さい。参加無料、一般公開。


社会福祉士国家試験合格報告会 合格者が語る受験勉強法 社会福祉士養成学科合格率84.9% 入学前講義

【MeMoカフェ】 MeMoプロジェクトとは、日本福祉教育専門学校の高田コミュニティにおける認知症ケア活動です。
次回の認知症カフェは、4月29日(祝・金)13:30から日本福祉教育専門学校高田校舎です。



貧困問題と相談援助:当ブログ筆者講演の音声記録の一部を公開中

<当ブログ筆者の論文 最新>
当ブログ筆者の論文 最新 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


福祉施設職員のストレスケア研修 ブログ筆者が出張講義 東京都登録講師派遣事業 講師謝金無料

<ブログ記事 バックナンバー>
当ブログ記事バックナンバー 福祉施設職員研修


当ブログ筆者執筆の新刊
精神保健福祉援助演習(専門)第2版
精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編
ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂
第8章 地域における精神保健問題(依存症と生活困窮)


精神保健福祉士シリーズ

社会福祉士シリーズ 

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参考
自殺者数98年以降最少の1037人 うつ病やブラック企業 兵庫県
2016/03/17 21:12 【神戸新聞】より引用

引用「2015年の兵庫県内の自殺者数が、1998年以降最少の1037人(前年比110人減)だったことが、県などの調べで分かった。年齢別では未成年で微増したが、ほかの年代は減少。今月は自殺対策強化月間で、相談業務や啓発などを強化し、2016年中は千人以下を目指している。
 県によると、15年の全国の自殺者数は、2万4025人。1998年以降、3万人台で推移していたが、2012年に3万人を切り、減少が続く。県内も5年連続で減っている。
 県内の原因別でみると、うつ病や体の病気などの健康問題が46・8%で最多。借金などの経済生活問題(13・6%)、離婚などの家庭問題(13・5%)、長時間労働などの勤務問題(9%)と続く。県の担当者は「勤務問題による自殺が増えており、『ブラック企業』が背景にあるのではないか」としている。
 若年層の自殺も増加傾向にある。県は高校や大学での自殺予防の取り組みに助成金を出す。
 相談専用ダイヤルTEL0570・064・556 」引用ここまで

うつ病休職教員 心にストレス 2014年度の県内教職員、休職は99人
2016/03/24 00:00 【山口新聞】より引用

引用「うつ病など精神的な疾患で休職する教員の数が年間約5千人前後と高い水準が続いている。
 仕事量が増え、心にストレスを感じる教員が多くなっていることが主な理由。
 発症していなくても追い詰められている人が多くいるとみられ、専門家や教育現場から「学校教育の質が低下しかねない」と懸念の声 略 」引用ここまで

こども発達支援センターが完成 障害児学童保育、障害者が働く地域交流レストランも併設 発達支援施設
2016/03/31 05:00 【下野新聞】より引用

引用「社会福祉法人恵友会(高根沢町)が氏家に建設していた「こども発達支援センターぴーち」が完成し、30日、竣工式が行われた。
 ぴーちは発達上の課題を抱える0歳から18歳の子どもを対象に専門的な保育や療育を行う。放課後などの学童保育も行う。4月1日に開所する。
 障害児の学童保育は人見健次市長の公約 略
 障害者が働く「地域交流レストラン ハッピークローバー」が併設」引用ここまで



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本校卒業生、新入生、福祉職員等、ブログ閲覧中の皆様にお知らせ 一般公開
日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科主催
ソーシャルワーク実践研究会 卒業生社会福祉士の現場報告
今回のテーマ 生活困窮者の相談事業 実践報告 
参加無料 参加申し込み不要、直接会場へ

 ソーシャルワーク実践研究会は、子ども家庭福祉、コミュニティ福祉、生活困窮者支援、医療ソーシャルワーク、障害者福祉、高齢者福祉等、毎回さまざまなテーマで、本校社会福祉士養成学科の卒業生等の社会福祉士からの実践報告、現場レポートなどを行なっています。
  また、それぞれの実践の経験からの知識を共有するディスカッションを行い、卒業生と在校生、教員、福祉職員、参加者とのネットワークの場ともなっています。
 この研究会は、社会福祉士養成学科等の本校卒業生の支援と、継続した学習の場、学生や参加者との交流のオープンな集まりです
 今回は、卒業生社会福祉士の、生活困窮者の相談事業に関しての実践報告を中心に、生活困窮者支援を考えます。 

 この3月に卒業した社会福祉士養成学科(通学1年課程)の卒業生は、病院相談室の医療ソーシャルワーカーや地域包括支援センター、福祉職公務員、社会福祉協議会、スクールソーシャルワーカー等に就職する傾向です。
 3月に卒業したばかりの卒業生の皆さんも、ぜひ気軽に参加して下さい。それ以前のOB・OGからも参加の連絡が入っています。
 また、この4月からは社会福祉士養成学科と社会福祉士養成科合わせて160名を超える新入生を迎えて、学校も学科も新たな体制のもと新年度がはじまります。
 もちろん、本校新入生の皆さんの参加も歓迎します。


 ソーシャルワーク実践研究会は、社会福祉士養成学科・養成科等の本校の学生や卒業生はもちろん、入学予定の方、現場の福祉職員の方々や社会福祉に関心をお持ちの一般の皆様の参加も歓迎です。進路検討中の方もご参加ください。
 当ブログ筆者(本校専任教員)等の教員も参加予定です。
 ブログ閲覧中の皆様、是非ご参加ください。

<実践からの知識を共有する場>
 この研究会は、卒業生、福祉職員の皆様にとって、実践におけるストレスや、戸惑い等も話せる飾らない学びと交流の場であり、ディスカッションのなかに課題解決のヒントがあるかもしれません。
 また、現場の困難を切り抜け方など、実践の経験からの知識が、参加者や教員から語られ、シェアされることもあります。
 毎回、様々な参加者が集まる肩肘張らない集いです。福祉職員の皆様も、一般の皆様もお気軽にお立ち寄り下さい
 参加申し込みは不要です。直接、会場にお越しください。

日時:2016年4月16日(土)14:30から16:00(研究会の終了予定時刻)
会場:日本福祉教育専門学校 高田校舎(旧高田馬場校舎)(1階窓口近くに使用教室を掲示します)
 JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場駅」下車徒歩7分
 東京都豊島区高田3-6-15

参加費:無料(どなたでも参加できます、参加申し込みは不要です)

<日本福祉教育専門学校 高田馬場校舎 交通アクセス>
JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場駅」徒歩7分
 案内図です

<お問い合わせ先> 
 学校法人敬心学園 日本福祉教育専門学校
 電話:0120-166-255


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*社会福祉士とは
  「社会福祉士及び介護福祉士法」により定められた、相談援助、運営管理、グループワーク等、ソーシャルワークに携わる専門職の国家資格です。
 各種の相談機関、福祉行政機関、福祉施設・団体、医療機関などにおいて,専門的知識と技術をもって,福祉サービス利用者の相談援助や,グループワーク、施設の運営管理、地域福祉活動等を行なう社会福祉専門職です。
 社会福祉士は、子ども、コミュニティ、障害者、貧困、女性、高齢者、更生保護等、多岐にわたる領域で、相談援助、社会貢献等の実務を担っています。
社会福祉士及び介護福祉士法


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【MeMoカフェ】 MeMoプロジェクトとは、日本福祉教育専門学校の高田コミュニティにおける認知症ケア活動です。
次回の認知症カフェは、4月29日(祝・金)13:30から日本福祉教育専門学校高田校舎です。



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