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社会福祉士、精神保健福祉士入門講座1
4月から社会福祉士、精神保健福祉士を目指す方などを対象としたweb予習 参考資料
1.社会福祉士の資格と仕事の概要
<概要 ソーシャルワーカーとは>
 ケースワークと称される相談援助が、ソーシャルワーカー=社会福祉士と精神保健福祉士の職務の中心である。
 加えて、グループワークやコミュニティワーク等の社会福祉援助技術=ソーシャルワークを用いて、個人(例 子ども、患者等)、家族、グループ、地域社会等を支援する。
 多様な困難を抱え、生活問題、心身の健康問題やハンディキャップ、生きづらさを抱えながら生活している人々からの相談を受け、ソーシャルワークを用いて支援する専門職、ソーシャルワーカーの国家資格が社会福祉士、精神保健福祉士である。

*ソーシャルワーカーの相談内容
 ソーシャルワーカーの相談内容の主要なものは、生活問題(貧困・生活困窮、退院・退所後の地域生活、社会的孤立等)、家族問題(家族関係、虐待・暴力、家族介護等)、就労支援、福祉制度・サービスの利用、これらに関わる内面の問題(引きこもり等)である。

*社会的孤立と生活問題
 誰もが、自らの力では解決が望めない、障害ゆえの社会的不利や貧困、生活困窮等の生活問題に直面させられると、全人的な危機に陥り、強い不安と、精神的にも混乱する。
 また、社会的孤立、孤独感を怖れる人も多い。孤独感は不安を更に大きくする。

*心理社会的問題と相談援助
 ソーシャルワーカーは、心理社会的な相談援助によって、生活問題を社会資源を活用することによって、具体的な解決を目指す。
 また、クライエントとその周囲の人々が、精神的なゆとり、安定、繋がりを取り戻すことを支援する。

*ファミリー・ソーシャルワーク
 ソーシャルワーカーの相談援助は、家族問題に対して、大きな関心を持つ。社会福祉士にとって、家族問題は、その専門領域の一つである。
 人間は、家族のもとで生まれ、育つが、家族関係に問題を持つことがある。
 虐待等、顕在化、深刻化することもある。また、成長によって家族から自立していくことに問題を抱えることもある。
 家族の死をどのように支え、看取り、残された家族が喪失しながらも生きていくことも大きな危機である。
 家族は、人間にとって代え難いオアシスにもなるが、問題によって人を閉じ込める牢獄のような場にもなり得る。
 家族は、親にとっても子どもにとっても、人間としての成長にとって、代えがたい役割がある。
 しかし今日、多くの家族が様々な困難に直面させられている。それは、経済的な困窮だけではなく、人間関係やメンタルの危機が含まれる。
 人間を家族に、コミュニティへと結びつけるものは何か。
 人間は、共に生きるからこそ、日々成長し、より強く、より大きくなれる。そして、精神的な豊かさこそ求めたい。
 ソーシャルワーカーは、多様なかたちの家族に寄り添い、ひとりひとりの生き方を支え続け、それぞれの家族らしさ、家族の価値を追求し続ける。

*ソーシャルワークの視点
 ソーシャルワーカーの視点とは、来談者個人が生活問題を抱えている場合に、その人だけが問題を抱えている存在と考えない。
 ソーシャル、社会、生活環境、その人と、個人の周囲の人々の関係の中で、問題が生じることもあれば、問題が解決されることもある。
 これらの視点や支援の技術、知識を持つことが、ソーシャルワークの特徴の1つである。個人と環境、接点に目を向けるとも言える。
 ソーシャルワークの特徴は、人の抱える問題の軽減や解決を支援しようとするとき、その人と同時にその人の周囲の環境、家族等に関心を向け、個人に働きかけようとするだけではなく、環境にも、もしくは人と環境との関わりにも働きかける視点を持つ。

・ソーシャルワーカーは、人々が自分自身を、その生き方を、生きることの意味を見つめ直すから、より自分らしく生き、生活の質を追求することを支える。家族やコミュニティ、社会のあるべき姿を目指し、人々と繋がり、共に居場所を創っていく等、協働による支援であり、共に歩むことにソーシャルワークの力の源泉があると言えよう。



*社会福祉士と精神保健福祉士の国家資格化
・社会福祉士は、昭和62年5月に制定された 「社会福祉士及び介護福祉士法」により定められた、相談援助等の社会福祉業務に携わる、専門職の国家資格である。

「社会福祉士及び介護福祉士法」第2条より
 「この法律において「社会福祉士」とは、第28条の登録を受け、社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者(第47条において「福祉サービス関係者等」という。)との連絡及び調整その他の援助を行うこと(第7条及び第47条の2において「相談援助」という。)を業とする者をいう。」
社会福祉士及び介護福祉士法

精神保健福祉士
 精神保健福祉士法は、平成9年12月12日成立、平成10年4月1日に施行。
精神保健福祉士法
(定義)
第二条  この法律において「精神保健福祉士」とは、第二十八条の登録を受け、精神保健福祉士の名称を用いて、精神障害者の保健及び福祉に関する専門的知識及び技術をもって、精神科病院その他の医療施設において精神障害の医療を受け、又は精神障害者の社会復帰の促進を図ることを目的とする施設を利用している者の地域相談支援(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律 (平成十七年法律第百二十三号)第五条第十六項 に規定する地域相談支援をいう。第四十一条第一項において同じ。)の利用に関する相談その他の社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行うこと(以下「相談援助」という。)を業とする者をいう。

2.社会福祉士の働く領域
社会福祉士の働く領域
児童・家庭・子育て支援、医療福祉、教育、地域福祉、障害者、貧困と生活保護、高齢者、・ひとり親世帯、女性、等の多様な領域の、社会福祉行政、相談機関、福祉施設、福祉団体・NPOなど、もしくは医療機関(医療ソーシャルワーク)、学校(スクールソーシャルワーク)にて、ソーシャルワークを担う専門職が、社会福祉士である。また、起業し独立した社会福祉士として、成年後見や相談援助を業務とする社会福祉士も現れている。

*社会福祉士は、相談援助を含むソーシャルワークを用いて、次のような領域において、実践を行なっている(卒業生の就職傾向も踏まえて)。

<具体的な社会福祉士の働く領域>
*児童・家庭福祉
・子ども家庭支援、子育支援領域における相談援助、家庭訪問等。
・児童相談所における児童虐待や「子どもの貧困」、非行問題の相談、一助保護、児童養護施設への入所措置、里親委託等。
・児童養護施設における自立支援、「貧困の世代間連鎖」の緩和。
・母子生活支援施設におけるシングル・マザーと子どもの相談援助、ドメスティック・バイオレンスDVからの保護、生活支援、自立支援。

*地域福祉
・社会福祉協議会の生活福祉資金の貸付、コミュニティ・ワーク、NPOやボランティアの支援。
・相談事業、巡回相談、自立支援プログラム、宿泊所の運営。

*貧困・低所得者支援
・福祉事務所における生活保護の実務、公的扶助ケースワーク、自立支援。
・生活保護施設、ホームレス自立支援施設における相談援助、自立支援、生活支援。

*医療福祉・医療ソーシャルワーク
・医療機関における医療ソーシャルワーカーの相談援助、退院援助、療養の援助等。

*障害者福祉
・身体・知的障害者等福祉施設における地域生活支援、自立・就労支援。

*高齢者福祉
・地域包括支援センターにおける総合相談、高齢者虐待への対応、介護予防。

*スクール・ソーシャルワーカー
 引きこもり、不登校、家族問題、子どもの貧困への対応

 その他、開業社会福祉士・成年後見等。

*精神保健福祉士の働く領域
・精神科医療機関
 (例:精神科病院、精神科診療所)
・障害者福祉
 (例:就労支援事業所、相談支援事業所)
・精神保健関連行政機関
 (例:保健所、精神保健福祉センター、保護観察所、福祉事務所等の行政機関)
・高齢者福祉
 (例:地域包括支援センター、居宅介護支援事業所)
・教育機関 等


当ブログ筆者の論文
当ブログ筆者の論文 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


「貧困問題と相談援助」 当ブログ筆者の講演 音声記録の一部を公開中

当ブログ筆者の出張講義 福祉施設職員研修 無料>
東京都の登録講師派遣事業
「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号85

内容 介護、福祉職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、心身の健康のセルフケアを支援する研修

「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」講座番号79
内容 貧困、生活保護受給者対象のグループワークプログラムと留意点等を、ブログ筆者の実践や事例に基づき解説

「障害者福祉施設におけるグループワークの基礎」講座番号52
内容 福祉施設におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の援助技術の基礎を解説。

「福祉施設職員の職業倫理、ハラスメント予防」講座番号86
内容 福祉施設職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。

 上記はブログ筆者 関屋光泰が担当する研修です。
この講座は、東京都福祉保健局の委託による、福祉・介護・保育事業所対象の職場研修です。ブログ筆者が講師として出向きます。
詳しくは下記をクリック
東京都社会福祉協議会登録講師派遣事業

<ブログ記事 バックナンバー>
当ブログ記事バックナンバー 福祉施設職員研修



当ブログ筆者担当の講座
社会福祉入門講座
平成 29 年 2月 23 日( 木)18:30から19:30
「貧困問題とソーシャルワーク」 講義 当ブログ筆者

会場 日本福祉教育専門学校
社会福祉士養成学科・養成科 入学前講義



当ブログ筆者執筆の新刊
精神保健福祉援助演習(専門)第2版
精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編

ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂

第8章 地域における精神保健問題 依存症と生活困窮(pp.171-178)
<概要>
 簡易宿泊所街「寿町」の精神科診療所におけるアルコール依存症と薬物依存症患者の支援の実践から、回復を図るグループワークや相談援助の課題等を考察した。
 生活保護を受給し簡易宿泊所に居住するアルコール・薬物依存症患者の回復の鍵を握るものとして、レジリアンスを挙げた。具体的には失敗を繰り返しても援助者と繋がり続け、危機を回避するための協働や、訪問やグループワーク等による社会的孤立を防ぎ、全人的な支援の持続が有効であると論じた。



 以下は、参考資料 社会福祉関連ニュース記事から引用
うつ、統合失調症、アルコール依存症等にリハビリ効果 「ソーシャルフットボール」
2017/01/29 08:00 【東京新聞】

引用「精神障害者らによるフットサル「ソーシャルフットボール」の体験会が二月、川崎市川崎区で開かれる。このスポーツはボールを追い、互いに触れ合うことで心の病にもリハビリ効果が高いとされる。
 ソーシャルフットボールは、うつや統合失調症などの精神疾患や、アルコール依存症などを抱える人が男女一緒に行う。県ソーシャルフットボール協会などによると、大阪府内で二〇〇六年に初のチームが誕生。現在は国内に百五十チームほどある」

空き家活用交流拠点に 横浜・南区に整備 市住宅供給公社など
2017/02/01 14:37 【神奈川新聞】

引用「空き家を活用し、地域コミュニティーの拠点として整備した「井土ケ谷アーバンデザインセンター」が、横浜市南区にオープンした。イベント開催や地域情報の発信などを通じ、住民と地域をつなぐのが目的。市住宅供給公社と太陽住建などの地元企業、市民団体がつくる組織で運営し、連携して地域貢献を目指す」

【陸前高田】仮設住民癒やすサロン3千回
2017/02/04 14:09 【岩手日報】

引用「いわて生協(滝沢市)が2011年6月から仮設住宅の住民を対象に行っている「ふれあいサロン」は3日、通算3千回を迎えた。沿岸部を中心に開催し、県内外の組合員がボランティアとして参加。全国の支え合いの心が人々をつなぎ、震災から6年が近づく今も継続するサロン」

視覚障害者向け「野鳥の声だより」CD クラシックギターの調べ 制作者の弟亡くなり、19才西南学院大学生が協力
2017/02/03 06:00 【西日本新聞】

 引用「福岡市のボランティアグループ「バードコール」代表の田中良介さん(78)が野鳥の声を収録し、全国の視覚障害者へ届けているCD「鳥好き良ちゃんの声の野鳥だより」に新たな音色が加わった。西南学院大1年の大塚勇馬さん(19)が奏でるクラシックギターの調べ。これまで「野鳥だより」の音楽を担当していた田中さんの弟が亡くなり、新たな奏者を探していると聞いた大塚さんが協力を申し出た。
 「野鳥だより」は、山歩きが難しい視覚障害者にも自然を感じてもらおうと、日本野鳥の会会員でもある田中さんが制作を思いついた。国内外の山里を録音機片手に歩き、野鳥の四季の声を収録。毎年秋、全国の視覚障害者や高齢者などに無料で配っている」
 引用ここまで
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第46回全国社会福祉教育セミナー2016 会場 淑徳大学
分科会第4 『一般・短期養成施設や通信課程におけるソーシャルワーカー養成の現状と課題』2016年10月30日

分科会報告 社会福祉士養成校(通学1年 昼間部)におけるソーシャルワーク専門職養成
<抜粋>
関屋光泰 当ブログ筆者

全国社会福祉教育セミナー分科会第4 社会福祉士養成校におけるソーシャルワーク専門職養成 前編
当ブログ筆者

<後編 ここから>
社会福祉士養成校における、ソーシャルワーカー卒後教育の実践
 「ソーシャルワーク実践研究会」とは、当学科等の卒業後の学びとフォロー、交流の集まりである。卒業生からの実践報告やディスカッション、卒業生と在校生、教員等との交流の場となっている。卒業生のネットワーク構築と、卒業生の相談に応じる機会となっている。卒業生の自己研鑽や社会福祉領域への定着の支援、相互支援を促進している。
 ここでは、研究会の記録から、卒業生の実践とその課題の一端を垣間見たい。
1 児童福祉・子育て支援
 子ども家庭支援センター、福祉事務所、児童相談所、スクールソーシャルワーカーの卒業生からの実践報告からの抜粋である。
 児童虐待(疑を含む)、ネグレクト被害の子どもと、その親に向き合い、状況の悪化を防ぎ、子どもの発達を支えている。事例は、貧困と虐待・暴力が重複する多問題家族が目立つ。
 加えて、貧困問題や生活保護受給の世代間連鎖、家庭の子育て・養育能力の低下も目立つ。
 また、複雑な家族関係、離婚による母子の生活困窮化、子どもにとって不健康な生活環境、他の子どもと遊んだ経験が皆無の子どもへのケア等、課題は山積している。
 これらに対して、一歩ずつではあるが、子どもと親を理解し、ソーシャルワーカーとしての専門性を発揮している。
 総じて、貧困と虐待、メンタルヘルス等の課題が重複した多問題家族を対象として、ソーシャルワークの専門性を発揮していると言えよう。

2 指定管理者制度と転職型社会福祉士
 利用者の家族からは、親の高齢化等も背景にあり、更なるサービスの拡充と質の向上も求められている。
 略
 指定管理の契約の継続に向けた、プレゼンテーション能力に長けた職員も求められている。社会福祉士としての専門性に加えて、ビジネススキルとも言えるものが求められている。
 また、事業の拡大は、職員の増員ももたらすため、職員の育成、研修体制の拡充にも力を入れる必要があり、そのマネジメントも期待する職場もある。
後述

3 地域共生社会を目指した働き コミュニティとの媒介
 コミュニティとの共生、協働も必要とされている。施設にとっての「地域力」とは、地域住民からの信頼、理解を獲得していくことである。例えば、地域の行事に施設の利用者が参加することにより、施設とその利用者が地域に根ざすことが、地域共生社会を目指す上で重要な課題の一つである。
 また、コミュニティにおける相互支援の促進という役割、そのスキルも今後、社会から要請されるのかもしれない。
 社会人を経た社会福祉士は、社会人や生活者としての経験を活かし、コミュニティとの媒介となることが期待されている。

4 質の高い支援を目指して 人間を支える専門職として
 実践から蓄積した知識により、重度障害者や認知症高齢者等に対し、それぞれの表情やサイン等からのコミュニケーション、行動の特性を踏まえたマン・ツー・マンの関わりの徹底によって、個別化した質の高い援助を追求しているというものもあった。

5 自己実現、成長できる職場-卒業生 社会福祉士の語りから
 「社会福祉士を目指したのは、福祉以外の職場に勤務していた頃から、葛藤を抱える人の力になりたいと望んでいた。その願いを仕事にしようと思った」。
 「社会福祉士としての日々の実践のなかで、自らが利用者等の人々の支えになっていることを実感できる。その仕事のポイントは、人々と一緒に悩み、苦労を共にして、解決方法を共に考えることにある。支えを必要としている人の力になれること、役に立てることは、この仕事の醍醐味だ。しかし、他者を支援するには、エネルギーを必要とする。だからこそ、自分自身を充実させることが必要だと思う」。
 総じて、自分らしさを活かして働くことができる、関わる人々と共に成長出来る良い仕事だと思う。その実感が得られたときに、「この仕事をやっていて良かったな」と思う。

6 福祉専門職への定着の要因 社会人から社会福祉士への転職
 これらの卒業生の報告、コメントの特徴として、クライエントと共に成長する専門職のあり方、実践による自己実現等が挙げられる。前職との比較において、社会福祉士の実践は、ある意味の楽しさもあり、充実していて没頭することが出来る、意味のある仕事である。その実践は人間を支え、関わる人々とお互いに成長できるという側面もある。
 しかし、専門職の思い通りには、支援の過程は進まないこともある。
 例えば、低所得者の相談に従事する卒業生からは、入所施設の集団生活に適応出来ずに無断で退所する事例と、その援助のあり方についてのジレンマが語られた。貧困領域に進んだ卒業生からは、アルコール依存症支援が困難な利用者との関わりや、自らの熱意と達成感のギャップからのストレスが語られることもある。
 また医療ソーシャルワーカーの卒業生は、ターミナル・緩和ケアにおける、「告知」の場面への同席が、実践のなかで最も「重い」と語っていた。これらは、技術や知識だけではなく、専門職としての価値観、死生観の確立が求められている。
 一方、一部の法人が社会人を経た社会福祉士に対して求めているものは、組織マネジメントやクレーム対応等のスキルも含まれる。企業の経営・管理業務の手法を活用しようとする社会福祉法人もある。
 福祉専門職に転職した卒業生は、社会人としての経験やスキルも時に活かしながら事態に対処し、自己効用感や自己実現、繋がり、成長等に価値を見出し、新たなキャリアに定着し、専門性を追求している。
 また仲間、教員、養成校というネットワークの結節点によって得られる繋がりは質の高い実践と自己のストレスケアの資源になる。ネットワークの媒介となることも、養成校の新たな役割の一つであると考えられる。

<紹介 本校の取り組み>
精神保健福祉研究科

「力動論的スーパービジョン・研究指導」
「文献購読」、
「精神科ソーシャルワーク論」
「SST初級者研修」
 精神保健福祉分野におけるソーシャルワーカーの実践技術・研究能力の向上を目指し、精神保健福祉研究科を開講している。スーパービジョンを中心としたカリキュラムである。

認定社会福祉士課程
ソーシャルワーク機能別科目群(障害)
「地域生活支援と自立支援協議会」
ソーシャルワーク機能別科目群(高齢)
「後見制度の活用(成年)」


2-3 入学前-在学中-卒業後の実践を繋ぐ教育と学生支援
 目指しているのは、次の3段階の福祉専門職養成である。
①導入期-専門職キャリアの入口[毎年、を充足してきた。]
 養成校の入学前教育や学生募集活動(説明会、オープンキャンパス)を含む早期教育が、この導入期である。ソーシャルワーク専門職養成の入口である。
 オープンキャンパス等の参加者は、説明にあたる教員が実践者、社会福祉士等の有資格者であることを重視し、支援事例や専門職の職務の実際を知りたいという傾向もみられる。また、「誰かの役に立てる」、対人援助の職務のやりがいに関心がある参加者も目立つ。その他、雇用の実態など、多様な関心がみられる。
 これら説明会や入学前講座において、福祉専門職への転職に対する不安は質問等の形態で現れる。このため、参加者との質疑応答をこれまでも重視してきたが、今後は更なる個別対応、入学前の相談体制が求められるであろう。

*オルタナティヴなキャリアとしてのソーシャルワーク専門職
 大学在学中の就職活動、その後の企業における就労における困難、転職の障壁により、将来性がある適職、社会的な意義があり自らの個性も活かすことが出来る職業を見いだせない人々がいる。
 導入期における養成校は、これらのキャリアを見いだせない人々に、専門職の職務の実際と、その意義、将来性、やりがい等を、適切かつ分かりやすく伝えることが求められている。参加者にとって新たな仕事、働き方、生き方である福祉専門職への転職を、オルタナティヴなキャリア、進路として提示することとも言えよう。
 また、筆者は、本校入職から一貫して、オープンキャンパス等を担当し、新たな企画の提案なども行い、学科の定員充足の毎年の達成に貢献してきた(社会福祉士養成学科定員80人 通学1年昼間部)。
 優れた専門職も、専門職教育への導入がなければ誕生しない。

②養成期
(1)総合的な実践能力とその獲得方法

 次の三領域にわたる総合的な実践能力の向上を支援する教育が求められている。
一、専門性。専門知識、技術、価値。
二、福祉専門職としての環境への対処(適応)能力。職場等の組織と関係者とのネットワーキング、調整を含む。
三、コミュニケーション能力(対関係者、対クライエント、対集団、対住民等)。

 これらのうち、一の専門性に関しては、カリキュラム全体が関わる。
 二と三は、主に演習形式の授業において、ロールプレイやディスカッション、事例検討等の多様な手法で、学生の能力を更に引き出していく。地域包括ケアにおけるソーシャルワーク専門職にとって、コーディネート、ネットワーク、多職種や地域住民とのコミュニケーションと協働は必要不可欠な能力と言えよう。
 そして、相談援助実習指導の授業は、実習を要として、三領域の媒介を担う。

*アクティブ・ラーニング、フィールドワーク
 ドヤ街フィールドワークに関して先述したように、ソーシャルワークの学びは、活動を伴うべきである。
 筆者が立案、準備に参加し、2016年2月、本校は認知症カフェ「MeMoカフェ」を開設した。教職員チームと学生ボランティア及び地域住民の参加と協働による地域社会貢献・福祉コミュニティづくりの活動である。体験を重視したアクティブ・ラーニングの一環とも言えよう。
 更なる学生による主体的、創造性を持ったボランティア活動の促進と、ネットワーク構築の場の提供、活動の機会との媒介、情報提供が、学校や教員に求められている。

(2)実践の「痛み」に備えるために 実習のリアリティ・ショック
 「相談援助実習指導」やソーシャルワーク演習においても、福祉専門職の燃えつき・ストレスケアをテーマとして講義と事例検討、ディスカッション等を毎年、実施している。毎年、学生の関心を集めている。
 加えて、関連する講義のなかで筆者の実践からのエピソードを紹介し、問いかけを行っている。
 また、実習のリアリティ・ショックも一つのテーマとして、実践の困難、痛みに備えるために活用している


*学生ピア・サポートの促進
 また学生の学習、実習、就職、人間関係、心身の健康等の多様な課題に対して、必要に応じて相談等の支援を行ってきた。
 加えて、学生の相互支援、交流であるピアサポート活動を教員として指導・促進し、また「学生メンタルヘルス講座」等、学生支援活動を立案し実施した。ピアサポートを担う学生等と連携して、心身の健康の不調を抱える学生が学ぶうえでの支援を行った事例もある。

(3)ソーシャルワークの価値の内在化
 ソーシャルワーク関連科目において、学生に対してソーシャルワークの価値・倫理の内在化を図る。倫理の今日的な課題や、倫理的ジレンマを含めて、講義で扱う必要がある。
 福祉専門職の実践には、価値・倫理が宿っていなければならない。価値の実践者を目指すことこそ、根源的な専門職養成、卒後教育の根源的な課題である。
 求められるのは、現実と価値との往復、対話であり、価値に立脚しつつ社会福祉の現場から出発する、しなやかな倫理的実践のあり方である。
 社会福祉を巡る状況の複雑化、多元化に対して、また倫理的なジレンマにも対応するために、倫理・価値の内在化、それに基づく思考、柔軟性を持った活動が求められる。


(4)自分のフィールド、ミッションの探求-実習・就職支援の課題
 学生にとって、視野の拡大がなければ、ミッションを抱くことは不可能である。
 実習やフィールドワークは、学生の視点、思考、姿勢といった従来の枠組みを問い直す機会でもある。異なる特質を持つ他者、とりわけ当事者、マイノリティの視点を、理解を拡大することが課題である。
 これらは、実習において、職員や利用者との直接的な関わりから教えられ、投げかけを与えられてこそ得られるものであろう。
 また、当事者に対する差別等のマクロの問題の理解を深めることも求められる。これを促進するために、筆者は社会福祉に関連する今日的なテーマを、講義の中で扱ってきた。
 学生の多様化に対して、実習に向けた細やかな指導と、個々の学生へのスーパービジョンに重きを置いた実習指導を、サポーティブな姿勢で実施することも求められている。


(5)媒介型の教育-繋がる場としての養成校
一、現場との対話-福祉専門職の現場と授業との連結の促進。
ニ、教室内の対話-学生間及び教員と学生の双方向の参加型授業。
三、未来との対話-学生の課題発見、持続した学びを支援し、専門職として働くことを支援する教育へ。
 現場との連結を基盤として、これらの対話、相互作用の促進を図る。筆者の場合は、実践者と教員という、併せ持つ2つの立場から授業を展開している。社会福祉のフィールド、実践の知識と学生との媒介を担う教育である。
 教員に求められている新たな役割とは、学び、議論の促進者、学習資源やフィールドとの媒介者であろう。加えて、参加型の授業への転換と、主に集団を対象とした授業から、集団とその中の個別をも捉えた授業のあり方が求められている。

*広義の「当事者性」傾向-家族介護・育児の経験と人生の転換点
 祖父母やきょうだい等の家族のケアを親や自身が担った経験である。また、家族や自身の疾患や負傷の経験と、医療やリハビリテーション等を受けた被援助経験も含む。加えて、子ども時代のいじめや、前職におけるストレス、人間関係の問題からの転職等、社会生活上の困難な体験の当事者の場合もある。
 これらが関連して、他の職種や領域から、福祉専門職を志願することになる。根底にあるのは、人間を支援する仕事への願望と、やりがい、自己効用感への希求が、社会福祉士への転職の意欲を生み出しているとも言えよう。

③実践期-転職後の継続教育、スーパービジョン
(1)転職した福祉専門職として求められる働き方

 福祉専門職への「転職」は、単なる職業の転換のみではなく、視点、生き方の指向性、ミッションの転換を含んだものである。それは、過剰な競争よりも地域における共生、人間の繋がりを重視し、ワーク・ライフ・バランスの調和のとれたオルタナティブな働き方を追求する。
 福祉専門職に転職した後も、スーパービジョンや、OJT、リカレント教育等による学習の継続の必要性は、言うまでもない。福祉専門職には、マクロからミクロにわたる変化に柔軟に対応するために、自己教育力(自己研鑚)と成長が望まれる。
 本校は、認定社会福祉士の課程を設け、筆者も講師を担当している。 先述

*実践の痛み、困難を支える研修 職員ストレスケア研修
 筆者は、福祉施設のソーシャルワーカー等の職員を研修により支援するため、東京都福祉保健局の「事業所に対する育成支援事業 登録講師派遣事業」の講師として「福祉施設職員のストレスケア研修」、「福祉施設職員の職業倫理とハラスメント予防」等のプログラムを開発し、都内の障害者や高齢者福祉施設45箇所において実施してきた。
 これらのサポーティブな研修プログラムの目的は、福祉施設職員の質の高い実践の持続を支援し、より良い働き方の拡充を促進するためである。個々の職員のメンタルヘルスの不調、混乱は、支援の実践に影響する。福祉施設全体にとっても、職務上のストレス、慢性疲労・燃えつき等によって実践が困難になり、更に休職し復職出来ない職員を生じて、職員の人員不足を招くことは、支援の質の低下や事故に繋がる可能性に直結する。職員のストレス・マネジメントは、リスク・マネジメントでもある。
 東京都の研修事業として機会を得て、各施設において実施し、現場からのフィードバックを、実践の痛みに備える教育の核として、活かしている。

*実践、専門職養成、リカレント教育
 社会福祉士養成校のミッションは、ソーシャルワーク専門職養成教育と、専門職に就くことの支援であり、その要は参加型かつ主体的な学びである。
 また、福祉専門職としての定着のために、卒後の学習資源やネットワークとの媒介としての機能を果たしている。これらを繋いだ総合的支援が必要である。リカレント教育は、今後の養成校の重要な役割の一つとなるであろう。福祉専門職のスキルアップのニーズに応え、実践知をまとめ、共有化を推進するために求められている。
 筆者は、社会福祉士等の専門職養成を、自らのソーシャルワーク実践と往復しながら担ってきた。今後は、現場の専門職へのリカレント教育、研修を含めた三位一体の取り組みを、現場からの声に応え活かしながら、挑戦していきたい。

当ブログ筆者が全国社会福祉教育セミナーにて報告を行いました(済)
第46回全国社会福祉教育セミナー2016 会場 淑徳大学 「ソーシャルワーク教育の新たな発展をめざして」
分科会第4 『一般・短期養成施設や通信課程におけるソーシャルワーカー養成の現状と課題』2016年10月30日

コーディネーター: 空閑浩人氏(同志社大学)
発題者: 山本由紀氏(上智社会福祉専門学校)
     明星明美氏(日本福祉大学福祉経営学部 通信教育)
     関屋光泰 (日本福祉教育専門学校)
主催 日本社会福祉教育学校連盟 日本社会福祉士養成校協会 日本精神保健福祉士養成校協会



報告者 当ブログ筆者

福祉施設職員のメンタルヘルスの支援 職員のストレスマネジメントと施設のリスクマネジメント論文 当ブログ筆者の業績一覧

貧困問題と相談援助 当ブログ筆者の講演 音声記録の一部を公開中

当ブログ筆者の論文
『福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発』
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号
37頁から55頁 平成27年4月
ISSN 0919-2034


当ブログ筆者執筆の新刊
精神保健福祉援助演習(専門)第2版
精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編

ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂

第8章 地域における精神保健問題 依存症と生活困窮(pp.171-178)
<概要>
 簡易宿泊所街「寿町」の精神科診療所におけるアルコール依存症と薬物依存症患者の支援の実践から、回復を図るグループワークや相談援助の課題等を考察した。
 生活保護を受給し簡易宿泊所に居住するアルコール・薬物依存症患者の回復の鍵を握るものとして、レジリアンスを挙げた。具体的には失敗を繰り返しても援助者と繋がり続け、危機を回避するための協働や、訪問やグループワーク等による社会的孤立を防ぎ、全人的な支援の持続が有効であると論じた。


職業訓練生たち 1年目職員が感じた介護&ストレス ヒアリングからみえたこと 関屋 光泰
 介護職員「こころの健康管理」その施策と工夫
 産労総合研究所 2015

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お知らせ 当ブログ筆者の出張講義 福祉施設職員サポーティブ研修 無料
東京都の登録講師派遣事業<研修申込受付 平成27年9月23日まで>
「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号31
内容 福祉施設職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、心身の健康のセルフケアを支援する研修
 ストレスケアを促進することにより、職員の退職を予防し、成長する専門職とそのチームを目指していく。

・福祉施設職員の職務ストレスに対するセルフケアの促進、その方法
・ストレッサーのチェック
・実践ストレスのセルフケアのプロセス
・ストレスから復元する力=レジリエンスを強める
・ストレッサーの自己分析 
・福祉の職場の総合的ストレス・マネジメント
・ストレス場面への対処。リラクゼーションの方法
・援助者のエモーショナル・リテラシーの向上 感情のコントロール
・福祉施設職員の実務上の対策、専門職としての成長へ
・職員のメンタルヘルス ストレングスと自己への語りかけ
・実践ストレスを成長に繋げていくために。語り合いの力
・チームリーダーによるサポーティブな職場のファシリテーション 等

*福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修の主旨
 この研修の機会が媒介となって、各職員のストレス対処法とその力の共有を図り、職場のストレスケアを促進するプログラムである。職員のストレスケアは、退職予防はもちろん、福祉施設の事業の安定、質の高いサービスの提供に直結する課題である。換言するならば、持続可能な実践、事業のために不可欠な課題であると言えよう。

<職員の退職予防を図る研修>
 福祉施設において、有効な退職予防策を打ち出せないまま職員の人員不足を招くことや、燃えつき等によって充分に能力を発揮出来ない職員を生じることは、現場に更なる負担をかけ、過失や事故等に繋がる可能性に直結する。
 施設と個々の職員のストレス・マネジメントは、リスク・マネジメントでもあり、施設の運営管理にも大きく関わる課題である。
 良い福祉施設、良いサービスは、職員の心身の健康の維持と、実践と生活の充実が鍵を握る。福祉施設において、事業の根幹は人にある。
 だからこそ、着手が可能なところから、職員のセルフケアの促進と現場職員の支援策、サポーティブな職場づくりを開始する必要がある。これらは単なるストレス対策のみならず、施設と職員の成長も目指すポジティブな内容も含む。

<福祉施設職員の方々を支えたいという願いから生まれた研修>
 サポーティブ研修プログラムの開発と、実施を決意させたものがある。それは、次のような一教員としての気掛かりである。
 筆者が、福祉専門職養成の教壇に立ち始めてから、12年が過ぎた。その間に、筆者が講師を務めた専門学校や大学、職業訓練を経て、福祉施設等の現場に送り出した社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士等の卒業生たちは、援助者として働きがいを持ち続け、ワーク・ライフ・バランスを保っているだろうか。スーパービジョンや研修等によって、成長出来ているだろうか。福祉施設が直面している困難を耳にする機会があると、気に掛かる。
 全ての卒業生を含む福祉施設職員のフォローを続けることは、現実的ではない。しかし、間接的にも何らかの支えになれたらという願いから、昨年度からこのサポーティブ研修を開始した。
 今後も、援助者かつ教員の一人として、教育と自らの実践の現場、加えて福祉施設職員研修のトライアングルのなかで、学びと成長の場の創造と促進を目指し、教育と実践、研修の三方向の活動を続けていきたい。


「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」講座番号84
内容 貧困・生保受給者対象のグループワークプログラムと留意点等を、講師(ブログ筆者)の実践や事例に基づき解説

 具体的には、下記のテーマを解説
・社会的孤立を脱し、自立や就労の意欲の向上、生活の拡充を図る支援ーグループの活用
・作業等のプログラムによる承認の機会の創出、利用者の自信の強化、自己表現の促進
・人間関係の向上、グループづくり、コミュニケーションの媒介、繋がりの構築、トラブルの解決
・アルコール依存症等、関連する問題
・グループにおいて進めるエンパワメント、利用者の主体的な参加の促進
・相互援助の意識を高めるプログラム
・人間的成長を促進するプログラム、ポジティブな視点への転換
・危機の予防、金銭管理等の地域生活の支援
・利用者のセルフケアの向上、生き抜く技法と力の促進
・職員のチームアプローチ 等

*「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」研修とは
・貧困問題の当事者等が、働くことや人間関係からの疎外、社会的孤立、自尊感情が持ちづらい状態から、グループワークによって生活問題の主体的な解決の促進や相互支援を目指していく。
 生活保護受給者等のグループワークの留意点として、当事者の人間関係、コミュニケーションの特性等が挙げられる。グループにおいては、これらの特性を踏まえた集団や個人への働きかけ、当事者に合ったプログラムの立案と活用が必須となる。
 具体的な課題は上記に加え、
・相互援助の意識を高めるプログラム
・グループにおいて進めるエンパワメント
・アルコール依存症からの回復、断酒の継続、ギャンブル問題
 心身の健康と日常生活の維持
 金銭管理の支援


「福祉施設職員の職業倫理と福祉マインド、ハラスメント予防」講座番号32
内容 福祉施設職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。
 具体的には、下記のテーマに関して解説。
・福祉施設職員の職業倫理、社会福祉の価値
・利用者・家族との専門的援助関係、配慮のある挨拶と言葉づかい、コミュニケーションスキル
・倫理的なリスクマネジメント
・虐待、権利侵害の予防
・福祉施設職員の使命、人間の尊厳、生き方、利用者の苦境・痛みの軽減、変化の可能性
・インフォームド・コンセント、自己決定の尊重
・ホリスティック・全人的な視野、利用者の多様性と個別性
・利用者の利益の最優先、利用者本位 等

*この研修では、福祉施設職員としての倫理や福祉マインドを、職場や職員のなかで共有を図っていくために、倫理と実践の課題を解説し、整理を行う。当ブログ筆者(担当講師)の実践経験等も踏まえながら、実践的、現場からの視点でハラスメント予防を考えていく。
 質の高いサービス、より良い職場と職員チームづくり、職員支援の中心として、社会福祉の価値、ミッションが必要不可欠である。
①職場において、実践を行ううえで、最も大切にしているものは何か。
②その価値の共有を図る。
③自然体の倫理の必要性。
 リスク・マネジメントとしての、倫理の内在化、ハラスメント予防の促進。
 ミスとしての倫理違反や、判断ミスや失敗も起こり得る。
 燃えつきバーンアウト、慢性疲労等の状態は、適切な実践を損なってしまう要因ともなり得る。個々の職員だけの課題ではなく、職場全体の課題である。
・職業倫理と現実との往復、対話が求められる。

「グループワークの基礎」講座番号33
内容 福祉施設におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の基礎を解説。

 具体的には、下記のテーマに関して解説。
・福祉施設におけるグループワークの活用例。
 福祉施設の利用者等を対象に、人間関係の調整や、コミュニケーション、生活意欲向上などのために展開されるグループ。リハビリテーションの一環。
*グループワークの概要
・グループによる意図的なプログラム活動やグループ内外の相互作用を活用して、個々のメンバー(参加者)とグループの全人的な成長をめざし,個人,集団,社会のさまざまな問題への効果的な対応を支援する援助方法である。
 例:自他による受容と仲間づくり、自尊感情の回復へ
*スタッフとメンバー(参加者)の援助関係  相互作用の媒介者としてのスタッフ。
 グループのまとまりや相互の理解と協力,緩やかなつながり、人間関係を生み出す。
*メンバー間の相互作用を活用し、その治療教育的力によってさまざまな目標の達成を目指す。関わりなどの新たな経験を提供する。

*プログラムの種類(例) グループワーク実践から
(1)レクリエーション活動
 各種スポーツ(エアロビクス、ヨガ、ゲートボール),ハイキング,旅行、手芸、芸術(絵画)、音楽(鑑賞・演奏)など。
(2)社会参加活動
 バザー,ボランティア活動、環境(公園清掃)・リサイクル・緑化活動など。
(3)社全体験学習活動
 各種施設・機関への見学、体験など。
(4自立支援活動
 調理実習、メンバーミーティング,作業(園芸)など。
(5)日常生活活動
 散歩,雑談,会食,メンバーの相互訪問など。

*プログラム計画の原則 進め方,スタッフの役割
1 メンバーのプログラム計画への最大の参加
・メンバー(参加者)がグループ(活動)に主体的に参加してこそグループ。メンバーがプログラム計画に参加し,メンバーの意見がプログラム計画に十分取り入れられる必要がある。
2 メンバーの現状から出発する
 メンバーの生活と、興味を理解し、プログラム計画に活かす。
3 グループのニードに沿ったプログラム
 メンバーのニードの「寄せ集め」がグループのニードとはならない。グループはメンバーの集合を超えた統一体であり,そのグループのニードに沿って計画され,またメンバーとグループのニードが調整される必要がある。
4 活動にめりはりを
 非日常的な活動も取り入れ,「めりはり」をつけ,マンネリズムにならないようにする。
5 プログラムに連続性を持たせる
 個々のプログラム活動を全体のプログラム活動の展開の中で見る。長期的な連続過程の中で考える。
・総合的に考える。
・プログラム計画に柔軟性を持たせる。アクシデントも活用する。

*グループワークにおけるプログラムの意義 
①自由な自己表現の可能性
②集団を安定させる機能
③新たな集団過程を展開させる可能性
④グループの組織化
*グループワークのプロセス、進め方
 準備期、開始期、作業期、終結期
 グループの構成、リーダーシップ、波長合わせ
*グループワークの留意点

 上記は当ブログ筆者(日本福祉教育専門学校社会福祉士養成学科 学科長、大学講師)が講師が担当する研修の一部です。
 この講座は、東京都福祉保健局の委託による、福祉・介護事業所対象の職場研修です。ブログ筆者等の派遣講師が出向きます。講師謝金・講師派遣 無料

詳しくは下記をクリック
東京都社会福祉協議会登録講師派遣事業

この研修事業の参加対象
 福祉・介護に関するサービスを提供し、次の要件のいずれかに該当する事業所
1 利用定員のある事業所
*施設サービスの事業所は定員110人以下
 例)特養、養護・軽費・有料老人ホーム、老健、小規模多機能型居宅介護、GH、施設入所支援
*在宅サービスの事業所は定員50人以下
 例)通所介護・リハビリ、ショートステイ、生活介護、就労継続支援

2 利用定員のない事業所
1サービス当たりの利用実人員(直近1カ月または直近3カ月平均)が110人以下
例)訪問介護、訪問看護

3 上記に定める他、東京都及び東京都社会福祉協議会が協議の上、特に支援が必要と認められる事業所


講師謝金・講師派遣

無料※ただし、資料印刷等の実費につきましてはご負担いただきます。

申込方法 所定の申込用紙に必要事項を記入の上、FAXでお申し込みください。
<研修申込受付 平成27年9月23日まで>

【お問合せ先】東京都福祉人材センター研修室
電話 03-5800-3335

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2015年9/10(木)18時から19時半 社会福祉士への転職を検討中の社会人の方等におすすめ 正規職員の社会福祉士を目指す方のための社会福祉士入門講座と相談会 会場:高田馬場  電話0120-166-255 当ブログ筆者の説明会 一般公開、無料
日本福祉教育専門学校社会福祉士養成学科(1年制通学)


<進路検討中の皆様、社会福祉士に関心をお持ちの皆様>
 安定した雇用で、自分らしく働くということが難しい現在。今まで、安心、充実感、自分らしさを持って働ける職場に出会ってきましたか?社会福祉士の仕事には、安定雇用と相談援助の専門性、人間と社会に貢献するやりがい等があります-児童福祉、医療ソーシャルワーク、コミュニティ福祉などの多様な分野で。
 今回は、社会福祉士で正規職員を目指す方のための社会福祉士入門講座です。社会福祉士の雇用や仕事の実際、他の業種からの転職事例、社会福祉士養成学科と養成科の就職の傾向等の説明会です。社会福祉士になって正規職員を目指しましょう。
 相談援助の専門職である社会福祉士の職域は、子どもから医療機関、生活困窮者支援、学校や教育支援まで年々拡大しています。社会福祉士の雇用と就職、仕事の実際について、社会福祉士養成学科学科長の当ブログ筆者(社会福祉士)がお話しします。社会福祉士として実践を20年程続けてきた筆者が、その経験、事例も踏まえて説明します。
 個別質問、相談も歓迎です。関心をお持ちの皆様、どなたでもご参加下さい。

社会人から相談援助の専門職である社会福祉士への転職 資格取得後の将来性
 相談援助の専門職=社会福祉士の国家試験の合格、資格取得は専門職としてのスタートラインです。
 当学科は、単なる資格スクールではありません-プロフェッショナルとしての実践力の養成に力を入れています。
 今回は、国家試験合格の先にある社会福祉士の就職先や仕事の実際、キャリアの成長など、社会福祉士の就職と仕事が分かる説明会です。卒業生の事例も挙げながら、社会福祉士の仕事と就職の実際を解説します。
 また、1年間で社会福祉士になることと就職を目指す当学科の就職の傾向と、本校の転職支援などについてお話しします。

 社会福祉士は、医療機関の相談室や子ども福祉、高齢者、コミュニティ、障害者の就労支援、貧困・低所得者支援等の相談援助の専門職=ソーシャルワーカーの国家資格です。
  社会福祉士は、様々な生きづらさ、生活問題を持った人々を相談やグループワーク等によって支援する専門職です。
 1年間で社会福祉士の国家資格を取得する本校の社会福祉士養成学科(昼間1年制通学課程)、社会福祉士養成科トワイライト・ナイト(夜間1年制通学課程)は、専門職養成と、国家試験受験対策、転職を支援します。福祉の仕事未経験の方も大丈夫です。
 社会福祉士の就職、仕事に関心をお持ちの方、社会福祉士への転職をご検討中の方、お気軽にご参加ください。進路等のご相談も歓迎です。お待ちしています。

日時:2015年9月10日(木)18時から19時半
会場:日本福祉教育専門学校 高田校舎
 JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場駅」下車
 東京都豊島区高田3-6-15

参加費:無料(どなたでも参加できます) 

<お問い合わせ・参加予約先> 
 学校法人敬心学園 日本福祉教育専門学校
 電話:0120-166-255
予約フォーム  正規職員の社会福祉士を目指す方のための社会福祉士入門講座 日本福祉教育専門学校


<日本福祉教育専門学校 高田校舎 交通アクセス>
JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場駅」下車
 案内図です

日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
 社会福祉士養成科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの夜間部(2コース)です
日本福祉教育専門学校 公式チャンネル - YouTube


*社会福祉士とは
  「社会福祉士及び介護福祉士法」により定められた、相談援助、運営管理等、ソーシャルワークに携わる専門職の国家資格です。
 各種の相談機関、福祉行政機関、福祉施設・団体、医療機関などにおいて,専門的知識と技術をもって,福祉サービス利用者の相談援助や,グループワーク、施設の運営管理、地域福祉活動等を行なう社会福祉専門職です。
 社会福祉士は、子ども、コミュニティ、障害者、貧困、女性、高齢者、更生保護等、多岐にわたる領域で、相談援助等の実務を担っています。
社会福祉士及び介護福祉士法


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<福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修・続き 当ブログ筆者の論文から>

(5) 「くぐり抜け体験」の共有化、意味づけによる困難の克服
 職員それぞれの、実践の困難な局面やストレスの「くぐり抜け体験」、つまり有効な対処の共有化を図る。これらを引き出し、促進する同僚とリーダーからの働きかけが必要となる。実践知の共有化とも言える。
 また、それぞれのストレングス、長所を指摘し合う。ストレングスや自己の新たな側面の発見を助ける働きである。他者は容易には変えられないのであり、相手の良さを引きだすことの方が現実的である。
 基本姿勢は、自分にしてほしいことを他人に行うということをシンプルに考え、実行することであるとも言えよう。
 フランクル(註)によれば、困難の持つ意味を捉えること、意味を見出すことによって、困難な状況を乗り越えることが出来る 。例えば、最近の困難な経験は、自らの成長のための試練であると意味を見出すか、状況のなかで自らを失い、流されるままかということである。
 そして、ある経験に意味を付与するためには、言語化する必要がある。語りを紡ぎ、困難を意味付けするためにも、職員チーム内外の語り合いの機会が必要であろう。
 実践から生じる怒りや戸惑い、怖れ等の負の感情を表現し、語れる場所と機会が、福祉施設職員には必要である。お互いに自然なかたちで、感情の表出と傾聴を含め、緩やかな繋がりを創ることが要である。
 ブトゥリムによれば、ソーシャルワークは、望ましい生き方への基本的な関心を持っている。利用者の生き方、生きる意味、生の尊厳に関わる援助者側も、自らの価値観の確立、生の拡充が求められる。それは自らの精神、内面において内省し見出すだけではなく、フェローシップとも呼ばれる集団の繋がりのなかで働く相互支援の力により支えられる。


 下記の当ブログ筆者の論文から抜粋、次回に続く。
当ブログ筆者の論文 最新 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


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内容 福祉施設職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。

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内容 福祉施設におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の基礎を解説。

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社会福祉士受験対策web夏期講習 相談援助の理論と方法編 第2回
<問題解決アプローチ>
*問題解決アプローチ(モデル)の経緯

 H.パールマン(H.H.Perlman)は,1952年の論文で、ケースワークに「ソーシャル」な特質を取り戻す努力をすべきであると強く訴えた。
 また、A.マイルズは1954年に、社会環境条件に重点をおく立場を回復すべきであり、ソーシャルワークと社会科学との連携を訴えて「リッチモンドに帰れ」と主張した。

・パールマンは1957年に「ソーシャル・ケースワークー問題解決の過程」を著し、診断派の立場に立ちつつ機能派を取り入れた「問題解決モデル(アプローチ)」を体系化した。
問題解決アプローチとは、診断主義の理論、その科学性と、機能主義のクライエント中心、その主体性の尊重という二つを折衷的に取り入れた。また、自我心理学や経験主義教育学,社会学の役割理論などの影響がみられる。

・パールマンの問題解決アプローチの特色は、利用者を、社会的に機能する主体的な存在として捉える点と、個別援助を、施設・機関の機能を担った援助者と、問題を担っている利用者の役割関係を通じて展開される問題解決の過程として捉える点にある。

<受験対策ポイント>
・問題解決アプローチは,人の自我機能としての問題解決能力を重視し,役割機能上の問題に対処できるように援助する方法である。

 問題解決モデルの特徴とは、
①人の生活は問題解決の過程であり困難は病理ではないという視点、
②問題解決の主体はクライエント、
③社会的役割葛藤を重視、
④ケースワークの構成要素である「四つのP(人・問題・場所・過程)」、
⑤支援を利用しつつ問題解決に取り組むクライエントの力を「ワーカビリティ」と呼ぶ。


1 起源と基盤理論
・パールマンは、心理社会的アプローチと機能的アプローチの折衷として、問題解決アプローチを構築した。
・自我心理学のコンピテンス、役割理論等を摂取した 略

2 問題解決アプローチを理解するためのキーワード
*「四つのP」

 パールマンが用いた、相互に関連するケースワークの四つの基本的構成要素をさす。
①人=Person(援助を必要とする問題をもち、施設・機関に解決の援助を求めてくるクライエント)、
②問題=Probrem(その人と環境との間に調整を必要とする問題)、
③場所=Place(援助者が所属し、個別援助が具体的に展開される場所である施設・機関)、
④過程=Process(個別援助者と利用者との間に築かれた相互倍額関係を媒介として展開される援助の過程)をいう。
 後に、6つのPとなる。
*6つのP
・援助を求めてくる人、問題、具体的援助が展開される場所、援助過程、専門家、制度・政策・資源(provisions)-実践の構成要素。

*「ワーカビリティ」

・クライエントの、問題解決における支援活用能力。
 ワーカビリティとは、問題解決に向かう能力と,自発的に援助を受けようというクライエントの動機づけ、問題解決の機会をさす。
能力は,身体的・知的・情緒的側面から評価する。
「動機づけ」はクライエントや家族の価値観,生育歴や周囲などによって影響を受けるため,個人を取り巻く環境にも注意を払いつつ検討する 略

*コンピテンス
・能力の活用への興味、希望などの動機づけを含み、環境からの要請にはたらきかけ、課題を遂行しようとする能力のことをいう。「潜在能力」「社会的自律性」などの訳がある。

*MCOモデル
・動機づけ、能力、機会-問題解決への要素。

3 適用対象・適用課題
・人間を潜在的問題解決者、ソーシャルワークは「好ましくない状態から好ましい状態への移行を含む」問題解決過程である。援助の活用を動機づけされた個人が対象となり、適用課題は特に設定していない。

4 支援焦点
・パールマンは、「援助の本質は、それが個人の社会的適応をもたらし、一社会人としての彼の機能を回復させ、新生面をひらき、補強することを目的とする(『ソーシャル・ケースワーク』)」
・クライエントの社会的な課題を遂行する場合、効果的な対処が可能なように援助する。

5 支援展開
<問題解決アプローチ 援助の過程>

・問題解決アプローチは、①接触、②契約、③活動の各段階で展開される。
・接触段階は、問題の明確化、短期・長期の目標の明確化、資源の検討が行なわれ、予備的な契約となる。「動機づけ」「能力」「機会」を検討する。
・契約段階は、問題のアセスメントにより、目標、サービス提供の方法、両者の役割などの計画を策定する。
・活動段階は、計画が実行に移され、達成内容の評価後、終結となる。

・パールマンは,人が生きることあるいは社会的に機能すること(social functioning)は問題解決のプロセスであると考え,自我機能としての問題解決能力を重視した。
問題解決プロセスを重視し、「専門的ヘルパー」(=援助専門職)としてのケースワーカーとクライエントとがやりとりしながら前進するプロセスであり,ワーカーとクライエントがともに行う一連の問題解決作業であるとした。
 パールマンは,こうしたプロセスにおけるケースワーカーの役割は,クライエントへの問題解決の動機づけと,問題解決するための技術を身につけるようにすること,そして,その技術を実際に使う機会を提供することであるとしている。

*折衷主義に立つアプティカーは、機能派の立場に立ちつつ、診断派の理論を積極的に取り入れ、ケースワークとカウンセリングの関係について、比較分析した。

<続く 社会福祉士国家試験受験対策web夏期講習>

新刊 当ブログ筆者が試験問題解説を執筆 
「2016社会福祉士国家試験過去問解説集 第25回─第27回全問完全解説」日本社会福祉士養成校協会編集 ISBN 978-4-8058-5161-6
 中央法規出版 2015年5月10日発行

 450問を選択肢ごとに詳しく解説し、科目別ポイントを収載。第27回を含む過去3年分の国家試験全問題を掲載した問題集。過去2年分も最新の制度や数値にアップデートし、次回試験に完全対応。基本の理解、実力試し、傾向対策、総復習で着実に学習効果を発揮。 中央法規出版



ブログ閲覧中の社会福祉士国家試験受験生の皆様へ
<当ブログ筆者の社会福祉士 国家試験対策講座 模擬試験+ポイント解説>
 日本福祉大学の社会福祉士受験対策講座
【社会福祉士養成校協会】全国統一模試+ポイント解説講座
講座は、東京会場と岡山会場をブログ筆者が担当
10月25日(日)東京会場
10月31日(土)岡山会場

お問い合わせは日本福祉大学名古屋オフィス 電話052-242-3069



<関連資料 バックナンバー>
貧困・低所得・生活保護 : 社会福祉士受験支援講座・教員日記


講義レジュメ ストレッサーのアセスメントとは 生活困窮者アルコール依存症者支援による援助者のストレス

福祉施設職員のメンタルヘルス支援研修 講義レジュメ 看取り介護、社会起業福祉分野、社会資源開発

福祉介護職の職場ストレス、人間関係 研修 心理社会的アプローチ、心理社会療法 社会福祉士受験夏期講習

低所得者支援と生活保護練習問題 貧困の文化、履歴効果とは ひとり親世帯就職サポート事業、障害者就職率


ブログ閲覧中の皆様、卒業生、学生、福祉施設や機関の職員の皆様にお知らせ
ソーシャルワーク実践研究会 卒業生社会福祉士の実践報告 公開
 関心をお持ちの方、どなたでもご参加ください。
 日本福祉教育専門学校社会福祉士養成学科 主催
 参加無料 参加申し込み不要、直接会場へ
 日時 2015年8月29日(土)14時半から16時半

 ソーシャルワーク実践研究会は、子ども家庭福祉、地域福祉、貧困生活困窮者支援、高齢者や障害者福祉、スクールソーシャルワーク等、毎回さまざまなテーマで、本校社会福祉士養成学科の卒業生等の社会福祉士からの実践報告、現場レポートなどを行なっています。
 また、それぞれの実践の経験からの知識を共有するディスカッションを行い、卒業生と在校生、教員、福祉施設職員、一般の参加者との交流の場ともなっています。
 社会福祉士養成学科・養成科等の本校の学生や卒業生はもちろん、現場の福祉職員の方々や社会福祉に関心をお持ちの一般の皆様の参加も歓迎です。
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<福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修・続き 当ブログ筆者の論文から>
(4) 相互支援のファシリテーション
 繋がりによる支援は、福祉施設の実践における社会的心理的葛藤の心身への悪影響を緩和する。また、チームとしての仲間意識を持つことが起点となり、自身が職場に必要とされている存在であり、自らとその実践が仲間から承認されていることによって、自尊感情が強化される。
 チームとしての協同は、多様な職種であり、個性を持った人材が働く福祉・介護の領域では特に求められる。しかし、職員間の職種の違い等から、仲間として連帯することが困難な場合もある。それらの違いは、利用者支援にとって意味のあるものなのか問わなければならない。一つの見解に集約するのではなく、異なる意見に耳を傾け、多様性を認め合う対話は多職種チームの課題である。これらを引き出し、議論の深化を図るファシリテーションの働きが求められている。
 大きな視野で捉えるならば、チームの仲間として繋がり語り合い、支え合い、それぞれが何らかの弱さを持っているなかで、相互に補い合う方が、チームの全員の、何より利用者の利益となる。また、職員チームのグループ規範の見直し等も、必要に応じて、踏み切らなければならないこともあると思われる。
 語ることはストレスケアの要であり、自己を語り開示することによって、自己理解が深められる。仲間に対してどの程度、心を開いて語るのか、自己決定とプライバシーの保持、仲間との信頼関係が重要となる 。

 具体的には、援助者のストレスや痛みとなり得る体験と感情を、語り合い、分かち合う機会が必要である。孤立と自責から、周囲に語り、相互に受容することへの転換である。
 仲間へのサポートとして有効な働きかけの基本は、ストレス体験を無かったことにしないことである。そして、周囲からの受容と共感、また「あなたは悪くない」などの肯定と承認のメッセージによって、サポートが行なわれる。仲間に語り、適切に頼ることによって、心身のリラクゼーションを図ることにも繋がる。


 下記の当ブログ筆者の論文から抜粋、次回に続く。
当ブログ筆者の論文 最新 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


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「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号31
内容 福祉施設職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、心身の健康のセルフケアを支援する研修

「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」講座番号84
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「福祉施設職員の職業倫理と福祉マインド、ハラスメント予防」講座番号32
内容 福祉施設職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。

「グループワークの基礎」講座番号33
内容 福祉施設におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の基礎を解説。

 上記は当ブログ筆者が担当する研修の一部です。
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社会福祉士受験対策web夏期講習 相談援助の理論と方法編 第1回
<心理社会的アプローチ>
1 起源と基盤理論

・臨床ソーシャルワークとも呼称される。心理社会的アプローチは、ホリスによって提唱された。
・起源は、リッチモンドによるケースワーク理論にある。1917年『社会診断』・
その特徴は、クライエントと環境との間を意識的に調整し、その人物のパーソナリティの変容・発達を図ることにあった。
 その要は、クライエントの社会的状況とパーソナリティを捉える社会診断にある。

<受験対策ポイント>
 リッチモンド(Richmond,M.)は,人と社会環境との間を個別に意識的に調整することの重要性を指摘した。


・リッチモンドの理論はその後、診断主義ケースワークに部分的に引き継がれた-社会診断、治療という枠組み等、一部が。
・診断主義は、フロイトの精神分析理論から影響を受け、中核に位置付けられた。ハミルトンや、トールらが発展させた。その後、心理社会的アプローチとして発展、継承されている。

<受験対策ポイント>
・ハミルトン(Hamilton,G.)は,ケースワーク過程の中心を「ワーカー・クライエント関係を意識的にまた統制しつつ利用すること」とし,「変化と成長を遂げる能力があることの自覚を促すことにある」とした。
・ホリス(Hollis,F.)は『ケースワーク:心理社会療法』を刊行し,「状況の中にある人間」をケースワークの中心概念に位置づけた。ホリスはこの視点から,心理社会的アプローチを確立した。


2 心理社会的アプローチを理解するためのキーワード
*臨床ソーシャルワーク

 心理社会的状況下にある人間の行動や発達に着目し、クライエントの社会的機能の維持・向上を支援目標におく。

*精神分析理論
 19世紀末、フロイトにより創始された神経症の病因論と治療法に関する理論であり、人間の「自我」の構造を明示した理論体系である。 後述

*状況のなかの人間

 「人」と「状況」と両者の「相互作用」からなる三重の相互関連性によって成立する、重要視点である。

*暫定的目標
 すぐに取り組める具体的課題を含んだ特定される目標。

3 適用対象・適用課題
・支援を要するすべての人に適応可能なアプローチである。
 家族問題、精神医学的課題、医療的課題の解決に適応できる。
・一方、言語コミュニケーションが可能であることが前提となり、動機づけに乏しいクライエントへの適応は困難である。また、クライエントとワーカーとの関係性の重視により支援に時間がかかり、援助過程にクライエントが継続的に参加することが前提になる。

4 支援焦点
・援助関係におけるコミュニケーションを通じ、パーソナリティの変容を図り、状況側の機能を高める。人と状況相互の機能不全を改善し、課題の解決を図る。

5 支援展開

・「状況のなかの人間」を中心視点に、援助関係を確立し、両者の協働により、問題の解決を図り、人と状況相互の機能不全を減じることに目標がある。
・アセスメントは、クライエントの問題の原因、状態、また、「人」と「状況」の全体関連において、「誰が、何が問題の解決に向けて変化しやすいのか」に焦点があてられる。
・介入は、援助の初期段階から実際の介入が開始されていくことが強調される。
・アセスメント(診断)に基づく支援計画の策定が、実践の成否をにぎる。

<社会診断・区分とその手法>

・パールマンは、社会診断を次の3つに区分した。
*臨床診断
 精神分析(精神医学)や心理学など他の臨床科学によって,クライエントを精神疾患あるいは適応異常の性質によって分類し,評価すること。パーソナリティ・人格面の評価である。

*発生的(原因論的)診断
 問題発生の原因と、その後の経緯を明らかにする。

*力動的診断
 クライエントの問題状況のなかに相互的に作用している力を評価することで,クライエントの問題が,その生活状況のなかでもっている意味,その問題解決の手段を明らかにする。
あるいは,人-状況-問題 の複合した状態のなかで能動的に働いている諸要素についての診断であるということができる。
これが伝統的にいわれている心理社会的診断であり,パールマンはこの過程で,クライエントの機能する力=ワーカビリティを評価するといっている。

*介入時の技法(六つのカテゴリー)
①持続的支持

 傾聴、受容、はげまし、共感的理解など。
・上記に加えて、クライエントの不安や罪悪感への再保証
 例 略
・これらの技法の目標は、クライエントの不安を軽減し、問題解決への動機づけを促進して,専門的援助関係を樹立すること 略
ケースワーカーのコミュニケーションの技法 略

②直接的支持(指示)
 直接的働きかけとも言える。クライエントのとるべき行動に関しての、ワーカーからの意見や態度の表明など 略
 例 略
・目標は、社会生活機能の障害となっていることを除去する 略
・クライエント側の必要性にもとづいてこの手続きを用い,安易に依存を助長しないようにすることが求められる。

③浄化法
 クライエントの状況について探索し、事実を描写し、感情の解放を行なう。
 例 略
感情の言語化 略
・目標は、診断的な理解をうるとともに,感情表出による緊張の軽減をはかる 略
・自虐的な人,精神疾患など感情をかきたてたり,不安が高まる傾向のある人に対してはこの手続きの使用は一定の範囲内にとどめる 略

④人と状況の全体関連性についての反省的話し合い
 環境や他者との関係に関する思考・感情・認知への気づき。
 反省的話し合い 例 略
 略

⑤パターン力動的要因への反省的話し合い
 行動傾向、出来事への反応や行動を生み出す思考・感情のパターンを明確化。
・目標は、変化することへの動機づけを促しながら 略

⑥発達的要因への反省的話し合い

 原家族や幼少期の経験について考察する
・目標は、変化のために,幼少期の問題と現在の行動との間に因果関係のあることをクライエントに気づきを促す 略

<受験対策ポイント>
・ホリス(Hollis,F.)は,「受容」を「ワーカーがクライエントに対して積極的で理解のある態度を示し続けること」であり「行為についての意見の表明ではなくて,行為の実行者に対する変わらぬ善意(Continued good will)を示すこと」とした。

<用語、人名>
*ホリスの治療技法 略
*ハミルトンHamilton, Gordon  (1892-1967) 略
*精神分析学
*フロイトFreud, Sigmund (1856-1939)
*エディプス・コンプレックス
*自我
*イド(エス)
*超自我


<続く 社会福祉士国家試験受験対策web夏期講習>

新刊 当ブログ筆者が試験問題解説を執筆 
「2016社会福祉士国家試験過去問解説集 第25回─第27回全問完全解説」日本社会福祉士養成校協会編集 ISBN 978-4-8058-5161-6
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講座は、東京会場と岡山会場をブログ筆者が担当
10月25日(日)東京会場
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<関連資料 バックナンバー>
貧困・低所得・生活保護 : 社会福祉士受験支援講座・教員日記


講義レジュメ ストレッサーのアセスメントとは 生活困窮者アルコール依存症者支援による援助者のストレス

福祉施設職員のメンタルヘルス支援研修 講義レジュメ 看取り介護、社会起業福祉分野、社会資源開発

福祉介護職ストレスマネジメント、燃えつき 講義レジュメ 相談援助の目標設定、自尊感情の回復とは

低所得者支援と生活保護練習問題 貧困の文化、履歴効果とは ひとり親世帯就職サポート事業、障害者就職率


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ソーシャルワーク実践研究会 卒業生社会福祉士の実践報告 公開
 関心をお持ちの方、どなたでもご参加ください。
 日本福祉教育専門学校社会福祉士養成学科 主催
 参加無料 参加申し込み不要、直接会場へ
 日時 2015年8月29日(土)14時半から16時半

 ソーシャルワーク実践研究会は、子ども家庭福祉、地域福祉、貧困生活困窮者支援、高齢者や障害者福祉、スクールソーシャルワーク等、毎回さまざまなテーマで、本校社会福祉士養成学科の卒業生等の社会福祉士からの実践報告、現場レポートなどを行なっています。
 また、それぞれの実践の経験からの知識を共有するディスカッションを行い、卒業生と在校生、教員、福祉施設職員、一般の参加者との交流の場ともなっています。
 社会福祉士養成学科・養成科等の本校の学生や卒業生はもちろん、現場の福祉職員の方々や社会福祉に関心をお持ちの一般の皆様の参加も歓迎です。

ご感想、ご意見など、当講座・サイトの筆者(編集・管理人)へのコメントを、このフォームから送信してください。お名前・アドレス等は記入無しも、匿名も可です。
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<福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修・続き 当ブログ筆者の論文から>
(6) 協同による実践と新たな働き方
 第一に、福祉施設職員のストレス、燃えつきは総合的問題である。
 福祉職員の働き方、生き方の質が問われる側面もある。ストレスの緩和のためには、各自のメンタルヘルスのみならず、総合的な対応が求められる。自省しながらの実践によって成長し、かつ自らの生の拡充を図る。
 第二に、福祉施設の職員チームの人間関係は、ストレッサーとなり得るものであり、またストレスを緩和する要ともなる重要なものである。
 第三に、ストレスを皆無にすることは出来ないが、ストレスに対処し、復元、回復する力、レジリエンスを高めることは出来る。
 第四に、ストレスからの拠り所となるのは、職場の内外の「仲間」との相互支援のネットワークと、個別の支援である。
 実践知の共有や多様性を尊重する対話、実務とメンタル両方の相互支援の促進が課題である。

 これらの方法により、ストレスに対処し、実践を持続可能なものとしていく。現状においては、常にストレスからの悪影響を緩和する資源やストレス対処スキル、自己効用感等の、主にソフト領域を中心としたストレスからの防護と、実践からのストレスやマクロ要因、労働条件等による不安等がせめぎ合っていると言えよう。
 もちろん、労働条件等のハード領域の改善も福祉職員を支えることに直結するのであり、マクロレベルにおける対応を待望したい。福祉施設職員の置かれている現実から出発する議論の活性化が、必要不可欠であると思われる。その間に、ストレス・マネジメントを更に強化するものとして、本論の提案する対処策を施設や個々の職員が導入することが、職員の職場への定着と安定に繋がると考えられる。
 スローガンや理念ばかりではなく、割り切った単なる賃労働ではなく、慢性疲労を抱えた「でもしか介護」でもない。現場と共に新たな働き方、生き方を創造していきたい。


 下記の当ブログ筆者の論文から抜粋、次回に続く。
当ブログ筆者の論文 最新 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


お知らせ 当ブログ筆者の出張講義 福祉施設職員サポーティブ研修 無料
東京都の登録講師派遣事業<研修申込受付 平成27年9月23日まで>
「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号31
内容 福祉施設職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、心身の健康のセルフケアを支援する研修

「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」講座番号84
内容 貧困・生保受給者対象のグループワークプログラムと留意点等を、講師(ブログ筆者)の実践や事例に基づき解説

「福祉施設職員の職業倫理と福祉マインド、ハラスメント予防」講座番号32
内容 福祉施設職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。

「グループワークの基礎」講座番号33
内容 福祉施設におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の基礎を解説。

 上記は当ブログ筆者が担当する研修の一部です。
この講座は、東京都福祉保健局の委託による、福祉・介護事業所対象の職場研修です。ブログ筆者等の派遣講師が出向きます。講師謝金・講師派遣 無料

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相談援助の理論と方法Ⅰ 前期第18回講義レジュメ概要1
 当ブログ筆者(専任教員)が、社会福祉士養成科(夜間部)にて、2015年8月 に講義            
<レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>


8章2節 契約の方法と留意点
<契約のポイント>
*概要

・原則として、ソーシャルワークと関連サービスによる支援は、契約に基づいて提供される。
・契約とは、援助者とクライエントの間で、目標や支援の具体的な方法、期間、面接等のルールなどについてなされる取り決めである。
・支援において、契約を結ぶこと自体に意味を持たせる場合もある。
 事例によっては、援助者とクライエントの双方が、契約を守るということが重要な意味を持つ場合もある。信頼された経験-信頼関係、承認の機会-認められるということ等による自尊感情の回復である。
 つまり、クライエントが、他者から裏切られ、また自分が疑われた過去を越えて人は信じられるという基本的な信頼感と、虐待や屈辱から傷ついた誇りを回復する。人として生きることの全人的な回復が、ソーシャルワークの援助過程にとって大きな課題である。
 事例によっては、支援の枠組みを設定して、双方がそれを守るということが重要な意味を持つ場合もある。
 例えば、アルコールや薬物の依存症者の事例等。


*グループワークの契約とは-シュワルツ(Schwartz,W.)による

・(グループワークにおける)契約では,グループワーカーは、グループを作る目的・意義などについて、ワーカーとメンバーが合意形成する作業を援助する。
 つまり、何のためにこのグループが会合し,どのような約束のもとに活動を展開していくのか,などについて,ワーカーとメンバーの合意をつくる。

1 アセスメント段階までの共有 テキストP167
・(テキスト)契約とは、アセスメント段階から援助計画段階の間にあり、援助の目標に関する契約である。
・契約段階を経ることにより、ソーシャルワーカーとクライエントは協働で目標設定をし、達成のために計画を立案し、その進展や結果の評価が可能となる。
・ソーシャルワーカーは、クライエントの問題、状況への理解深め、問題等の共有化を図る。
 これによって、クライエントの動機づけ、クライエントへの尊重、自己決定の尊重を具体化する。
・共通理解のうえに、双方が問題解決のために協働することの合意がもたらされる。双方の理解の共有は、全過程で行われるべきだが、特にアセスメント終盤は重要である。
*恊働のソーシャルワークへ
 つまり、契約はパートナーシップによる問題解決を具現化する。参加型のソーシャルワークとも言えよう。
 問題解決の主体はクライエントである。自助努力の促進というクライエントの課題も含まれる。


・双方の見解が異なる場合、ソーシャルワーカーは更に情報を収集し、アセスメントのやり直しの必要が生じることもある。
・クライエント自身が直面を避ける問題に、気付きを促すことが課題となる場合もある。
 クライエントの自立と、自身の進むべき方向を自ら決める力を育む。


<補足>
・アセスメントの過程によって、クライエントの問題と取り巻く状況が明らかになり,次に進むべき道すじ・方向性も見えてくる。
・ソーシャルワーカーとクライエントとが共にアセスメントで見えてきた問題の本質を踏まえ,可能性や障害・問題についても話し合われる。これらを理解し,具体的な支援・取り組みを取り決めるのが「契約」である。

*援助契約の作業と留意点
具体的には、問題の明確化,目標の設定,援助方法にかかわる複数の選択肢,援助期間や提供される場所をクライエントと合意する作業が必要 略
・「契約」段階では,サービス利用者が現に直面している問題状況の明確化を図る働き掛けが含まれている。
・契約際しては,利用者のスティグマに留意しつつ,説明責任(アカウンタビリティ)に配慮し,説明と同意(インフォームド・コンセント)を遂行 略

2 目標設定の合意 テキストP168
*エンパワメントを徹底した目標の設定へ
 問題に取り組み解決する主体は、クライエントである。
 ソーシャルワークは、問題の解決にクライエント自身が主体的に取り組むことができるように側面から援助していく。
 クライエントの個別性を捉え、問題解決能力などその主体性を強めるために、専門的知識・方法・技術などを提供する。
 ソーシャルワーカーは、クライエントのニーズをクライエント自らが明確化できるように援助し、ニーズを充足するための計画が可能になるように目標の設定を支援することが求められる。


*新たな生き方への目標
 クライエントの生き方の転換、再出発が課題となる場合もある。自らを問い直し、生きることの新たな意味を見出すとも言える。
 その基盤には、多様な文化、多様な考えの尊重がある。相互の信頼、協力、共感、調和、対等な繋がり等が挙げられる。全人的、ホリスティックな視点、人間観が必要となる。 略
 人間中心の支援であることが、目標に集約される。


<補足:目標設定>
・アセスメントにおいて収集できた情報を基礎にして、利用者に最もふさわしい援助の目標設定を利用者とともに考え,立案する過程である。
 ここでは具体的な目標の設定が必要であり,多くの場合,当面の緊急を要するものから,中長期の展望のもとに設定すべき目標までを視野に入れて行われる必要 略
・援助者と利用者はいわゆるインフォームド・コンセント(説明と同意)を周到に行う 略

・取り組むべき問題が同意 ⇒ 問題解決の目標・到達点を設定する。
・目標は、到達されるべき結果の形態で設定される。
・目標と、目標を達成する方法や手段も区別すべきである。
 例:「~の状態になる」は目標であり、その為の「~サービスを利用する」は、目標を達成するための手段である。

<目標設定の留意点>
*特定化すること

・目標は漠然、曖昧、具体的でない表現は避ける。明確に特定される必要 略
・目標の特定化は、クライエントの課題を顕在化させ、取り組むべきことを明らかにする。

*検証可能であること-目標は、検証できる形で設定されることが望ましい。
・具体的、測定可能な目標の設定により、課題達成の評価が可能 略

*現実的であること
・クライエントの意欲や能力などと、インフォーマル・フォーマルな資源の活用により、達成可能なものでなければ 略
・クライエントの価値観や文化、適性や能力、関心に沿ったものを設定すべき 略

*時間的枠組みを設けること
・行動の具体化は時間の限定によって進められる。

<関連資料 バックナンバー>
貧困・低所得・生活保護 : 社会福祉士受験支援講座・教員日記


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2015年8月29日(土)14時半から16時半

福祉現場の語り 実践力


講義レジュメ ストレッサーのアセスメントとは 生活困窮者アルコール依存症者支援による援助者のストレス

講義レジュメ 地域包括支援センター、アウトリーチとは 福祉施設職員のセルフケア研修、レジリエンス

福祉施設職員のメンタルヘルス支援研修 講義レジュメ 看取り介護、社会起業福祉分野、社会資源開発

低所得者支援と生活保護練習問題 貧困の文化、履歴効果とは ひとり親世帯就職サポート事業、障害者就職率

新刊 当ブログ筆者が試験問題解説を執筆 
「2016社会福祉士国家試験過去問解説集 第25回─第27回全問完全解説」日本社会福祉士養成校協会編集 ISBN 978-4-8058-5161-6
 中央法規出版 2015年5月10日発行

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<福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修・続き 当ブログ筆者の論文から>

(9) 福祉施設職員のメンタルヘルス
 燃えつきの症状の一つである不眠は、不眠そのものによって心身を消耗させ、燃えつきを促進させることもあり、放置することは悪循環に繋がる。そして、心身の健康への悪影響、体力の損耗、不眠によって注意力が損なわれることにより事故に繋がるといったリスクマネジメントの点からも、早期の対処が求められる。1週間程続いた場合には、医療機関の受診や、相談等の職場外の資源を活用した対処が必要ではないだろうか。 
 不眠の原因となっている問題の緩和も当然ながら追求すべきではあるが、主治医の診断によっては、睡眠を助ける薬を用いることも一つの方法である。同様の対処が、アルコール依存症や気分障害等の職員のメンタルヘルスの問題にも当てはまる。予防と適切な対処の必要がある。
 また身体的なセルフケアとして、下園は、看護師へ呼吸法等の心身のリラックスを図る具体的な方法を勧めている 。他にも、教師等を対象とした休息、落ち着くことを促進する方法の勧めもある 。
 援助者のメンタルヘルスを維持するために、気分転換やストレスの緩和に繋がる身体的な健康促進法も重要である。換言するならば、これはストレスや疲労の蓄積を避け、心身の健康管理を含めたストレスケアの一つなのである。

(10) 喪失と成長-看取り介護など、人間の根源的なもの
 利用者の生の終わりは、移行の支援であると、キューブラー・ロスは示している。つまり、生の過程は、喪失の連続であり、誰もが大切だと思ってきたもの、例えば若さ、体力、親しい人、地位等が自らの側から離れていくことや、失うことを経験する。これらには、永続的に独占して所有できるものなど無く、やがて時が来たら失うのである。ロスによれば、喪失という痛みを経て、人間として成長することが出来る。
 看取り介護の課題とは、最大の喪失である、いのちの終結に伴う痛みに利用者が耐えるときに、寄り添い支える存在が求められるという点にある。福祉施設職員は、加齢、疾病、死などの人間にとって最も重要なライフイベントに関わるのであるが、喪失とその痛みから学ぶという姿勢が求められる。このような視点から捉えるるならば、実践を通して援助者とその感受性は磨かれ、利用者も援助者も共に全人的に成長することが望める。

 総じて、援助者自身も実践の困難、職場のストレスに意識が縛られ、心身の慢性的疲労のなかで自尊感情が損なわれることがある。実践のストレス、燃えつきは、援助者の価値観、生き方を含めた全人的な問題とも言えよう。援助者自身の生きていることの意味、最終的に目指すものが問われる側面がある。全人的なセルフケアと自身のサポートネットワーク、サポーティブな職場によってリジリエンスを高め、情緒の摩滅からの回復、自信を持つことが必要である。


 下記の当ブログ筆者の論文から抜粋、次回に続く。
当ブログ筆者の論文 最新 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


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「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号31
内容 福祉施設職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、心身の健康のセルフケアを支援する研修

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内容 貧困・生保受給者対象のグループワークプログラムと留意点等を、講師(ブログ筆者)の実践や事例に基づき解説

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相談援助の理論と方法Ⅰ 前期第16回講義レジュメ概要2
 当ブログ筆者(専任教員)が、社会福祉士養成科(夜間部)にて、2015/7/29 に講義            
<レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>


6章4節 予防的対応とサービス開発 続き
5 サービス開発・事業企画 テキストP152

 社会福祉領域、ソーシャルワークにおいてクライエントのニーズは多様であり、制度で対応困難なこともある。
 コミュニティの協力者等のインフォーマル・サポートの活用や、社会資源の開発なども必要である。コミュニティソーシャルワークとしても、地域住民との協働によるサポートの展開が、今日、求められている。

*社会資源の開発と事業化
 社会福祉士機関・施設として対応可能ならば、組織として事業化を図る。
 所属機関において、企画案を提示し、機関の事業として承認を得、実施する。また、関係する機関・人々に協力を要請するなど、具体的な準備、計画が必要となる。

*社会資源開発とソーシャルワーク コミュニティを基盤とした相談援助へ
 資源開発は、今後のソーシャルワーカーにとって、大きな役割となる。コミュニティを基盤に住民との協働で、自然な協力、相互扶助を活かしながら資源を創る。
 ソーシャルワーカーには、その促進プロセス、組織のコーディネートの専門職としての役割が、求められる。 また、協力を呼びかけるプレゼンテーションやスピーチ、ワークショップ等の技術が必須となる。

*福祉の社会起業、創造のソーシャルワーク
 社会福祉領域には、現行の関連制度の、フォーマル資源の課題、問題点を挙げる関係者も目立つ。
 しかし、政策提言も必要であるが、自分たちで資源を創る姿勢、社会起業の取り組みも求められる。
 この講義でも紹介しているように、各地で社会資源開発、福祉領域の社会起業が活発に展開されている。この講義が、更なる社会起業の種まき、創造力を生み出すことを願っている。


◎ソーシャルワークにおけるインターベンションでは,クライエントやその環境及びその両者への介入を行い,状況に応じて社会資源の開発などを行う。
◎(社会資源の活用・開発)社会資源充実のために当事者の意見に耳を傾ける。
*精神保健福祉領域における地域援助技術(コミュニティワーク)
◎地域社会の偏見・差別というバリアの除去や軽減が含まれる。
◎精神障害者の地域生活を支え,希望を実現していく機会や資源の開発が含まれる。


<社会資源開発-社会福祉領域における社会起業のすすめ>
・福祉ニーズを持つ人々、同様のコミュニティに対する社会資源・社会福祉援助システムが効果的に機能しなかったり,最初から資源・援助システムがなかった場合には,必要に応じて資源・援助システムを開発することが、必要になる。
・ソーシャルワーカーは、その実践において,特定の集団(例 DV被害者,精神障害者,ホームレスなど)のニーズを充足する施策が既存の制度にないこと,あるいは既存の施策ではニーズ充足が不十分なことを認識することが少なくない。
 新しい事業・プログラムの構築の必要性を認識したならば,地域の関係する組織・団体(町内会、社会福祉協議会),住民に,問題への関心をもってもらい,積極的な関与を引き出すための組織づくりを行って,その組織を中心に新しい事業(プログラム)の創設を図っていく。
 地域レベルで創設された新たな社会資源・事業を,他の地域でも実施する、展開すること
略 マクロソーシャルワークの役割といえる。 専門職団体の役割 略
・新たなニーズに対応して、組織化の課題への対応や資源開発に取り組むことが求められている。
 地域におけるソーシャルワークは、住民が持つ自立、自助、協働の理念に働きかけ、 略 開発に力点をおく 略

*コミュニティ(当事者の集まりや、関心を持つ市民の組織を含む)と共にあるソーシャルワーク
 新たな社会資源の開発において、住民、当事者の主体的な参加を引き出す為の、動機づけなど働きかけの力量、ワークショップ等のスキルが求められる。
 住民参加の促進-住民への具体的な働きかけ、協力の呼びかけは、どのように進めるか?
 アジア諸国や、ラテンアメリカでは、民衆劇等の手法を用いて、住民に働きかけていく。
 まちづくり、コミュニティ・デザインの領域では、ワークショップ等の手法が用いられている。参考にしたい。

*ファシリテーターとしてのソーシャルワーカー
 専門職のスキルとしての、ファシリテーションの必要性。
 ファシリテーターとは、「行動やある過程を容易に促進する」という意味のfacilitateから転じた言葉であり、ある課題を容易にするために議論する過程において、進行役や引出し役となる人のことを指す。
 しかし、単なる進行役でも、指導者でもなく、参加者と対等に位置しながら、参加者の主体的な参加、意欲、知識、智慧、経験等を的確に引出し、コミュニケーションを促進していく役割を担う。

*地域福祉ワークショップのあり方
 多様な領域において、参加体験型のワークショップという学びの手法の有効性が注目を集め、その場づくりを担うファシリテーターの役割が重視されている。
 ファシリテーターは、福祉問題の例を提示し、住民は、身近な課題に対して興味を持つように関心を引き出し、その問題意識に働きかけていくスキルも必要になる。

*住民協働のコミュニティソーシャルワーク
 住民、当事者のコミュニケーション、相互支援活動、ディスカッション、ワークショップなど、コミュニケーションの場を通じて自己を探究するという雰囲気も創っていく。コミュニケーションを深めるこれらのプロセスを通じて、住民は相互に交流を深め、仲間意識、一体感、協調、コミュニティへの所属と開放感を取り戻す。もし、コミュニティ内に争い、諍いが過去にあったならば、和解も考えていく。

*まちづくり型地域福祉 コミュニティの所属と責任とは
 これらの新たな地域福祉活動を経験することにより、コミュニティの一員として作業する達 成感を実感し、コミュニティの「絆」づくりを住民もソーシャルワーカーも体感する。
 このコミュニティ内の活動の集まりは当初は小さな種でも、やがて成長し、全ての人々のための活動に、多くの人々がつながる場になるであろう。
 もし、住民や専門職が、コミュニティに対して根無し草のようなあり方であるなら、何につながっているのか、どこに向かっているのかも見失い、成長することも望めない。
 コミュニティという地面に根をおろしてこそ、実を結ぶことができる。根付くとは、コミュニティや住民に対する、自然な使命感を持って生きるようになるということである。その原動力は、個々ではなく、共同体の人々の緩やかな繋がりの中でこそ生み出される。


・社会資源の開発は、現状の社会資源・援助システムでは充足されていないニーズの把握・分析から開始される。
①日常的業務からのニーズ把握
・地域社会の福祉ニーズを把握するには、社会調査も重要であるが、日常的な業務を通じてニーズを把握する 略
 個別の相談事例から地域全体のニーズや問題を把握することも重要である。

②社会調査法によるニーズ把握
・必要に応じ、社会調査によるニーズ把握を実施する。

・なお、予備的なニーズ把握として、地域社会の福祉ニーズを把握するため、行政の資料等から情報を収集する。
・また、地域の専門職や当事者、関係者から、自由面接調査やグループインタビューを行なうことも有効 略
 加えて、専門職や地域の連絡会議等における問題の明確化、共有化も有効な手法 略
 環境、まちづくりが課題であるときは現地踏査も行なう。
・各地域の社会資源の整備状況は 略
・近隣の見守り、支え合いや傾聴ボランティアなど、インフォーマル資源も必要 略
・より良い援助を提供するために、地域の社会資源の不足が障壁となる場合もある。
 不足する資源を開発する 略

*既存資源の再資源化
・既存資源の再資源化とは、既存の資源ではあるが、一部の当事者・クライエントに対してサービス対象に含めていない現状の改善を図り、対象の拡大や、サービス提供の範囲を超えた対応を求めていくことである。
・各施設・社会資源は、クライエントの要件を定める。しかし、他に適切な資源がなく、その資源がサービス提供能力をもっている場合、その資源に対して利用要件の緩和や柔軟な対応をはたらきかけ、調整する 略
 加瀬は、「容易とはいわないが再資源化しうる社会資源は存在する」-協議の重要性。

・略 利用要件の緩和は簡単には進まない。
 交渉の技術が求められる。
 協調的交渉と競合的交渉のうち、前者が必要であろう。双方の利益を示す。「言い分」と「本吉・欲求」の見極めから、最優先事項を絞り込むことや、「問題」を見直すことなど 略

*新たな社会資源の開発
①一つの機関・団体が単独でサービスを設立し、自ら運営する場合
②地域の機関や団体の共同で開発・運営を行う場合(運営は単独の場合も 略
・資源開発は従来から社会福祉協議会等が行ない、近年は多様な取り組み 略

*不足する資源の発見
・個々のクライエントのニーズと資源との調整を図る中で、資源の不足によりニーズの充足が困難になる場合もある。
①ケースアドボカシー=個々の事例に関して、資源側との交渉等により解決を図る。
②コーズアドボカシー=同様の資源不足の状況に置かれている多数の当事者に対して、資源開発 略

*社会資源開発の展開
・鈴木による、社会資源開発の展開
①自己の確立(変革)、コア(核)となる「ひと」の確立
②「組織」の確立(変革)、組織化

 組織のニーズへの対応、サービス内容や質の評価を活かし進化する仕組み 略
③「地域」での福祉サービスを確立し、実践を地域化する
 「組織化」されたものを「地域化」する。地域に合わせたアレンジ、具体化。
④実践や社会資源の改善・開発を社会化する
・社会資源開発は、地域のネットワーク、協働作業から展開 略

6 予防的対応 テキストP152
 住民の要援護・問題の深刻化に対する、早期発見・早期対応の姿勢は重要である。
 地域ケアの過程で、地域の声かけ、見守り体制構築などの予防的な活動が重視される。
 支援者の協力体制構築は、問題発生に備えるための準備体制でもある。会議等によるネットワークづくりが必要である。

<関連資料 バックナンバー>
貧困・低所得・生活保護 : 社会福祉士受験支援講座・教員日記


貧困問題と相談援助:当ブログ筆者講演の音声記録の一部を公開中



ブログ閲覧中の皆様、卒業生、学生、福祉施設や機関の職員の皆様にお知らせ
ソーシャルワーク実践研究会 卒業生社会福祉士の実践報告 公開
関心をお持ちの方、どなたでも参加可能です。
日本福祉教育専門学校社会福祉士養成学科 主催
参加無料 参加申し込み不要、直接会場へ
2015年8月29日(土)14時半から16時半

福祉現場の語り 実践力


講義レジュメ ストレッサーのアセスメントとは 生活困窮者アルコール依存症者支援による援助者のストレス

講義レジュメ 支援計画事例、生活保護受給者の金銭管理支援とは 生活困窮者のコミュニケーション問題

講義レジュメ 地域包括支援センター、アウトリーチとは 福祉施設職員のセルフケア研修、レジリエンス

低所得者支援と生活保護練習問題 貧困の文化、履歴効果とは ひとり親世帯就職サポート事業、障害者就職率

新刊 当ブログ筆者が試験問題解説を執筆 
「2016社会福祉士国家試験過去問解説集 第25回─第27回全問完全解説」日本社会福祉士養成校協会編集 ISBN 978-4-8058-5161-6
 中央法規出版 2015年5月10日発行

 450問を選択肢ごとに詳しく解説し、科目別ポイントを収載。第27回を含む過去3年分の国家試験全問題を掲載した問題集。過去2年分も最新の制度や数値にアップデートし、次回試験に完全対応。基本の理解、実力試し、傾向対策、総復習で着実に学習効果を発揮。 中央法規出版


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【社会福祉士養成校協会】全国統一模試+ポイント解説講座
講座は、東京会場と岡山会場をブログ筆者が担当
10月25日(日)東京会場
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お問い合わせは日本福祉大学名古屋オフィス 電話052-242-3069



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<福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修・続き 当ブログ筆者の論文から>
(3) 実践ストレスのセルフケアのプロセス
 実践ストレスのセルフケア、特に燃えつきからの回復と再出発にはプロセスがある。要諦は、自らの燃えつき、心身の慢性的疲労の状態を自覚することから回復は始まるということである。 換言するならば、自らの実践と心身の状態を理解していないところからは、復元は望めない。
 第一段階は、燃えつき状態であることの自覚と、その問題を認めることである。
 この段階は、心身の慢性的疲労や意欲の減退が、単なる身体的な疲労のみが要因なのではなく、心理的かつ職場環境の要素が関連していることを自覚することが重要である。
 また、燃えつきの要因でもある実践に関わる「完璧主義」が、自身の痛み、疲労の自覚と、他者への表現を困難にしている。痛みを分かち合うこともできない。
  併せて職員の家族や同僚、現場リーダーによる早期発見と、本人への助言が重要である。

 第二段階は、休養によって実践から距離をとることである。
 自身と職場・実践との間に心理的かつ物理的な距離をとり、実践に関わる思いを休止することにある。職務を継続しつつ心理的な距離をとることは容易ではない。休養によって職場との間に物理的な距離をとるのが有効である。
 しかし、休養することへの 「罪の意識」 が回復を妨げてしまう。症状の悪化に繋がる前に、適切に判断し、回復に踏み出す必要がある。必要に応じて、外部の資源、とりわけ医師などにも相談する。聞き取り等からは、この段階が遅れる程、職場への復帰が困難となる傾向がみられた。

 第三段階は、健康と安定の回復を図る。
 心身ともにリラックスし、健康を取り戻すことが、 この段階の要諦である。 しかし、ストレスが高まり疲労が蓄積され、心身の緊張状態を解くことは容易なことでない。焦らず、充分な睡眠や心身の安定を取り戻していくことが必要である。

 第四段階は、価値観の再検討を図る。
 今までの自らの働き方と生活を振り返り、 自身の再発見と価値観の再検討を行う。燃えつきからの回復のために、職務に傾斜し過ぎていた自己と生活を見直す必要がある。当然ではあるが、職務の手抜きの勧めではなく、生活の中で何を大切にし、何を改めるべきかを自らに問い直す作業である。
 具体的には、完璧主義や他者に依存しない姿勢を克服する。燃えつきからの回復、職務へ復帰するために最重要な段階である。

 早期に回復のプロセスを開始出来たならば、ここまでの段階で、職場への復帰も可能であろう。しかし、復帰が極めて困難な場合は、キャリアの再出発として、次のプロセスに進む。
 第五段階は、新たな働きの場を探す。
 自らと新しい価値観により適合する職場を求める。必要に応じてリカレント教育等を受けて、新たな職場を選ぶこともある。
 第六段階は、キャリアの新生である。
 新しい環境において、生活と働き方のスタイルを再設計していく。新たなキャリアへの出発である。

(4) ストレッサーの自己分析
 ストレッサーとは、ストレスを生じさせるものである。例えば、実践上のアクシデントや、自身の病気やけが、災害、犯罪被害といった非日常的な出来事から、多くの人が経験する日常的な出来事に至るまで、多様な出来事、人物、環境がストレッサーとなりうる。しかし、何がストレッサーとなるか、どの程度のストレスを生じさせるのかは、個人差がある。
 このため、ストレスに関する自己分析が必要である。
 一、何がストレッサーなのかであり、
 二、どんな影響を自らにもたらし状態(ストレン)はどうかであり、
 三、緩和し得る資源、モデレーターを見出すことである。
 なお、援助者の家族も、モデレーターとして重要な存在である。家族によって、ストレスから護られ、回復するためには、家族内の関係性が重要なことは言うまでもない。
 職員にとってのストレッサーが、自身の日常生活上のストレス、また職場外の家庭等の人間関係の場合もある。公私を含めて、自分にとって、何が大切なのか、自己の経験による価値観、考え方への影響や、感情等の特性に向き合う作業も必要である。


 下記の当ブログ筆者の論文から抜粋、次回に続く。
当ブログ筆者の論文 最新 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月



お知らせ 当ブログ筆者の出張講義 福祉施設職員サポーティブ研修 無料
東京都の登録講師派遣事業<研修申込受付 平成27年9月23日まで>
「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号31
内容 福祉施設職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、心身の健康のセルフケアを支援する研修

「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」講座番号84
内容 貧困・生保受給者対象のグループワークプログラムと留意点等を、講師(ブログ筆者)の実践や事例に基づき解説

「福祉施設職員の職業倫理と福祉マインド、ハラスメント予防」講座番号32
内容 福祉施設職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。

「グループワークの基礎」講座番号33
内容 福祉施設におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の基礎を解説。

 上記は当ブログ筆者が担当する研修の一部です。
この講座は、東京都福祉保健局の委託による、福祉・介護事業所対象の職場研修です。ブログ筆者等の派遣講師が出向きます。講師謝金・講師派遣 無料

詳しくは下記をクリック
東京都社会福祉協議会登録講師派遣事業


相談援助の理論と方法Ⅰ 前期第17回講義レジュメ概要3
 当ブログ筆者(専任教員)が、社会福祉士養成科(夜間部)にて、2015/8/5 に講義            
<レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>

2 ソーシャルワーク援助過程における契約の意義 テキストP170
*契約の意義①=対等性、自己決定の尊重を具現化

 契約の意義は、援助過程において対等な関係性を確立し、クライエントの自己選択、自己決定権を保障・尊重することにある。
・これらの理念の前提条件として、クライエントを信頼に値し、自己決定・問題解決の力を持つ存在とする、肯定的な視点、人間観が必要となる。

・医療においても、患者の権利の尊重を背景として、従来のパターナリズムの姿勢からインフォームドコンセントへと移行している。患者の、自己決定権の尊重につながる。
・ソーシャルワークにおける契約尊重の立場は、医療のインフォームドコンセントと同様である。
・権利の保障を図るアドボカシーと、クライエントの自己決定・選択の尊重は、ソーシャルワークの要である。

*人間への信頼感を取り戻す援助 伴走型ケースワーク
・伴走型の支援は、クライエントを信じることからはじまる。
 それは、全ての人は、かけがえのない存在であり、変化すること、成長することができる、お互いに深く関わることもできると信じることである。
 この援助者からの揺るがない信頼によって、クライエントは、自他への不信を乗り越え、自分自身を信じることができるようになる。人間への信頼感を回復するプロセスがはじまる。

*緩やかに繋がり、信じ合えるコミュニティの生活へ
 それは、人間として生きることの本質を取り戻すという精神的な支援の実践でもある。相互に尊重、尊敬し合い、繋がり、協力、調和と一体感を持ったコミュニティで共に生きる。親密な関係の中でこそ、人は生きていくことができる。
 人間支援の基本は、いかなる時も共にあるという確固とした姿勢にある。


*自尊感情を回復する相談援助
・生活の困窮のなかで、人は自信、意欲をも失ってしまう。
 社会的、心理的な困難な状況、つまり目に見える現状は容易には変わらなくても、パートナーシップによる支援の場というクライエントの居場所を創ることが、生き方を含めた全人的な支援の要点の一つである。
 クライエントは、決して独りではない。支援の場や生活するコミュニティのなかの一つの部分として存在し、そこに居場所がある。人間が、主体的な生き方と自らの居場所を取り戻すこと、併せて居場所における共感と分かち合いに至ることが、支援の目指すところでもある。
 何故なら、そこには孤立や心配からの解放、緩和が待っている-助け合い、相互の承認、痛みの共有による。

*コミュニケーションの促進 誇りと居場所を取り戻すということ
 具体的には、その居場所は非階層的、つまりヒエラルキーがない対等な場でなくてはならない。誰にでも責任と役割があり、全てのメンバーが共同体の感覚を持つ。
 また、個々の意見や感情を分かち合える、安全で相互に補完的なコミュニケーションを媒介とする。
 一人ひとりの自由な創造力、意欲が活かされ、自らの誇りを回復する場が切実に求められている。


*契約の意義②=協働作業、相互作用の促進
・ソーシャルワークは、クライエントの問題解決を代行するものではなく、双方が積極的に関与していく必要がある。契約は、問題解決を目指す過程が協働作業であることを具体化する。

*脱代行のソーシャルワーク 双方向のつながりの力
 問題解決の代行主義を脱し、クライエントの主体的な生き方を総合的に支援する、エンパワメントを徹底したソーシャルワークへと変革していく。
 契約によって、ソーシャルワーカーとクライエントの相互作用を促進する。双方向の関わりの力を引き出す。


*契約の意義③=問題解決のモチベーションの向上
・契約の合意形成の作業を通して、クライエントの問題解決への意欲を高める。
・援助者のクライエントへの信頼が本人の自己評価を高め、問題解決への自信を生み出し、意欲を高める。
・契約の内容には、目標やその達成方法、ソーシャルワーカーとクライエントの役割・課題・行動も含まれる。クライエントが、決定に参加することで自らの課題・行動の意味も理解し、意欲も高まる 略

<事例 契約事項:在宅介護を受ける高齢のクライエントの場合>

①援助のゴール
・在宅における自立生活の継続
②援助の方法
・現在の生活を支えるために、必要なフォーマル・サービスと、それ以外のサービスを見つけ出し,サービスが適切に受けられるように調整を行なう。
③援助者の役割
・必要なサービスが何かについてのアセスメント
・サービスをより良く提供する事業所・人々を把握し,それらの条件をクライエントに説明する。
・クライエントの選択に基づき,サービスをクライエントが使い易いように連絡・調整する。
④クライエントの役割
・援助者が収集したサービスの情報を聞き.自らにとって適切なものを選ぶ
・インフォーマル資源について、自分が援助を頼める人やグループなどを、援助者に伝える。有償サービスの使用希望の有無の表明
⑤サービス提供の条件
・各サービスにかかる費用(有償のものか無償かを明確に示す)
・契約内容の変更こ関して(再交渉が可能、変更も可能であること)
・援助の期間
・援助の進捗状況・成果の評価、見直しについて

<補足>
・契約段階では,大きく「利用者の問題状況の明確化」と「援助を提供したり,活用するうえでの内容・方法・諸手続きに関する明確化」という二つのことがらが含まれている 略
・また契約は,利用者と援助者との間で合意に達すれば変更される 略
・契約の過程で現れてくる両者間の顕在的・潜在的な不一致を早期にみつけ,それらを解消するための相互関係上の技能習得が援助者側に必要 略

*契約の方法
・契約の取り交わし方は,抵抗を示す利用者,疑い深い利用者,危機状態にある利用者など,特定の利用者やそのおかれている状況に応じて柔軟かつ適切になされていかなければならない。
 略 拒否的なクライエントの場合には,利用者との間に契約がうまく成立しない場合も考えられる。
 契約の活用は,問題や課題に対する取り組み方を明らかにし,問題解決過程自体が有する利用者と援助者との協働作業的な特質 略

<関連資料 バックナンバー>
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日本福祉教育専門学校社会福祉士養成学科 主催
ソーシャルワーク実践研究会 関心をお持ちの方、どなたでも参加可能です。
参加無料 参加申し込み不要、直接会場へ

 ソーシャルワーク実践研究会
は、子ども家庭福祉、地域福祉、貧困生活困窮者支援、高齢者や障害者福祉、スクールソーシャルワーク等、毎回さまざまなテーマで、本校社会福祉士養成学科の卒業生等の社会福祉士からの実践報告、現場レポートなどを行なっています。一般公開です。
また、それぞれの実践の経験からの知識を共有するディスカッションを行い、卒業生と在校生、教員、福祉施設職員、一般の参加者との交流の場ともなっています。卒業生と学生等の継続した学びとフォロー、交流会のオープンな集まりです。
  ソーシャルワーク実践研究会は、社会福祉士養成学科・養成科等の本校の学生や卒業生はもちろん、現場の福祉職員の方々や社会福祉に関心をお持ちの一般の皆様の参加も歓迎です。進路検討中の方もご参加ください。
 当ブログ筆者(本校専任教員)等の教員も参加予定です。
 (今回、当ブログ筆者は同日の学校説明会の担当のため、研究会後半に合流し、交流会にも参加します)

 本校等で学ぶ学生や進路検討中のの皆様、福祉施設や機関の職員の皆様、社会福祉に関心をお持ちの方も、是非ご参加ください。
 毎回、様々な人が集まる肩肘張らない研究会と交流会です。進路検討中の皆さん、福祉職員の皆様も、社会福祉の実際を率直に語り合うこの集まりに、お気軽にお立ち寄り下さい
 参加申し込みは不要です。直接、会場にお越しください。
 ブログ閲覧中の皆様の参加をお持ちしています。お気軽にお越し下さい


<今回のテーマ>
 ソーシャルワーク実践10年目を迎えて
 中堅ソーシャルワーカーの実践力をつけよう(2)


【内容】
1.ピア感覚とそれを越える事例との葛藤
2.貧困や生活困難事例に共感的理解をどう掘り起こしたか
3.社会的サポートシステムに乗れる事例への支援
4.サポートシステムから外れる事例への葛藤と自分なりの対応方式
5.ソーシャルワーカーの苦悩と割り切りと努力


◎語り手 
 宮本さん(平成17年度 社会福祉士養成学科卒業生)

◎聞き手 
 山田 明さん(三沢福祉会理事長、元天理大学教授、元日本福祉教育専門学校社会福祉士養成学科長)

<メッセージ>
 「中堅ソーシャルワーカーの実践力をつけよう」シリーズの第2回目です。
 「いい仕事をしてますねえ」と言われる、実践力を積み上げましょう。(聞き手 山田 明さんより)

日時 2015年8月29日(土)14:30から16:30(研究会の終了予定時刻)
会場:日本福祉教育専門学校 高田校舎(旧高田馬場校舎)(1階窓口近くに使用教室を掲示します)
 JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場駅」下車徒歩7分
 東京都豊島区高田3-6-15

参加費:無料(どなたでも参加できます、参加申し込みは不要です)

<日本福祉教育専門学校 高田馬場校舎 交通アクセス>
JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場駅」徒歩7分
 案内図です

<お問い合わせ先> 
 学校法人敬心学園 日本福祉教育専門学校
 電話:0120-166-255


日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
電話:0120-166-255


日本福祉教育専門学校 公式チャンネル - YouTube

*社会福祉士とは
  「社会福祉士及び介護福祉士法」により定められた、相談援助、運営管理、グループワーク等、ソーシャルワークに携わる専門職の国家資格です。
 各種の相談機関、福祉行政機関、福祉施設・団体、医療機関などにおいて,専門的知識と技術をもって,福祉サービス利用者の相談援助や,グループワーク、施設の運営管理、地域福祉活動等を行なう社会福祉専門職です。
 社会福祉士は、子ども、コミュニティ、障害者、貧困、女性、高齢者、更生保護等、多岐にわたる領域で、相談援助、社会貢献等の実務を担っています。
社会福祉士及び介護福祉士法

貧困問題と相談援助:当ブログ筆者講演の音声記録の一部を公開中
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