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社会調査の基礎 第9回講義レジュメ前半 標本調査、サンプリング、標本誤差、標本の代表性とは

社会調査の基礎 第9回講義レジュメ<前半> 2011/06/24 3時限
ソーシャルケア学科 にて講義

2章 量的調査の手順と調査技術・続き
4.調査の実施 テキストP49
○概要:標本調査
<標本とは何か>

*標本
 母集団から選び出した(=サンプリング)データの集まり。
*標本抽出
 母集団から標本(サンプル)を選び出す作業。
*標本調査
選び出した標本の調査結果を通じて、母集団全体を推定する調査。

・標本調査sample survey は、調査対象者全員を調査する全数調査とは違って,調査対象母集団(=対象者全員)から、一定の手続の標本抽出法(サンプリング)を経て一部を抽出し、その標本(サンプル)に限定した調査を行なう。その結果から全体(母集団)を推定する。
 標本調査では,選んだ標本が、母集団の特徴を十分に反映した代表的な標本であるかどうかを検討しなければならない。そのため,標本の抽出は慎重に行うことが必要である。

*標本調査を用いる場合とは
 ①全ての調査対象を調査することが困難、不可能な場合
 ②より詳細な調査を実施したい場合

・標本調査は、簡単な方法で、時間・経費・労力を節減することが可能
 反面:母集団の明確化、適切なサンプリングを要する
    全数調査に比べ、誤差を生ずる
    回収率が低ければ、代表制に欠ける

A 母集団と標本
1)母集団と標本の関係 P49

・標本調査において、調査対象の抽出=標本抽出・サンプリングは、調査における重要な過程である。
 何故なら、標本が母集団=調査対象の全体を代表するなら⇒⇒⇒標本から得られた調査結果は母集団へと一般化できる。

*全数調査:調査対象者全員から、調査の回答を求める調査である。

<標本抽出に関連する概念・用語>
【1】要素=調査単位
 調査単位とも称する。情報収集の単位、分析の基本。例:個人、家族、施設単位。

【2】母集団
 標本を含む調査対象の全体、その集団。

【3】統計値
 標本から変数を要約し、記述する数値。平均、分布等。母集団の予測に用いる。

【4】標本誤羞 テキストP51
 母集団の一部の要素を抽出することによる全体との誤差
 なお、「非標本抽出誤差」とは、質問文の不備、データ入力のミス、不在・回答拒否等による誤差である。

*標本の代表性
・標本集団が、母集団の状況を的確に反映していることを、「標本に代表牲がある」という。
・代表性ある標本を抽出するために、無作為抽出法を用いる

2)標本抽出法
・標本抽出の方法には,無作為抽出法と有意抽出法がある。
無作為抽出法においては,研究対象母集団(研究対象者全員)から調査対象者の選ばれる確率が等しくなるように,乱数表などを用いて標本を選んでいく。無作為抽出で選ばれた標本を確率標本あるいはランダム標本とよぶこともある。
一方,有意抽出法においては,確率ではなく,調査者が便宜的あるいは恣意的に標本を選んでいく。そのため,有意抽出法では,母集団の状況を推計することは非常に難しい。

B 無作為抽出法の原理 テキストP51~
 母集団(研究対象の全体)の中のすべてが等しく選ばれる確率がある。
また、調査員の主観、意図が入らないという長所がある。

*サンプリング台帳
 母集団を構成する要素を網羅したリスト。
標本抽出作業の前に、先ずこのリスト(台帳)を作成し,通し番号をふっておく準備が必要である。

*レジュメ後半に続く

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社会福祉士及び介護福祉士法
by yrx04167 | 2011-06-26 20:07 | Comments(0)