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相談援助実習指導 前期第12回レジュメ・前篇 7/4 実習記録の書き方 社会福祉士養成学科

相談援助実習指導 前期第12回 レジュメ<前篇> 2011/07/04
日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科1クラスAグループ

<今回のテーマ:相談援助実習と記録1
*相談援助のための記録の技術
*はじめに
・実習記録記入上の留意点。事例より。
 実習の日常活動と、実習の記録の関連について。
 実習スーパービジョンと実習の記録の関連について。

1節 記録の意義とその活用方法  相談援助の理論と方法ⅠテキストP264
1 記録の意

・記録業務と記録の活用。

・記録のミクロ・レベルの機能:業務の記録。
 記録のメゾ・レベルの機能:機関・施設としての責任の明確化
 記録のマクロ・レベルの機能:地域への施設・機関が果たすべき責任の明示

・クライエントへのサービス向上、機関の運営の活性化、ソーシャルワークの向上を目指すために、記録の役割がある。地域における実践も記録を要する

*記録業務のサイクル
1.記録を活用する目的を明確に設定し、
2.目的を達成するための作成方法と内容・様式等を決定し、
3.記録を効果性・効率性から見直し、評価・修正を行い、
4.記録を活用する

・記録はソーシャルワーク実践のなかの、管理業務として位置づけられる。

2 記録の活用目
 診断主義では、ケース記録の目的について、以下の4点に用いるとしている。
・サービスを適切にするための援助
・責任を果たすうえでの検討と評価を行うための管理
・知識の交換と技術の向上を図るための教育・指導
・新知識を発見し、社会計画や社会予防に資するための調査

・当時すでにケースワークの記録の意義は、相談というミクロ・レベルから、社会計画というマクロ・レベルまでを網羅していた。

・心理社会的アプローチでは、ケースワークの実務の向上やクライエントの保護の手段として、記録に残すことの必要性を述べている。

・日本においては、岡村の『ケースワーク記録法』の冒頭で、「記録は、専門的職業性と運営管理上の事務的能率の二重性がある」と記され、記録により専門的技術と知識に対する社会的信用を得ることが、専門的職業成立のためには必要であると指摘した。

・ケーグル(J・D.Kagle)は記録の目的が、サービスの供給の促進とであるとし、よりよいサービス提供が記録の主たる目的に位置づけられてきたと指摘した(2000年)。
 このケーグルの枠組みは10項目であり、記録の活用を誰に対して行うのかについて明確にした。
・クライエントのニーズの明確化、
・サービスの文書化、
・ケースの継続を維持する、
・専門職間のコミュニケーションの促進する、
・クライエントと情報を共有する、
・スーパービジョン、コンサルテーション、同僚間の再検討を促進する、
・サービスの過程とその影響をモニターすること、
・学生・専門職を教育する、
・管理上の課題に対してデータを提供する、
・調査・研究のためにデータを提供する。

*記録の目的に沿った記録業務の内容例
A.援助実践の自己内省のための記録の活

・ミクロ:援助内容の内省作業
・メゾ:把握状況の検討、面接情報・アセスメント・ モニタリング・援助計画

B.業務・援助の情報の管理・確認
・ミクロ:援助計画見直し、援助・会議の準備作業
・メゾ:管理体制の把握。ケースマネジメント(援助内容・アセスメント・モニタリング・援助計画)。
会議結果の把握。申し送り、ケースカンファレンス、スタッフミーティング
 確認作業体制の把握。スーパービジョン、コンサルテーション。
・マクロ:社会への説明責任。第三者評価、個人情報開示
            
C.調査・研究のための記録の活用
・ミクロ:聞き取り講査、個人票・面護内容の理解
・メゾ:閲き取り調査内容の把握(フォーカスグループ)
・マクロ:住民に対する予防策のためアンケート調査内容の把握

D.教育・訓練のための記録
・ミクロ:面接記述方法の習得、実習指導
・メゾ:グループ研修会企画・報告、実習生の閲覧など実習指導、方法の訓練計画・報告
・マクロ:家族の会開催通知・報告、予防プログラムの報告、広報・普及

*レジュメ後編に続

社会福祉士受験支援講座・教員日記 : 相談援助実習指導 前期第7回レジュメ・概要6/1 レジデンシャルソーシャルワークとは社会福祉士養成学科
<相談援助実習の実際 その2>
*面接・コミュニケーション技法の続き等


日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
 社会福祉士養成科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの夜間部(2コース)です

社会福祉士及び介護福祉士法


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○ケース記録 case record
・ソーシャルワークにおける個別援助過程で,利用者の「基本属性」から「アセスメント」情報,「援助計画」「援助経過」「事後評価」などについて記述する記録である。ケース記録は,専門的援助活動の資料として,利用者や環境から把握された事柄を可能な限り正確に記録していくことと,事実に基づいた援助者の評価を具体的に記載していくことなどが強調される。ケース記録の目的は,援助過程で直接活用することのほか,業務管理,法的義務,教育,研究資料などがあげられる。
by yrx04167 | 2011-07-07 12:29 | Comments(0)