児童や家庭に対する支援、高齢者支援 練習問題 児童相談所の業務、高齢期うつ病、せん妄、妄想とは
児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 練習問題
第26回社会福祉士国家試験受験対策講座 専門科目
問題14 児童相談所の業務内容に関する次の記述のうち,正しいものを一つ選びなさい。
1 児童福祉法に基づき,必要があると認めるときは児童の一時保護を行うこと。
2 児童福祉法に基づき,保育所への入所決定を行うこと。
3 児童福祉法に基づき,母子生活支援施設への入所決定を行うこと。
4 障害者自立支援法に基づき,児童デイサービスの給付決定を行うこと。
5 児童福祉法に基づき,児童委員を指揮監督し,業務の遂行に対して必要な指示を行うこと。
高齢者に対する支援と介護保険制度
練習問題
<社会福祉士国家試験受験対策 専門科目>
問題68 高齢期に生じる心理的な問題に関する次の記述のうち,適切なものを一つ選びなさい。
1 高齢期の認知症には,知的機能の低下とともに,BPSD(behavioral and psychological symptoms of dementia)と呼ばれる行動的・心理的症状が必ず伴う。
2 高齢期では,他世代に比べうつ病の有病率が低く,うつ病が自殺に結び付くことも少ない。
3 高齢期に見られる妄想の程度や頻度は,人間関係や周囲の人のかかわり方に影響を受けることはないと考えられている。
4 高齢者が抱える強い不安感情は,金銭や家族の問題についてのことがほとんどであり,身体的な問題に関連することは少ない。
5 せん妄とは,軽度の意識障害と認知や知覚などの混乱が伴う状態であり,高齢者の場合には生活環境や身体状態の変化でも生じ得る。
問題69 せん妄の対応に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 幻覚があるときは,それを真っ向から否定するようなことはしない。
B せん妄状態にあるときには,部屋を真っ暗にする。
C 穏やかで静かな調子で声をかける。
D せん妄を予防するために昼寝を勧める。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ○
2 ○ × ○ ○
3 ○ × ○ ×
4 × ○ × ×
5 × × ○ ○
<社会福祉士に関心をお持ちの皆様にお知らせ>
社会福祉士 相談援助の実際 説明会・相談会 担当:当ブログ筆者
11/7(木)18時から19時半 参加無料
会場:日本福祉教育専門学校高田校舎
当ブログ筆者(社会福祉士、本校専任講師)が、社会福祉士の実務の中心である、相談援助を中心に、社会福祉士の仕事の実際をご説明します。
社会福祉士は、医療機関の相談室や、子ども家庭福祉、福祉行政(児童・生活困窮者等)、社会福祉協議会、障害者の就労自立支援などの相談機関、福祉施設・組織で、心理社会的問題の解決・緩和を図る福祉相談援助の専門職です。
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<訂正あり、要確認>
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生活保護受給者を対象としたグループワーク ドヤ街「寿町」における実践報告と考察 当ブログ筆者の論文 : 社会福祉士受験支援講座・教員日記
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*当ブログ筆者が試験問題の解説を執筆
「2014社会福祉士国家試験過去問解説集 第23回―第25回全問完全解説」 中央法規出版
*解答と解説:せん妄、妄想、児童相談所の機能とは
親権喪失宣告
記憶障害,見当識障害,言語障害
気分障害とは 下記をクリック
問題14 答1
問題68 解答5
*せん妄
急性の意識障害。軽度~中等度の意識混濁を基盤とし,認知変化(例:記憶障害,見当識障害,言語障害)に,不穏,不安,焦燥,興奮,幻覚,妄想などの異常体験を伴う。脳器質性障害,脳機能に二次的に作用する一般身体疾患,アルコールや薬物の中毒・離脱などで生じる。認知症呆性疾患の随伴症状としても出現する。環境変化(例:入院,入所),睡眠不足,身体的疲労などのストレスが発現促進因子として関与していることが少なくない。
*妄想
根拠のないありえない内容であるにもかかわらず確信をもち、事実や論理によって訂正することができない主観的な信念。現実検討能力の障害による精神病の症状として生じるが、気分障害や薬物中毒等でもみられる。内容により誇大妄想・被害妄想などがある。
問題69 解答3.
*児童相談所
児童福祉法で都道府県に設置が義務づけられている行政機関。児童に関する各般の問題につき,家庭その他からの相談に応じ,児童および家庭につき必要な調査ならびに医学的・心理学的等の判定を行い,それらに基づいて児童および保護者の指導を行うとともに,児童を一時保護する等を業務とする。「児童の権利を保護することを主たる目的として設置される」(児童相談所運営指針)。
同法で,必要に応じ一時保護所を設けなければならないとされている。また,里親委託,児童福祉施設入所措置等の27条に基づき都道府県が採るべき措置の権限を児童相談所長に委任できると規定されており,大半の都道府県が委任している。児童相談所長は16条の2第2項各号に該当する者から任用されるが,専門性の低さが指摘され,2000年の児童福祉法改正で,社会福祉士を加えるなど基準が厳格化された。所員として,ソーシャルワーカーである児童福祉司,精神科医,心理判定員,保育士,児童指導員等がいる。
*児童相談所の機能
児童相談所は,相談や住民からの要保護・被虐待児童通告等に応じて,①児童・家庭の調査,医学的・心理学的等の判定,②児童および保護者の指導,③児童の一時保護,④児童家庭支援センター等に指導させる,⑤児童を里親に委託または児童福祉施設に入所させる,⑥虐待等の場合の立入調査,⑦親権濫用等の場合に家庭裁判所へ親権喪失宣告を請求する等,広範な権限・機能を有している。加えて関係機関の連携と地域組織化の中心的な役割も求められている。
第26回社会福祉士国家試験受験対策講座 専門科目
問題14 児童相談所の業務内容に関する次の記述のうち,正しいものを一つ選びなさい。
1 児童福祉法に基づき,必要があると認めるときは児童の一時保護を行うこと。
2 児童福祉法に基づき,保育所への入所決定を行うこと。
3 児童福祉法に基づき,母子生活支援施設への入所決定を行うこと。
4 障害者自立支援法に基づき,児童デイサービスの給付決定を行うこと。
5 児童福祉法に基づき,児童委員を指揮監督し,業務の遂行に対して必要な指示を行うこと。
高齢者に対する支援と介護保険制度
練習問題
<社会福祉士国家試験受験対策 専門科目>
問題68 高齢期に生じる心理的な問題に関する次の記述のうち,適切なものを一つ選びなさい。
1 高齢期の認知症には,知的機能の低下とともに,BPSD(behavioral and psychological symptoms of dementia)と呼ばれる行動的・心理的症状が必ず伴う。
2 高齢期では,他世代に比べうつ病の有病率が低く,うつ病が自殺に結び付くことも少ない。
3 高齢期に見られる妄想の程度や頻度は,人間関係や周囲の人のかかわり方に影響を受けることはないと考えられている。
4 高齢者が抱える強い不安感情は,金銭や家族の問題についてのことがほとんどであり,身体的な問題に関連することは少ない。
5 せん妄とは,軽度の意識障害と認知や知覚などの混乱が伴う状態であり,高齢者の場合には生活環境や身体状態の変化でも生じ得る。
問題69 せん妄の対応に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 幻覚があるときは,それを真っ向から否定するようなことはしない。
B せん妄状態にあるときには,部屋を真っ暗にする。
C 穏やかで静かな調子で声をかける。
D せん妄を予防するために昼寝を勧める。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ○
2 ○ × ○ ○
3 ○ × ○ ×
4 × ○ × ×
5 × × ○ ○
<社会福祉士に関心をお持ちの皆様にお知らせ>
社会福祉士 相談援助の実際 説明会・相談会 担当:当ブログ筆者
11/7(木)18時から19時半 参加無料
会場:日本福祉教育専門学校高田校舎
当ブログ筆者(社会福祉士、本校専任講師)が、社会福祉士の実務の中心である、相談援助を中心に、社会福祉士の仕事の実際をご説明します。
社会福祉士は、医療機関の相談室や、子ども家庭福祉、福祉行政(児童・生活困窮者等)、社会福祉協議会、障害者の就労自立支援などの相談機関、福祉施設・組織で、心理社会的問題の解決・緩和を図る福祉相談援助の専門職です。
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<訂正あり、要確認>
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貧困問題と相談援助:9月5日に開催された当ブログ筆者講演の一部の音声記録を公開中
*当ブログ筆者が試験問題の解説を執筆
「2014社会福祉士国家試験過去問解説集 第23回―第25回全問完全解説」 中央法規出版
*解答と解説:せん妄、妄想、児童相談所の機能とは
親権喪失宣告
記憶障害,見当識障害,言語障害
気分障害とは 下記をクリック
問題14 答1
問題68 解答5
*せん妄
急性の意識障害。軽度~中等度の意識混濁を基盤とし,認知変化(例:記憶障害,見当識障害,言語障害)に,不穏,不安,焦燥,興奮,幻覚,妄想などの異常体験を伴う。脳器質性障害,脳機能に二次的に作用する一般身体疾患,アルコールや薬物の中毒・離脱などで生じる。認知症呆性疾患の随伴症状としても出現する。環境変化(例:入院,入所),睡眠不足,身体的疲労などのストレスが発現促進因子として関与していることが少なくない。
*妄想
根拠のないありえない内容であるにもかかわらず確信をもち、事実や論理によって訂正することができない主観的な信念。現実検討能力の障害による精神病の症状として生じるが、気分障害や薬物中毒等でもみられる。内容により誇大妄想・被害妄想などがある。
問題69 解答3.
*児童相談所
児童福祉法で都道府県に設置が義務づけられている行政機関。児童に関する各般の問題につき,家庭その他からの相談に応じ,児童および家庭につき必要な調査ならびに医学的・心理学的等の判定を行い,それらに基づいて児童および保護者の指導を行うとともに,児童を一時保護する等を業務とする。「児童の権利を保護することを主たる目的として設置される」(児童相談所運営指針)。
同法で,必要に応じ一時保護所を設けなければならないとされている。また,里親委託,児童福祉施設入所措置等の27条に基づき都道府県が採るべき措置の権限を児童相談所長に委任できると規定されており,大半の都道府県が委任している。児童相談所長は16条の2第2項各号に該当する者から任用されるが,専門性の低さが指摘され,2000年の児童福祉法改正で,社会福祉士を加えるなど基準が厳格化された。所員として,ソーシャルワーカーである児童福祉司,精神科医,心理判定員,保育士,児童指導員等がいる。
*児童相談所の機能
児童相談所は,相談や住民からの要保護・被虐待児童通告等に応じて,①児童・家庭の調査,医学的・心理学的等の判定,②児童および保護者の指導,③児童の一時保護,④児童家庭支援センター等に指導させる,⑤児童を里親に委託または児童福祉施設に入所させる,⑥虐待等の場合の立入調査,⑦親権濫用等の場合に家庭裁判所へ親権喪失宣告を請求する等,広範な権限・機能を有している。加えて関係機関の連携と地域組織化の中心的な役割も求められている。
by yrx04167
| 2013-11-19 00:25
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