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模擬問題 心理学理論と心理的支援、相談援助の理論 災害時の心のケア、PTSD、マズロー欲求段階説とは

社会福祉士試験模擬問題 受験対策直前講座
相談援助の理論と方法
問題28 災害発生時の心のケアについて,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 援助者も,外傷後ストレス障害(PTSD)を発症する危険性がある。
B 原子力災害発生後の周辺住民への対策は,情報伝達活動,アウトリーチ活動,相談窓口における相談活動に大別される。
C 健康危機管理には,心のケアは含まれない。
D 学校では,災害発生直後から養護教諭のみが家庭訪問を行う。
(組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ × ×
2 ○ × × ○
3 × ○ ○ ○
4 × ○ ○ ×
5 × ○ × ○


問題29 グループワーク・集団援助技術において、援助者がプログラムについて留意すべき点に関する次の記述のうち,適切なものを一つ選びなさい。  14回29

1 プログラムの達成が、援助のための手段ではなく目的である。
2 プログラムの計画段階から、利用者にも参加してもらう。
3 プログラムを迅速に展開させるため,活動を援助者が代替する。
4 一度立案したプログラムは、活動終了まで変更しない。
5 プログラム活動をメンバーに委ね,援助者はそれに関与しない。

*心理学理論と心理的支援(心理学)練習問題
<社会福祉士・精神保健福祉士受験対策 共通科目>
問題43 欲求や動機づけに関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。


A マズロー(Maslow,A.)は,基本的な欲求を優先度により3段階に階層づけた。
B 強い不安や不快感から自分を守り,無意識的に現実へ適応しようとする自我の働きが,「防衛機制」である。
C 何らかの障害により,行動の発現が妨げられ,そのうえ対処行動もうまくいかなかった場合に生じるのが,「ホメオスターシス」である。
D ある目的を遂行することによって得られる報酬への欲求だけではなく,目的を完遂することへの欲求が,「自己実現動機」である。
(組み合わせ)
  A  B  C  D
1 ○ ○ × ○
2 ○ × × ×
3 × ○ ○ ×
4 × ○ × ×
5 × × ○ ○

問題44 記憶に関する次の記述のうち,誤っているものを一つ選びなさい。

1 短い時間,あることを記憶にとどめておくのと同時に,認知的作業を頭の中で行う記憶をワーキングメモリーという。
2 ある特定の時間と場所での個人にまつわる出来事の記憶をエピソード記憶という。
3 一般的な知識などについての記憶を意味記憶といい,加齢の影響はほとんどないとされる。
4 将来や未来に関する記憶を展望的記憶といい,友人と会う約束の時間や場所などの内容を含む。
5 「1980年の夏,どこかへ旅行に行ったこと」などの,その人自身に関する経験の記憶を手続き記憶という。

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*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です

<お知らせ 当ブログ筆者+本校卒業生社会福祉士の実践報告>
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*解答・解説:マズロー、自己実現、グループワークとは 下記をクリック



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<解答>
問題28 答1
 ○ ○ × ×

問題29  解答2
1 × プログラムは、援助目標達成の手段。
2 ○ 利用者の参加が必要である。
3 × 援助者は、利用者のプログラムへの参加を助ける役割である。
4 × 援助目標の達成のために、必要に応じてプログラムの過程の変更も必要である。
5 × 必要に応じて、適切な介入が必要。

*心理学理論と心理的支援(心理学)練習問題<社会福祉士・精神保健福祉士 共通科目>
問題43  解答4

問題44  解答5


<解説>
*マズローMaslow, Abraham Harold (1908-70)
 アメリカの心理学者で,欲求段階説の提唱者として知られる。人間の欲求・動機を階層構造として捉え,生理的欲求,安全欲求,社会的欲求,尊敬欲求,そしてその頂点に自己実現があるとし,低次元の欲求が満たされてはじめてより高次元の欲求の満足が求められるという考え方を提示した。病理現象を扱う傾向の強い旧来の心理学へのアンチテーゼとして,人間の成長性・全体性・創造性を強調した心理学を提唱。彼の理論は,人間の動機づけに関する経営論にも大きな影響を及ぼした。1962年にはアメリカ心理学会会長をつとめた。[主著] Motivation and Personality, 1954 ; Toward a Psychology of Being, 1962.

*自己実現 self-realization
 心理学においては,マズローの五段階欲求説の最終段階として有名である。自己実現は,ある個人が自分の能力や可能性をあますところなく発揮し,その結果としての創造的活動,自己の成長を望む欲求をさす。また自己実現は,哲学や思想の領域でも扱われる概念であり,その包含するものは領域によって広くさまざまである。

*解説:グループワーク
 グループによる意図的なプログラム活動やグループの相互作用を活用して個人の成長をめざし,個人,集団,社会のさまざまな問題への効果的な対応を支援するもの。

 グループワーク実践の源流は,19世紀のイギリスやアメリカにおけるセツルメント運動,YMCAに代表される青少年団体運動,レクリエーション運動,成人教育運動,その他の社会改良運動にみられる。その後,理論的に体系化されたのはアメリカにおいてであるが,1935年に全米社会事業会議(National Conference of Social Work)にグループワーク部門が設置されてもなお,グループワークがソーシャルワークに属するのか,あるいは他の教育やレクリエーションに属するのかについて論争が絶えず,グループワークがソーシャルワークのなかに位置づけられるにはさらに時間がかかった。第二次世界大戦後,ようやくグループワークがソーシャルワークの方法であるとの考え方が共通理解を得るようになった。

 グループワークが他のグループ活動やグループ体験と異なる特徴は,それがソーシャルワークの共通基盤に基づいた実践であり,グループメンバーの成長や問題の解決を目標とし,プログラム活動を用いた意図的なワーカーの介入とグループによる相互作用を活用することにある。

 グループワークの援助媒体は,グループワーカーがグループの目的を達成するために用いる手段のことで,主に次の四つがあげられる。
①グループワーカーとメンバー間の専門的援助関係,
②メンバーの相互作用,
③プログラム活動,
④社会資源である。
 特にグループワークに特徴的な援助媒体は,メンバーの相互作用とプログラム活動である。グループワークでは,ワーカーとの援助関係とは異なる,グループ特有のメンバー同士の関係が互いを支え合うことに役立つ。一方,プログラム活動は,グループの目的にそって展開される活動で,メンバーの参加,相互作用の促進,グループ意識の高揚等さまざまな意義がある。

 グループワークのモデルは,初期のモデルからの変遷を経て現代では主に次の三つがあげられる。
①社会的諸目標モデル:最も伝統的なモデルで,コミュニティ・オーガニゼーションに近い。個人およびグループは潜在的に社会問題の解決に影響を及ぼす能力があるとの考えから,ワーカーはグループ過程を促進して,個人やグループを取り巻く環境の変革に取り組む。
②治療モデル:ヴィンターによって構築されたモデルで,最もリスクの高い問題を抱えるクライエントを対象として,彼らに望ましい変化をもたらすためにグループが意図的に構成される。その後ガーヴィン(Garvin, C.)やグラッサー(Glasser, P.)によって引き継がれ,「予防的およびリハビリテーション的モデル」ともよばれる。
③相互作用モデル:シュワルツによって発展したこのモデルは,個人と社会を有機的・体系的な相互援助システムと捉え,ワーカーは個人と社会が主体的に望ましい関係を結べるよう両者間の媒介の役割をすることから,「媒介モデル」ともよばれる。


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by yrx04167 | 2014-01-21 15:06 | Comments(0)