人気ブログランキング |

相談援助の基盤第1回講義レジュメ 認定社会福祉士、生活困窮者対象グループワーク実践とは 引きこもり相談

相談援助の基盤と専門職 第1回講義レジュメ概要
 当ブログ筆者(本校専任教員)が、社会福祉士養成学科(昼間部1年課程)にて、2015年4月6日(月)に講義            
<レジュメ完全版は講義にて配布。解説の詳細は講義にて>


担当教員の実践事例から
 生活困窮者、生活保護受給者を対象としたソーシャルワーク実践に関して。
 貧困領域のグループワーク実践、地域福祉活動を中心に。
 参考文献・資料から。 略 詳細は講義にて

・筆者のこの科目の講義では、ソーシャルワーク実践の現場と、ソーシャルワークの価値、歴史、理論を往復しながら学ぶ。
 現状と理論、理念との対話が重視される。ソーシャルワーク実践と直結した講義を志向する。
 つまり、ソーシャルワークの価値、理想、理念は、文献やキャンパスのような場所にしまっておくためにあるのではなく、援助者とその実践のなかでこそ、活きる、活かされものである。


*科目の概要
 相談援助・ソーシャルワークは、総論を「相談援助の基盤と専門職」、各論は「相談援助の理論と方法」等の科目において、講義形式で学ぶ。
 また、「相談援助演習」と「実習指導」において、ソーシャルワークの実践とその現状を、参加型、演習形式で学ぶ(例 ディスカッションやロールプレイ)。加えて実習において、ソーシャルワークの現場に参加することにより、ソーシャルワークの体得を図る。
 ソーシャルワークをこれら四つの軸で学ぶ。

*この科目で学ぶ具体的な事柄
・ソーシャルワークの価値・倫理と、関連する課題。倫理的ジレンマ。
・フィールド・支援の対象と、価値・倫理、自己(自己覚知)。
・実践と理論の往復・対話の必要性-理論や経験偏重の落とし穴。

・多様な個性を持った福祉専門職が実践を行うことが、社会福祉事業としての幅広さ、深さに繋がる-ソーシャルワークの価値を緩やかに共有し、それぞれが専門職として成長し、相互に違いを受け容れ合うならば。
 専門職や学生は、一匹狼ではなく、そうなってはならない。良い実践、学びをするには、様々な人々との協働、支えが必要不可欠である。

・ソーシャルワークにおける集団の重要性、集団凝集性とわれわれ感情。 略


<テキスト「はじめに」>
*概要
・今日の生活問題の特徴とは、多様化と、問題の重複(例:家族問題+貧困+精神疾患+問題行動+社会的孤立)が挙げられる。社会的孤立、多問題家族等。 テキスト「はじめに」

*ソーシャル・インクルージョンの実践 孤立から包摂へ
・社会的孤立は、社会福祉の各分野共通の課題である。
 人間は一人では生きていけない。周囲と繋がって生きている-人間の社会性。
 人間は誰もが、他者との繋がり、関わり、支え合いを希求する想いを抱いている。
 繋がりを結ぶのもソーシャルワークの働きの一つである。

 孤立-いつも一人、共に過ごし分かち合う人がいない。誰にも相談できない、誰にも分かってもらえない-人間にとって最大の苦痛とも言えよう。
・皆さん自身は、誰に相談出来るか、頼れるか、支えられているか

・ソーシャルワークは、生存・生活の支援、「苦境の軽減」、QOLの向上等のために、人間の内面(心理)と周囲の環境(社会)、その接点に働きかける、ミクロからマクロにわたる人間支援の専門技術である。
 今日的には、当事者の主体的な問題解決や、地域生活の総合的な支援、地域社会への働きかけ、コミュニティづくりが重要とされ、サポート・ネットワークと組織、支援のコーディネートが求められる。
・総合的かつ包括的な相談援助-地域を基盤とする。
 地域の課題は地域で解決する-個別支援と地域支援の連結。 テキスト「はじめに」後半

・「媒介」が、昔も今も変わらない重用な責務である。支え合い・相互扶助を繋ぎ、再構築する専門職でもある。

*ソーシャルワークの前提としての「社会」
・社会福祉士は、社会のなかで機能する-それぞれの「社会」 テキスト
・貧困領域の多様な「社会」
 当事者の生活歴のなかの、精神病院、外国人労働者、刑務所、支援者側の宗教者等。
「社会」を学んだ。多様な施設、病院、学校も一つの社会であり、人はそれぞれの社会で生きてきた。それぞれ違うマナー、文化がある。
・専門職を目指す中で、違う社会を知り、交流することの必要性がある。
 自分とは異なる社会、人々を理解することについて、勇敢であるべき-このことについては、交流という経験にまさるものはない。


1章1節 社会福祉士の役割と意義
*補足:ソーシャルワーカー=社会福祉士の役割 (具体的には)

・ソーシャルワーカーとは、ミクロからメゾ、マクロにわたるソーシャルワーク実践を行う専門職である。
・相談援助(面接と訪問によってクライエント問題解決、成長、自己実現等を支援する)
・コーディネーター的業務 (クライエントのニーズと社会資源との連絡調整、利用支援等)
・ボランティア等のインフォーマルなサポートのネットワーク構築
・グループワーク、レクリエーション指導
 プログラムとは。
・地域福祉活動、調査、社会活動(社会資源の修正・開発) 等
・就労支援
・総じて、ソーシャルワーカーは、クライエントとその生活、社会環境等の全体を捉え、総合的な支援を行なう専門職と言えよう。 略

*ソーシャルワークを構成する要素 略

*ソーシャルワークの使命 苦境を軽減しそれぞれの生き方を支える
・ブトゥリムによれば、ソーシャルワークの使命は、人間の「苦境の軽減」にある。
「ソーシャルワーカーは、人間の生き方について、基本的な関心を持っている。
そのような問題は、モラルを抜きにしては考えられない。それは、「望ましい人生」とは何か、(ここでいう望ましい人生の促進とは、抽象的なはるか遠くの思想にかかわることではなく、ひとりの人間あるいは人間集団の具体的な生活状況にかかわることである)これらに関するある種の信念と、望ましい人生をいかに求めていくかという、方法に関する倫理的な考察が基になっているはずである。ソーシャルワークは、現実的であるために哲学的でなければならない。"
(Z.T.ブトゥリム(川田誉音訳)『ソーシャルワークとは何か』川島書店、P59~63等 1986)

・生き方の問題とは、全人的な課題とも言える。
 生きるうえで避けられない問題があるときに、当事者の向き合う姿勢、決心と、それに寄り添い支える働きが重要となる。
・ストレングスを中心とした実践
 人間は、問題に立ち向かうことを決めたならば、思っていたよりも自分が強いことを、自分の能力、可能性に気付くことが多い。人は皆、自分で思っているよりも、様々な強さ、素晴らしさ等を持っている。これらのメッセージを人々に伝え続けていくことが、求められている


 事例:アルコール依存症 略


*解説:QOL  quality of life 略

1 社会福祉士及び介護福祉士法における位置づけ テキストP2
<受験対策ポイント>

 わが国におけるソーシャルワーカーの国家資格としては,1987(昭和62)年「社会福祉士及び介護福祉士法」によって社会福祉士が創設された。また、97年には精神保健福祉士が創設されている。 略

*社会福祉士の資格特性
・社会福祉士及び介護福祉士法より
(定義)
第2条 この法律において「社会福祉士」とは、第28条の登録を受け、社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者(第47条において「福祉サービス関係者等」という。)との連絡及び調整その他の援助を行うこと(第7条及び第47条の2において「相談援助」という。)を業とする者をいう。

<社会福祉士及び介護福祉士法 改正のポイント>
*定義規定の見直し
第2条「指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者(第47条において「福祉サービス関係者等」という。)との連絡及び調整その他の援助を行うこと」
*義務規定の見直し
(誠実義務)
第四十四条の二  社会福祉士及び介護福祉士は、その担当する者が個人の尊厳を保持し、その有する能力及び適性に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、常にその者の立場に立つて、誠実にその業務を行わなければならない。
(連携)
第四十七条  社会福祉士は、その業務を行うに当たつては、その担当する者に、福祉サービス及びこれに関連する保健医療サービスその他のサービス(次項において「福祉サービス等」という。)が総合的かつ適切に提供されるよう、地域に即した創意と工夫を行いつつ、福祉サービス関係者等との連携を保たなければならない。
(資質向上の責務)
第四十七条の二  社会福祉士又は介護福祉士は、社会福祉及び介護を取り巻く環境の変化による業務の内容の変化に適応するため、相談援助又は介護等に関する知識及び技能の向上に努めなければならない。
 他、資格取得方法の見直し、任用・活用の促進。
(平成19 年12 月「社会福祉士及び介護福祉士法等の一部を改正する法律」(平成19 年法律第125 号)

・社会福祉士及び介護福祉士法
 社会福祉士・介護福祉士の資格を定め,業務の適正と福祉の増進への寄与を目的(同法1条)に1987年・昭和62年に制定された法律(昭和62年法律30号)。

*社会福祉士の資格特性
・杜会福祉士及び介護福祉士は名称独占資格ではあるが、業務独占資格ではない。
 略
・社会福祉士となる資格を有する者が社会福祉士となるには、社会福祉士登録簿に、氏名、生年月日その他厚生労働省令で定める事項の登録を受けなければならない(同法第28条)

・認定社会福祉士  テキスト参照
・認定上級社会福祉士  同上

*補足:「相談」の一般的な意味
 略

*社会福祉における「相談」 略

*クライエント 略
支援のための知識-対象集団の理解が必要である。
また個別の当事者から学ぶという姿勢も、ソーシャルワーク専門職として求められる。


*用語解説:地域包括支援センター

貧困問題と相談援助:当ブログ筆者講演の音声記録の一部を公開中

日本福祉教育専門学校 公式チャンネル - YouTube

日刊 社会福祉ニュース 関連情報クリップ
引きこもりや高校中退 無料相談会カフェ
2015/03/23 00:00 【中日新聞】

引用「富山まちなかバザール「越中大手市場」が二十二日、富山市で始まった。ことしは不登校や引きこもり、高校中退など学校に関する悩みを持つ若者や保護者を対象にした無料相談会「たんぽぽカフェ」(北陸中日新聞など後援)が初めて出店した。
 星槎国際高校富山学習センターと、NPO法人星槎教育研究所が主催し、相談に乗った。「不登校の新中学三年の子どもの進路で悩んでいる」といった相談が寄せられた。
 カフェは「人を認める」「仲間をつくる」「人を排除しない」を綿毛のように多くの人に伝えるとの願いを込めて「たんぽぽカフェ」と名付けた。
 会場では、町づくりの活性化策を学ぶ在校生一~三年生四人が、皿回し、けん玉、こま回しといった昔ながらの遊びを来場者に教える催しもあり、人気だった」。引用ここまで

高浜の障害者用トイレ一目で NPO法人がマップ
2015/03/27 00:00 【中日新聞】

引用「障害者雇用を支援する高浜町のNPO法人「おひさま」が町内二十四カ所の障害者用トイレの場所が一目で分かるマップを作成した。
 マップは町内全域図に、観光施設やカフェ、スーパーなどの場所を掲載。障害者用トイレがある場所に目印を付けた。障害者手帳の提示で、料金が割引になるサービスの情報なども載せている。
 作成のきっかけは、昨年十二月に障害者の家族から「冬場になると、引きこもりがちになる。出掛けたいが、トイレが心配」との相談だった。おひさまと住民団体「るるるの会」の約十人が協力して町内の施設を回り、障害者用トイレの有無を確認。ポケットティッシュに詰めて配布する。その詰める作業も、障害者の就労支援の場として活用した。
 おひさま理事長は「障害者の外出のきっかけになるだけでなく、町内の施設にも、バリアフリー化を意識してもらえるようになれば。誰もが気軽に外出できる町にしたい」と話している」。引用ここまで

社会福祉士 相談援助入門講座2 医療ソーシャルワーカー相談室、心理社会的問題とは 引きこもり出張相談

社会福祉士相談援助入門講座6 社会福祉協議会コミュニティワーク、アウトリーチ、子どもシェルターとは

社会福祉士相談援助講座第13回 里親委託、児童相談所、子ども家庭支援とは 障害者就労支援農業

社会福祉士相談援助講座第14回 児童自立支援施設 国立武蔵野学院、児童養護施設とは 障害者演劇

社会福祉士 相談講座第15回 アスペルガー症候群、大人のADHDとは ニートのコミュニケーション能力と就労

社会福祉士 相談講座第16回 高次脳機能障害、重度障害者グループホーム、重度障害児放課後デイサービスとは

社会福祉士 相談援助講座第17回 教育扶助、住宅扶助、生活保護窓口とは 子どもの貧困と栄養、家庭環境調査



<ブログ閲覧中の皆様へ 学生・卒業生・一般の皆様>
ソーシャルワーク実践研究会 卒業生社会福祉士の現場報告 一般公開 卒業生、4月入学の学生、ブログ閲覧中の皆様
日時 2015年4月18日(土) 14:30から16:30(研究会の終了予定時刻)

会場:日本福祉教育専門学校 高田校舎(旧高田馬場校舎)
 毎回さまざまなテーマで、本校卒業生の社会福祉士からの実践報告や、それぞれの経験からの知識を共有するディスカッションを行っています。当ブログ筆者(本校専任講師)等の教員も参加予定です。2015年3月の卒業生の方々や、この4月に入学の学生の皆さん、もちろん他の年次の卒業生、福祉職員の皆様も、是非ご参加ください。参加申し込みは不要です。

*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部(通学)です
 社会福祉士養成科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの夜間部(2コース、通学)です。
 日本福祉教育専門学校 電話:0120-166-255



<当ブログ筆者 最新>
『職業訓練生たち-1年目職員が感じた介護&ストレス』
「介護人材Q&A 2015年2月号」,産労総合研究所

by yrx04167 | 2015-04-11 12:25 | Comments(0)