第31回 社会福祉士、精神保健福祉士試験直前出題予想 事例問題 解答速報まとめ


社会福祉士試験予定 平成30年度
試験日 2019年 平成31年2月3日 日曜 第31回
合格発表 平成31年3月15日(金曜日)

第31回 社会福祉士・精神保健福祉士国家試験 事例問題等 直前出題予想 2019年 平成31年
 国家試験直前ですが当ブログ筆者が、事例問題等の出題予想をします。
 今回(31回 2019年)の問題の難易度は、前回(30回)より、やや難しくなると思われる。
 難しくなった印象を与えため、近年、よく登場する用語等に気をつけよう。

「子ども食堂 こども食堂」に関する事例問題
 ポイントは、子どもの貧困への住民の支援の思いから、各地域において子ども食堂は急速に拡大した。
 実際は、多様な子ども、高齢者を含めた多世代交流、食を接点とした「地域共生社会」の具体的な地域福祉活動といえる。 子ども食堂は子どもと家族を支える地域活動、子育て、住民の相互支援の成功した活動形態と言えるだろう。また、食事の支援を端緒とする住民主体の地域資源の開発という側面もある。

 厚生労働省HPより(厚生労働省サイト検索 下記の通知で)
 平成 30 年 6 月 28 日
ら抜粋「地域のボランティアが子どもたちに対し、無料又は安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供する取組を行う、いわゆる子ども食堂(子どもに限らず、その他の地域住民を含めて対象とする取組を含みます。以下単に「子ども食堂」といいます。)が、各地で開設されています
 子ども食堂は、子どもの食育や居場所づくりにとどまらず、それを契機として、高齢者や障害者を含む地域住民の交流拠点に発展する可能性があり、地域共生社会の実現に向けて大きな役割を果たすことが期待されます」引用ここまで

出題予想
燃えつき 事例問題
職場のメンタルヘルス、ストレスチェック
社会福祉の職場のメンタルヘルスケアの推進、スーパービジョン
ワークライフバランス、働き方改革

ギャンブル依存症、依存症治療・リハビリテーション 事例問題
自助セルフヘルプ・グループ

LGBT、セクシャル・マイノリティ、性同一性障害 子ども 事例問題
当事者活動

災害(地震、台風等) 事例問題
災害時の危機介入
避難所に関連した問題

施設と地域のコンフリクト 事例問題
 例えば、各分野の社会福祉施設の新設、移設時に、施設利用者等への偏見や誤解、理解不足によって、地域住民などから近隣立地への反対を受ける紛争(conflict)のことである。しかし、この紛争の経験が、施設と地域の関係形成、相互理解の契機の可能性もあり、共生と交流が図られた事例もある。

地域共生社会 事例問題
 地域共生社会とは、制度・分野ごとの縦割りや「支え手」「受け手」とい
う関係を超え、地域住民や地域の多様な主体が「我が事」として参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えて「丸ごと」つながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域を共に創っていく社会

「「地域共生社会」の実現に向けて(当面の改革工程)」を、「我が事・丸ごと」地域共生社会実現本部で決定。H29年
改革の骨格
地域課題の解決力の強化
地域丸ごとのつながりの強化
地域を基盤とする包括的支援の強化
専門人材の機能強化・最大活用

地域生活支援事業

*その他、事例問題等 直前出題予想
・地域包括ケア、住民参加型の地域福祉活動(例 認知症カフェ)
 町内会・自治会等との地縁組織と地域福祉活動
・アウトリーチ
 生活困窮者、一人暮らし高齢者等の社会的孤立、孤立死予防、見守り、民生委員
・児童虐待、家族問題への支援
 
ドメスティックバイオレンス
・多様性の尊重 コミュニティ
・スクールソーシャルワーカー
・コンプライアンス

<下記を確認 当ブログ バックナンバー>

<直前予想 事例問題 子ども食堂>
問題1 次の事例を読み、社会福祉協議会の職員として、子ども食堂(地域食堂)の立ち上げの支援を行うA社会福祉士の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
【事例】
 B市社会福祉協議会では、地域住民の支え合い、多様な子どもの成長を地域が支えることや子育て支援、多世代交流等を図るため、子ども食堂(地域食堂)の立ち上げと活動の継続の支援を実施している。B市内のC団地における子ども食堂設立・準備会議をB市社協のA職員が加わって開催することになった。その地域の町内会役員や民生委員、近隣小学校の読み聞かせボランティア、参加の意思を表明している住民等が集まり、初回の会議が行われた。

1 会議の途中から、町内会の役員ばかりが発言するようになり、役員の提案した方針に決定しそうになったため、このままでは住民主体の活動の障害になると思われたので、A職員がリーダーシップを握った。
2 生活に困窮した子どもはC団地にもいるはずであり、その成長や教育にも関わる危機が迫っていることが確実であるので、会議の意向は確認せず、困窮した子どもに対象を限定した食堂を直ちに開始させる。
3 子ども食堂設立の準備を確実に進めるために会議の継続が欠かせないと考え、会議の冒頭に次回の会議の日時と開催場所について決めることを最優先した。
4 社会福祉協議会の職員として会議を常に主導し、他の参加者に地域福祉の現状と課題について教示し、地域福祉活動の一翼を担うことを強く働きかけた。
5 会議には地域住民の有志も参加しているため、会議の開始時には自己紹介や、各自の思い等を丁寧に説明することにより、つながりや連携を深めように促進した。

問題1 答5
1 × 誤り
 各地域社会によって、コミュニケーションやリーダーシップ等に違いがある。特徴を活かしながら、その地域、人々に合ったより良い方法を考えていくことがコミュニティワークにとって重要である。強引に専門職がリーダーシップを握ろうとするのは適切でない。
2 × 誤り
 社会福祉協議会やA職員だけで活動を主導するのではなく、住民主体を基本に、関連する組織と協働で、活動を進めることが重要となる。
3 × 誤り
 地域福祉活動推進のためには、継続的な会議の開催は重要であるが、冒頭の議題にするのは適していない。事前の連絡時に決めるか、または会議の終盤に調整する方が適切である。初回の会議であるから、冒頭には自己紹介や、どのような子ども食堂を目指したいのか等のワークショップのプログラムの方が必要であろう。
4 × 誤り
 設問のような社協職員、専門職のリーダーとしての姿勢では、住民主体の地域福祉の原則に反すると考えられ、適切でない。
5 ○ 正しい
 子ども食堂の立ち上げ、活動の推進という目的を共有し、地域住民や関係する組織、関係者が顔の見える関係を構築することで、活動の開始と新たな課題の発見や連携を図れる。A職員には、ファシリテーターとしての役割が求められている。


<直前予想 事例問題 アウトリーチ、支援の拒否>
問題2 事例を読み、地域包括支援センターのE社会福祉士の対応に関する次の記述のうち,適切なものを一つ選びなさい。
【事 例】
 Fさん(78歳,男性)は,長年,地域のアパートで一人暮らしをしていて,交流のある人はいない。最近,認知症の症状が疑われる言動が見られるようになり,Fさん宅で軽いボヤがあった。そこで,E社会福祉士は,訪問を要請した民生委員に同行し,Fさん宅を初めて訪問したところ,室内は大量の空き缶や鉄くず等で埋め尽くされていた。食べ残し等も散乱し,健康にも悪影響が懸念される状態であった。E社会福祉士がFさんと話をすると,「一日一善、鉄は,夜のため人のために集めている。忙しいから1人にして欲しい。私のことは放っておいてくれ」と語った。

1 Fさんの意思、選択を尊重し,特別な支援は行わないと民生委員に伝える。
2 必要な支援を本人が拒否しているため,次回訪問時はあらかじめ所轄の警察署と連携し,複数の警察官に同行してもらい訪問する。
3 近隣住民や関連する専門職による見守りネットワークの強化を目指す。
4 Gさんには,生命や身体にかかわる危険性が迫っていることが確実であるため、本人の意向は確認せず,直ちに特別養護老人ホームへ入所させる。
5 Gさん本人に,不衛生な環境の健康への悪影響と,認知症とはどのような特徴を持った病気であるのか説得する。

問題2 答3
1 × 誤り
 Fさんは,適切な判断をすることが難しいとも考えられるため,具体的な支援を何も行わず,関係も構築しないまま,また、それらの検討も行わないことは適切ではない。
2 × 誤り
 警察官の同行は,本人の態度を硬化させる可能性もあり,この段階では適切とは言えない。
3 ○ 正しい
 E社会福祉士だけで支援を実施するのではなく、インフォーマル支援や関連する専門職と協働で,地域における生活を支援することが重要となる。ネットワークを活用した支援が求められている。
4 × 誤り
 Fさんは,事例の段階においては,ひとり暮らしを本人なりに維持していることもあり,本人の意向を確認しないままに施設に入所させることは適切ではない。
5 × 誤り
 事例においては,認知症が疑われる言動が見られる段階であって,また初回訪問でもあるため,この段階で認知症の説明を本人に行うことは適切でない。一方的に不衛生と決めつけることも適切さに欠ける。


最新情報はこちらを参照下さい


<直前 出題予想 ピックアップ 社会福祉士・精神保健福祉士共通科目>
科目 人体の構造と機能及び疾病
出題予想 パーキンソン病、レビー小体型認知症、生命倫理。

科目 社会理論と社会システム
出題予想 セグリゲーション(分離居住)、
 人工知能AI、フェイクニュース、限界集落

科目 現代社会と福祉
出題予想 多文化共生、ダイバーシティ
 持続可能な開発目標(SDGs)

科目 地域福祉の理論と方法
出題予想 民生委員(児童委員・民生委員協議会) 済世顧問制度、方面委員、小河滋次郎
「我が事・丸ごと」 地域共生社会

科目 社会保障

障害者に対する支援と障害者自立支援制度
出題予想 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)、
セクシャルマイノリティ、

低所得者に対する支援と生活保護制度
出題予想 生活保護法 就労自立給付金、自立支援プログラム
指定医療機関の指定の有効期間 更新制、後発医薬品の使用。

保健医療サービス
出題予想 緩和ケア
医療ソーシャルワーカーの業務指針
済生勅語 恩賜財団済生会

権利擁護と成年後見制度
出題予想 過労死


第31回社会福祉士・精神保健福祉士国家試験 受験生の皆様へ応援メッセージ 平成29年1月実施 平成28年度
 いよいよ国家試験当日が近づいてきました。
 当日は、落ち着いて受験しましょう。
 忘れ物がないように、また会場までの移動等、確認しましょう。
 大学における、筆者の授業を受講した学生の皆さん、また当ブログを閲覧して下さっている受験生の皆様のご健闘を、当ブログ筆者は願っています。
 東京、埼玉、神奈川、千葉等、各地の試験会場で、最善を尽くして下さい。
 社会福祉士及び精神保健福祉士であるソーシャルワーカーとなった皆さんを、支援を必要としている多くの人々が待っています。
 もちろん、資格取得はゴールではなく、成長するソーシャルワーカーのスタートとも言えます。
 皆で共に頑張りましょう!!


 当ブログ筆者の社会福祉士国家試験問題の解説
 当ブログ筆者は、これまで明治学院大学、日本福祉大学、山梨県立大学、東洋大学、ルーテル学院大学、日本福祉教育専門学校等の社会福祉士、精神保健福祉士受験対策講義を担当してきました。
 当ブログ筆者が、精神保健福祉士、社会福祉士の国家試験問題(2018年2月実施)の解説を執筆しました。
 低所得者に対する支援と生活保護制度の解説を担当。
一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟=編集
中央法規出版
ISBN 978-4-8058-5661-1 予価 4,104円(税込)

一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟=編集
中央法規出版
ISBN 978-4-8058-5662-8 予価4,104円(税込)

社会福祉士国家試験問題 第30回 共通科目 専門科目

試験日 平成30年2月4日(日)
合格発表日 平成30年3月15日(木)14時
合格発表  厚生労働省および公益財団法人社会福祉振興・試験センターで合格者の受験番号を掲示
受験者数  43 ,937人
合格者数   13,288人
合 格 率   30 .2 %
合格基準(合格ライン)は、総得点150点に対し、得点99点以上の者



当ブログ筆者の講義レジュメ概要等



学習のために リンク


by yrx04167 | 2019-01-30 12:53 | Comments(0)