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社会福祉士 相談援助入門講座 第7回

<4月から社会福祉士を目指す方などを対象としたweb予習・参考資料。プレ学習として活用して下さい。 詳細は4月からの講義にて解説>

<介護職や社会福祉士など福祉施設職員 援助者のストレスとセルフケア 2>
*ワンポイント
・利用者や施設、職員チームから期待されている、自分のイメージ、特徴を時に疑ってみること(例 何でも引き受けてくれる、穏やか、従順、頼りがいがある)。人間は多様な側面を持ち、完璧な援助者など一人もいない。呪縛から自由になること。時にゆらぐことも必要である。

・自分のことを、実践のことや他の困難を語ることばを持つことが重要である。
 集い、語り合う場を通じて、自分の言葉を持ち、表現し語り、多様な声に耳を傾け合うことである。
 感情を表出することを抑制しない。困難に備える意味合いもある。

・共感疲労
 専門職としての支援は、時に利用者や家族の怒り、恐怖、痛み、不安、うつ状態等を抱える利用者の話に耳を傾け、この感情的な残留物の一部を自らも吸収することになる。これらの吸収を完全に防ぐことは出来ない。共感疲労を生じることもある。
 利用者の抱える困難、問題が、援助者自身のエピソード、生きづらさと一部が類似、重複していることもある。援助者側の疲労の一大要因でもある。
 もちろん、日々の実践上のストッレサーも負担になり、心身の疲労を蓄積していく。

・スケジュール=時間、人やものの配置=空間、仕事の裁量や量等を、一方的に決められてしまい、指示通りう働くだけの仕事が、やりがいや面白さがあるはずがない。誰でも、自分が創る仕事、自分の時間を生きたいという要求がある。施設として、バランスのとれた組織マネジメントが求められている。

・福祉施設の職員チームのあり方が試されるのは、想定外の出来事や、対応が難しい利用者に対して、社会福祉の価値に基づく対処が出来るのか、関係者一人ひとりが、配慮を持って思考し行動できるかであろう。
 そのような危機のなかでも、その場の全ての人の関係のなかに、率直さ、尊重、暖かさが宿っているか、困難の只中にいる利用者の訴えに応えようとしているのか。受け入れようとしているのか。福祉施設と職員チームの意義、あり方、姿勢の健全性が問われるのは、そのようなときかもしれない。

・楽観的な思考の必要性

<続く>


当ブログ筆者の論文 
『福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発』
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号
37頁から55頁 平成27年4月



*前回からの続き
<まとめ:相談援助>
*「自立」の支援 自立とは何か
 当事者の自立支援は、社会福祉の今日的なテーマの一つである。貧困・低所得者支援、生活保護、障害者福祉、女性福祉等の領域で、地域における自立生活の支援、就労支援などが推進されている。
 社会福祉における「自立」とは,単なる経済的自立のみならず,必要ならば支援を受けつつも,主体的に生活を行うことをも意味している。当事者の自己実現の支援と、多様な個性の尊重が主要な課題と言えよう。
 つまり、自立の真の意味とは、自分らしく、主体的に生きること。他者や何かに決められてしまう人生ではなく、自分が自分の人生の主人公になること。
 自分自身を縛っているものから自立した生き方を模索する道のりである-他人の反応や顔色ばかりを気にしない、自分は自分として胸を張って生きていく。他人に過度に干渉されないし、過度に干渉もしない。
 自尊感情を手にして、劣等感や精神的な呪縛から解放-普通でなければと無理をし過ぎること、頑張らなければいけない圧力からの解放でもある。
 自立支援の根幹は、当事者自身の自立の精神と、自ら求める方向を決める力を育むことからはじまる。
 また、自立、自分自身、自分の困難を語ることばを獲得し、表現することを促すことも自立支援の一環である。
 集い、交流の場を通じて、自分の言葉を持っていくこと、自分のものにしていくこと、表現し語っていくことである。


相談援助=ケースワークの役割とは、クライエントへの心理的、社会的サポートが中心となる。
 それは、人々の内面(メンタル、情緒)のサポートである。
 また社会的な問題 (生活問題、経済的困窮・失業、住宅等)、家族問題等の相談援助を行なう。
 加えて、ソーシャルワークの相談援助は、福祉制度・サービス・社会資源の利用支援、マネジメント等を伴なう

今日的には、相談援助の方向性として、エンパワメントやソーシャル・サポート・ネットワークが重要とされている。
 アウトリーチや権利擁護・アドボカシー、ソーシャル・インクルージョン、マクロ・ソーシャルワークとの連携等も、求められる。

*アウトリーチ
 援助者が地域に出向き面接や援助をすることを,アウトリーチという。
 相談援助のあり方として、クライエントが相談に訪れるのをただ待つのではなく,ソーシャルワーカーが積極的に地域に出向くという側面が強調されている活動である。
 支援を必要としている人々に出会う積極的な訪問活動である。
 社会福祉協議会等のコミュニティワークにとって、孤立死・孤独死予防のために、地域福祉活動の推進とネットワーク構築、アウトリーチは重要な役割である。
 地域包括支援センターの社会福祉士や保健師によるアウトリーチも、各地で実施されている。

*権利擁護・アドボカシー
 利用者側に立った利用者の権利などの擁護活動を,アドボカシーという。
 アドボカシーを行うソーシャルワーカーは,専門的知識と技術を用いて,クライエントを支持し,クライエントの最善の利益に向けて行動する。
 アドボカシーを行うソーシャルワーカーは,サービス提供機関などの方針とクライエントの意向が対立する場合,クライエントの立場を優先的に考える必要がある。
 背景として、高齢者に対する財産侵害,不公正な取引,貧困領域等における経済的な搾取,差別,身体的・精神的・性的虐待など権利侵害の事例が目立っていることが挙げられる。また、児童虐待やドメスティック・バイオレンスも顕在化している。これらの高齢者・障害者・児童・女性に対する権利侵害に対処し、生活と権利を養護することが、社会福祉士・ソーシャルワーカーの主要な役割である。 

*エンパワメント、コミュニティ・エンパワメント
 エンパワメント・アプローチでは,クライエント自身が,潜在能力を活かしながら、問題解決に必要な知識やスキルを更に習得することを支援する。潜在的な創造力、生命の力を引き出す働きかけである。
 コミュニティ・エンパワメントとは、住民が生活問題状況を自覚し,自分たちの生活をコントロールしたり,改善したりする能力の形成を目指すことは,「エンパワメント」の考え方に含まれる。
 地域におけるエンパワメントは、個々の住民とコミュニティの将来に影響を与える地域住民に共通する問題の解決に向けて、様々なアイデア、持っているものを持ち寄り、高め合い、その力を活用すること。
 見せかけの豊かさではなく、精神を豊かにする、繋がりのなかで生きる


*ブトゥリムによれば、ソーシャルワークの使命は、人間の苦境の軽減にある。
 略 
(Z.T.ブトゥリム(川田誉音訳)『ソーシャルワークとは何か』川島書店、P59~63等 1986)

・アウトリーチとソーシャルワークの根源的な課題
 人は、人生の苦境、困難、危機のなかで、生きることに希望や喜びを見出せなくなること、生きる意味、心身の健康、家族の喪失、そして孤独等に痛み、苦しむときがある。
 社会福祉士等の援助専門職は、これらの苦境に押しつぶされている人々のところへ出かけ、支える職務がある。ソーシャルワークの支援は、様々な問題を抱える家族、拠り所がない人などに、開かれている。
 換言するなら、苦境や孤立した人々に寄り添い、支え、共にある人、それが対人援助の要であるとも言えよう。痛みを抱えている人、病気のなかにいる人々と共にある専門職である。
 種まきのような仕事でもある。希望を持つことは難しくても、やがて痛みは緩和され、問題は改善し、人間は変わることが出来る、最期まで成長することが出来る。明けない夜はない。
 共感と尊重に基づく関わりと、具体的な支援、相談が求められている。
 支援を必要としている苦境のなかにある人々が求めているのは、自分の存在を受けとめ認め、気にかけ、支える手を伸ばす人である。
 これらの人々の声に応えることが、福祉・介護の専門職、援助者全般の職務の源であると言えよう。
 全ての人に無限の価値、尊厳がある-ソーシャルワークは人間を護る働きである。


*マクロ・ソーシャルワーク
 ソーシャルワーク実践の対象は,ミクロ(小領域),メゾ(中領域),およびマクロ(大領域)に分けられる。
 小領域,中領域のソーシャルワーク実践に対し,組織の管理・運営やコミュニティの組織化,政策立案などの指向性を含んだ実践をマクロレベルの実践ともよぶ。 略

・地域福祉、コミュニティ活動の担い手としては、例えば次のような人々が考えられる。
  地域住民
当事者の団体
自治会・町内会、地縁型組織等
企業、商店街等
民生委員・児童委員等
ボランティア、ボランティア団体
特定非営利活動法人(NPO法人)、住民参加型在宅サービス団体等
農業協同組合、消費生活協同組合等
社会福祉法人、地区(校区)社会福祉協議会等
社会福祉従事者(民間事業者を含む)
福祉関連民間事業者
その他の諸団体

*ソーシャルワークの目的
1.人権、権利擁護の実現をめざして、
2.歴史的・社会的実体としての社会福祉問題をとらえ、
3.その予防、改善、解決を含む社会的対応を図るため、
4.ソーシャルワークの価値・知識・技能の共通基盤をもつ専門職の立場から、
5.当事者が主体的に問題解決に取り組む力と過程を支援するとともに、
6.広く環境にはたらきかけて、フォーマル・インフォーマルなサポート・ネットワークを発展させ、
7.全体としての社会福祉の向上を図ることにある。
 それは、人と環境の問題や、現代社会の構造などが要因となって生み出される社会的問題に向けられたものでもある。

<補足>
 社会福祉士とは、「社会福祉士及び介護福祉士法」により定められた、相談援助等、ソーシャルワークに携わる専門職の国家資格である。
 各相談機関、福祉行政機関、福祉施設・団体、医療機関等において、専門的知識と技術で相談や、グループワーク、福祉施設の運営管理等を行なう専門職である。
 領域は、児童、医療、コミュニティ、障害者、貧困・低所得、高齢者等の多岐にわたる

 昭和62年制定「社会福祉士及び介護福祉士法」 第2条
 ”「社会福祉士」とは、第28条の登録を受け、社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連絡及び調整その他の援助を行うことを業とする者をいう。”
<次回に続く>

社会福祉士相談入門講座第6回 危機介入とは 相談後編 介護職ストレスセルフケア、広汎性発達障害カップル

社会福祉士受験支援講座・教員日記ブログのリニューアルを検討中 コメントを下さい 当ブログ筆者


貧困問題と相談援助:当ブログ筆者講演の音声記録の一部を公開中


平成28年度 日本福祉教育専門学校入学予定の皆様へ
入学前講座『社会福祉入門講座』最終回 入学予定者対象
平成28年3月22日(火) 18:30から20:00
「合格したての卒業生による国家試験合格報告会」

 今回の社会福祉士国家試験に合格した、本校在校生数名による、1年間の学生生活と受験勉強の方法やコツ、国家試験当日、就職の体験談の報告です。質問なども大歓迎です。
 また、当ブログ筆者(社会福祉士養成学科 学科長)が、今回の国家試験の概要を簡潔にお話しします。
 全8回にわたった『社会福祉入門講座』もいよいよ最終回。あとは4月の入学式、開講によるスタートを待つばかりです。
 社会福祉士養成学科と社会福祉士養成科の平成28年度4月入学予定者の皆様、お待ちしています。万障繰り合わせてご参加ください。


参考
老化による“物忘れ” 病院での早期診断で認知症発見も
週刊朝日 2016年2月12日号より抜粋

引用「物忘れが続くと「認知症では?」と不安になる人も多いだろう。しかし、心配のいらない、老化による物忘れかもしれない。
 記憶力にかかわる脳の神経細胞の数は、一般的に加齢にともなって減少する。そして、60~70歳を過ぎるあたりには神経細胞の全体量が少なくなり、年相応の物忘れが起きる。
 浴風会病院精神科の須貝佑一医師はこう話す。
 「年相応の物忘れは神経細胞の減少の数やそのスピードがゆるやかで、年月を経ても日常生活に支障はきたしません。一方、認知症では神経細胞が急速に減少することなどから、物忘れだけではなく、物事の判断力や理解力など、さまざまな能力の低下があらわれます。この結果、日常生活が難しくなってくるのです」
 物忘れに症状を限定していえば、年相応の場合は、本人に忘れっぽくなったという自覚があり、メモを取るなどの対策をとる。一方、病的な物忘れでは忘れたこと自体を忘れてしまうため、自覚に乏しく、家族や他人から、受診をすすめられることが多い。このような状態と、さらには、認知症の手前の状態であるMCI(軽度認知障害)を自分で見分けることは難しいため、専門の医療機関で診てもらうとよいだろう。
 須貝医師の外来ではMMSE(ミニメンタルステート検査)を中心とした神経心理テストと、MRI(磁気共鳴断層撮影)、脳波などから診断をおこなう。必要な場合には、脳血流変化の有無をみるSPECT(単一光子放射断層撮影)も実施する。
 同科の物忘れ外来を受診する初診患者のうち、認知症と診断されるのはおよそ20%、残り80%のうち半分の人がMCIで、もう半分は年相応の物忘れだという。
 なお、診断の結果、年相応の物忘れだった場合にも、1年に1度、定期的な受診をすすめている。
 一方、MCIであってもその状態を10年以上維持できているケースは少なくない。また、MCIから健常な認知機能まで戻る人も10%程度いることがわかっている。
 「だからこそ、異変に気づいたら早期に受診することが大切です。MCIの状態を維持、あるいはMCIの状態から認知機能を回復したという人の多くが、認知症の予防につながる生活習慣を身につけています」(須貝医師)引用ここまで

教育資金に8割が不安、生命保険調査 最近の景況感も影響か
2016/03/02 16:09 【共同通信】

引用「ソニー生命保険が2日発表した子どもの教育に関する調査によると、1人目の子どもの将来に関して「教育資金」に不安があると回答した親が79・4%に上った。「就職活動」や「受験・進学」など他の項目で不安に感じる割合より高かった。
 教育資金が不安である理由は複数回答で「どのくらい必要となるか分からない」が54・5%と最も多く、「収入の維持や増加に自信がない」が46・2%と続いた。
 ソニー生命は「最近の景況感が思わしくないことも影響しているのではないか」引用ここまで

乳児死亡率改善するも新たな課題
2016/02/29 09:00 【デーリー東北】

引用「全国ワーストクラスに低迷していた青森県の赤ちゃん死亡率が近年、改善傾向を見せる中、新たな課題が浮かび上がってきた。かつて救えなかった命を助けられるようになった一方、障害や病気などを伴って生まれてくる場合も少なくなく、母親が仕事との両立が困難となったり、頼れる情報が不足していたりするなどの問題に直面している。新たな課題克服に向けて、子どもとその家族を支える仕組みが求められている」引用ここまで

参考
独立行政法人福祉医療機構社会福祉振興助成事業
「パーソナルサポート付ステップアップシェルター」報告会
生活困窮者支援制度とホームレス問題

3月20日(日曜日)  午後1時半~5時
会場 豊島区民センター4階会議室   池袋駅東口徒歩5分
 資料代 500円
 申し込み不要(定員150人) 終了後交流会あり(別途費用)
主催 ホームレス資料センター

<ブログ記事 バックナンバー>
認知症カフェ MeMoカフェオープン レポート 会場 日本福祉教育専門学校高田校舎 次回3月26日

28回社会福祉士試験解答速報一覧 2016年1月24日 平成27年度 合格ライン 合格基準 得点


当ブログ筆者執筆の新刊
精神保健福祉援助演習(専門)第2版
精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編
ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂
第8章 地域における精神保健問題(依存症と生活困窮)


精神保健福祉士シリーズ

社会福祉士シリーズ
 


<進路検討中の皆様へお知らせ>
新大学4年生向け 社会福祉士説明会 相談会
2016年3/23(水)18時から
会場:日本福祉教育専門学校 高田校舎

 社会福祉士の仕事の実際、就職先、将来性、待遇等、素朴な疑問になんでもお答えする説明会です。社会福祉士として実務20年の当ブログ筆者(専任教員)が、 社会福祉士の実際について、分かり易くお話します。当ブログ筆者への相談も歓迎です。社会福祉士などに関心をお持ちの皆様、進路模索中の方もお気軽にご参加ください。参加無料


お問い合わせ 日本福祉教育専門学校 電話:0120-166-255

*社会福祉士とは
  「社会福祉士及び介護福祉士法」により定められた、相談援助、運営管理、グループワーク等、ソーシャルワークに携わる専門職の国家資格です。
 各種の相談機関、福祉行政機関、福祉施設・団体、医療機関などにおいて,専門的知識と技術をもって,福祉サービス利用者の相談援助や,グループワーク、施設の運営管理、地域福祉活動等を行なう社会福祉専門職です。
 社会福祉士は、子ども、コミュニティ、障害者、貧困、女性、高齢者、更生保護等、多岐にわたる領域で、相談援助、社会貢献等の実務を担っています。
 社会福祉士は、様々な生きづらさ、生活問題を持った人々を相談やグループワーク等によって支える、人間支援の専門職です。自分らしさと優しさを活かしながら働ける、職業として社会貢献を行う専門職でもあります。

社会福祉士及び介護福祉士法
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 ブログのリニューアルを検討中 社会福祉士受験支援講座・教員日記筆者
300万PV(アクセス)ありがとうございます。2009年3月から>

 当ブログ「社会福祉士受験支援講座・教員日記」を閲覧して下さっている皆様、いつもありがとうございます。
 昨年度からはじまった、東京都の「登録講師派遣事業」による福祉施設研修においても、たくさんの職員の皆様に、このブログについて筆者に声を掛けて頂きました。やはり、社会福祉士通信課程の課題学習等で、参考にされた方が多いようです。
 2009年3月から、社会福祉士試験の受験の支援を中心とした個人ブログとして、国家試験科目の重要事項や、受験対策用練習問題の公開を続けてきました。
 これまでの300万PV(アクセス)に感謝します。
 今後も、社会福祉士受験の支援は、当ブログの起点として、可能な範囲で続けていきたいと願っております。

<社会福祉士講座と、福祉施設の援助者を支えるブログを目指して>
 今後、当ブログ筆者が更に力を入れていきたい内容としては、次のものになります。 
 当ブログ筆者の、社会福祉士養成校や大学における講義の概要や、参考資料の掲載を継続します。
 生活困窮、貧困と、これらに関連するテーマ(生活困窮と依存症等メンタルヘルス、子どもの貧困、生活保護受給者のグループワーク、コミュニティの支援活動、簡易宿泊所街など)、ソーシャルワーク実践についても継続して発信します。
 また、社会福祉士等の福祉専門職に関する情報も発信します。
 加えて、今後の当ブログのもう一つの柱として考えているのは、当ブログ筆者が講師を担当している福祉施設職員研修とその関連事項です。
 筆者による研修の中心は、 福祉施設職員のストレスケアサポーティブ研修です

 当ブログ筆者は、介護職員等の福祉施設職員を、後述の研修プログラムにより支援するため、「福祉施設職員サポーティブ研修」として4テーマのプログラムを、東京都福祉保健局による「事業所に対する育成支援事業 登録講師派遣事業」における研修として立案し、講師として実施した。この事業は、筆者を含む登録講師、都内の社会福祉士、介護福祉士等養成施設の教員を、福祉施設の要望に応じて派遣し、個々の施設の課題に合わせ、専門的・実践的な研修を行うものである。東京都社会福祉協議会が東京都から委託を受けて実施している。
 筆者が開発し実施している4テーマの研修とは、次のものである。
 「福祉施設職員のストレスケア研修」
 職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、メンタルヘルスのセルフケアを支援するプログラムである。現場の職員を支援する一連のサポーティブ研修の中核である。
 「福祉施設職員の職業倫理 ハラスメント予防」
 職員に求められる倫理やマインドの基礎と、ハラスメントの予防を事例等も踏まえながら解説する研修である。倫理を教条的に講義するのではなく、各施設の実践の現実と往復する倫理を共有することを目指していく。職員の価値の部分を担う、研修の根幹部分である。
 また、生活困窮者支援と障害者福祉等のそれぞれの実践領域に求められる技術、知識を提供する実践的なプログラムが、次の二つである。
 「生活困窮者、生活保護受給者のグループワーク」
 貧困・生活保護受給者対象のグループワークプログラムと留意点等を、筆者の実践 や事例に基づき解説する。
 「障害者福祉施設のグループワーク」
 障害者福祉施設におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の基礎を解説する。
 これらの筆者による研修は、都内の高齢者福祉施設及び障害者福祉施設の41箇所で研修を実施してきた。これらの研修は、介護職員、生活支援員、相談員、看護師、保育士、ケアマネージャー、施設長等の管理職、事務職員等が受講した。
 筆者による研修プログラムの目的は、介護職員や支援員等の福祉施設職員の質の高い実践の持続を支援し、より良い働き方、生き方の拡充を促進するためである。もし職員の心身の健康の維持と、実践と職員の生活の拡充を促進するならば、良い福祉施設、良いサービスという実を結ぶ。つまり、福祉施設においては、事業の根幹は人にある。
 筆者の研修は、離職を防ぐメンタルヘルス対策のみならず、施設と職員の成長、サポーティブな職場づくりをも視野に入れ、開発した。東京都の研修事業として機会を得て、各施設において実施し、現場からのフィードバックを活かし、プログラムの更なる改善を図ってきた。

 リニューアルの具体的な内容とは、これらブログの軸のシフト<社会福祉士養成及び現場の援助者を支えるブログへ>と、名は体を表すと言いますが、ブログの名称の変更も検討しています。
例えば、「社会福祉士受験支援講座」に、新たなキーワード等を追加などの名称のリニューアルです。
 皆様のご理解を頂けたら、幸いです。
 コメントがありましたら、下記までどうぞ。

 当ブログ筆者(社会福祉士養成校教員、大学講師、福祉施設研修講師、社会福祉士、精神保健福祉士)

<当ブログ筆者の論文 最新>
当ブログ筆者の論文 最新 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


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福祉施設職員のストレスケア研修 ブログ筆者が出張講義 東京都登録講師派遣事業 講師謝金無料

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社会福祉士実習目標・実習計画記入例 モデル 相談援助実習指導 筆者の講義レジュメ2014/6/19

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精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編
ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂
第8章 地域における精神保健問題(依存症と生活困窮)


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*社会福祉士とは
  「社会福祉士及び介護福祉士法」により定められた、相談援助、運営管理、グループワーク等、ソーシャルワークに携わる専門職の国家資格です。
 各種の相談機関、福祉行政機関、福祉施設・団体、医療機関などにおいて,専門的知識と技術をもって,福祉サービス利用者の相談援助や,グループワーク、施設の運営管理、地域福祉活動等を行なう社会福祉専門職です。
 社会福祉士は、子ども、コミュニティ、障害者、貧困、女性、高齢者、更生保護等、多岐にわたる領域で、相談援助、社会貢献等の実務を担っています。
 社会福祉士は、様々な生きづらさ、生活問題を持った人々を相談やグループワーク等によって支える、人間支援の専門職です。自分らしさと優しさを活かしながら働ける、職業として社会貢献を行う専門職でもあります。

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社会福祉士 相談援助入門講座 第6回
この4月から社会福祉士を目指す方などを対象としたweb予習、参考資料。入学前の学習として活用して下さい。 詳細は4月からの講義にて解説します。

*社会福祉士や介護職等、援助者のストレスとセルフケア 1
 人間を支援する福祉、介護、看護、保育、教育、リハビリテーション、医療等の専門職にとって、職務によるストレスは回避出来ないものもある。そのため、ストレスケア、特にセルフケアが、援助者個人の健康、メンタルヘルスの維持のため不可欠である。

 援助者は、先ず自分自身をケアできない場合、他者をケア、援助することはできない。援助者は、自身のための情緒的な補充がなければ、遅かれ早かれ、自身の力の源泉が枯渇する。それは限られた器から水を注ぐことと同じで、すぐに枯れてしまう。補充することなく水を注ぎ続けることは出来ないからだ。
 しかし多くの場合、援助者は自分自身のケアするために充分な時間を取ることが困難である。援助者は、どの職種であっても、他者のケア、援助に関して使命感を持ち、日々他者のために働くことを目的としている。しかし、本来は援助者に不可欠なセルフケアに、日常的に取り組む援助者を見つけることは容易ではない。

 援助者自身の生活の重要な部分を犠牲にすることなく、その実践に従事する姿勢が求められている。実践上の困難にもかかわらず、前向きな姿勢を維持する能力とも言えよう。
 現状では、例えば、共感疲労やバーンアウト、心身の慢性疲労等の問題がある。
 福祉施設は、ワーク・ライフ・バランスの確立や、子育て中の女性や男性の働きやすい職場として、先駆的な役割を今後も果たしていくべきである。

 なぜ、ブログ筆者は、援助者のストレスケアの必要性を強調するのか。
 ストレスケアは、単に援助者自身のメンタルヘルス、生活のための個人的な問題ではない。それは他者のケアをするため、その実践を持続していくための、福祉施設としての課題である。
 様々な要素が含まれる。利用者と援助者、援助者と援助者等、親密な、かつ葛藤も抱え易い、脆くもあるが貴重で、継続する関係性のなかのコミュニケーションの問題等が挙げられる。
 続く


当ブログ筆者の論文 
『福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発』
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号
37頁から55頁 平成27年4月



相談援助ケースワークのプロセス(後編)
4.援助計画 (プランニング)
援助を計画する過程によって、目標の達成度や事後評価など効果の測定を可能にする道筋をつけることができる。
 ニーズの充足状態や援助過程における整合性や進捗状況が明確化できる。
*計画は、利用者及び援助者にとっても実行可能な範囲であることが望ましい。 略
  事態の変化や状況の推移によって臨機応変に修正・変更、フィードバックすることも必要となる。

*援助の実施=介入
 ケースワーク(相談援助)において、援助を実施する段階であるインターベンションでは,クライエントやその環境及びその両者への介入を行い,必要に応じて社会資源の開発などを図ることもある。
 クライエントの問題の解決や、能力の向上、成長は、一直線に上昇していくのではなく、螺旋状に前進していく。

・ストレングスを見出す支援
 問題解決のプロセスは、個人やコミュニティが抱えている痛みを緩和する取り組みである。この困難からの復元、回復の力は、全ての人々が持っている。クライエントの潜在能力や人格に敬意を払い、尊重し、支える実践が求められている。これによって、クライエントの可能性が高められる。
 また、クライエントの生活環境において、喪失したものや、周囲の人々との一体感の回復を図っていく。

 また、コミュニティにもストレングス、潜在能力が存在する。それは、個人の能力や努力よりも、広く、豊かなものである。
 繋がりのなかの一人、一家族としてコミュニティの中で共に生きていく。繋がりのなかで生かされている。このことを認識し、コミュニティを個性的につくりだしていくこと、それは住民の主体的な選択に委ねられている。
 つまり、創造的に生きることを、共有するコミュニティづくりを、ソーシャルワークは促進する。

・社会的孤立への支援の課題
 人間は、困難なかで孤立し、拠り所が無い中では、不安と不信が蓄積され、翻弄される。選択し決断する能力も損なわれる場合もある。
 過去の出来事のトラウマや、何らかのきっかけによるフラッシュバック等。離人症。
 過去の出来事による罪悪感、恥、怒りの感情。抑うつ状態や不眠。
 ソーシャルワークにとって、これらのクライエントとその家族の過去が要因となった生きづらさも、主要なテーマの一つである。
 介入は、苦境のなかにいるクライエントに、全人的な受容と尊重に基づいて寄り添い、拠り所をもたらす。それは人々の生命と権利、生活を守るための共生の取り組みである。

 また、孤立を脱することは重要な課題であるが、狭い仲間内でかたまるだけでもなく、ファッション等の同質なものに揃えるという、同質性の強制、圧力でもない。多様性を包摂した緩やかな繋がりを求めていきたい。


 ソーシャルワーカーの援助の中核である、クライエントのニーズと社会資源を結び付ける機能を「仲介機能」という。

*危機介入の援助
・ソーシャルワークが対処する今日的な問題として、ドメスティックバイオレンスや児童虐待等の、危機への対応、予防が重要なものとなっている。
 援助の方法の一つである危機介入アプローチでは,災害や急病、犯罪といった突発的な出来事ばかりでなく,ライフサイクル上の課題等によるストレスも視野に入れて介入を行う。
 災害の被災者は自らの生命の危険を感じるだけでなく,死別や喪失,生活変化などで急性ストレスや慢性ストレスが生じやすい。
 犯罪被害者に対する支援は,被害者がストレスなどに対処し,自ら立ち直っていくことを必要な範囲で援助するという姿勢が基本である。

*家族問題への対応
 家族関係、家族問題はソーシャルワークにとって、昔も今も主要なテーマである。
 家族システムアプローチ 略

*ストレスマネジメント
・ストレスの成立を阻止するための対応策を総称してストレスマネジメントと呼ぶが,心の問題の発生を予防する重要な手段の一つである。
・対人援助職がセルフコントロールやセルフリラクセーションの方法を習得することは,援助スキルの理解にとどまらず,自らのストレス対処方略にも役立つ。

5.援助活動 (介入)
*援助活動は大きく次の三つに分けることができる。
 ①個人に重点をかけて援助を展開する場合
 ②利用者を取り巻く社会環境に比重をかけて援助を行う場合
 ③個人と環境の関係に主として関わる援助を行う場合

*援助者及び施設・機関が保有しているあらゆる機能を活用し,動員可能な社会資源を有効適切に活用するとともに,利用者のもてる可能性や潜在能力,問題解決への動機や強さや健康な側面をあますところなく発揮できるような場と機会を用意することが肝心である。

自己点検・自己評価を実施し,モニタリングを怠ってはならない。

<介入の方向性として重要な概念>
*エンパワーメント
 パワーの脆弱化,無力化をディスエンパワーメント(disempowerment),パワーの欠如状態をパワーレスネス(powerlessness)とそれぞれよんでいる。こうした状態にあるクライエントに対して,パワーの回復を図っていくソーシャルワークのプロセスである。 略

 ソーシャルワークにおいて、この概念を初めて取り上げたのは,ソロモン(Solomon, B.)の著書『黒人のエンパワーメント』(1976)である。 

*ソーシャルサポート・ネットワーク
*インフォーマル・ケア
 家族,親戚,友人,近隣,ボランティア等が制度に基づかずに行うケアの総称。フォーマル・セクターが行うケアの対概念。インフォーマル・サポートともよばれる。 略

6.事後評価
サービスの供給が利用者にとってどのような意味と効果をもたらしたかを総合的に判断する過程である。
 援助者側の基準でサービスの効果測定を行うだけではなく,利用者側からも援助者側の対応の内容やあり方を点検する。 

7.終 結 
*利用者が提起した問題が達成され,もはやこれ以上援助を必要としないと双方で判断した場合,終結段階を迎える。
 利用者は自らの力量で自立していかなくてはならない
 この分離(separation)を利用者の成長・発達の経験としてどのように役立てるかが問題となる。 略

8.追跡調査


*以上のように社会福祉援助活動(ソーシャルワーク)は申請者のインテークから始まって終結に至るまで,さまざまな知識・技能・手法等を活用して援助実践を試みるものであるが,あくまでも典型的なモデルとしての過程であって,実際にはさまざまな展開をみせるものであり,柔軟かつ弾力的な対応が求められる

*スティグマ
 社会学者のゴフマンによるもの 略

*インフォームド・コンセント
 説明と同意 略

*オンブズマン(パーソン)
 
*アンビバレンス
 両価性の意。 略

<詳細は4月からの講義にて。>

社会福祉士及び介護福祉士法

<次回に続く>

社会福祉士相談入門講座第5回 インテーク、アセスメントとは 相談前編 児童自立支援施設、障害者ラグビー


ブログ閲覧中の皆様へお知らせ 当ブログ筆者の公開講座 2月25日
「貧困問題とソーシャルワーク実践」
 当ブログ筆者の公開講座
 社会福祉入門講座(一般公開)

 (社会福祉士養成学科(通学1年制昼間部)、養成科(同 夜間部)では、平成28年度4月入学予定の方々、進路検討中の方等を対象とした入学前講義として行っています)
 平成28年2月25日(木)18:30から20:00
 会場:日本福祉教育専門学校 高田校舎
当ブログ筆者担当

 子どもの貧困と教育問題、貧困の世代間連鎖等の問題が、マスメディアでも報道されています。
 また、貧困家庭の学習支援、生活困窮者の相談支援等の新たな事業が全国各地で取り組まれ、学習支援等のように新たに制度化された事業もあります。生活困窮家庭と子どもへの支援は、社会福祉士にとってこれから重要なテーマとなっていくでしょう。
 今回は、貧困問題・生活困窮の実際と、関連する子どもの貧困、世代間連鎖、アルコール・薬物依存症、家族等の問題を解説します。
 また、貧困を緩和するソーシャルワークの実践、支援の方法などもお話しします。
 これらのテーマを、貧困問題に20年間ほど取り組み続けてきた当ブログ筆者(専任教員)が、はじめての方にも分かりやすく解説します。
 一般公開、参加無料。関心をお持ちの皆様、ぜひご参加下さい。

貧困問題と相談援助:当ブログ筆者講演の音声記録の一部を公開中


以下は、参考資料 引用
発達障害理解に一役 「障害者カップルの日常から学べる」エッセー
2016/01/23 03:01 【大分合同新聞】

引用「漫画家・寺島ヒロさん(46)は障害者カップルの日常を描いたコミックエッセー「ボクの彼女は発達障害」の漫画を担当している。「カップルの日常を通して、障害について学べる」と好評だ。
 本に登場するのは進行性聴覚障害のあるくらげさん(ペンネーム、東京都)と、その交際相手で広汎性発達障害のあおさん。あおさんは「少々」や「適当」など曖昧な表現が多い料理本を理解するのが難しいなどさまざまな問題に直面する。そんなエピソードを彼氏であるくらげさんの目線で面白く紹介している。
 くらげさんは彼女との出来事を短文投稿サイトにつづっていた。投稿をチェックしていた寺島さんは、「私が漫画を描きたい!」と手を挙げた。略
 「等身大カップルの日常から発達障害者との付き合い方が学べる」と評判となり、第1弾に続き、昨年7月には第2弾も出版された。
 寺島さんは「発達障害のある当事者が恋愛について語る機会は非常に少ない。他者を理解するという観点から多くの人に読んでもらいたい」と話した」引用ここまで

発達障害、引きこもり 就労弱者の特産品発送事業人気 南あわじのNPO
2016/01/22 05:30 【神戸新聞】

引用「淡路島で採れる季節の食材を、心身にハンディのある人らの手で詰め合わせて発送する事業「あぬけだまギフト」が認知度を高めている。引きこもりや軽度の発達障害などの事情を抱える就労弱者のトレーニングとして、NPO法人「ソーシャルデザインセンター淡路」(南あわじ市)が2013年から展開。顧客の大切な人へ心を込めてこだわり品を届ける仕事を通じ、コミュニケーション能力が向上するなど成長が見られる。作業を通じて就労弱者を支援する」引用ここまで

西陣織法衣をインテリアに 京都、発達障害者制作
2016/01/16 11:50 【京都新聞】

引用「不要になった西陣織の法衣を再利用したカンバスに、障害のある人が絵を描いたインテリア製品を京都市の障害者支援事業所が制作した。和の雰囲気あふれる作品に「京都らしい製品を通じて、障害者の感性をPRしたい」。
 支援事業所を運営するNAGOMIは、発達障害などがある人に、職業訓練や工芸品制作の補助を指導している。
 カンバスにする布は、西陣織の法衣を手掛ける会社から譲り受けた 略 」引用ここまで

参考
独立行政法人福祉医療機構社会福祉振興助成事業
「パーソナルサポート付ステップアップシェルター」報告会
生活困窮者支援制度とホームレス問題

3月20日(日曜日)  午後1時半~5時
会場 豊島区民センター4階会議室   池袋駅東口徒歩5分
 資料代 500円
 申し込み不要(定員150人) 終了後交流会あり(別途費用)
主催 ホームレス資料センター
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卒業生、学生、福祉職員等、ブログ閲覧者の皆様にお知らせ 一般公開
 日本福祉教育専門学校社会福祉士養成学科 社会福祉士養成科主催
ソーシャルワーク実践研究会
参加無料 参加申し込み不要、直接会場へ

 ソーシャルワーク実践研究会
は、子ども家庭福祉、障害者福祉、コミュニティ福祉、生活困窮者支援、高齢者福祉、スクールソーシャルワーク、医療ソーシャルワーク等、毎回さまざまなテーマで、本校社会福祉士養成学科等の卒業生の社会福祉士からの実践報告、現場レポートなどを行なっています。
  また、それぞれの実践の経験からの知識を共有するディスカッションを行い、卒業生と在校生、教員、福祉職員、参加者との交流の場ともなっています。卒業生と学生等の継続した学びとフォロー、交流会のオープンな集まりです
  ソーシャルワーク実践研究会は、社会福祉士養成学科・養成科等の本校の学生や卒業生はもちろん、入学予定の方、現場の福祉職員の方々や社会福祉に関心をお持ちの一般の皆様の参加も歓迎です。進路検討中の方もご参加ください。
 当ブログ筆者(本校専任講師)等の教員も参加予定です。
 ブログ閲覧中の皆様、是非ご参加ください。

<実践からの知識を共有する場>
 卒業生、福祉職員の皆様にとって、実践における困りごと、戸惑い等も話せる飾らない交流の場であり、ディスカッションのなかにヒントがあるかもしれません。
 また、現場の困難を切り抜け方など、実践の経験からの知識が、参加者や教員から語られることもあります。
 毎回、様々な人が集まる肩肘張らない研究会と交流会です。進路検討中の皆さん、福祉職員の皆様も、社会福祉の実際を率直に語り合うこの集まりに、お気軽にお立ち寄り下さい

 参加申し込みは不要です。直接、会場にお越しください。

日時 2015年12月19日(土) 14:30から16:30(研究会の終了予定時刻)
会場:日本福祉教育専門学校 高田校舎(旧高田馬場校舎)(1階窓口近くに使用教室を掲示します)
 JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場駅」下車徒歩7分
 東京都豊島区高田3-6-15

参加費:無料(どなたでも参加できます、参加申し込みは不要です)

<日本福祉教育専門学校 高田馬場校舎 交通アクセス>
JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場駅」徒歩7分
 案内図です

<お問い合わせ先> 
 学校法人敬心学園 日本福祉教育専門学校
 電話:0120-166-255


日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
電話:0120-166-255


<進路検討中の皆様>
社会福祉士養成学科(通学1年 昼間部)は、今年度のAO入試エントリー受付を終了しました。入学希望の方は、一般入試にお申し込みください。
 AO入試の規定人数に達したため、社会福祉士養成学科(昼間部)は、AO入試エントリーの受付を終了いたしました。


日本福祉教育専門学校 公式チャンネル - YouTube

*社会福祉士とは
  「社会福祉士及び介護福祉士法」により定められた、相談援助、運営管理、グループワーク等、ソーシャルワークに携わる専門職の国家資格です。
 各種の相談機関、福祉行政機関、福祉施設・団体、医療機関などにおいて,専門的知識と技術をもって,福祉サービス利用者の相談援助や,グループワーク、施設の運営管理、地域福祉活動等を行なう社会福祉専門職です。
 社会福祉士は、子ども、コミュニティ、障害者、貧困、女性、高齢者、更生保護等、多岐にわたる領域で、相談援助、社会貢献等の実務を担っています。
社会福祉士及び介護福祉士法

貧困問題と相談援助:当ブログ筆者講演の音声記録の一部を公開中
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ブログ閲覧中の皆様、卒業生、学生、福祉施設職員や一般の皆様にお知らせ 2015年11月7日(土)14時半から16時
日本福祉教育専門学校社会福祉士養成学科 主催
ソーシャルワーク実践研究会 関心をお持ちの方、どなたでも参加可能です。
参加無料 参加申し込み不要、直接会場へ


 今回は公開特別企画
 テーマ 社会福祉士の今後 社会福祉施設経営の立場から
  社会福祉士として福祉施設を経営する卒業生の実践報告
 本校社会福祉士養成学科(通学1年課程昼間部)を卒業後、高齢者福祉施設、事業所を経営する社会福祉士2名の実践報告です。関心をお持ちの皆様、ぜひご参加ください。


 ソーシャルワーク実践研究会は、子ども家庭福祉、地域福祉、貧困生活困窮者支援、高齢者や障害者福祉、スクールソーシャルワーク等、毎回さまざまなテーマで、本校社会福祉士養成学科の卒業生等の社会福祉士からの実践報告、現場レポートなどを行なっています。一般公開です。
また、それぞれの実践の経験からの知識を共有するディスカッションを行い、卒業生と在校生、教員、福祉施設職員、一般の参加者との交流の場ともなっています。卒業生と学生等の継続した学びとフォロー、交流会のオープンな集まりです。
  ソーシャルワーク実践研究会は、社会福祉士養成学科・養成科等の本校の学生や卒業生はもちろん、現場の福祉職員の方々や社会福祉に関心をお持ちの一般の皆様の参加も歓迎です。進路検討中の方もご参加ください。
 当ブログ筆者(本校専任教員)等の教員も参加予定です。

 本校等で学ぶ学生や進路検討中のの皆様、福祉施設や機関の職員の皆様、社会福祉に関心をお持ちの方も、是非ご参加ください。
 毎回、様々な人が集まる肩肘張らない研究会と交流会です。進路検討中の皆さん、福祉職員の皆様も、社会福祉の実際を率直に語り合うこの集まりに、お気軽にお立ち寄り下さい
 参加申し込みは不要です。直接、会場にお越しください。
 ブログ閲覧中の皆様の参加をお持ちしています。お気軽にお越し下さい


<今回のテーマ>
 社会福祉士として福祉施設を経営する卒業生の実践報告
 社会福祉士の今後 社会福祉施設経営の立場から 公開特別企画


◎語り手
 社会福祉士養成学科卒業生の福祉施設経営者(高齢者福祉領域)

日時 2015年11月7日(土)14:30から16:00(研究会の終了予定時刻)
会場:日本福祉教育専門学校 高田校舎4階(旧高田馬場校舎)(1階窓口近くに使用教室を掲示します)
 JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場駅」下車徒歩7分
 東京都豊島区高田3-6-15

参加費:無料(どなたでも参加できます、参加申し込みは不要です)

<日本福祉教育専門学校 高田馬場校舎 交通アクセス>
JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場駅」徒歩7分
 案内図です

<お問い合わせ先> 
 学校法人敬心学園 日本福祉教育専門学校
 電話:0120-166-255


日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科・養成科
*日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科は、4年制大学卒業(見込)等の方々が対象の、1年制の社会福祉士の養成コースの昼間部です
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*社会福祉士とは
  「社会福祉士及び介護福祉士法」により定められた、相談援助、運営管理、グループワーク等、ソーシャルワークに携わる専門職の国家資格です。
 各種の相談機関、福祉行政機関、福祉施設・団体、医療機関などにおいて,専門的知識と技術をもって,福祉サービス利用者の相談援助や,グループワーク、施設の運営管理、地域福祉活動等を行なう社会福祉専門職です。
 社会福祉士は、子ども、コミュニティ、障害者、貧困、女性、高齢者、更生保護等、多岐にわたる領域で、相談援助、社会貢献等の実務を担っています。
社会福祉士及び介護福祉士法


<ご紹介 同日、介護福祉士学科卒業生によるイベント>
パネルディスカッション
 介護福祉学科卒業生に聞いてみよう 認知症ケアのこと

【主催】日本介護福祉実践研究会
【日時】2015年11月7日(土)12時 から13時 日本福祉教育専門学校高田校舎にて
【詳細】認知症ケアで悩んでいること、不安に思っていることを、最前線で働いている卒業生にぶつけてみようという企画。
 介護や認知症ケアに興味があるかたは、ぜひご参加ください。一般の方もご参加いただけます。参加申し込みは不要です。


貧困問題と相談援助:当ブログ筆者講演の音声記録の一部を公開中
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生活保護受給者、簡易宿泊所街「寿町」の精神障害者を対象とした精神科デイケア、グループワーク実践
 当ブログ筆者の論文
 『生活保護受給者を対象としたグループワーク-ドヤ街「寿町」における実践報告と考察-』
 日本福祉教育専門学校研修紀要第21巻1号 39頁から52頁 2013年5月
 上記の論文の抜粋
 この部分の概要
*生活保護受給者、生活困窮者の金銭管理やコミュニケーション、メンタルヘルスの障害を支援するグループワーク

 金銭管理能力の障害から、生活保護を受給しているにもかかわらず、経済的な困窮に陥る当事者も目立つ。当診療所の患者のなかには、経済的困窮による抑うつ、強い不安等、心身の不調の訴えに繋がる場合も見られる。当然ではあるが、これらの場合の経済的困窮も、当事者の心理に影響を与える。もちろん、経済的なゆとりが無いことによる社会的孤立、食事を含めた不自由さ、生活の幅の縮小という社会的困窮をもたらす。
 また、生活保護受給者、生活困窮者は、コミュニケーションの円滑さ、人間関係の維持に課題がある人々が多い。グループワークは、これらのエンパワメントを図りながら、今、ここで起きている現実を教材に、コニュニケーションの促進、能力の向上を図ってきた。
 次に、生活困窮者にとって、精神疾患・精神障害を切り離すことは出来ない。集団における精神科リハビリテーションとして働きかけ、支援する基盤として、観察技法が不可欠である。
 誰にとっても食べること、栄養は生きていくなかで重要なものであるが、生活保護受給者であり、何らかの病を持つ利用者にとっては、食べることは生きることに直結する。精神科デイケアでは、共同調理を通して、共につくり、共に食べ、共に生きる実践を1999年の開設の日から今日まで続けてきた。

(1) 金銭管理と人間関係のトラブルの予防-生活保護受給者
 生活保護受給者と生活困窮者の支援の領域としては、経済状態と金銭管理の適切さを把握するため、在宅時の食事が摂れているか、また孤立の深刻さや、逆に借金、たかり等を意図して近づく人物はいないか等、人間関係を把握することも必要である。これらはドヤ街である寿町の特性とも言えよう。
 また寿町の当事者のなかには、経済的な弱みを握られた他の住民の使い走りをさせられていた事例もあった。生活保護受給者やサービス利用者に対する観察によるトラブルの早期発見と、事実関係の確認、必要に応じて関連機関と連携しながらの介入の実施等が求められる。
 精神科デイケアの開設時から、本論が報告した期間に引き継がれた問題として、利用者のなかには、生活保護費の自己管理が困難な人も少なくないことが挙げられる。 略  利用者の精神障害や知的障害もしくはそのボーダーライン等も、要因として考えなければならないだろう。
 生活保護受給者が金銭管理の障害のために、経済的に困窮した場合、生活はどうするのか。寿町の簡易宿泊所には有料のコインシャワーが併設されているが、入浴はせず、同じく宿泊所のコインランドリーによる洗濯もしない。 略 これらの生き抜く技法、力とも言えるものが現れている。
 略 これらの人々は、適切な金銭管理のために支援を要している。これに対し、職員側は、買い物への同行や、インスタント食品や米のような食料等の必需品の、生活保護費支給日の購入等の提案や助言などによって、支援を実施した。

(2) 利用者観察の要点-視線、虱や南京虫、服装等

 利用者の全人的な理解、把握が求められるが、利用者の非言語的、外見の観察の要点として、以下を挙げることが出来る。
 貧困・公的扶助領域の当事者の特徴として、感情の抑制や、感情表現を抑えることに課題がある事例も多く、また、稀に衝動的であったり、豹変する場合もある。これらの感情の大きな変化は、視線や、眼の表情に最初に現れることが多いため、観察のポイントである。
 統合失調症の患者は、不調の訴えや自覚が無い場合もあるので、注意を要する。また、簡易宿泊所の居住環境では虱、南京虫、ダニ等によって、皮膚に問題が生じる場合もある。これらを発見した場合は、当事者のケアに加え、薬剤(スミスリン等)等を用いた駆除が必要な場合もある。
 姿勢も観察を要する。デイケアの利用者は、不安や抑うつ、幻聴等の精神的な不調・不安定や、孤立感、他の利用者に対する警戒、被害的な意識が姿勢に現れることがある。また、日雇労働、トラックやタクシー運転手の職歴を持つ利用者が多い為、腰痛が蔓延しており、不適切な姿勢に繋がっている。
 顔面の表情として、統合失調症の利用者は無表情、空笑等の特徴がある。また、人格障害が疑われる利用者には「演技」もみられ、引きつった様な過剰な笑い声、話す調子の不自然さ等に現れることもある。躁状態の利用者も、表情の観察が状態の把握の一助になる。
 心身の不調、気分の異変が、「貧乏ゆすり」や身体の震え、地団駄、上着や髪等を触る反復に現れることもある。個別援助を必要としているサインとして、見逃してはならない。しかし、利用者の身体的な不調や痛みの訴えは、時には大げさな表現を用いたり、精神的にも抑うつ状態になる傾向もある。
 特に、利用者の服装は観察すべきである。デイケア通所時は、作業着やスウェットの利用者が目立つが、常に同じ服装の利用者や、対照的に洒落た服装を心がけている少数の利用者もいる。また、夏でも着替えない人や、季節に合わせた服装への転換が困難な統合失調症の利用者は、支援を要する。多くの利用者は、ジャンパー等を室内でも脱がない生活習慣の傾向があるので、室内スポーツプログラムでは、脱ぐことを促さなければならない。

(3) グループ観察の要点-横暴なボスの予防
 グループを全体的に観察し、グループ規範や利用者間の相互作用、特に摩擦や排除等の動きを早期に察知することが求められる。また、利用者間のリーダーシップが、横暴な「ボス」的なものとならないよう、観察と適正化の介入を必要とする。
 グループの観察を基に、グループのなかで、利用者の自由な表現や、諸活動への集中を可能とするために、側面的な支援を行い、グループとしての成長を図る。また、グループワークにおける経験が、利用者の行動や心理、考え方にどのような影響をもたらしているかを観察する。
 総じて、不安感や緊張感を持ちながら参加している利用者も、グループに対して安心感、居心地の良さを感じることを可能とする為に、観察に基づくグループへの介入、調整が必要である。観察は、グループを安定させる為に不可欠である。

(4)共同調理と利用者の食生活
 利用者の多くは、デイケアの昼食に期待を持っている。利用者にとっては、食事は、デイケアへの参加を誘引するものであり、また集合時間に遅刻した場合、昼食は食べられない等の規範を遵守する要因ともなっている。つまり、昼食のプログラムは、このグループを維持する要とも言え、併せて個々の利用者の健康と生活を支えるためにも不可欠なものである。
 しかし、この様に重要な食事ではあっても、貧困領域の当事者の多くは食べるスピードが速い。開設時から今日まで変わらぬ特徴である。利用者のなかには、入れ歯を使用していたり、歯がほぼ残存していない等、歯の問題がある利用者もこのスピードは変わらない。長年の単身生活のなかで、日常では一人での食事を続けてきたことが要因であろうかと思われる。
 また、利用者の多くは、主菜や汁物が濃い味付けにすることを好み、マヨネーズやソース等も多量に用いる傾向がある。なお、本論の時期は、利用者の多くは、主菜とご飯の量を多くするよう求めていた。稀に、隣の席の利用者の、主菜の肉が自分のより数個多いと怒った利用者もいた。大食自慢話の競い合いもあった。近年、これら大食の傾向を持つ利用者は減少した。職員からの健康を維持する為の働きかけや、利用者達の年齢、障害等が影響しているものと考えられる。
 障害等の要因により極端な偏食の利用者や、身体的な疾患のため、毎食のご飯の計量を要する利用者等、個別のケアを行った。
また、メニューを考える際には、寿町の食生活の特徴や、パン食は圧倒的に不人気である等の利用者の傾向も踏まえなければならない。配膳時、主菜等の盛り付けをセルフサービスとすることは、適切ではない。利用者の中には、自分の食事の確保には関心があっても、適切な配分を考えない人もいるからである。

 以上、抜粋

 本稿における実践とは、横浜市中区の簡易宿泊所街「寿町」の精神科診療所に併設された精神科デイケアという形態のグループワークにより、園芸・緑化、調理等の作業、田植や稲刈り等の農作業、造形や絵画、書道の創作活動、ゲートボール等のスポーツなどのプログラムが、筆者も参画し1999年から実践を開始した。
 診療所は、精神科・内科等の医療機関であり、通院する殆どの患者が、地域内の簡易宿泊所に住む生活保護受給者である。併設の精神科デイケアの利用者は、簡易宿泊所に単身で居住し、疾患は、アルコール依存症、薬物精神病(依存症、主に覚醒剤)、統合失調症等の多岐にわたる。
 各利用者の精神科リハビリテーションの課題は、断酒の継続、心身の健康と日常生活の維持、ギャンブル問題の改善、人間関係やコミュニケーションの向上、お互いに支え合う関わり、就労等であり、年齢層と合わせて幅広い。
 生活保護受給者を対象としたグループワーク、精神科デイケアの実践の報告と考察である。


<当ブログ筆者の論文 最新>
当ブログ筆者の論文 最新 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


福祉施設職員のストレスケア研修 ブログ筆者が出張講義 東京都登録講師派遣事業 講師謝金無料


社会福祉士受験対策web夏期講習 相談援助の理論と方法編 第7回
ナラティブアプローチ
○概要:ナラティブ・アプローチ 

・ナラティブ・アプローチは,クライエントが語るストーリーを重視して,新たな意味の世界を創り出すことを援助する。
 つまり、ナラティブ(物語)モデルは、クライエントの語る「物語」を通して援助を行なうものである。クライエントの現実として存在し、支配している「物語」を、ソーシャルワーカーは、クライエントとともに見い出していく作業が、出発点として求められる。そして、クライエントとの共同作業により、新たな意味の世界を利用者が創り出すことにより、問題状況から決別させる。
 ナラティブ(物語)・モデルの考え方では,クライエントの現実として存在し,支配している物語を,ソーシャルワーカーはクライエントとともに共同して見いだしていく作業が求められる。
 クライエントの心理的葛藤に着目し,クライエント自身が語ることを支援する。 

*ナラティブ・アプローチは社会構成主義の視点をソーシャルワークに応用した援助方法である。
 M.ホワイトとD.エプストンは、家族を対象としたソーシャルワークに社会構成主義の考えを取り入れた。A.ハートマンとJ.レアードもこの考えをとっている。

1)社会構成主義の概要
*社会構成主義は、人は自分のもつ認識の枠組みや知識を使って世界を理解し、自分なりの意味を生成するとみなす(意味世界)。

*社会構成主義とはモダニズムの考え方を否定し、乗り越えるポスト・モダニズムを基礎としている。

・ナラティブ・アプローチは、社会構成主義に基づくアプローチである。
 社会構成主義は,これまでの主観・客観の二分的見方をとらず、「現実は人々の間で構成される」と捉える。理解は治療の場におけるクライエントと援助者の間の対話そのものにあるとする。「無知のアプローチ」に基づく「いま,ここで」の対話とその解釈が重視され,「治療的対話」に主眼がおかれる。

*ナラティブ・アプローチはクライエントが自己について否定的な物語、価値観を抱き、それを変えることができないと信じ込んでいる場合に有効である。このようにクライエントのなかで確立している物語をドミナント・ストーリーという。
 まず、クライエントは、援助者との対話を通して、ドミナント・ストーリーを解体する。(「自己」についての否定的なストーリーが、変えられないものではないことに気づく)この作業を問題の外在化という。 そして、クライエント自身が新たに構成するストーリーをオルタナティブ・ ストーリーという。

*ナラティブ・アプローチはストレングス(強さ志向)・アプローチの一種ともいえる。

<テキスト解説>
1 起源と基盤理論

・理論基盤は、社会構成主義にあり、「現実は社会的に構成されたもの」「現実は、人と人との対話を通じてつくられるもの」という認識論であり、フーコーの影響を受けている。
・人は「現実」を常に「意味づけ」しながら生きており、それは過去からの流れのなかでの経験に対する解釈である。自分自身について、自らの意味世界を物語として編み出している。
・家族療法のホワイトやエプストンらの理論と実践を基盤にし、ソーシャルワーク、心理臨床等の領域に導入されてきた。

2 ナラティブアプローチを理解するためのキーワード
*ドミナント・ストーリー

 過去からの流れのなかでとらえてきたクライエントの「物語」であり、問題が染み込んだストーリーである。

*オルタナティブ・ストーリー
・「物語」を変容し、新たに描き出された物語である。

3 適用対象・適用課題
・家族ソーシャルワーク等の領域が考えられる。
しかし、重度の精神障害の場合など、医学的要因がある事例は、適用が難しいとされる。

4 支援焦点
・クライエントが、自身の生活や人生を、問題により否定的に支配されたと捉えるのではなく、肯定的に捉えることができるように支援する。
 自らの人生を構成するストーリーを理解し、新たなストーリーに書き換えていく=人生の再構築を図る。

5 支援展開
・展開過程  テキストP170 図
・クライエントのストーリーの傾聴 ⇒ 反省的質問、問題の外在化 挑戦する問題の明確化、経験に新しい意味を付与、新しいストーリーを著述する。
・具体的には、クライエントとワーカー間で手紙のやり取りを実施する、面接過程に関与する専門支援者集団のフィードバックを取り入れるなどの方法が用いられる。

*ナラティプアブローチの展開過程
1 ドミナント・ストーリーを傾聴する

2 問題を外在化する
 クライエントから問題を引き離す。問題のこれまでの影響について別の捉え方で視る。

3 反省的質問をする
 問題の維持に誰がかかわり、出来事、経験が関与しているか考察する。

4ユニークな結果を見出していく
 (ドミナント・ストーリーとは異なる結果)

5 オルタナティブーストーリーを構築していく
 これまでの経験に新しい意味づけを行い、新たな物語を、共同で構築していく

危機介入アプローチ 悲嘆、ストレスマネジメントとは 相談援助理論 ソーシャルインクルージョンと民間支援

簡易宿泊所街 寿町の生活保護受給者対象の精神科デイケア 実践 相談援助の理論 行動変容アプローチ

エンパワメントアプローチ ソロモンの定義とは 生活保護受給者 生活困窮者コミュニケーション問題と支援法



<お知らせ ブログ閲覧中の皆様>
当ブログ筆者の「27回社会福祉士試験受験対策集中講座」開催
2日間で全19科目の、受験対策重要ポイントと、国家試験頻出キーワードを解説します。
当ブログ筆者(日本福祉教育専門学校 社会福祉士養成学科学科長)が担当します。
日時:10月17日(土)10:00から17:00
10月18日(日)10:00から16:00
受講料:12,000円(2日間分)
定員:80名
主催 日本福祉大学富山オフィス 電話(076)431-2027

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生活保護受給者、簡易宿泊所街「寿町」の精神障害者を対象とした精神科デイケア、グループワーク実践
 当ブログ筆者の論文
 『生活保護受給者を対象としたグループワーク-ドヤ街「寿町」における実践報告と考察-』
 日本福祉教育専門学校研修紀要第21巻1号 39頁から52頁 2013年5月

2.生活保護受給者、精神障害者や依存症者対象のグループワークの援助関係
(1)生活保護受給者、生活困窮者の人間関係の問題

 生活保護受給者や生活困窮者の人間関係、コミュニケーションには特性と、大きな問題がある。後述するように、過去の「縦の人間関係」の影響から、グループワークにおいても相互不信に陥り利用者間で対等な関わりを構築出来なかったり、自分よりも弱い対象を排除する「内なる排除」を行ってしまう傾向も見られる。
 貧困問題の当事者の社会的孤立を緩和し、孤独死を予防するためのは、繋がりを創ることを支援することが不可欠である。どのような方法で、関わりを媒介することをなし得るのか。ソーシャルワークにおいては、グループワークによって、全人的な交流を持つ新たな経験と場の提供を実施することが可能である。コミュニケーションが意欲を喚起し、生活の質の向上と、やがて地域における相互支援へと成長することを促進する。
 当ブログ筆者の、1999年から今日に至る生活保護受給者対象のグループワーク、精神科デイケアの実践の報告と考察である。

(2)貧困問題当事者の「内なる排除」 弱いものを叩く「縦の人間関係」からのオルタナティブへ
 簡易宿泊所街「寿町」において、生活保護受給中の精神障害者、アルコールや覚醒剤依存症者等が日々通所するこの精神科デイケアの利用者は、コミュニケーションが不得手な人が多く、元来、他の利用者にはあまり関心を持たない。人間関係そのものへの関心が希薄とも言えよう。また、利用者には、児童養護施設等で育った、もしくは精神病院への長期入院、「暴走族」等のアウトサイダーの組織に関係していた、刑務所の服役等を経て、簡易宿泊所街とこのデイケアの通所に至っている場合もある。
 つまり、このような生活歴を経て、人間関係の持ち方が独特なものとなっている。過去には、管理や支配等、主に「縦の人間関係」のなかで生きてきたというのも過言ではないだろう。
 当然ながら、これら利用者者対象のグループワーク、デイケアにおいては、支配と被支配、利用する・されるではない、利用者と職員間では、対等な専門的援助関係を、利用者間では水平な相互支援の繋がりを築いていくことを目指している。

(3)生活保護受給者対象グループワークの援助技法

 利用者の古い人間関係のあり方の影響を、職員側は分析しつつ、新たな関わりの形態や協調を、言動により、時にはモデルとなり、方向を示す必要がある。デイケアでは、日中の6時間程を共に過ごし、調理や作業等の様々な恊働の場面があること、加えて多様な職員の、それぞれの専門性、個性を活用した働きかけによって可能となったと考えられる。
 利用者と職員の関わりにおいて、専門的な距離感を持ちながらも、情緒的に関わろうとする姿勢が無ければ、個別の援助関係も、ましてグループワークも成立しない。しかし、寿町の利用者の中には、職員に対する過度の依存や独占欲を持ち、適切な関わりを持つことが困難な利用者もいる。時には、職員を独占した利用者への、他の利用者からの嫉妬、羨望に繋がることがある。援助関係を確立するために、職員は過度に巻き込まれないことと、客観的かつ全人的な視点が不可欠である。
 また、利用者の多くは、「SOS」、支援の要請を素直に発しづらい特性がある。支援を必要としていても「放っといてくれ」等の、言語による表面的な情報と、裏側に潜む感情や真のメッセージが異なる。このような場面では、利用者の言語だけではなく、表情や態度などの非言語にも注目し、理解を基に働きかける必要がある。

(4)処遇困難事例へのチームアプローチ 利用者の「嘘」と暴力

 また、稀に利用者は、職員に不調や薬の紛失を訴え、薬の処方を要求する等、職員を利用しようとすることがある。また、一職員が許可した等の嘘をついて、職員を操作しようとする場合もある。職員チーム内での情報の共有により、適切に対処しなければならない。
 加えて、利用者の中には、ルールを無視して食事を求めたり、自分の希望が通らないと、声をあらげる場合もある。実際に、職員に対して「ババア」等と暴言を吐いたり、職員に物品を投げつけた利用者もいた。必要に応じて、複数の職員での対応等、毅然とした姿勢が必要であろう。また、ルールや許容範囲等を各職員が共通認識を持たなければならない。利用者も個々の職員とチームを観察し、職員側のルール等の解釈の不一致、あいまいさ、チームワークの隙を突くことがある。

(5) 観察による幻聴等の精神症状悪化の早期発見 覚醒剤依存症からの回復
 多様な個性を持つ利用者を注意深く観察しつつ、個別に関わることによって、各個人の独自性を認識することが必要とされる。利用者が参加するグループワークの基本的技術ではあるが、デイケアにおいては、心身の健康状態、睡眠や、気分障害の利用者のうつと躁の変化、生活の様子等の観察と関わりによる理解によって、症状の悪化の早期発見が可能となる。
 特に利用者の幻聴の中には「屋上から"飛び降りろ"と、男性の声で仕向けられる」といったものもあるが、危険な幻聴や妄想は、薬物依存症者に目立つ。これらに支配された言動や自殺のほのめかしに対し、本人や周囲の安全を守るために、注意を要する。
 生活困窮者の薬物依存においては、少年時代はシンナーを乱用し、その後に覚醒剤を使用していた事例が目立つ。
 また、適切に服薬しているか否かを観察し、本人から聞き取り、必要に応じて、簡易宿泊所を訪問して確認する実践も行われた。

 以上、抜粋

 横浜市中区の簡易宿泊所街「寿町」の精神科診療所に併設された精神科デイケアという形態のグループワークにより、園芸・緑化、調理等の作業、田植や稲刈り等の農作業、造形や絵画、書道の創作活動、ゲートボール等のスポーツなどのプログラムが、筆者も参画し1999年から実践を開始した。
 診療所は、精神科・内科等の医療機関であり、通院する殆どの患者が、地域内の簡易宿泊所に住む生活保護受給者である。併設の精神科デイケアの利用者は、簡易宿泊所に単身で居住し、疾患は、アルコール依存症、薬物精神病(依存症、主に覚醒剤)、統合失調症等の多岐にわたる。
 各利用者の精神科リハビリテーションの課題は、断酒の継続、心身の健康と日常生活の維持、ギャンブル問題の改善、人間関係やコミュニケーションの向上、お互いに支え合う関わり、就労等であり、年齢層と合わせて幅広い。
 生活保護受給者を対象としたグループワーク、精神科デイケアの実践の報告と考察である。


<当ブログ筆者の論文 最新>
当ブログ筆者の論文 最新 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


「貧困問題と相談援助」 当ブログ筆者の講演 音声記録の一部を公開中

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東京都の登録講師派遣事業<研修申込受付 平成27年9月23日まで>
「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号31
内容 福祉施設職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、心身の健康のセルフケアを支援する研修
 ストレスケアを促進することにより、職員の退職を予防し、成長する専門職とそのチームを目指していく。

「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」講座番号84
内容 貧困・生保受給者対象のグループワークプログラムと留意点等を、講師(ブログ筆者)の実践や事例に基づき解説

「福祉施設職員の職業倫理と福祉マインド、ハラスメント予防」講座番号32
内容 福祉施設職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。

「グループワークの基礎」講座番号33
内容 福祉施設におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の基礎を解説。

 上記は当ブログ筆者が担当する研修の一部です。
この講座は、東京都福祉保健局の委託による、福祉・介護事業所対象の職場研修です。ブログ筆者等の派遣講師が出向きます。講師謝金・講師派遣 無料

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社会福祉士受験対策web夏期講習 相談援助の理論と方法編 第6回
*エンパワメントアプローチ
*概要:エンパワメント

・エンパワメントの考え方は,クライエントが自ら力を回復し,自分たちを取り巻く問題状況を解決していけるようにしようというものである。
 エンパワメントでは,クライエント自身が,問題解決に必要な知識やスキルを習得することを支援する。
・エンパワメント・アプローチとは、クライエント、利用者が本来もっている力、潜在的な力、可能性に着目し、その力を引き出して積極的に利用、援助することをいう。今日、社会福祉をはじめとして、多様な領域で取り入れられている。
・人間の福利(ウェルビーイング)と社会の変革を進め,人びとのエンパワメントと解放を促していくことが,国際ソーシャルワーカー連盟の「ソーシャルワークの定義」(2000年)で唱えられている。
・ケアマネジメント実践では,利用者主体の地域生活を目指すために,エンパワメントの視点による支援が強調され,障害者福祉の分野でも障害者が地域生活を自らマネジメントできる力をつけることが重視されている。
・サレエベイ(Sallebey,D.)によれば,ストレングスとは,「人間は困難でショッキングな人生経験を軽視したり,人生の苦悩を無視したりせず,むしろこのような試練を教訓にし,耐えていく能力である復元力を基本にしている」という。

・住民が生活問題状況を自覚し,自分たちの生活をコントロールしたり,改善したりする能力の形成を目指すことは,「エンパワメント」の考え方に含まれる。
 福祉サービスを必要とする地域住民が,自らの問題への気づき,仲間づくりなどを通して,生活主体者としての自己決定能力を高めるなどのエンパワメントアプローチの手法は,地域福祉の実践にとっても有意義である。

・ エンパワメントが社会福祉、ソーシャルワークのあらゆる領域で取りいれられるようになった背景には、ソーシャルワーク理論として一般システム論やエコシステム論、ライフモデルが定着したことがある。
エンパワメントは、1960年代のアメリカにおける公民権運動やブラックパワー運動を源流とする。

*B.ソロモンによるエンパワメントの定義
・エンパワメントは、1976年にソロモンによって初めて用いられた用語である。
 「エンパワメントとは、スティグマ化されている集団の構成メンバーであることによって加えられた否定的な評価によって引き起こされたパワーの欠如状態を減らすことを目指して、クライエントもしくはクライエント・システムに対応する一連の諸活動にソーシャルワーカーが関わっていく過程である」とソロモンは定義した。

・エンパワメントは、クライエントの潜在能力や能力の強さに焦点を当てる。
 エンパワメントは、クライエント自身が問題解決の主導者であることを前提としており、ソーシャルワーカーは原則として側面的援助に徹するべきである。
 エンパワメントの視点は生活モデル(生態学的視点)の実践展開に方向性を与える側面がある。
 エンパワメントは、ミクロの個人的問題に対する心理調整と、マクロの社会構造の改革という、両者の援助に同時に関わる。
*エンパワメントは、長期にわたって社会的ケアを受けなければならない状況におかれているような高齢者、身体や精神に障害のある人々へのソーシャルワーク実践に拡大されている。
*エンパワメントにおける「パワー」は、ソーシャルワーク実践を統合していく重要な構成要素である。また、医学モデルに基づいたクライエントシステムの病理や弱さの側面を志向するあり方を脱却しつつ、クライエントの健康や強さの側面を重視する「強さ志向の視点」の必要性が強調されるようになった。

<テキスト解説>
1 起源と基盤理論 テキストP164

・17世紀の法律用語が起源と言われ、「公的な権威や法律的な権限を与えること」の意味。アメリカの公民権運動等を経て、広範に用いられ、現在は学際的用語として定着した。
・ソロモン(B.Solomon)は、『黒人へのエンパワメント 抑圧された地域社会におけるソーシャルワーク』を1976年に著した。
・ポストモダニズムの潮流に沿い、障害者運動、セルフヘルプ活動などの影響を受けた。
・ソーシャルアクションのレイノルズの思想と実践、マルシオの「コンピテンス概念」を摂取した。昨今のストレングス、リカバリーの概念等との親和性をもっている。
・国際ソーシャルワーカー連盟・ソーシャルワーク定義において、専門職の役割として明示された。
 
2 エンパワメントアプローチを理解するためのキーワード
*ポストモダニズム

・建築分野発祥の概念であり、論理性、実証性、合理性の近代主義(モダン)を否定し、脱近代を目標とする思想的潮流。
・近代を超えようとする文化・芸術運動であり、近代の合理主義的傾向を否定する考え方。もともとは、機能主義・合理主義に対置する新しい建築を意味した。
・社会学では、ポストモダン哲学の影響を強く受け、従来の部分/全体の二元論的発想、近代的自我に根ざした社会分析を離れつつも、難渋かつ抽象的な哲学論議に深入りすることなく、「主体の脱中心化」のテーマに則った経験的記述の方法論が彫琢されている。

*パワー
・人が、自律性を確保し、生活を維持のために他者と協働しつつ、自らの人生に影響を行使する力。

*パワーレスネス
・問題解決のための資源との接触が制限されていたり、知識や技術が不足している状態。

3 適用対象・適用課題 テキストP165
・障害、人種、貧困、性など、社会的マイノリティであることを理由に抑圧され、パワーレスな状態におかれてた人々と、その課題全般である。

4 支援焦点
・支援展開は、クライエント自らが、抑圧状況を認識し、自らの潜在能力に気づき、能力を高め、抱える問題に対処する。加えて、抑圧状況の要因を変革していく。

5 支援展開
・エンパワメントアプローチの具体的内容(デュボイスとミレイ)
  テキストP166表
・援助の当初より、ミクロ・メゾ・マクロの各次元への介入、環境との交互作用を意識し、複眼的視点で同時併行的に、問題・課題の解決に挑戦する。

・クライエントとの面接、社会生活技能訓練(SST)、グループワーク・自助グループ活動、アドボカシー活動、ソーシャルアクションなどの手法が活用されている。

危機介入アプローチ 悲嘆、ストレスマネジメントとは 相談援助理論 ソーシャルインクルージョンと民間支援

簡易宿泊所街 寿町の生活保護受給者対象の精神科デイケア 実践 相談援助の理論 行動変容アプローチ


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「2016社会福祉士国家試験過去問解説集 第25回─第27回全問完全解説」日本社会福祉士養成校協会編集 ISBN 978-4-8058-5161-6
 中央法規出版 2015年5月10日発行

 450問を選択肢ごとに詳しく解説し、科目別ポイントを収載。第27回を含む過去3年分の国家試験全問題を掲載した問題集。過去2年分も最新の制度や数値にアップデートし、次回試験に完全対応。基本の理解、実力試し、傾向対策、総復習で着実に学習効果を発揮。 中央法規出版



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お知らせ 当ブログ筆者の出張講義 福祉施設職員サポーティブ研修 無料
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「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修」講座番号31
内容 福祉施設職員のストレスへの対処や燃えつきの予防、心身の健康のセルフケアを支援する研修
 ストレスケアを促進することにより、職員の退職を予防し、成長する専門職とそのチームを目指していく。

・福祉施設職員の職務ストレスに対するセルフケアの促進、その方法
・ストレッサーのチェック
・実践ストレスのセルフケアのプロセス
・ストレスから復元する力=レジリエンスを強める
・ストレッサーの自己分析 
・福祉の職場の総合的ストレス・マネジメント
・ストレス場面への対処。リラクゼーションの方法
・援助者のエモーショナル・リテラシーの向上 感情のコントロール
・福祉施設職員の実務上の対策、専門職としての成長へ
・職員のメンタルヘルス ストレングスと自己への語りかけ
・実践ストレスを成長に繋げていくために。語り合いの力
・チームリーダーによるサポーティブな職場のファシリテーション 等

*福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修の主旨
 この研修の機会が媒介となって、各職員のストレス対処法とその力の共有を図り、職場のストレスケアを促進するプログラムである。職員のストレスケアは、退職予防はもちろん、福祉施設の事業の安定、質の高いサービスの提供に直結する課題である。換言するならば、持続可能な実践、事業のために不可欠な課題であると言えよう。

<職員の退職予防を図る研修>
 福祉施設において、有効な退職予防策を打ち出せないまま職員の人員不足を招くことや、燃えつき等によって充分に能力を発揮出来ない職員を生じることは、現場に更なる負担をかけ、過失や事故等に繋がる可能性に直結する。
 施設と個々の職員のストレス・マネジメントは、リスク・マネジメントでもあり、施設の運営管理にも大きく関わる課題である。
 良い福祉施設、良いサービスは、職員の心身の健康の維持と、実践と生活の充実が鍵を握る。福祉施設において、事業の根幹は人にある。
 だからこそ、着手が可能なところから、職員のセルフケアの促進と現場職員の支援策、サポーティブな職場づくりを開始する必要がある。これらは単なるストレス対策のみならず、施設と職員の成長も目指すポジティブな内容も含む。

<福祉施設職員の方々を支えたいという願いから生まれた研修>
 サポーティブ研修プログラムの開発と、実施を決意させたものがある。それは、次のような一教員としての気掛かりである。
 筆者が、福祉専門職養成の教壇に立ち始めてから、12年が過ぎた。その間に、筆者が講師を務めた専門学校や大学、職業訓練を経て、福祉施設等の現場に送り出した社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士等の卒業生たちは、援助者として働きがいを持ち続け、ワーク・ライフ・バランスを保っているだろうか。スーパービジョンや研修等によって、成長出来ているだろうか。福祉施設が直面している困難を耳にする機会があると、気に掛かる。
 全ての卒業生を含む福祉施設職員のフォローを続けることは、現実的ではない。しかし、間接的にも何らかの支えになれたらという願いから、昨年度からこのサポーティブ研修を開始した。
 今後も、援助者かつ教員の一人として、教育と自らの実践の現場、加えて福祉施設職員研修のトライアングルのなかで、学びと成長の場の創造と促進を目指し、教育と実践、研修の三方向の活動を続けていきたい。


「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」講座番号84
内容 貧困・生保受給者対象のグループワークプログラムと留意点等を、講師(ブログ筆者)の実践や事例に基づき解説

 具体的には、下記のテーマを解説
・社会的孤立を脱し、自立や就労の意欲の向上、生活の拡充を図る支援ーグループの活用
・作業等のプログラムによる承認の機会の創出、利用者の自信の強化、自己表現の促進
・人間関係の向上、グループづくり、コミュニケーションの媒介、繋がりの構築、トラブルの解決
・アルコール依存症等、関連する問題
・グループにおいて進めるエンパワメント、利用者の主体的な参加の促進
・相互援助の意識を高めるプログラム
・人間的成長を促進するプログラム、ポジティブな視点への転換
・危機の予防、金銭管理等の地域生活の支援
・利用者のセルフケアの向上、生き抜く技法と力の促進
・職員のチームアプローチ 等

*「生活困窮者、生活保護受給者対象のグループワーク」研修とは
・貧困問題の当事者等が、働くことや人間関係からの疎外、社会的孤立、自尊感情が持ちづらい状態から、グループワークによって生活問題の主体的な解決の促進や相互支援を目指していく。
 生活保護受給者等のグループワークの留意点として、当事者の人間関係、コミュニケーションの特性等が挙げられる。グループにおいては、これらの特性を踏まえた集団や個人への働きかけ、当事者に合ったプログラムの立案と活用が必須となる。
 具体的な課題は上記に加え、
・相互援助の意識を高めるプログラム
・グループにおいて進めるエンパワメント
・アルコール依存症からの回復、断酒の継続、ギャンブル問題
 心身の健康と日常生活の維持
 金銭管理の支援


「福祉施設職員の職業倫理と福祉マインド、ハラスメント予防」講座番号32
内容 福祉施設職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。
 具体的には、下記のテーマに関して解説。
・福祉施設職員の職業倫理、社会福祉の価値
・利用者・家族との専門的援助関係、配慮のある挨拶と言葉づかい、コミュニケーションスキル
・倫理的なリスクマネジメント
・虐待、権利侵害の予防
・福祉施設職員の使命、人間の尊厳、生き方、利用者の苦境・痛みの軽減、変化の可能性
・インフォームド・コンセント、自己決定の尊重
・ホリスティック・全人的な視野、利用者の多様性と個別性
・利用者の利益の最優先、利用者本位 等

*この研修では、福祉施設職員としての倫理や福祉マインドを、職場や職員のなかで共有を図っていくために、倫理と実践の課題を解説し、整理を行う。当ブログ筆者(担当講師)の実践経験等も踏まえながら、実践的、現場からの視点でハラスメント予防を考えていく。
 質の高いサービス、より良い職場と職員チームづくり、職員支援の中心として、社会福祉の価値、ミッションが必要不可欠である。
①職場において、実践を行ううえで、最も大切にしているものは何か。
②その価値の共有を図る。
③自然体の倫理の必要性。
 リスク・マネジメントとしての、倫理の内在化、ハラスメント予防の促進。
 ミスとしての倫理違反や、判断ミスや失敗も起こり得る。
 燃えつきバーンアウト、慢性疲労等の状態は、適切な実践を損なってしまう要因ともなり得る。個々の職員だけの課題ではなく、職場全体の課題である。
・職業倫理と現実との往復、対話が求められる。

「グループワークの基礎」講座番号33
内容 福祉施設におけるグループワークのプロセス、方法、プログラム等の基礎を解説。

 具体的には、下記のテーマに関して解説。
・福祉施設におけるグループワークの活用例。
 福祉施設の利用者等を対象に、人間関係の調整や、コミュニケーション、生活意欲向上などのために展開されるグループ。リハビリテーションの一環。
*グループワークの概要
・グループによる意図的なプログラム活動やグループ内外の相互作用を活用して、個々のメンバー(参加者)とグループの全人的な成長をめざし,個人,集団,社会のさまざまな問題への効果的な対応を支援する援助方法である。
 例:自他による受容と仲間づくり、自尊感情の回復へ
*スタッフとメンバー(参加者)の援助関係  相互作用の媒介者としてのスタッフ。
 グループのまとまりや相互の理解と協力,緩やかなつながり、人間関係を生み出す。
*メンバー間の相互作用を活用し、その治療教育的力によってさまざまな目標の達成を目指す。関わりなどの新たな経験を提供する。

*プログラムの種類(例) グループワーク実践から
(1)レクリエーション活動
 各種スポーツ(エアロビクス、ヨガ、ゲートボール),ハイキング,旅行、手芸、芸術(絵画)、音楽(鑑賞・演奏)など。
(2)社会参加活動
 バザー,ボランティア活動、環境(公園清掃)・リサイクル・緑化活動など。
(3)社全体験学習活動
 各種施設・機関への見学、体験など。
(4自立支援活動
 調理実習、メンバーミーティング,作業(園芸)など。
(5)日常生活活動
 散歩,雑談,会食,メンバーの相互訪問など。

*プログラム計画の原則 進め方,スタッフの役割
1 メンバーのプログラム計画への最大の参加
・メンバー(参加者)がグループ(活動)に主体的に参加してこそグループ。メンバーがプログラム計画に参加し,メンバーの意見がプログラム計画に十分取り入れられる必要がある。
2 メンバーの現状から出発する
 メンバーの生活と、興味を理解し、プログラム計画に活かす。
3 グループのニードに沿ったプログラム
 メンバーのニードの「寄せ集め」がグループのニードとはならない。グループはメンバーの集合を超えた統一体であり,そのグループのニードに沿って計画され,またメンバーとグループのニードが調整される必要がある。
4 活動にめりはりを
 非日常的な活動も取り入れ,「めりはり」をつけ,マンネリズムにならないようにする。
5 プログラムに連続性を持たせる
 個々のプログラム活動を全体のプログラム活動の展開の中で見る。長期的な連続過程の中で考える。
・総合的に考える。
・プログラム計画に柔軟性を持たせる。アクシデントも活用する。

*グループワークにおけるプログラムの意義 
①自由な自己表現の可能性
②集団を安定させる機能
③新たな集団過程を展開させる可能性
④グループの組織化
*グループワークのプロセス、進め方
 準備期、開始期、作業期、終結期
 グループの構成、リーダーシップ、波長合わせ
*グループワークの留意点

 上記は当ブログ筆者(日本福祉教育専門学校社会福祉士養成学科 学科長、大学講師)が講師が担当する研修の一部です。
 この講座は、東京都福祉保健局の委託による、福祉・介護事業所対象の職場研修です。ブログ筆者等の派遣講師が出向きます。講師謝金・講師派遣 無料

詳しくは下記をクリック
東京都社会福祉協議会登録講師派遣事業

この研修事業の参加対象
 福祉・介護に関するサービスを提供し、次の要件のいずれかに該当する事業所
1 利用定員のある事業所
*施設サービスの事業所は定員110人以下
 例)特養、養護・軽費・有料老人ホーム、老健、小規模多機能型居宅介護、GH、施設入所支援
*在宅サービスの事業所は定員50人以下
 例)通所介護・リハビリ、ショートステイ、生活介護、就労継続支援

2 利用定員のない事業所
1サービス当たりの利用実人員(直近1カ月または直近3カ月平均)が110人以下
例)訪問介護、訪問看護

3 上記に定める他、東京都及び東京都社会福祉協議会が協議の上、特に支援が必要と認められる事業所


講師謝金・講師派遣

無料※ただし、資料印刷等の実費につきましてはご負担いただきます。

申込方法 所定の申込用紙に必要事項を記入の上、FAXでお申し込みください。
<研修申込受付 平成27年9月23日まで>

【お問合せ先】東京都福祉人材センター研修室
電話 03-5800-3335

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生活保護受給者、簡易宿泊所街「寿町」の精神障害者を対象とした精神科デイケア、グループワーク実践

 当ブログ筆者の論文
『生活保護受給者を対象としたグループワーク-ドヤ街「寿町」における実践報告と考察-』
日本福祉教育専門学校研修紀要第21巻1号 39頁から52頁 2013年5月


抜粋
 精神科診療所に併設された精神科デイケアという形態のグループワークにより、園芸・緑化、調理等の作業、田植や稲刈り等の農作業、造形や絵画、書道の創作活動、ゲートボール等のスポーツなどのプログラムが、筆者も参画し1999年から実施された。簡易宿泊所街における、生活保護受給者を対象としたグループワーク、精神科デイケアの実践の報告と考察である。

Ⅲ.寿町のグループワークの手法-実践からの抽出
1.グループワークの援助の視点
 デイケアのグループワーク実践から導き出される、支援を有効なものとするために必要であった視点は、次の7点である。
(1) 引きこもりを脱し、生活の拡充を図る支援
 調理や外出、その他のプログラムが、個々の利用者の生活のリハーサルとなって、生活の幅、生活圏を広げることを支援する方向性である。利用者は、デイケア終了後に簡易宿泊所の自室に帰れば、引きこもる場合が多い。グループワークを通じて、人間関係を持つことや、プログラムにより様々な事柄に取り組むことにおいて、新たな経験を提供したと考えられる。また、利用者の自信を強化し、自尊感情を支え、生活の質の向上も目指した。

(2) 各種作業における承認の機会
 個々の利用者の、強み、能力、意欲を持って取り組める作業を見出し、承認する場面をつくることである。利用者自身の力で出来ることは取り組みを促し、職員は側面から支援する姿勢である。取り組みの結果は、率直に受け止め、次の方策を考える。例えば、飲食業等調理に関連する職歴を持つ利用者は、昼食の調理において活躍する場面をつくり、能力を引き出しつつ本人のエンパワメントを推進する。例えば、公園の緑化作業や農作業においては、穴掘り作業等は、土木・建設の元プロフェッショナル達の独壇場である。

(3) グループワークと個別援助の併用
 統合失調症や覚醒剤依存の後遺症、アルコール依存症等、症状や生活が不安定な利用者等に対して、情緒的な安定を図るために、面接や簡易宿泊所への訪問などの個別援助を、必要に応じ、グループワークに併せて実施することである。また、健康や生活の危機の予防も図る。事例として、他者からの批判や攻撃を恐れ、周囲の視線が常に気になって通所が困難になり、個別のフォローを必要とした利用者もいた。加えて、利用者の危機に際しては、主治医等の医療スタッフと共同での訪問等の対応や、福祉事務所の担当ケースワーカーとの連携を行った。

(4) 創作活動による自己表現の機会の提供
 造形や書道等の創作活動プログラムによって、自己表現を促すことである。デイケアの利用者のなかには、全ての創作活動に対して「不器用だから」等の苦手意識を抱えていたり、アートに関心が皆無、集中が続かない人も少なくなかった。利用者の取り組みを職員が個別に励まし、優れている点を誉め、自己表現を豊かにし、その技能を高めていく実践を行った。

(5) 社会資源の適切な利用の為の情報提供
 デイケアの利用者は、社会資源を含む様々な情報に対し、誤解を持っていたり、噂に左右されていることが少なくない。職員が情報を提供し、もしくは利用者相互に情報の共有化を図って、正しい理解を持つことが、資源の適切な活用にも繋がる。

(6)柔軟な参加形態と能力の向上
 個々の利用者の心身の健康状態や障害の程度、グループへの抵抗に応じて、参加するよう個別に働きかける。全日程参加の利用者が多数ではあるが、曜日を定めたり、特定のプログラムのみの参加も認めている。個別の目標やスケジュールを、利用者と職員が共同で設定し、障害が重くても参加できる活動を考える。なお、利用者には、主体的に参加するよう励まし、また能力を更に高めるため、やさしい内容から難しい内容へと段階的に目標達成へと進む働きかけを行う。

(7)ドヤ街の生活と文化に合ったプログラムの立案
 次の様な留意点が必要となる。プログラムは、利用者の持つ文化、関心、その生活を基に立案されなければならない。しかし、寿町の住民は、これらの幅が狭い傾向がある。あまりに迎合すると、利用者に新たな経験や生活の拡充をもたらすことが困難となり、マンネリ化に陥る。利用者の生活からかけ離れたものは、利用者の参加意欲や満足度、グループの求心力の低下に繋がる。これらのバランスが求められる。また、寿町故の特殊なニーズとして、 略  行き先の選定時に配慮を要する。
 略
 利用者とグループに望ましい変化と、その動機付け、グループ内外の相互作用の促進が図られた。利用者は、プログラムを経験することで、自らの新たな側面を見出し、職員からエンパワーされていった。また、グループのまとまりや共同性、協力、責任、社会との関わり等を生み出した。これらは、個々の利用者の情緒的な安定、意欲の向上、地域生活の維持に繋がっていくものであったと言えよう。
 略
 「寿町」 地域とは、横浜市中区の簡易宿泊所が密集した「ドヤ街」 である。現在は、高齢者や障害者等の生活保護受給者が単身で集住する「福祉の町」である。
 当診療所は、精神科・内科・整形外科等の医療機関であり、通院する殆どの患者が、寿町の簡易宿泊所に住む生活保護受給者である。
 併設の精神科デイケア(以降、デイケアと表記)は、利用者のほぼ全員が、寿町の簡易宿泊所に単身で居住する精神障害者であり、生活保護を受給している。
 利用者の疾患は、アルコール依存症、薬物精神病(依存症、主に覚醒剤)、統合失調症等の多岐にわたる。
 各利用者の精神科リハビリテーションとしての課題は、断酒の継続、心身の健康と日常生活の維持、借金・ギャンブル問題の改善、人間関係やコミュニケーションの向上、就労等であり、年齢層と合わせて幅広い。
 現在、デイケアは火曜日から土曜日の午前10 時から午後4 時まで、午前は共同調理と会食、午後は公園の緑化・園芸作業、造形と書道の創作活動、音楽・茶道・エアロビ・ヨガの教室、卓球等のスポーツ、散歩や映画鑑賞などのプログラムを実施している。
 また、季節毎の農作業等の宿泊プログラム、運動会、餅つきなどの年間行事を実施している。
 これまでのデイケアにおける実践の成果としては、統合失調症で簡易宿泊所に閉じこもっていた利用者が、デイケアに欠かさず通所し生活も安定した事例や、アルコール依存症から回復した事例等が挙げられる。
 反面、毎日通所していたが自室で孤独死、自殺を迎えた利用者も目立つ。
 筆者は、準備段階を含めて1999年3月から現在まで、かつては常勤職員、現在は非常勤職員として、この診療所とデイケアにおける実践を継続中である。
(註)
 簡易宿泊所とは、旅館業法における4種(ホテル、旅館、簡易宿所、下宿)の旅館営業許可業種のうち
のひとつである。
 ドヤ街は他に、「山谷」や、「釜ヶ崎」が現存する。山谷は、東京都台東区と荒川区にまたがる、「泪橋交差点」を中心としたドヤ街である。釜ヶ崎は、大阪市西成区萩之茶屋周辺の簡易宿泊所街・寄せ場である。1966年の「第五次釜ヶ崎暴動」以降は、行政や大阪府警により「あいりん地区」の呼称が用いられるようになった。


 以上、抜粋 

<当ブログ筆者の論文 最新>
当ブログ筆者の論文 最新 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


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貧困・低所得・生活保護 : 社会福祉士受験支援講座・教員日記



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社会福祉士受験対策web夏期講習 相談援助の理論と方法編 第5回
6節 行動変容アプローチ
○概要:行動変容アプローチ(行動主義モデル) E.トーマスら  1967年

 この行動主義モデルでは,クライエントの行動変容を目指して援助が行われる。
 つまり、主には「特定の好ましくない行動の明確化及び修正」が、支援の焦点となる。
 利用者の問題行動の原因や動機にさかのぼることをせず、問題行動そのものを取り上げて、特定の問題行動の変容を目標に働きかけるアプローチである。ケースワークに、学習理論、行動療法を導入した。あくまで目的は問題行動それ自体の解消、修正であって、問題行動の原因や動機を解消、修正することや、クライエントの意識や思考の変容は直接の目的ではない。

 行動療法とは、学習理論を基礎とし,すべての行動は経験を通して学習されたものであると考える治療方法。

*解説:学習理論
 人の行動は学習によって形成され、また、その改善も学習によって達成されるとする理論である。

1 起源と基盤理論 テキストP159
・行動変容(行動療法)アプローチとも呼ばれる。行動療法をソーシャルワークに導入した。
・1960年代後半、精神分析や自我心理学の影響を受けたソーシャルワークへの批判から出発。
・基盤は、学習理論であり、リスボンデント条件づけ等、認知行動療法が折衷・統合的に導入されている。

2 行動変容アプローチを理解するためのキーワード
*学習理論

 広義には、人間の「学習」の成立過程を説明する理論を意味する。連合説は、刺激とそれへの反応の連合=学習である。認知説は、人間の環境に対する認知構造=学習である。

*オペラント条件づけ
・行動の結果の如何により、その行動の生起頻度が変容される過程。正と負、強化と罰の両側面をもつ。トークンエコノミー法などの具体的方法を用いる。

○補足:オペラント条件づけ
 レスポンデント反応
 古典的条件づけ
 オペラント反応
 スキナーの実験
 強化子 略

*モデリング
 人間の行動は、他者の行動を観察し、模倣により学習する=社会学習理論に基づき、学習すべき行動を示す具体的方法。ロールプレイング法などが活用される。

○補足:モデリング(観察学習)
 他者の行動を観察することによって学習が成立することをモデリング(観察学習)と呼ぶ。 略

3 適用対象・適用課題 テキストP160
・多様な範囲が支援対象となり得る。不安や抑うつ、対人関係上の問題、暴力、問題行動などの課題に適応可能である。

4 支援焦点
・具体的に、望ましい行動を増加させ、望ましくない行動を減少させることである。

5 支援展開
・行動変容アプローチの展開過程-テキストP161図参照。
アセスメントの着眼点(方法)、目標設定や介入技法、また評価方法に特徴がある。

*補足:行動変容アプローチ
 学習理論をケースワーク理論に導入したもので、条件反射の消去あるいは強化によって特定の症状の解決を図るものである。利用者の問題行動の原因や動機にさかのぼることをせず、問題行動そのものに焦点を置き、変化すべき行動を観察することによって、特定の問題行動の変容を目標に働きかけ(条件反射の消去か強化)、問題行動を修正しようとする考え方をいう。
行動修正モデルにおいては、援助者は利用者の行動の原因を突き止めようとはしないし、なぜそうするのかも探ろうとはしない。問題行動の社会生活史をとることは援助者の目的ではないとされている。


危機介入アプローチ 悲嘆、ストレスマネジメントとは 相談援助理論 ソーシャルインクルージョンと民間支援

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貧困問題、生活困窮者生活保護受給者対象のソーシャルワーク、社会福祉
 当ブログ筆者の論文
 「簡易宿泊所街・横浜寿町における民間支援活動-歴史的経緯の概要-」
<前回から続き>
2.社会的排除と「支援」
(1)社会的排除とソーシャル・インクルージョン
 ここでは、本論のキー概念である、社会的排除とソーシャル・インクルージョンに関して、概括したい。この二つは、対になった概念である。
 社会的排除とは、貧困の現代的な概念と言える。岩田によると、社会的排除とは「お金がない、という意味での貧困が、貧困ラインの上や下(アップ・アンド・ダウン)として把握できるとすれば、社会的排除は通常の社会的関係への組み込まれと排除(イン・アンド・アウト)として描かれうる」と述べている。
 換言するならば、現代における貧困とは、市民社会の内部における経済的困窮と職業等の地位の下降に留まらず、市民社会の外部への放逐、つまり排除であると考えられる。それは、社会における居場所の喪失とも言える。
 また、バラとラペールによる、社会的排除の3つの主要な側面とは、次のものである。第一に、経済的な次元として、他の人びとが有している雇用や所得、住宅、保健、教育、サービスへのアクセスからの排除。第二に、社会的な次元として、他の人々が得ている「社会関係の織物(ファブリック)」や、医療や教育などの社会サービス、一般的労働市場へのアクセスからの排除。第三に、政治的な次元として、他の人々が有している市民的権利(表現の自由など)、政治的権利、社会経済的権利(機会の平等)からの排除である。
 つまり、社会的排除とは、多次元的で構造的な過程であり、貧困を単なる経済的・物質的な困窮と捉らえるものではない。それは、経済的脆弱さ、地域社会や人間関係からの孤立、社会的ネットワークの喪失、所得保障・住宅・医療・教育等の社会サービスへのアクセス困難、労働市場からの排除等をもたらす、社会的剥奪であると捉らえる 。
 総じて、社会的排除とは、社会関係の喪失に焦点をあてた、安定した生活を営む為の資源やサービスからの排除と考えられる。
 一方のソーシャルインクルージョンは、『ソーシャルワーカーの倫理綱領』において、倫理基準として次のように掲げられている。「1.(ソーシャル・インクルージョン)ソーシャルワーカーは、人々をあらゆる差別、貧困、抑圧、排除、暴力、環境破壊などから守り、包含的な社会を目指すよう努める」 。また、「社会的な援護を要する人々に対する社会福祉のあり方に関する検討会」の報告書においては、「イギリスやフランスでも、"ソーシャル・インクルージョン"が一つの政策目標とされるに至っているが、これらは"つながり"の再構築に向けての歩みと理解することも可能であろう」 と述べられており、また、「つながり」の構築を通じて偏見・差別を克服し、人間の関係性を重視するところに、社会福祉の役割があるとも述べられている。
 つまり、ソーシャルインクルージョンとは、社会関係の再構築に焦点をあてた、共生・包摂型社会を目指す概念と言えよう。

(2)「支援」と「民間支援活動」
 次に、もうひとつのキー概念である「支援」について、ふれておきたい。
 後述する寿町の歴史的経緯において、社会福祉、医療、労働領域に関する民間活動は、「支援」という行為を巡って、「取り組み」、「ボランティア」、「活動」、「支援」など、いくつかのことばで称してきた。特に1974年頃から「支援」「支援者」が、用いられることが多くなっていった 。
 「支援」とは、英語のサポート(support)の日本語訳である。類語に援助=エイド(aid)、手助け=ヘルプ(help)、補助=アシスト(assist)がある。「支援」とは、『大辞林 第二版』によれば、「他人を支えたすけること。援助。後援」とある。「支援」は、近年、社会福祉領域における様々な領域で用いられている概念でもある。
 本論では、支援の一般的な概念について、支援基礎論研究会による『支援学』 を参照することとしたい。支援学とは、支援の概念とシステムに関する、学際的な研究である。同書のなかで今田は、支援の定義を「支援とは、他者への働きかけが前提になっており、支援者と被支援者というセットで意味をなす行為である。そして支援される人(被支援者)の意図を理解すること、行為の質の維持・改善、およびことがらをなす力をつけること(エンパワーすること)がポイントである。(中略)被支援者がどういう状況に置かれており、支援行為がどう受け止められているかを常にフィードバックして、被支援者の意図に沿うように自分の行為を変える必要がある」 と述べている。また、支援の構成要素として「1.他者の行為への働きかけ、2.他者の意図の理解、3.(支援)行為の質の維持・改善、4.エンパワーメント」という4点を提示している。加えて、支援システムは、被支援者の置かれた状況に応じて自らを自在に変化できなければ、その支援は効果的ではないものとなってしまうことから、「自省的フィードバック」が重要となる。支援が成立するためには、一連の支援行為がばらばらになされるのではなく、それらがまとまりをもったシステムを形成することが必要である。そして、これらの支援の働きかけをおこなうものを、支援者と呼び、支援を受ける行為の主体を、被支援者と呼ぶと位置づけている 。 
 こうした定義をふまえて、本論における「支援」についても、先述の4つの構成要素を持つ他者への働きかけと定義し、それを行う主体を、「支援者」と位置づけることとした。
 また本論では、寿町で行われている支援者による支援活動を「民間支援活動」と表現している。民間支援活動は、公的機関によって、あるいは一定の法律のもとで目的を持って行われる支援活動ではなく、民間人、そして公務員などの職にある者であっても職務を離れて、自発的に行なう支援活動を指す。


*以上、当ブログ筆者の論文より抜粋
 「簡易宿泊所街・横浜寿町地域における民間支援活動-歴史的経緯の概要-」『研究紀要』第18巻第1号,
 学校法人敬心学園日本福祉教育専門学校福祉文化研究所,2010年,単著

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当ブログ筆者の論文 最新 「福祉施設職員のストレスケア サポーティブ研修プログラムの開発」
日本福祉教育専門学校 研究紀要第23巻1号 37頁から55頁 平成27年4月


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内容 福祉施設職員に求められるモラルや福祉マインドの基礎と、ハラスメントの予防を含めて解説。

「グループワークの基礎」講座番号33
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社会福祉士受験対策web夏期講習 相談援助の理論と方法編 第4回
危機介入アプローチ
概要:危機介入アプローチ
 危機とはクライエントがそれまで獲得し、用いてきた対処方法では問題解決を図ることができず情緒的に不安定な状況である。
 危機に直面して情緒的に混乱している利用者に対して、適切な時期に、迅速に、危機介入していく援助方法である。危機理論を導入したもの。積極的・集中的な援助を行い、危機状況からの脱出を目的とする援助方法である。
 危機介入アプローチでは,災害や急病といった突発的な出来事ばかりでなく,ライフサイクル上の課題等によるストレスも視野に入れて介入を行う。
 災害の被災者は自らの生命の危険を感じるだけでなく,死別や喪失,生活変化などで急性ストレスや慢性ストレスが生じやすい。

 犯罪被害者に対する支援は,被害者がストレスなどに対処し,自ら立ち直っていくことを必要な範囲で援助するという姿勢が基本である。

 ストレスの成立を阻止するための対応策を総称してストレスマネジメントと呼ぶが,心の問題の発生を予防する重要な手段の一つである。
 対人援助職がセルフコントロールやセルフリラクセーションの方法を習得することは,援助スキルの理解にとどまらず,自らのストレス対処方略にも役立つ。

危機理論
 危機理論とは、火災で犠牲となった人々の関係者(遺族,親族,友人・知人)の悲嘆にまつわるリンデマン(Lindemann, E.)の研究に端を発し,後にキャプラン(Caplan, G.)らと共同で1940年代から60年代に構築された理論。
 危機とは,対処困難な事態に突然直面した際に引き起こされる,ホメオスタシス(恒常性)のバランスを崩した状態。この理論は、危機状態から脱する過程において一定の段階と法則が存在し,その期間が長期的なものではないと捉える。

1 起源と基盤理論
・フロイト精神分析、エリクソンの自我心理学(発達段階・課題)、学習理論を基盤とする。
 リンデマンの急性悲嘆反応研究、キャプランの地域予防精神医学研究、キューブラー・ロスの「死の受容過程」の研究を摂取し、短期処遇の方法として理論化、体系化された。

2 危機介入アプローチを理解するためのキーワード
*死の受容過程
 ロスは、重要な他者の死を適応・受容するプロセスを、①否定、②怒り、③取引き、④抑うつ、⑤受容と捉えた。各段階の特徴や支援方法などの明確化を図った。

*地域予防精神医学
 キャプランは、危機理論を構築し、危機の予防、早期の介入の重要性を示した。

*危機 
 従来の対処能力が損なわれたことにより、通常の安定した状態に生起する急性の感情的混乱。

3 適用対象・適用課題
・専ら「危機的状況」が課題として取り上げられ、危機を抱える個人・家族・グループが対象となる。危機と危機による社会的機能の障害が生起している状況に適用され得る。

4 支援焦点
・急性の心理学的危機(感情的混乱)におけるニーズ充足等を図り、新しいパターンを教示しつつ対処能力を強化し、社会的機能を回復する。

5 支援展開
・キャプランは、「危機は、人が大切な目標に向かう時障害に直面し、それが習慣的な問題解決の方法を用いても克服できない時に生じる。混乱の時期、動転の時期が続いて起こり、その間にさまざまな解決の試みがなされるがいずれも失敗する」と捉えた。

・予期できる危磯とは、発達段階で予測される(成熟に伴う)危機である。
・予想できない危機とは、喪失に由来する危機、準備が十分でない状態で経験する危機といった状況的危機、災害等の危機がある。
・危機によって生じる身体や心理、関係機能面での苦痛を軽減・解消するために介入する。
 
・早期の介入、時間的制約(通常4~6週間の限定)、懸念・不安の表出が奨励され、実際的な情報や支援が提供される。加えて、自我の適応力を強化し、対処能力を高めていく。
・初期段階はアウトリーチが重要である。

<補足>
*危機介入法の目標

 危機介入法は,危機状態に陥り、情緒的均衡が崩れている人に,介入によって,できるだけ早く均衡を回復させることを目標 略

*危機介入法の行われる期間
 危機介入法では,限られた期間内での面接で対処することになる。危機状態が持続するのはおよそ1~6週間程度で,その間にタイミングよく介入する必要がある。面接回数もそれ程は多くない(例:5回以内 略

*危機介入法で扱う素材

 危機介入法では,後に述べる危機理論に基づいて,現時点でのクライエントの問題発生状況を理解し,危機に関係する事柄に集中的に取り組む。 生育歴  略 現在の問題の理解と,将来に向けての対処の仕方が中心的に扱われる 略
 また,危機への対処にあたって,心の内面の検討だけではなく,クライエントを支える可能性のある周囲の関係者(家族や学校・職場の関係者など)や関係機関などの援助資源の査定と,その利用をはかり,必要があれは,家族面接や訪問面接などによって環境の調整 略

*危機理論
 危機理論では,危摸状態とは,「人生上の重要目標が達成されるのを妨げられる事態に直面した時,習慣的な課題解決法をまず始めに用いて,その事態を解決しようとするが,それでも克服できない結果発生する状態である」と定義される。この,「人生上の重要目標が達成されるのを妨げられる事態」を危機発生状況とよぶ。
 ライフサイクル上のさまざまな発達課題として,あるいは偶発的な出来事として脅威,喪失などの形で生じる 略

地域福祉の理論と方法国試過去問 民生委員推薦会、コミュニティケアとは 無料低額診療事業、フードバンク


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「2016社会福祉士国家試験過去問解説集 第25回─第27回全問完全解説」日本社会福祉士養成校協会編集 ISBN 978-4-8058-5161-6
 中央法規出版 2015年5月10日発行

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