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キーワード 生活保護不正受給問題、適正化政策、ワークフェア、バウチャー、貧困家庭一時扶助、私的扶養、ベーシックインカム、ミーンズテスト、各国の公的扶助制度、定義とは。
公的扶助論 第1日目 その2 低所得者に対する支援と生活保護制度
3.公的扶助の概念と範囲
公的扶助とは、救貧(貧困、困窮に至った後に事後的に対応する)制度であって、公的責任において実施する。つまり、国家にとっては生存権保障、公的扶助は責務であり、市民にとっては権利である 。また、公的責任とは、憲法25条などを軸に国家責任に基づいた公的扶助制度の実施のことである。それは、財政の責任を国・地方公共団体が負うこと、支援の実施責任等である。
 公的扶助とは、人々の日常生活、人間らしく生きる権利とも言える生存権を守るセーフティネットである。
 また、社会保障制度を基盤から支える役割が公的扶助にはある。
 背景には、人間の歴史のなかで、貧困の原因を個人だけの問題から社会の問題として捉える考え方の転換があった。
 
*各国の公的扶助制度に共通する特質
公的扶助の対象は、法制的に、原則として全ての市民である。しかし、実質的に、低所得者、生活困窮者、つまり貧困な生活状態にあり、自力ではそこから脱することができない、要保護状態の人々が対象となる。

②要保護状態にあることを確認するため、資力調査(ミーンズ・テスト)が、給付開始前に実施する。

*「資力調査」とは何か。公的扶助を適用する要件である要保護状態であることを確認するため、資産や収入を把握するための調査である。
*解説:ミーンズ・テスト
 公的扶助において,その要否、程度を審査するため,申請者の収入、資産、稼働能力,扶養の調査である。資力調査ともいう。収入に限定した調査は,インカム・テストと呼ばれる。
 しかし、過剰な調査は、スティグマを生じる可能性がある。

③公的扶助の給付は、社会保険のように画一的な二一ドに対し画一的な給付を行うのではなく、(公的扶助の)申請者の個別的二一ドに対する個別的な給付であり、不足する生活需要に対する補足的な給付である。

*公的扶助は、最低生活需要に対する補足的な性格を有する給付である。

公的扶助の財源は国や地方自治体の一般歳入によってまかなわれ、本人からの保険料の拠出はなく全額公費負担による。

⑤他の社会保障制度による給付が先行し、他の制度、法律等あらゆるものの活用後(他法他施策優先)、国が定める最低生活保障水準が維持できない場合の、最終的な公的生活保障制度である。

*私的扶養
 扶養は、社会的扶養と私的扶養に二分される。私的扶養は、個人に対し,支援を家族の内部で行うものである。扶養は,経済的,情緒的なもの等から構成される。現代の家族は,一般的に扶養の機能が脆弱化したと言える。一方、家族問題で顕在化もみられる。

*公的扶助の範囲
 日本の公的扶助制度の中心になっている制度は、生活保護法に基づく生活保護制度である。
 広義には、児童扶養手当等の社会手当も公的扶助制度に含める考え方もある。

*公的迭助の定義
 資力調査をその前提条件として、貧困な生活状態にあり独力で自立した生活ができない要保護状態にある者の申請に基づき、国が定めた自立した生活を送るのに不足する生活需要に対して、国や地方自治体が全額公費負担によって実施する補足的給付であり、人々の最低生活の保障を目的とする、最終的な公的生活保障制度である。

*解説:漏救
 特に公的扶助(生活保護)の給付が,受給要件を満たす者に行われていない状態である。生活保護制度の場合は,申請保護の原則,スティグマ,情報格差等が原因である。

*捕捉率とは、公的扶助(生活保護)の受給資格のある世帯(人員)のうち,実際に生活保護を受給した割合である。テイクアップ率とも言う。

*解説:濫救
 特に公的扶助(生活保護)の給付が,本来は保護の必要のない人々に行われている状態である。生活保護の不正受給問題がその代表例である。

*不正受給とは、公的扶助(生活保護)を,不正な手段や、不正な申請で受給し,もしくは他人に受給させることである。

*スクラウンジャーフォビア
 不正受給や生活保護の濫用、「怠惰」等への大衆の反発が高まること「スクラウンジャーフォビア(scroungerphobia)」と言う。

*適正化政策とは、本来は生活保護の濫救・漏救の防止を目的とする政策である。実際は、過剰な濫救対策とも言われている。

*ワークフェア
 一定の就労を義務付け、給付を労働の対価とし、就労による自立を促す考え方である。給付と働くこと、就労支援をセットとした制度であると言える。
・米国民主党のクリントンは,困窮、貧困家庭が勤労・職業訓練へ参加しなければ給付を受けることが出来ない「貧困家庭一時扶助」(TANF)を取り入れ,「要扶養児童家庭扶助」(AFDC)を廃止した。

*アメリカ合衆国の公的扶助制度の特徴とは。先述の公的扶助制度の共通する特徴から。

*公的扶助と就労を巡って
 就労は、単に収入のためだけではなく、就労の機会によって社会参加を通じて自己実現を果たすという意義もある。あくまでも就労の一側面であり、個人差があるが。公的扶助の受給者にとって、社会参加の機会としての就労の意義もあると考えられる。
 また労働市場における、本人の希望、能力(技能、体力)と雇用の機会とのマッチングの問題もある。雇用のミスマッチ、公的扶助における就労と福祉サービスとの狭間の問題である。
 就労に過剰に押し出すことは、労働問題を生じる可能性が生じる。どのような仕事、職場でも良いのではなく、ディーセント・ワーク、自立支援の視点、ハンディキャップを含めた多様性を尊重する職場、理解と配慮のある就労先が求められている。
 また、生活保護受給者の子育て、家事労働等のアンペイド・ワークの価値、意義もある。
 既に先進的な活動も取り組まれているが、オルタナティブな就労の場を創ること、またワーカーズ・コレクティブ、協同労働の形態による雇う・雇われるという関係を超えた就労の機会にも、可能性があると言えるだろう。
 
*バウチャー
 公共政策の手段としての「バウチャー」とは,金券や利用券等の証票の形をとる個人を対象に補助金を交付する方法のことであり,一定の選択権の付与,使途制限,譲渡制限という特徴をもつ。

*ベーシック・インカム構想
 すべての人に無条件で一定額の基本所得を支給するという考え方であり、ロールズの格差原理を理論的基礎として考え出されたものである。
 ベーシックインカムは、資力調査や就労の要請なしに、すべての人々に無条件で支給される所得である。

<以上、国立武蔵野学院 附属児童自立支援専門員養成所にてブログ筆者が講義(第1日目) 続く>
 HPより引用「児童自立支援専門員養成所とは。非行などの問題を抱える子どもや、虐待などの理由により支援が必要な子どもたちと施設での生活を共にしながら、資格取得に向けて学ぶところです。
 国立武蔵野学院は、大正8年 (1919年) 3月に開設された児童自立支援施設です」
 児童自立支援専門員とは、児童自立支援施設において,生活指導,家庭環境調整,関係機関との連携等,ソーシャルワークによって、児童の自立を支援する専門職である。国立武蔵野学院に附属児童自立支援専門員養成所が設置されている。


<当ブログ筆者が執筆 新刊2冊(4月発行予定) 精神保健福祉士、社会福祉士国家試験解説>
 低所得者に対する支援と生活保護制度(公的扶助論)解説を担当。
一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟=編集
ISBN 978-4-8058-5661-1
予価 4,104円(税込)
中央法規出版

2019精神保健福祉士国家試験過去問解説集 第18回-第20回全問完全解説
一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟=編集
ISBN 978-4-8058-5662-8
予価4,104円(税込)
中央法規出版

当ブログ筆者執筆
精神保健福祉援助演習(専門)第2版
精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編

ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂

第8章 地域における精神保健問題(依存症と生活困窮)

 内容

 アルコール依存症からの回復とレジリアンス。

 アルコール依存症、薬物依存症と貧困、生活困窮の実践事例。

 精神科グループワーク、精神科デイケア、地域精神医療による総合的な地域生活支援。

 コミュニティワークとソーシャルサポートネットワークの構築。

 多職種によるチームアプローチ、連携。

 地域の特性。スティグマ。自尊感情の課題。

 スピリチュアルペインと人間的孤立。


当ブログ筆者の論文 リンク

関屋光泰(2010)「簡易宿泊所街・横浜寿町地域における民間支援活動-歴史的経緯の概要」『研究紀要』第18 巻第1 号 学校法人敬心学園日本福祉教育専門学校福祉文化研究所,39-48頁


当ブログバックナンバー
 相談、面接、生活保護受給者訪問調査
 貧困、生活困窮の子どもと家族
 アルコール依存症と生活困窮、精神科医療との連携の必要性

「子ども食堂」の多様な形態、開催
 学習・居場所づくりと食の支援
 子ども食堂の対象、会場、担い手
 子ども食堂の意義:子育て支援、保育園待機児童問題、多世代交流等の意義
 子ども食堂活動は、何を目指しているのか

筆者のコメントが朝日新聞(全国版)に掲載されました 福祉施設職員のストレスケア、メンタルヘルス、感情労働とは

新聞に筆者のコメントが掲載されました「ルーテル学院大の関屋光泰 助教は、東京都内を中心に約60カ所の障害者施設などで職員向けのストレスケア研修を行ってきた。「忙しい時に利用者への言葉がきつくなり、そんな自分を責めてしまう」、研修の受講者からは、そんな悩みが多く寄せられる。<略>「自分が理想とする支援ができず、自己嫌悪に陥る職員も多い。職員のケアの必要性に目を向けるべきだ」と訴える」抜粋
(やまゆり園事件が残したもの:下)地域に開く、支え合い歩む
2017年7月26日 朝日新聞朝刊 全国


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 生活保護法とケースワーカー、相談、面接、受給者訪問調査。アルコール依存症と生活保護。貧困、生活困窮の子どもと家族、生活保護受給世帯への支援。危機介入としての公的扶助ケースワーク。生存権のセーフティネットとしての生活保護制度とケースワーク。キーワード。
公的扶助論 第1日目 その1
1.はじめに 低所得者に対する支援と生活保護制度(公的扶助)とケースワーク
・筆者の24年間程の生活困窮者支援の実践から、貧困問題の変遷
 日雇労働者・ホームレスモデルから、多様な生活困窮者(子ども、女性、若者等)モデルへ。
 かつては、土木・建築関連の日雇労働者、飯場の労働者が失業(アブレ)、高齢、病気や負傷、障害のため働けなくなり、野宿生活になったホームレスの人々が顕在化していた。
 今日、地域で暮らす子ども、家族、高齢者、シングルマザー、またネットカフェ居住者等が顕在化している。多様化である。
 ブログ筆者のこれまでの実践
 1.ホームレス、日雇労働者への医療ソーシャルワーク(名古屋市)
 2.簡易宿泊所街の生活保護受給者、精神障害者への精神科ソーシャルワーク、精神科デイケア、コミュニティワーク(横浜市)
 3.ホームレス等生活困窮者へのアウトリーチ(名古屋市、新宿区)
 4.緊急一時保護事業の相談員(東京都)
 5.ホームレス、日雇労働者、簡易宿泊所地域の調査(名古屋市、横浜市。厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)」参加)
 6.求職者支援制度の職業訓練講師、シングルマザー等のヒアリング
 7.ホームレスと市民共同の演劇ワークショップ(東京都)
 これらの経験と実践知、調査活動の24年間から上記は言えることである。

・「貧困」のイメージとは。
 これまでのグループディスカッションでは、周囲の友人等で身近に感じる、実感が持てない、これまでの仕事が生活困窮者との関わりがあった、なぜ貧困になるのか、予防は出来ないのか疑問、街のホームレスの人々、非正規雇用、他国の貧困地区等が挙げられる。

◎生活保護制度と公的扶助ケースワーク
 生活保護制度の運用は、相談援助=ケースワークの面接、訪問を伴う。
 生活困窮者への支援、また生活保護受給者への自立支援等において、面接・訪問などの形態による個別支援は必要不可欠である。

*複合的な生活問題と総合的支援
 生活保護を必要とする人(要保護者)、生活保護受給者(被保護者)は、心身の健康問題・障害、家族問題、失業など様々な問題を抱えている。
 金銭給付だけではなく、個人・家族へのソーシャルワークによる総合的な支援が必要とされる。
・この科目において、可能な限り、公的扶助ケースワークなど、関連する社会福祉援助技術についても解説する。

*公的扶助ケースワークとは
 生活保護制度、公的扶助分野における、社会福祉援助活動のことである。
 生活保護は、ケースワーカーが貧困・低所得状態にある要保護者に対し、生活保護費の給付とともに、社会福祉援助を実践する。その支援は、人々の生活と問題の背景、地域の特性(雇用等)、生活ニーズを把握、具体的な生活課題の緩和・解決を図るソーシャルワークによる援助である必要がある。

*ケースワーク
 クライエント(個人や家族)が抱えている生活問題、社会生活や人間関係の困難、医療・生活・居住ニーズに対して,その問題解決やニーズの充足を支援するために,ケースワーカー(ソーシャルワーカー)によって用いられる専門的な援助技術である。ソーシャルワーク専門職の価値・倫理と専門知識に基づく。

*生活保護費の給付とソーシャルワーク実践
 生活保護費を受給者に手渡す(給付する)ことも重要な職務であるが、それだけではない。相談、訪問、医療機関や社会資源との調整等、ソーシャルワークの専門職であることが求められている。
 必要に応じて医療機関の受診、入院に同行すること、社会資源の利用を支援する(入所予定の福祉施設の見学に同行等)、金銭管理の側面的支援等の具体的な支援が、行われている。
 様々な地方自治体の福祉事務所の現状があるが、多くの場合、1人のケースワーカーは100世帯位(超える場合も)の受給者を担当している。受給者の生活、生存権を保障し、生活保護制度の実務を担う重要な職務であるが、多忙を極めている。

*生活困窮者・子ども・家族の生命、生活、生存権の守り手としての公的扶助ケースワーク
 公的扶助ケースワークは、住民の「生存権のセーフティネット」としての役割、使命がある。
 言い換えれば、ケースワーカーの一人一人が住民の生命の、人間らしい暮らしの、権利の守り手である。
 貧困は、住民、子どもと家族の生活の全般を脅かし、健康を人間関係をも破壊してしまう。公的扶助ケースワーカーは人間の尊厳を守り、ヒューマニズムなどの実践思想と共にあるべき社会福祉専門職である。
 ヒューマニズムとは、人道主義と訳され、博愛、人類愛の精神に基づいて、人間、人類全体の福祉の実現を図っていくスタンスである。

 救貧法、公的扶助制度の源流は、エリザベス救貧法 Elizabethan Poor Law 1597年法および1601年法として成立した法にある。イギリスの救貧諸立法を集大成した公的な救済制度の基本法となった。
 日本における救貧制度の源流は、恤救規則にある。1874年に府県に出された通達(明治7年太政官達162号)である。
 支援活動の源流は、スコットランドのチャルマーズChalmers, Thomas (1780-1847)。スコットランドの長老派教会牧師、教区の貧困家庭に対する隣友運動・友愛訪問活動(friendly visiting)を実施した。その後,ロンドンの慈善組織協会(COS)の活動に友愛訪問は継承された。
 ドイツのエルバーフェルト制度は、岡山県の済世顧問制度、大阪の方面委員、戦後の民生委員活動の源流である。

*危機介入としての公的扶助ケースワーク
 生活困窮という、人々の暮らしにとって待ったなしの危機、生活の破壊に対して公的扶助ケースワークは、支援の手を差し伸べる。つまり生活、時に生存の危機の中にある人々に寄り添う人間支援の専門的である
 リンデマン(Lindemann, E.)、キャプラン(Caplan, G.)による危機理論がベースにある

*住民と受給者ファーストの姿勢を
 生活困窮者、生活保護 受給者と共にある公的扶助ケースワークが求められている。それは、相談者中心、相談者ファーストの姿勢であり、倫理観に基づく対応である。過去には福祉事務所への相談に対する権利侵害の事件もあった。一人ひとりと真剣に向き合う人間的な関わりが求められている。

*アルコール依存症と生活困窮、精神科医療との連携の必要性
 また公的扶助ケースワークにとって、アルコール依存症は支援の重要な課題の一つである。 依存症からの回復を側面から支援することが求められている。
 精神科医療機関のアルコール依存症外来、専門病棟における治療に繋げること、通院と服薬等を継続すること、自助グループ(セルフヘルプグループ)への参加を支援することが具体的な支援である。アルコール依存症であることを最初から自覚する依存性者が少ないなかで、人によっては幻覚等の重い症状もあり、これらの支援は容易ではない。
 実際は、アルコール依存症からの回復は、断酒後も再度の飲酒(スリップ)等のアクシデントもありながら、回復に進んでいく。ソーシャルワークの専門性を持ち、かつ寄り添う姿勢の支援が不可欠である。
 アルコール依存症以外の精神疾患、精神障害を抱える生活保護受給者も目立つ。公的扶助ケースワークにとって精神科医療との連携が、重要な課題である。貧困、生活困窮とメンタルヘルスは密接に関連すると言えるだろう。

*生存権のセーフティネットとしての公的扶助ケースワーク
 生活困窮の背景には、不安定雇用、地方の経済と雇用の問題、雇用のミスマッチ、正規と非正規雇用の格差等の社会問題がある。
 切実な生活、福祉ニーズに対して、迅速かつ公正な支援が基本となる。
 公的扶助ケースワークは、多様な生活問題に対して、総合的なアプローチが求められていると言えるだろう。

<以上、国立武蔵野学院 附属児童自立支援専門員養成所にてブログ筆者が講義(第1日目) 続く>
 HPより引用「児童自立支援専門員養成所とは。非行などの問題を抱える子どもや、虐待などの理由により支援が必要な子どもたちと施設での生活を共にしながら、資格取得に向けて学ぶところです。国立武蔵野学院 附属児童自立支援専門員養成所」



当ブログ筆者の論文 リンク

関屋光泰(2010)「簡易宿泊所街・横浜寿町地域における民間支援活動-歴史的経緯の概要」『研究紀要』第18 巻第1 号 学校法人敬心学園日本福祉教育専門学校福祉文化研究所,39-48頁


当ブログ筆者執筆
精神保健福祉援助演習(専門)第2版
精神保健福祉士シリーズ 10
福祉臨床シリーズ編集委員会 編

ISBN978-4-335-61117-9
発行日 2016/02/22 弘文堂

第8章 地域における精神保健問題(依存症と生活困窮)

社会福祉士実習目標・実習計画記入例 モデル 相談援助実習指導 筆者の講義レジュメ

当ブログ筆者が講師を担当した「生活困窮者への相談援助について」法人研修(2018年2月)を報告して下さっています。

社会福祉法人有隣協会様 ブログ

 講義の大まかな内容

 若年者の生活困窮の特徴。若年ホームレスの生活歴と困窮の関連。調査等から。

 精神疾患、精神障害を抱えた利用者への対応方法。

 生活困窮とメンタルヘルス。関わりの技法の基礎。

 アルコール依存症の回復支援について。精神科医療機関へどのようにつなぐか。

 生活保護受給者、精神障害者対象のグループワーク実践から


 有隣協会様、ブログで研修をご紹介して下さり、ありがとうございます。御礼を申し上げます。


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こども⾷堂見学会 参加型パネルディスカッション 活動のノウハウを学ぶ ボランティア、地域参加、⾷を通じたまちづくり  2018年3月18日(日)食でつながるフェスタやまなし 以下、案内から引用
「こども⾷堂、子どもの居場所づくり等、⾷を通じた参加の場づくりの取り組みが増えています。
 先輩団体や仲間と出会い、今後の活動に活かすノウハウを⼀緒に学びながら、活動、ネットワークづくりのきっかけにしませんか」
 (子ども食堂等活動見学会は後述)
3月18日(日)10:30から16:00 ポスター展⽰は10時開始
会場 やまなしプラザ1階オープンスクエア&生涯学習推進センター交流室A・B
(JR甲府駅 南口より徒歩7分)
参加費 無料(予定) 定員 120名(申込先着順)

内容
講演 11:00から12:00 「居場所づくりから⾒えた、互いに⽀え合う社会づくり」
 近藤 博⼦さん(気まぐれ⼋百屋だんだん店主 東京都⼤⽥区)

分科会 13:00〜14:20
1.こども⾷堂・こどもの居場所
 事例 ひがしっこ⼦ども⾷堂(甲府市)、みんなの広場・市川三郷(市川三郷町)、ふえふきこどものたまり場プロジェクト(笛吹市) 他
2.⾷を通じた地域づくり・地域貢献
事例 甲府・⾷事サービスをすすめる会(甲府市)、社会福祉法⼈四葉会フォーリーブス甲府ふれあい⾷堂(甲府市)、レイホーさろん(富⼠吉⽥市)

全体会 14:30〜16:00
 パネルディスカッションを通して、これからの居場所づくりがどうしたら広がるか、深めていきます。
 コーディネーター:平野 覚治さん(全国⾷⽀援活動協⼒会専務理事)
〈登壇者〉各分科会コーディネーター・調整中
 星合 深妃さん(Happy Spaceゆうゆうゆう/笛吹市)、内藤 陽⼀さん(育みの会/甲府市)、近藤 博⼦さん(気まぐれ⼋百屋だんだん)

活動見学会
〔参加希望の⽅は 申込フォーム から申込/現地集合・解散/先着順・⼈数限定〕
1.定員10名 甲府・⾷事サービスをすすめる会(甲府市)
2.定員10名 ひがしっこ⼦ども⾷堂(甲府市)
3. 定員15名 フォーリーブス甲府ふれあい⾷堂(甲府市)

主催 食でつながるフェスタやまなし実行委員会
一般社団法人育みの会  甲府・食事サービスをすすめる会
生活協同組合パルシステム山梨  特定非営利活動法人Happy Space ゆうゆうゆう
事務局 一般社団法人全国食支援活動協力会

申込み⽅法
申込フォームから必須事項を入力
事務局 一般社団法人 全国食支援活動協力会
電話03-5426-2547
東京都世田谷区上用賀6-19-21 

*当ブログ筆者も「食でつながるフェスタやまなし」3月18日に参加予定です。
子ども食堂・居場所づくり、食の支援に関心をお持ちの皆様、ぜひご参加ください。お待ちしています!

 食でつながるフェスタやまなし」3月18日についての報道記事


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【福岡県】 2018年3月17日(土)12:45~16:45
広がれ、こども食堂の輪!全国ツアーin福岡&九州サミット
場所:クローバープラザ クローバーホール
催:広がれ、こども食堂の輪!全国ツアーin福岡実行委員会


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当ブログ筆者のメモ 「子ども食堂」に関連して>
 「子ども食堂」は、全国的に増加している。地域福祉活動におけるトレンドと言えるだろう。
 活動形態、発展の多様性がみられるが、活動を中止している食堂もある。
 多くの人々が担い、支えている意義ある活動である。運営上の課題も顕在化しつつある。
 以下に筆者のメモを掲載したい。
1.「子ども食堂」の多様なかたち 食堂か居場所か
 「子ども食堂」は多様な形態がある。月1回から2回の開催が多い。常設型(朝食、昼開催)食堂もみられる。
 従来からの高齢者の食の支援が、子どもと家族に対象を拡大したところ(高齢者給食拡大型)、
 子どもの居場所づくり、学習支援、グループ活動に伴って食の支援を行うところ(学習・居場所づくりと食の支援)、
 子育て支援に伴って、親子の食事の場を設ける(親子カフェ)、コミュニティ食堂等が挙げられる。

2.「子ども食堂」は誰が食事に来るのか 誰でも、小学生、保育園入園前幼児
 子ども食堂の対象を、子どものみ(年齢設定)、子どもと家族、誰でも、高齢者と子ども、地域限定等、多様なかたちがある。
 夕方以降開催の子ども食堂は、小学生中心。学習支援、グループ活動を併せて行う食堂もある。小学生以上の子どもの食事を含む生活支援、学習習慣の確立など、多くの成果が期待できる。送迎等の支援が必要となる。
 平日昼開催は、保育園入園前の幼児と家族、高齢者が中心。子育て支援、保育園待機児童問題、多世代交流と大きな意義がある。

3.会場、担い手、支援は 
 会場は地域差がみられるが、公民館、社会福祉福祉施設、店舗、個人宅、寺、キリスト教会等である。
 地域福祉領域では、地域活動への空き家活用が注目されている。
 運営している人々も、地域住民のボランティア、民生委員・児童委員、PTA、学生ボランティア、高齢者福祉・障害者福祉・児童福祉従事者や市民活動、退職教員等、多様である。
 支援している組織も、社会福祉協議会、各生活協同組合等である。

4.子ども食堂は何を目指しているのか
 多くの場合、子どもの生活問題、子育て支援の必要性、虐待、社会的孤立、孤食等の報道から、「子どもが食に困っているのを放っておけない、自分も何かをしたい」というコミュニティ、生活者としての当事者意識から出発する。
 生活問題を抱える子どもの個別支援か、居場所・交流・ソーシャルサポートネットワークづくりと捉えるか。どちらも食という生活の不可欠なものが媒介となった民間・非専門性の支援といえる。
 加えて、コミュニティの皆で子どもを育てる、孤食の解消を含めて家族支援、多世代交流、食の支援、食の安全、食の支援を出発に自然体験、農業体験など子ども食堂が目指すものは多様である。

5.課題 要支援の子どもにどのように出会うか 子どもたちの問題とは
 「生活困窮のなかにある子ども」「社会的に孤立している家族」「児童虐待予防」等を支援の目標と設定する場合、子どもと子育て支援のニーズをキャッチする仕組み、待っているだけではないアウトリーチの活動が必要となる。地域によっては、取り組む事業もみられるが、全国的には大きな課題である。
 今日、子ども達は、困窮等の生活問題、虐待等家族問題、学びと遊びの環境、多世代の交流、孤食や栄養等の機会へのアクセスの困難がある。もちろん、経済的困窮のみが問題ではない。食を入り口とした、非専門職による多様なサポート、繋がりの接点という役割を子ども食堂は果たしているのではないか。

 「他人事」から「我が事」への転換の場
 子ども食堂・居場所づくりは民間、ボランタリーな支援であって、公的支援の代替ではない。公的施策ではなしえないボランティアの特徴がある。家庭でもなく、教育・福祉機関でもない、コミュニティの大人による支援である。多世代の住民相互の支援を生み出す場でもある。共助の接点、相互支援のファシリテーションの場でもある。
 子ども食堂の活動の場は、「他人事」であった地域の子どもの問題を、「自分のこと」とする転換の場である。それは無関心からサポートへ、傍観から主体的な活動に換わる舞台とも言える。

 再びのセツルメントか
 子ども食堂を担う方々からのヒアリング等のなかで、大学や学生への期待を聴かせて頂くことがある。学生は、かつてのセツルメントのように、子ども食堂の活動とそのなかの人間的な交流によって、地域の問題に気づき、自らのあり方を問い直し、相互の成長に繋がることが出来るのだろう。学生は特に、今、何が出来るのかよりも、どのようになっていこうとするのかが課題ではないだろうか。
 子どもの貧困、虐待等のように、子どもを巡る問題のなかには目立つものがある。しかし、他にも生活、学習、進路、人間関係、スポーツやレクレーション等の経験、心身の健康問題等、多様な問題が存在する。そして、これらの困難の原因こそ理解し、改善を広く長期的な視野で考えなければならない。学生がこれらを理解するためには、活動の場に伺うことだろう。フィールドと出会うこと、出会った子どもに寄り添い、子どもの今と未来を考えることが必要なのだろう。

 共生、共助、多様性のコミュニティづくりのアクション
 子ども食堂・居場所づくり・食の支援、ボランティアは更なる拡がりの途上である。子どもを巡る多くの困難を、子どもと大人、子どもと子ども、親と住民が出会い、交流し、話し合い、共に取り組む。困難を抱えた個々の子どもに寄り添い、皆が考え、連携して支え合っていく。この子ども食堂が新たなコアとなる共助のコミュニティが中心となって、様々な生活を考えてゆくプロセスを共に創っていく。
 つまり、子ども食堂は、食事の提供自体が目的ではなく、食の支援からはじまる総合的な地域活動・アクション、共生のコミュニティづくりである。
 筆者の(個人的)メモ ここまで


参考
 埼玉県[子ども食堂]一覧等
抜粋「調査項目:活動場所 公民館、コミュニティセンター等 25ヶ所 32.9%、
店舗(飲食店でない店舗も含む) 24ヶ所 31.6%、
個人宅 6ヶ所 7.9%
NPO、団体所有の施設、事務所等 6ヶ所 7.9%
デイサービス、介護保険事業所 3ヶ所 3.9%
病院、診療所内 2ヶ所 2.6%
市町村社協所有の施設等 2ヶ所 2.6%
生協、生活クラブの施設 2ヶ所 2.6%
寺院 2ヶ所 2.6%
放課後児童クラブ 1ヶ所 1.3%
その他、未回答 3ヶ所 3.9%
 調査項目:活動回数 定期
 月1回 31ヶ所 40.8%
 月2回 16ヶ所 21.1%
 月6回 1ヶ所 1.3%
  週1回 9ヶ所 11.8%
 調査回答状況:76か所から回答 市町村及び埼玉県こども食堂ネットワークが把握している範囲での照会調査のため、県内全ての「こども食堂」を反映したものではありません」

抜粋「「子供食堂」とは:近年、地域住民等による民間発の取組として無料または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供する子供食堂等が広まっており、家庭における共食が難しい子供たちに対し、共食の機会を提供する取組が増えています。

 食育の推進という観点から見た子供食堂の意義について:子供食堂の活動は様々ですが、親子で参加する場合も含め、
(a)子供にとっての貴重な共食の機会の確保
(b)地域コミュニティの中での子供の居場所を提供 等の積極的な意義が認められます。

 地域と子供食堂の連携の必要性:地方自治体は、地域住民、関係機関、関係団体・NPO等と適切に連携して、地域における食育を推進する役割を担っています。
 地方自治体が、子供食堂を、そうした連携先の一つとして位置づけ、連携を深める中で、子供食堂の取組に地域ぐるみで協力し、子供食堂の活動遂行に役立つような環境整備を行うことが期待されます。
なお、国や地方自治体は、子供食堂の多くが民間のNPOや個人の善意に基づき、発足、運営されていることに十分留意し、子供食堂の自主的・自発的な取組を最大限尊重し、個人やNPOの善意で行われている子供食堂の活動の趣旨を理解することが必要です」ここまで


子ども食堂サポート 参考資料 
 「地域の多様な機関との連携によるこども食堂の発展を願い、地域資源につながることで、活動の可能性を広げる好事例をまとめました。 PDFでダウンロード可能です」 一般社団法人全国食支援活動協力会


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 高校生の質問「貧困を教えてください、学校では教えてくれない」。
<筆者のコメント 貧困だけではなく子育て支援、コミュニティの居場所の必要性>
 子ども食堂に関連する集いにて、関心を持って参加した高校生からの質問である。
 高校生は「貧困を学校では教えてくれない。生活が大変そうな生徒、メンタルも追い詰められている生徒もクラスにいるのに、教師は向き合うことから逃げているようだ」と率直に語った。
 これまで社会福祉分野は、学校でも地域でも「福祉教育」に取り組んできた。従来は、ハンディキャップを持つ人や高齢者への理解を深め、地域福祉の担い手を育てるために行われてきた。
 生活困窮家庭が顕在化しつつある今日、貧困問題、生活困窮家庭とその支援制度等も「福祉教育」の主要テーマの一つに位置づけていくべきだろう。
 当然ではあるが、単なる学習のためではなく、支えあいを生み出し、地域共生社会に進んでいくためである。
 ホームレス支援の領域では、学校におけるホームレスをテーマとする授業づくり、実施の先駆的な取り組みがある。
 学校も社会のなかにある。「貧困」とは何かを考える授業が求められている。貧困を緩和させるものは何か-フォーマル(制度)、インフォーマル(繋がり等)。
 
 子ども食堂、「貧困の再発見」
 子どもの貧困は、「再発見」された、言い換えると顕在化していると言える。
 「貧困の再発見」とは、全体としては経済的に発展した社会のなかで、調査や提言、ジャーナリズム等によって貧困問題が存在し続けていることが顕在化し、貧困問題が再び社会問題化することである。
 子どもの貧困に関心を持ち、「子ども食堂」「誰でも食堂」「子どもの居場所」学習支援等のかたちの支援活動が拡大している。
 しかし、関心を持っていない人々、不十分な理解、誤解も生じているのではないだろうか。
 子どもの貧困は、現在のみならず「貧困の世代間連鎖」も生じる場合がある。
 しかも、経済的困窮のみならず、心身の健康問題、家族問題等も連鎖を指摘する調査結果もある。

 共生のコミュニティへ 子育て等の共助活動
 地域社会において、サポートを必要としている人々は、当然ではあるが、経済的困窮世帯だけではない。
 子育ての困難、心身の健康問題、家族問題等を抱えながら、社会的に孤立し、誰にも相談できない。
 一人ではない、痛みも食事も共に過ごす時間を分かち合える居場所が必要とされているのだろう。
 そのような支え合う居場所、共生のコミュニティの一つのかたちが、「子ども食堂」ではないだろうか。

2017年12月26日(火)13:00〜16:00
場所:立教大学池袋キャンパス マキムホールMB01教室
主催:「広がれ、こども食堂の輪!」全国ツアー実行委員会
共催:立教大学コミュニティ福祉学部

オープニング〔13:00~〕
主催者あいさつ
各省庁より来賓ごあいさつを予定

第1部〔13:30~14:10〕
各地実行委員会へのアンケート調査結果から見えた課題・ニーズについて
農林水産省「子供食堂の運営に関する実態調査」中間結果報告

第2部〔14:20~16:00〕
各地のネットワーク事例 (千葉・栃木・滋賀・高知)
子どもの未来を地域みんなで応援するために

「広がれ、こども⾷堂の輪!」全国ツアー実⾏委員会
後援
内閣府
厚⽣労働省
⽂部科学省
⼦どもの貧困対策推進議員連盟
全国社会福祉協議会
全国⺠⽣員児童委員連合会
⼀般社団法⼈共同通信社

当ブログ筆者のメモ:「広がれ、こども食堂の輪!全国ツアー中間報告会」と交流・情報交換
・小諸市等、長野県内の子ども食堂について
 長野県内の子ども食堂のネットワークが広がっている。県内に50ヶ所位が活動中か。
 子ども食堂が地域密着であることのメリット(アクセシビリティ等)、デメリット(「貧困家庭」というイメージ)。
 活動としての支援対象の課題。
 行政との連携、個別支援の課題。

・鹿児島県の子ども食堂について
 「食育」としての子ども食堂活動。大人も含めて、必要な場合もあるー生活に追われてしまい、「食」が置き去りになってしまう。
 食の安全、栄養を伝える機会でもある。

・金沢市の子ども食堂について
 北陸の子ども食堂ネットワークの充実。
 生活等の相談活動も併せて実施しているNPO。

・高知県の子ども食堂
 学校が会場で、民生委員・児童委員が実施というスタイルも。
 企業として、毎日朝食を提供している子ども食堂も。
 高知県の支援と、開設の目標。

・栃木県の子ども食堂 後のレポートを参照
 イベントのみではなく、研修や情報交換会を継続している。

・東京都の子ども食堂について
 大学のゼミとして、地域と連携した「カフェ」活動。
 多様な動機の学生が参加。
 コミュニティ・デザインとしての子ども食堂。

・全国
 企業としての子ども食堂ネットワークへの支援。企業の社会貢献として。当ブログ筆者のメモここまで

 資料等を提供頂きました、各地の子ども食堂の方々、御礼申し上げます。
 交流を通して、またパネルディスカッション等で経験と知識を共有して下さった皆様、有り難うございました。
 
当日レポート:「広がれ、こども食堂の輪!全国ツアー中間報告会」@立教大学
引用「東北から九州まで、総勢約150名の方にご参加いただきました!
(全国ツアー実行委員会の)全国調査の中間報告では、実行委員の中塚さん・平野さんが35都道府県での全国ツアー実施状況の報告と、各県実行委員会に対するアンケートまとめを報告。
 全国ツアーを終えて、各地で団体どうしの情報交換ネットワークが動き始めていることや、
行政とのかかわりが進みつつあること、学校との連携や衛生面の環境整備、
来てほしい子どもへのアプローチなどに課題があることが見えてきました。

 また、農林水産省が行うこども食堂実態調査(回答数:274団体)の結果速報値がこの日初めて発表され、
運営費の確保・スタッフの負担の大きさに主要課題があること、
地域連携があることによって、食材の安定確保や運営費の確保に対して負担が減ることが明らかになりました。

 第2部パネルディスカッションは実行委員の室田さんを進行役に、栃木・千葉・滋賀・高知からゲストをお招きし、こども食堂に対するサポートがどのように進んでいるのか、事例報告をいただきました。
 栃木:こども食堂サポートセンター・とちぎを通した相談窓口の設置、情報交換会の開催
 千葉:第2弾となる催事「こども応援のわ!」を1/27  に開催
 平成30年1月27日(土)、船橋市中央公民館にて「広がれ、こども応援の輪~つくろう!ちばこども応援ネットワーク~」
 
滋賀:滋賀の縁創造実践センターを通した3年間の開設運営費支援、新基金の設立
 高知:県)高知家子ども食堂登録制度・助成支援の運営、県社協)運営開設準備講座・スキルアップ研修の実施」引用ここまで
 


関屋光泰『職業訓練生たち-1年目職員が感じた介護&ストレス』
「介護人材Q&A 2015年2月号 介護職員「こころの健康管理」その施策と工夫」,産労総合研究所

ブログ筆者の論文 要約
 離職、職業訓練(求職者支援制度)を経て、介護施設へ就職をした元訓練生の介護職員対象のグループインタビュー、ヒアリング等から、彼ら彼女らの介護現場における離職等につながり得るストレス要因について考察したものである。



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地域福祉の理論と方法 前期第12回講義レジュメ 2

当ブログ筆者の担当講義 精神保健福祉学科、社会福祉学科にて。

3節 福祉教育の概念と内容 テキストP68

福祉教育と共生と共助のまちづくり

福祉教育や地域福祉活動への参加を通して、多様な他者との関わりにおいて共感し、つながり、承認し合う資質を身に付ける体験を創る。コミュニティにおける共助の精神を育む場である。

お互いに支え合うこと、隣人愛、コミュニティへの所属と貢献、人間的なつながりをボランティア、地域活動、福祉教育から学ぶ。

多様性を受け容れ、お互いの個性が違っていることがコミュニティにもたらす豊かさに気付く。地域福祉活動は、そのための場である。

少人数の集いであっても、強い思いと深い思慮をもった人々が集まっていくならば、まちづくりを進め、社会を進歩させることも可能となる。

福祉教育と共助の精神は、コミュニティをひとつに結びつけるものである。これらによるコミュニティづくりは、共生社会への可能性が含まれている。

3 福祉教育の形骸化-貧困的な福祉観の再生産 テキストP70

・正しい障害観、障害の理解

・「保護」「哀れみ」「同情」ではない。

「共感」が重要となる。

*岡村重夫の福祉教育論 テキストP71

・福祉の思想。

・福祉教育の前提として、

①福祉的人間観=社会的=全体的=主体的=現実的存在としての人間観を理解しその体得を目指すこと、それが福祉教育の第一の目的である。

②現行社会制度の批判的評価

1)福祉的人間性を無視されている個人の生活実態を明らかにする。

2)個人の平等な参加が如何に否定されているかを明らかにする。

3)学ぶもの自身の内部を捉え直す

 自己の内面を問い直すことが不可欠。

その葛藤を経て、生活困難を抱えた人々への想像力をもとにした「共感」「内省」ができるようになる。

他人事ではなく、自分の隣人としての共感を生み出す。

③「対等平等の個人によって形成される共同社会(コミュニティ)」形成による、「新しい社会福祉的援助方式の発見」

 対等平等の個人が、全体的な自己実現の機会を提供されるように組織化された地域共同社会(コミュニティ)において、人びとはサービスの客体であると同時に主体にもなりうるような相互援助体系

福祉教育とは、個々の人間が持つ個性、「違い」という豊かさを尊重しあい、それぞれの人間的な成長のために相互に支え合う関係、相互の尊厳の承認、倫理、精神的価値等の共有のための取り組みでもある。これらの共生、共助の精神があってこそ、地域福祉活動は推進される。

4 福祉教育と教育福祉 テキストP73

・福祉教育は、社会の成員が生活を営むなかで、他者に対する想像力を養い、自己と社会との関係を明確なものにするため、身に付けておくべき現代における「教養」のひとつでもある。

 「道徳教育」「社会科教育」「人権教育」等を有機的に結びつけるという点でも、「福祉教育」は複雑な社会を理解するためのツールを提供する方法として重要な意味を持つ。人間教育でもある。

高齢者,障害者とともに生きるまちづくりを目指し,社会体験の場を創ることによって青少年の成長の機会を提供する福祉教育の要望が高まっている。

3.福祉教育の目標と方法 テキストP190

◆福祉教育の方法

総合的な学習、体験学習等、今日、「福祉」は学校教育のあらゆる場面に登場していると言える。

 福祉施設を見学し、職員や利用者の話を聞く機会や、アイマスクや車いすの使用によるハンディキャップ体験等が取り組まれている。

福祉を受ける側(利用者)も、サービス提供側も、同じ社会生活を営んでいる。ノーマライゼーションの理念の普及が主題である。隣人としての「共感」が重要となる。

3.地域福祉の主体形成と福祉教育 テキストP191~

地域住民を対象とした福祉教育は,地域福祉活動、まちづくりの実践と地域福祉の向上に主体的に取り組む住民を育てる観点からも重要である。

 そのため、従来から,各種のボランティア・福祉講座などが開催されてきた。ボランティアセンター事業のなかでも,福祉活動体験事業やボランティアリーダー養成事業,またシニアボランティア育成事業など、ボランティア活動に関する啓発,各種研修会の開催などが各地で実施されてきた。

3.福祉教育の課題

個人の社会生活と生活問題、批判的視点

コミュニティ形成

福祉教育実践の目的

 福祉教育は、人間と人間とのつながり、そのあり方、支え合いを問い直すものでもある。人間関係を含む環境と人間との共存、ホリスティックな視点による。また、コミュニティを活性化する創造的な教育活動である。多様性を受け容れあい、多様な個性、ライフスタイル、生き方を支え合う精神を育む人間教育でもある。


第30回社会福祉士国家試験受験対策、精神保健福祉士受験対策

<受験対策 重要項目2 障害者に対する支援と障害者自立支援制度 を中心に
 以下のキーワード 理解していますか?>
報徳会宇都宮病院事件 1984年(昭和59年)
「精神保健法」改正 1987年(昭和62年)

1993年(平成5年)  「障害者基本法」
障害者基本計画の策定
都道府県障害者計画
市町村障害者計画
「障害者対策に関する長期計画」
心身障害者対策基本法(昭和45年法律84号)

国際障害者年(1981年)
完全参加と平等
国連・障害者の十年(1983~92年)
「アジア太平洋障害者の十年」

障害者権利宣言 1975年
知的障害者の権利宣言 1971年

障害者総合支援法
「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」
「障害福祉サービス事業者」
「障害者支援施設」
「自立支援医療機関」
一般相談支援事業者
特定相談支援事業者
成年後見制度利用支援事業
市町村地域生活支援事業相談支援事業(発達障害者支援センター運営事業,高次脳機能障害支援普及事業等)
自立支援医療  更生医療,育成医療,精神通院医療
指定一般相談支援事業者
介護給付費
訓練等給付費
障害支援区分
行動援護
就労継続支援
訓練等給付費 共同生活援助(グループホーム)
高額障害福祉サービス等給付費


<当ブログバックナンバー>
 2017年7月26日 朝日新聞朝刊 全国 「悩む職員の心のケア」(やまゆり園事件が残したもの:下)
 朝日新聞から取材を受け、障害者福祉施設等において支援、ケアを担う現場職員を支援する必要性を筆者は提言した。
 また、筆者の開発した「福祉施設職員のストレスケア研修」プログラムは、福祉施設の現場を支えたいという想いから開発し、施設職員のストレス対処、感情労働、セルフケアをサポートするために実施を続けていること等をコメントした。

 離職、職業訓練(求職者支援制度)を経て、介護施設へ就職をした元訓練生の介護職員対象のグループインタビュー、ヒアリング等から、彼ら彼女らの介護現場における離職等につながり得るストレス要因について考察したものである。 



<参考 子ども家庭福祉と地域福祉活動>
会場 調布市市民プラザあくろす
日時:平成29年12月10日(日)10:00~16:00
※雨天決行(一部出し物に変更あり)

場所:調布市市民プラザあくろす(東京都調布市国領町2-5-15)
主催:多摩子ども食堂ネットワーク(TAMAGAKU)
後援:調布市 調布市社会福祉士協議会 調布市教育委員会
協力:調布市市民活動支援センター
・子ども食堂交流会
・子ども食堂展示など
「多摩子ども食堂ネットワークです。私たちは多摩地区の子ども食堂で集まり、この度『子ども食堂フェスタ』を開催します。
多摩地域の子ども食堂の交流会をきっかけに、昭島と調布の子ども食堂のコラボ企画を考えました」引用


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保育士養成課程にて、当ブログ筆者が講義
インテーク面接の留意点 概要

相談援助 第2回講義レジュメ4 (レジュメ要約) 

3.インテークの内容
*概要

 インテークは,「取り入れること」あるいは「受理」面接と訳すことができる。

・通常、インテークは,問題が持ち込まれた時点で,初回の面接というかたちをとって行われる。

 単なる事務的な”サービス申請書類の受理”と混同しないため,「インテーク」という言葉が使用されている。

・ケースワーク・相談援助は、実質的にインテークによって開始される。


*インテークでは次の三つの点に注意しながらすすめる必要がある。
①申請者(この段階では利用者ではない)の主たる訴え(主訴)に十分耳を傾け(傾聴),その要求(ニーズ)が何であるかをあますところなく表明してもらい,的確に把握する。

②援助者が所属する機関や施設が提供できるサービスの内容と機能を情報として明示し,申請者の要求と関連させて十分な理解と納得がいくようにわかりやすく説明する。

申請者の要求と、施設・機関の提供できる機能とが適合するか否かを検討しつつ,申請者による選択を促すことが重要である。


*インテーク面接における、コミュニケーションをとる際の留意点とは 

 インテークにおける相談員の姿勢の基礎とは、来談者を理解しようとする気持ちを持つことである。

 来談者の主訴、感情を理解したいという受容的な態度である。

 来談者が表現する言葉が必ずしも本人の真の主訴、感情であるとは限らない。その表情や行動による非言語、社会的な背景からその言葉の潜在的なものを考える。

・支援のあり方として、来談者への共感、存在と個性の肯定、全人的な理解と尊重が基本となる。

 来談者中心、来談者主体の支援につながる。理解と想像力を持つことは、危機の予防も可能となる。


(契約)
 申請者の要求と、施設・機関の提供できる機能とが適合するか否かを検討しつつ,申請者による選択と、解決に向けた協同の確認を行なう。

*二つ(二重)の不安
・社会福祉機関、福祉施設に相談を持ち込む人は,二重の不安を抱いている。
 直面する問題からもたらされる不安と,いま直面している問題について,相談を持ち込もうとしている機関や施設の職員が真摯かつ受容的に対応してくれるかどうかの不安である。
援助者はインテーク段階で利用者の話を「傾聴」し,この二重の不安を緩和するという援助を開始する。これはカタルシスを図るという意味も持つ。

 医療が診断を下すまで治療を開始しないこととは異なる、ケースワークのプロセスのあり方である。


◎解説:カタルシス catharsis
 今日では一般に,心理的な浄化をさす。抑圧された怒りや悲しみなどの情動を言語により発散し、心の緊張を解消させる。

*率直な感情表現の相互性、コミュニケーションの深化

・関わり、相互作用の継続と深化は、クライエントと援助者の双方が、表向きの自己、見せかけに感情を隠すことは出来なくなる。

率直な感情の交流が、重要な過去の感情の表現「あの出来事で生じた感情」の表現を促す

 人間は誰でも生活問題、家族問題、内面の問題を抱え、自力で解決が出来なくなることが起こり得る。特に家族介護、心身の病気、ターミナルにおいて。

 喪失というソーシャルワークの支援の最大のテーマ、健康、仕事、人間関係、財力等、すべてのものはやがて失う。

 例えば、生老病死=避けることのできないこの世での人間の4種の苦悩。何一つ人間の思うようにはならない。

 生まれること、老いること、病気をすること、死ぬこと。四苦。

 生活問題-経済的困窮、働くことを巡る問題、人間関係、医療・介護の問題、交通の問題等。

 社会福祉領域の支援者とは、人生の苦境のなかにある人々の隣に寄り添うことが、専門職としての使命である。


*対応時の留意点
・援助者が申請者の不安を和らげようとするあまり,安易に問題解決を請け負ってしまうことのないようにすべきである。

過度の依存や,問題解決がうまくいかないときの援助者あるいは所属する機関や施設に対する利用者の不信につながる可能性がある。

*ラポールの形成、傾聴、個別化

・信頼関係形成のために、援助者は利用者が表出するニーズや情動を受け止め,理解できていることを利用者に的確に伝える必要がある。

・また、面接を行ないながら、相手を観察することも重要となる。
・ソーシャルワークのインテークの特徴は,この段階から援助の一部が開始されていることにある。
・インテークは、慎重な対応のうえにも緊張と不安が和らぐような雰囲気のなかで面接が行われる必要がある。
 自分の声にも耳を傾けてくれる、孤立から脱する、もう一人ではないという人間関係の実感を、面接によって獲得する。


*スクリーニング 
・援助要求の確認作業では,その援助が当該の機関や施設では提供できないことが明らかになる場合もある。この場合,相談を持ち込まれた機関や施設が,利用者にほかの機関や施設を紹介したり,その相談を適切な機関に送致する。
・申請者は資源にたどり着いたという状況であり不安感も強いのであるから、つなぎすぎるということはない。


*緊急度の検討
・クライエントの問題の、緊急度の検討が必要不可欠である。
・急迫した問題や、利用者がパニック状態になっている場合、インテークも必要最小限にとどめ、援助者の判断で必要な援助を行ない、状況が安定した段階で、改めてインテークから個別援助の過程を開始すべきである。
 状況が安定した後に、利用者自身が今後のことを考えていけるよう援助することも重要である。

*役割とサービス内容の明確化
・インテークでは,問題解決における援助者の役割と援助者が属する機関や施設が提供するサービスについて,利用者に説明する。
 これは,社会福祉制度のもとに保障された利用者の権利を明らかにするとともに,過度の依存や不信を回避するためにも必要な作業である。

◆援助担当者との引継ぎ
福祉事務所における生活保護申請窓口や,一部の児童相談所,民間の相談機関にはインテーク専門のワーカーが配置されているが,インテークが終わった段階で援助担当者に引き継がれることになる。
・インテークを担当したワーカーは,担当者の変更を利用者に伝え,継続して援助を利用するうえでの動機づけを行う。また,インテークワーカーは援助担当者にインテークで得られた情報を提供し,アセスメント以降の課題についても伝達する。

・インテークにおける情報収集の留意事項は、必要事項を自然な流れで聞き,傾聴に集中する,情報は本人だけでなく,家族や関係者からも聞くことも必要な場合がある,個人情報保護、守秘義務について注意する,などである。

<当ブログバックナンバー>
 2017年7月26日 朝日新聞朝刊 全国 「悩む職員の心のケア」(やまゆり園事件が残したもの:下)
 朝日新聞から取材を受け、障害者福祉施設等において支援、ケアを担う現場職員を支援する必要性を筆者は提言した。
 また、筆者の開発した「福祉施設職員のストレスケア研修」プログラムは、福祉施設の現場を支えたいという想いから開発し、施設職員のストレス対処、感情労働、セルフケアをサポートするために実施を続けていること等をコメントした。

 介護留学生支援、外国出身の介護福祉士(在留資格「介護」の創設)の増員と並行して行うべきことがある。
 障害者福祉施設の支援員、高齢者福祉のケアワーカー、児童福祉施設の指導員や保育士等、現場の福祉施設職員への支援である。
 介護福祉、社会福祉領域の従事者の離職率の高さ、つまり福祉の現場から人が逃げていくかの様な状況を放置せず、改善を図らなければならない。介護士や支援員等、福祉施設職員の働く環境の問題等の課題がある。
 専門職キャリアの入口の支援だけではなく、職員の研修や個別の支援、メンタルヘルスへのサポートを拡充すべきと考える。
 <「全国社会福祉教育セミナー2016(主催 日本社会福祉教育学校連盟 日本社会福祉士養成校協会 日本精神保健福祉士養成校協会 於:淑徳大学)」における筆者の報告に、加筆したものである>



<社会的養護、子どもの貧困に関連して>
日時  :11月19日(日)14~18時  ※開場13時半
会場名 :快・決いい会議室 KDX東新宿ビル内 ホールA
所在地 :〒160-0021 東京都 新宿区 歌舞伎町2-4-10 KDX東新宿ビル 3F
アクセス:地下鉄副都心線・大江戸線「東新宿駅」から徒歩1分
参加費 :無料
お問合せ:kodomo_forum.2017@living-in-peace.org<mailto:kodomo_forum.2017@living-in-peace.org>
お申込み:https://goo.gl/emQMbj

【プログラム(予定)】
3. パネル「新しい社会的養護のビジョン - 変わるもの、変わらないもの」
引用「社会的養護のあり方についての国の方針が大きく変わろうとしています。この数年の間に社会的養護の全体制度策定に深く関わってきた方々が、それぞれの考える社会的養護のビジョンについて語ります」
*登壇者
 奥山 眞紀子(国立成育医療研究センター こころの診療部 部長)
 鈴木 聡(三重県児童相談センター児童相談センター所長)
 藤野 興一(社会福祉法人鳥取こども学園 理事長)
 山本 麻里(厚生労働省 内閣審議官)
*モデレーター
 慎 泰俊(NPO法人Living in Peace 理事長)

4. パネル「社会的養育の現場から」
引用「社会的養護は、家庭の貧困・虐待から始まり、一時保護、里親・施設養育、卒業後の支援と幅広い分野にまたがっています。それぞれの現場で長年子どもたちに関わってきた専門家らが、自分たちの見てきた世界を語り、これからの社会的養育がどうあるべきかについて語ります」
*登壇者
 上栗 哲男(社会福祉法人広島新生学園 園長 理事長)
 山口 公一(社会福祉法人筑波会 理事長)
 ロング 朋子(一般財団法人ベアホープ 代表理事)

5. 私たちに今すぐにできること

引用「私たちが暮らしている日本には、虐待などを背景に親と暮らせない子どもたちが全国に約5万人います。
 その子たちは、児童養護施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設、里親など、児童福祉法によって定められた養育環境で日々を送っています。保護者の代わりに別の大人が子どもと愛着関係をきずき、子どもの成長を見守っていくのです。
 そのような養育のあり方を「社会的養護」と呼びます。
 2016年、児童福祉法が大きく改正され、「子どもの権利」を尊び、子どもの最善の利益を追求すること、社会的養護において家庭的な養育環境を目指すことが宣言されました。
 さらに本年8月には、厚生労働省より「新しい社会的養育ビジョン」という社会的養護全体に関わる抜本的な改革案が提出されています。
 このビジョンには、幼児は里親養育を原則とすること、施設も子どもの一時保護の役割を担っていくことなどが記されています。
 社会的養護下で暮らす子どもたちに目を向けることはまた、「子どもの貧困」というもう一つの社会課題に目を向けることでもあります。日本では依然として、7人に1人の子どもが「相対的貧困」と呼ばれる生活困窮家庭で生活しています。
 経済的困窮は子どもから人とのつながりや心の健全な成長を奪い、大人になったときの貧困、さらにその子どもたちの貧困と連鎖していきます。多くの場合、そのなかで虐待も発生します。こうした背景から、社会的養護下で暮らす子どもには生活困窮世帯の出身が多いのです。
 子どもの貧困は大変に大きく複雑な社会課題ですが、社会的養護はその解決の鍵となります。社会的養護がすべての子どもに最善の利益を提供できれば、社会的養護を入り口に貧困の連鎖を止めることができるはずです。
 当日は、家庭の貧困・虐待、児童相談所、施設・里親、自立支援にまたがる社会的養護の全体像を俯瞰し、それぞれの分野を牽引してきた方々の話に耳を傾け、過去に里親養育に大きく舵を切った欧米諸国に学びながら、今の私たちにできることは何かを考えたいと思います」引用ここまで

「新たな社会的養育の在り方に関する検討会」(座長:奥山眞紀子 国立成育医療研究センターこころの診療部長)では、このほど、「新しい社会的養育ビジョン」をとりまとめましたので、公表します。


<ルーテル学院大学 ファシリテーター養成講座修了生グループの活動紹介>
 関心をお持ちの皆様、ぜひ、ご参加下さい。
*詳細は下記をクリック
 災害発生時、困難に直面する方々の孤立防止に関心をお持ちの方のための情報!
日時:平成29年10月28日(土)14時から16時30分
会場:前原暫定集会施設A会議室
講師:荒井康善さん(小金井市聴覚障害者協会 会長)

*プログラム
第1部 講演会 午後2時から3時
     聴覚障がいとは
     東日本、熊本大震災を見ての現状
第2部 ワークショップ 午後3時10分から4時10分
     第3部 災害ボランティア、情報の交差点から情報提供 午後4時半終了

対象:障がい、福祉に関心のある方 聴覚障がいについて知りたい方
参加費:無料
定員:30名(定員に達し次第締め切ります)
主催:情報の交差点チーム
共催:小金井市社会福祉協議会
後援:三鷹市社会福祉協議会・武蔵野市民社会福祉協議会
協力:ルーテル学院大学



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保育士養成課程にて、当ブログ筆者が講義
テーマ:相談援助の過程 概要

相談援助 第2回講義レジュメ3 (レジュメ要約) 
<3.ソーシャルワーク相談援助のプロセス 概要>

テーマ:ケースワーク(相談援助)の展開過程・概要、インテーク

1 相談援助の展開過程について

・社会福祉における相談援助・ケースワークは、利用者の状況や生活環境の変化などから当初の計画どおりに進むわけではなく,試行錯誤を繰り返す

 社会福祉の支援は、螺旋状に進む人間中心のプロセスである。

・相談援助は、来談者のインテークから始まって終結に至るまで,多様な知識・技能・手法等を活用して援助を実践するものであるが,典型的なモデルとしての過程であって,実際にはさまざまな展開をみせるものであり,柔軟かつ弾力的な支援が求められる。

・援助者は常に達成可能な着地点を意識しながら、支援を計画的かつ柔軟に行う必要がある。

 相談における支援内容、言動、姿勢の適切な一貫性と、臨機応変なしなやかな対応のバランスが求められる。

・支援の過程には、相談が行われる機関・施設・対象・問題の種類等による違いもある。


・ケースワークにおける「分からなさ」-人間とその問題を「分かったつもり」にならない。

 面接の無際限性とは、面接においても、人間とは基本的に捉え尽くせないもの、無限なものという意味であり、分からなさが最期まで残る。分かったつもりはならないこと、理解し合う姿勢、技術が求められる。

・クライエントにとって、専門職との専門的援助関係によって、コミュニケーション能力や社会的スキルを身につける新たな経験、全人的な成長の機会となる。

 援助者にとっても、専門職しての成長の機会である。援助関係の相互性。

クライエントとの、人格的交流の必要性。相互にありのままで向き合うこと。率直な感情の交流。

専門職の真実性。


2 相談援助の展開過程・概要

(ケース発見)⇒⇒ インテーク・受理面接 ⇒⇒ アセスメント・事前評価 ⇒⇒

プランニング・援助計画 ⇒⇒ インターベンション、計画の実施、介入 ⇒⇒

モニタリング・経過観察 ⇒⇒ 終結

・情報提供のみ等、一回で完結する場合や、緊急の場合等の例外がある。

①インテーク

*インテーク(受理面接)は,来談者が最初に援助機関と出会う局面である。
 また、生活問題を的確に把握し,その人にとって、適切な援助機関を判断する場面でもある。
主訴、状況やニーズを把握するために行われる援助過程の入口、受理面接のことである。サービス提供に該当する場合には,利用者のニーズや状況を分析・評価するアセスメントへと移行する。また該当しない場合には,他機関への紹介などニーズに対応しうる地域の社会資源につなげる。

・この面接では,主に,①クライエントに援助を受ける意思があるか否か,②クライエントに本当に援助が必要か否か,③その社会福祉機関がそのクライエントを援助できるか否か,④他社会福祉機関へ紹介する必要性があるか否か,以上の4点を明らかにする目的がある。

 クライエントの抱える問題の性質とその社会福祉機関の専門性と機能を検討しつつ上記を考察する。

・基本的には、来談者の来所により相談プロセスは開始になる。

②アセスメント

・ソーシャルワークやケアマネジメントの過程において,クライエントや家族,地域社会における状況について情報収集し,生活問題の背景、要因を分析し,解決への方向性を検討するプロセスである。

・その情報とは、心身の健康、障害、生活の状況,住環境,家族の状況,経済状態,社会参加,近隣関係など幅広い領域におよぶ。

・分析の際,当事者のライフコース,ストレッサー,コーピングや,現存する資源,周囲の支援システムやコミュニティと当事者の関係について考慮する必要がある。

 例えば、ライフコースとのかで老年期の課題=喪失-労働、社会的な役割、友人、健康、移動の自由、配偶者等の喪失。

 ストレッサーとは、ストレスを引き起こす因子となるもの。

これらにより、利用者や家族のニーズの個別性の把握が可能になり,より利用者にフィットしたサービスが提供できるようになる。

・アセスメントは、ソーシャルワーク・相談援助の,介入の前段階における過程のうち,中核になる部分である。多角的に集められた情報は,専門職によって包括的に捉えられ,明確化される。

③目標設定

・収集した情報を基礎にして、利用者に最もふさわしい援助の目標設定を利用者とともに考える過程である。

 ここでは具体的な目標の設定が必要であり,多くの場合,当面の緊急を要するものから,中長期の展望のもとに設定すべき目標までを視野に入れて行われる必要がある。

④プランニング

・どのようなかたちでクライエントの問題解決を行っていくかという援助方法の計画をすること。クライエントの抱える問題の種類によって,援助プランニングの内容は変わってくる。援助プランニングでは,次の段階である介入が正確に行われるよう,誰が何をいつどのように実施していくかを明らかにしておくことが必要である。

⑤介入

「介入」の意義は,生活者としての利用者の「生の過程」を尊重し,社会福祉の「援助の過程」を,契約に基づいて利用者の「生の過程」に「介入」するものと位置づけることにある。

・援助活動は大きく次の三つに分けることができる。
 ①個人に重点をかけて援助を展開する場合
 ②利用者を取り巻く社会環境に比重をかけて援助を行う場合
 ③個人と環境の関係に主として関わる援助を行う場合
・援助者及び施設・機関が保有しているあらゆる機能を活用し,動員可能な社会資源を有効適切に活用するとともに,利用者のもてる可能性や潜在能力,問題解決への動機や強さや健康な側面をあますところなく発揮できるような場と機会を用意することが重要である。
・必要に応じて各種のアプローチ、援助方法を用いる
⑥モニタリング

提供された援助の内容の評価を行なう=経過観察。

 計画通りにサービスが提供されているか、また援助の効果測定・判断を行なう。場合によっては再アセスメント・プランニングのために必要である。

⑦ターミネーション

・援助過程の最終段階である。対象問題が解決された、もしくは改善された場合に終結となる。

今後の課題は残るが、利用者自身で解決可能な場合も終結となる問題解決、自己解決の見込みに対する判断が援助者、利用者間で合致することが必要である。

アフターケアの計画を立て、新たな問題が生じた場合に受け入れ準備があることを伝える必要がある。

支援のオープンドアな終了」


<当ブログバックナンバー>
 2017年7月26日 朝日新聞朝刊 全国 「悩む職員の心のケア」(やまゆり園事件が残したもの:下)
 朝日新聞から取材を受け、障害者福祉施設等において支援、ケアを担う現場職員を支援する必要性を筆者は提言した。
 また、筆者の開発した「福祉施設職員のストレスケア研修」プログラムは、福祉施設の現場を支えたいという想いから開発し、施設職員のストレス対処、感情労働、セルフケアをサポートするために実施を続けていること等をコメントした。

 離職、職業訓練(求職者支援制度)を経て、介護施設へ就職をした元訓練生の介護職員対象のグループインタビュー、ヒアリング等から、彼ら彼女らの介護現場における離職等につながり得るストレス要因について考察したものである。 



<日本福祉教育専門学校 卒業生の皆様へ>
【日付】2017年9月30日(土)
【時間】13時30分 〜 13時45分:総会
    14時00分 〜 16時00分:懇親パーティー
【場所】ハイアットリージェンシー東京
【参加費】1,000円(2017年3月卒業生は無料ご招待☆)
当日参加も可能です。会場でお待ちしています。

<ルーテル学院大学 ファシリテーター養成講座修了生グループの活動紹介>
 関心をお持ちの皆様、ぜひ、ご参加下さい。
*詳細は下記をクリック
 災害発生時、困難に直面する方々の孤立防止に関心をお持ちの方のための情報!
日時:平成29年10月28日(土)14時から16時30分
会場:前原暫定集会施設A会議室
講師:荒井康善さん(小金井市聴覚障害者協会 会長)

*プログラム
第1部 講演会 午後2時から3時
     聴覚障がいとは
     東日本、熊本大震災を見ての現状
第2部 ワークショップ 午後3時10分から4時10分
     第3部 災害ボランティア、情報の交差点から情報提供 午後4時半終了

対象:障がい、福祉に関心のある方 聴覚障がいについて知りたい方
参加費:無料
定員:30名(定員に達し次第締め切ります)
主催:情報の交差点チーム
共催:小金井市社会福祉協議会
後援:三鷹市社会福祉協議会・武蔵野市民社会福祉協議会
協力:ルーテル学院大学



*子どもの生活困窮、居場所づくり関連情報
<子どもの貧困対策 全国キャラバンin山口>
日 時 2017年11月12日(日)午前10時から午後4時まで
場 所 パルトピアやまぐち防長青年館(山口市神田町1-80)
内 容  午前は「第一部 全体会」、午後は「第二部 分科会(意見交換)」
<午前>(1)主催団体挨拶(小河光治 あすのば代表理事)
(2)来賓挨拶(山口県)
(3)支援者からの報告「私たちの取組(仮題)」
・行政説明(山口県こども家庭課)
・NPO法人とりで(金本理事長)
・スクールソーシャルワーカー(岩金俊充)
・こども明日花プロジェクト ボランティアスタッフ(仲子智章)
・子どもの貧困対策宣言企業 ㈱池田建設代表取締役(池田直人)
(4)パネルディスカッション「子どもの声を地域で受け止めるために」
パネラー:主に大学生ボランティアなど
ファシリテーター:村尾政樹 あすのば事務局長
<午後>(1)午前(全体会)振り返り
(2)分科会(グループワーク)「地域で進める子どもの貧困対策」
(3)全体共有、まとめ(村井琢哉 山科醍醐こどものひろば理事長)
参加者(参加無料:100名程度)一般、各大学、関係団体、自治体等ほか
主 催 公益財団法人あすのば
共 催 山口県、NPO法人山口せわやきネットワーク〔こども明日花プロジェクト〕
後 援:内閣府、山口市、山口県教育委員会、山口市教育委員会
山口県立大学、山口県社会福祉協議会、山口県社会福祉士会
助 成:公益財団法人キリン福祉財団、やまぐち子ども・子育て応援ファンド助成事業


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筆者の担当講義 精神保健福祉学科、社会福祉学科にて。
地域福祉の理論と方法 前期第1回講義レジュメ2<概要>

前回記事の続き)
7章 ソーシャルサポートネットワーク
1節 ソーシャルサポートネットワークの考え方とは テキスト196頁
1 相互扶助の歴史とソーシャルサポートネットワーク
・血縁、地縁
・慈善
・博愛 人類愛

*新たな支え合いコミュニティのファシリテーション 
 ソーシャルワーカー=相互支援、共助活動の促進者、組織者、コーディネーター。
 今日的な相互扶助がコミュニティにおいて求められている。子育て支援のホームスタート等。
 福祉教育による支え合いコミュニティの未来に向けて。道徳教育との連携を。
 新たな支え合い、共助活動を住民と共に創る、その組織化を行うコミュニティワークの役割が期待されている。
 コミュニティにおけるシェアリング活動の展望。居住、コミュニティ経済等。

 福祉等の制度に基づくサービス、福祉行政に期待するだけではなく、市民主体の支え合い、共助活動が求められている。
 地域社会密着、工夫と小回りがきく地域福祉活動の出番である。
 福祉コミュニティとは、行政だけではなく、市民、民間団体、企業の皆で創っていく、まちぐるみのビジョンである。
 自立したコミュニティを目指して、わが町のことは市民自身が担い手である。
 生活困窮も「行政の支援が足りない」と言うだけでは何も前に進まない。暗さを嘆くだけではなく、灯を持ち寄ろう。
 出来ることから、民間、コミュニティが支援していく。行政の施策を待っているだけでは、何も実現しない。
 持ち寄り型地域福祉、子育て支援、子ども食堂や居場所づくり、学習支援。
 その先に福祉コミュニティがあるのだろう。

・生活の全体性
・エンパワメント

*ピアサポート、共助による地域福祉
・ピアカウンセリングと障害者支援
・自助グループ、依存症、摂食障害、虐待等被害者、家族問題等のセルフヘルプ・グループ。
・自助(セルフヘルプ)グループとは、弱さと痛みを分かち合い、支え合う共同体
 人間は誰でも痛み、病をそれぞれが持ちながら生きている。例えば、疾患であり、障害、過去、高齢、自尊感情の欠如等である。
 その痛みを癒やすためには、それを自分の目で見つめなければならない。
 人間は、弱さ、痛みを分かち合い、支えあって生きることも出来る。
 排除や搾取ではなく、調和と相互扶助をもたらすことに、社会福祉専門職と行動する当事者たちの役割がある。

*チーム・アプローチ  
 利用者の生活問題やニーズに対する複数の専門職による働きかけのこと。
 複数の専門職が分離して,縦割りで働きかけるのではなく,目標や価値観を共有し,異なった専門性や役割を担当し,それが連携して実施することが重要な課題となる。

*地域包括ケアと多職種連携の課題
 高齢者の抱える生活問題は介護の領域にとどまらない。介護福祉、ケアマネジャーのみでは問題を解決することは難しい場合も多い。
 保健・福祉・医療等の専門職の連携,ボランティアなどの住民主体の地域福祉活動も含めた連携によって,地域の多様な社会資源を統合した地域包括ケアを提供することが必要である。

2 フォーマルサポートとインフォーマルサポート
・ソーシャルサポートのアセスメント

*ソーシャルサポートネットワーク
 制度に基づく専門職によるフォーマルな支援及び、コミュニティの住民によるインフォーマルなサポートのネットワークを形成して援助活動を展開していく技術である。
 つまり、フォーマルな支援とは、機関、施設等による制度的な支援であり、インフォーマルは、家族、友人等によるボランタリーなサポートである。

*インフォーマルサポート
 インフォーマルサポートとは、コミュニティの住民や家族などによる支援である。
 特徴として、相互の情緒面での支援に貢献できる等が挙げられる。
 地域福祉活動の担い手は、社会福祉関連分野の専門職だけではない。
 また生活問題をかかえている当事者、社会福祉サービスの利用者なども、専門職とパートナーシップをもって、社会福祉援助活動を担っている。

*多問題家族と連携による支援
 生活困窮・傷病・心身障害・問題行動など複数の問題群をかかえた家族のことである。
 多様な資源によるネットワーキングによる支援や、当事者の自尊感情を低下させずに問題解決を行うための支援のスキルが必要である。

*スティグマ stigma
 社会学者のゴッフマン

3 ソーシャルサポートネットワークづくり
・ネットワーキング

・コミュニティにおけるグループワークの役割

*グループワーク
・グループによる意図的なプログラム活動や、グループの相互作用を活用して個人の成長をめざし,個人,集団,社会のさまざまな問題への効果的な対応を支援するソーシャルワークの方法である。
・グループワークの援助媒体とは,ソーシャルワーカーがグループの目的を達成するために用いる手段のことである
①ワーカーとメンバー間の専門的援助関係,
②メンバーの相互作用,
③プログラム活動,
④社会資源である。

*グループワークのプロセス
◆準備期 -波長合わせ-
◆開始期 -契約-
◆作業期 -媒介-
◆終結期 -移行-

*「三大援助技術」
 ソーシャルワーク・社会福祉援助技術のうち、ケースワーク(個別援助技術)、グループワーク(集団援助技術)、コミュニティワーク(地域援助技術)のことである。

*ソーシャルワーク社会福祉援助技術の「三大分類」とは、直接援助技術、間接援助技術、関連援助技術である。

*「直接援助技術」
 利用者自身への直接的な、固有の方法からなる援助技術で、ケースワークとグループワークから構成される。   

*「間接援助技術」
 地域の支援体制づくりなどの方法レパートリーであり、コミュニティワーク・地域援助技術、ソーシャルワークリサーチ・社会福祉調査、アドミニストレーション・社会福祉運営管理、ソーシャルアクション・社会活動法、社会福祉計画法から構成される。

*「関連援助技術」
 隣接科学を援用した方法レパートリーが含まれており、ネットワーク、ケアマネジメント、スーパービジョン、カウンセリング、コンサルテーションで構成される。

当ブログ筆者のコメント 地域福祉と子ども食堂、子どもの居場所づくり>
 先日、子ども食堂の活動に参加させて頂いた。
 子ども食堂のプログラム前半は、学習の時間で小学生等が机に向かい、算数や国語の勉強をする。ボランティアの先生方のサポートは貴重なものだと思う。
 後半は、8月は通常より少なめの30人超の子どもと大人20人程が、モロヘイヤあんかけ肉じゃが、胡瓜と車麩のサラダ、和風デザート等の食卓を囲んだ。シェフのリードによって力を合わせて調理したメニュー、食材を寄付して下さる方々にも支えられている。
 食事と学習の支援、食育の機会でもあり、同じコミュニティでも関係が無かった住民、子どもに互いに繋がりが生まれる場、居場所づくりでもある。


<貧困問題関連>
日時:9月28日(木)19時~
会場:神奈川県司法書士会館
当日参加可,参加費無料
 引用「いま,高校を卒業した生徒の7割以上が大学や専門学校へ進学する一方,生活保護世帯の 生徒たちの進学率は,3割程度とその半分以下にとどまっています。
 しかし,制度をよく理解し,活用すれば,生活保護世帯からでも進学は可能です。
 反貧困ネットワーク神奈川では,今回,進学のために活用できる制度などをまとめたリーフレット「生活保護世帯から大学・専門学校へ進学するために」を作成しました。
 リーフレットの紹介と合わせ,学生生活の実態を踏まえて進学のためのお金の問題をどう 乗り越えるか,学費問題に取り組んで10年以上の西川治弁護士が報告します。
 大学・専門学校への進学格差の問題に触れつつ,生活保護世帯から大学等への進学をサポートするための諸制度の内容や注意点等を紹介します。ご参加をお待ちしております」引用ここまで


引用「勉強したいなぁ、と思っても、できない時ってありませんか?
 塾に行きたいけど、お父さんやお母さん、周りの人に言えない時ってありませんか?
 お金がないから、って言われて、がっかりしたことありませんか?
 豊中つばめ塾は皆さんが「学びたい」という気持ちを、持ち続けていられるようにしたいと思っています。

 対象:中学生(小学生、高校生はご相談ください)
 ※ただし、つばめ塾設立の趣旨に基づき、私立、国立の「中学校」に通う生徒さんはご遠慮ください。

 条件
1.ご家庭が経済的に困難であること
2.他の有料塾、家庭教師に習っていないこと
3.本人に勉強をする気があること
以上3つの条件にすべて当てはまらないと入塾はできません。

 費用:無料

引用「厚生労働省は2日までに、生活保護受給世帯など経済的に困窮している家庭の子供を対象に自治体が実施している学習支援事業について、主な対象としている小中学生に加え、2018年度から高校中退者や中卒者にも対象を広げる方針を決めた」引用ここまで


<当ブログ バックナンバー等>
 人間のいのちを支えることを使命とする福祉施設において、このようないのちが軽く扱われてしまう事件が起きてしまうことは残念でならない。再発防止のために解明が待たれる。
 社会福祉の倫理の最重要なものは、人間の尊重である。人間は,人間であること自体で価値があり、社会福祉は人間を平等に尊重する。
 人間のいのちと権利を尊重すること、護ることが、社会福祉実践の使命である。特に、障害者福祉分野は、当事者組織の活動の歴史もあって、権利の保障、ノーマライゼーションが獲得されてきた。これらの理念は、福祉施設職員の標準であるはずだ。


*関連報道 宇都宮障害者施設職員の暴行事件
引用「宇都宮市の知的障害者支援施設で今年4月、入所していた20歳代後半の男性が腰の骨を折るなどして一時、意識不明となっていたことが、栃木県警の捜査関係者などへの取材で分かった。
 けがの状態や現場の状況などから、施設職員から暴行を受けた可能性が高いとみて、県警は傷害事件として捜査している。
 捜査関係者によると、男性は昨年8月に入所。今年4月15日夕から体調不良となり、翌日夜、極度の貧血で意識がもうろうとしているのを夜勤の職員が見つけ、病院に救急搬送された」引用ここまで

引用「県警は施設内で職員から暴行を受けた疑いもあるとみて、傷害事件として捜査している。
 連絡を受けた県警は職員らを事情聴取。けがの状態などから、男性を暴行した職員がいるとみて捜査を進めている。
 施設側も内部調査を行ったが、これまで職員による暴行は確認されていないという。施設は「受傷者が出た責任はある。警察の捜査には協力したい」としている」引用ここまで

引用「警察は11日午前、男性が職員から暴行を受けた疑いがあるとして、施設などの家宅捜索に入りました。
家宅捜索が入ったのは宇都宮市の障害者支援施設と、施設を運営する社会福祉法人の本部などです」引用ここまで

引用「県警は同日、傷害の疑いで同施設に勤務していた男(22)を逮捕。職員の女(25)の逮捕状を取り、捜査を進めている」引用ここまで

引用「2人の逮捕容疑は、4月15日にビ・ブライト内で、入所者の男性(28)の腰付近を代わる代わる数回足蹴りするなどの暴行を加え、腰椎骨折など6カ月の重傷を負わせた疑い」引用ここまで

引用「県警は13日、傷害の疑いで施設を運営する社会福祉法人「瑞宝会」職員で当時、同施設に勤務していた同市、松本容疑者(25)を逮捕した。調べに対し「殴ったり蹴ったりした」などと容疑を認めているという。一方、施設内の防犯カメラの録画記録に事件前後の映像が残っていないことが判明。県警は意図的に消された疑いも視野に捜査している。
 ほかに同容疑で逮捕されたのは、事件当時に同施設で就労訓練中で、現在は那須町湯本の関連施設に入所する無職佐藤容疑者(22)。
軽度の知的障害があるが、県警は刑事責任能力に問題はないとみている。県警は13日、送検した。
 2人の逮捕容疑は共謀して4月15日夕、「ビ・ブライト」内で入所者の都内、無職男性(28)の腰付近を代わる代わる数回蹴るなど暴行し、腰の骨を折るなど約6カ月の重傷を負わせた疑い」引用ここまで

引用「社会福祉法人「瑞宝会」(本部・宇都宮市)が運営する宇都宮市の知的障害者支援施設「ビ・ブライト」で入所者の男性(28)が重傷を負った事件で、同法人運営の別の知的障害者支援施設「カーサ・エスペランサ」(栃木市)でも入所者が虐待された疑いがあるとして、栃木市が調査していることが14日、分かった」引用ここまで

引用「社会福祉法人「瑞宝会」が運営する栃木市都賀町の知的障害者支援施設「カーサ・エスペランサ」で今月、入所者の50代女性が施設から逃げ出し「職員から暴行を受けた」と訴えていたことが、14日までに分かった」引用ここまで

引用「傷害の疑いで逮捕された職員の女ら2人が県警の調べに「(男性の言動に)腹が立ってやった」などと供述していることが14日、捜査関係者への取材で分かった。県警は2人が衝動的に事件を起こした可能性が高いとみて、動機や経緯を調べている。
 一方、事件を受け、福田富一(ふくだとみかず)知事は同日の定例記者会見で、同施設を運営する社会福祉法人「瑞宝会」が設置する別の5施設で「現地調査を実施したい」との意向を明らかにした」引用ここまで


<当ブログバックナンバー>
 2017年7月26日 朝日新聞朝刊 全国 「悩む職員の心のケア」(やまゆり園事件が残したもの:下)
 朝日新聞から取材を受け、障害者福祉施設等において支援、ケアを担う現場職員を支援する必要性を提言した。
 また、筆者の開発した「福祉施設職員のストレスケア研修」プログラムは、福祉施設の現場を支えたいという想いから開発し、施設職員のストレス対処、感情労働、セルフケアをサポートするために実施を続けていること等をコメントした。 

関屋光泰『職業訓練生たち-1年目職員が感じた介護&ストレス』
「介護人材Q&A 2015年2月号 介護職員「こころの健康管理」その施策と工夫」,産労総合研究所

ブログ筆者の論文 要約
 離職、職業訓練(求職者支援制度)を経て、介護施設へ就職をした元訓練生の介護職員対象のグループインタビュー、ヒアリング等から、彼ら彼女らの介護現場における離職等につながり得るストレス要因について考察したものである。




ファシリテーター養成講座 福祉のまちづくりを協働により推進する
ルーテル学院大学

引用「地域福祉ファシリテーターとは?
 地域の福祉課題や地域の中で支援を必要としている人を発見し、自らが持つ能力や人脈、社会資源を生かしながら、具体的な「新たな支え合い」活動を企画・実施する中核となる人々のことを指します。この講座では、講義だけでなく、体験的な演習やフィールドワークを盛り込み、講座修了後には、具体的な「新たな支え合い活動」が実際に展開されることを目標としています」引用ここまで

<ルーテル学院大学 ファシリテーター養成講座修了生グループの活動紹介>
 関心をお持ちの皆様、ぜひ、ご参加下さい。
*詳細は下記をクリック
 災害発生時、困難に直面する方々の孤立防止に関心をお持ちの方のための情報!
日時:平成29年10月28日(土)14時から16時30分
会場:前原暫定集会施設A会議室
講師:荒井康善さん(小金井市聴覚障害者協会 会長)

*プログラム
第1部 講演会 午後2時から3時
     聴覚障がいとは
     東日本、熊本大震災を見ての現状
第2部 ワークショップ 午後3時10分から4時10分
     第3部 災害ボランティア、情報の交差点から情報提供 午後4時半終了

対象:障がい、福祉に関心のある方 聴覚障がいについて知りたい方
参加費:無料
定員:30名(定員に達し次第締め切ります)
主催:情報の交差点チーム
共催:小金井市社会福祉協議会
後援:三鷹市社会福祉協議会・武蔵野市民社会福祉協議会
協力:ルーテル学院大学


<貧困問題関連>
キッズドア
☆☆☆学習会・開催概要☆☆☆
◇日程:毎週水曜日 

◇時間:18:00~21:00 (指導時間 18:30-20:30)

◇場所:足立区生涯学習センター(@北千住駅から徒歩15分)

◇対象:経済的な困難を抱える中学1年~3年

◇内容:個別指導+アクティビティ


≪ボランティア説明会のご案内≫
【日時】9月13日(水)18:00~(1時間程度)

【参加費】無料

【会場】足立区生涯学習センター 北千住駅徒歩15分


 
引用「ミャンマーでは民政化以降、経済特区の開発などが急激に進み、今までミャンマーが経験したことのない規模やスピードで経済が動き始めました。
 東南アジアで既に経済発展を遂げた国々では、開発のなかで従来の暮らしが成り立たなくなった地域もあり、人々の間の経済格差は拡大しています。最後のフロンティアといわれるミャンマーでは、これからどうなっていくでしょうか。
 日本の政府や企業は、ミャンマーの経済開発で重要な推進役となっています。じつは日本の私たち一人ひとりも、知らないうちに納税者や消費者としてその開発に関与しています。私たちが、ミャンマーの人たちの生活に直結した切実な想いに配慮し、格差を生まない開発を実現していくポイントは何でしょうか。
 この企画では、異なる立場の利害関係者間に「対話」を生み出すことで、開発の負の影響を受けているミャンマー住民の支援を行う日本のNGOの経験をうかがい、ビジネスで人権や環境に配慮する意義と課題を見つめます。企業と開発地の住民と私たちがどう関係性を構築していけばよいのか、グローバルな経済の動きと足元の暮らしの関係を一緒に考えましょう。
■ゲスト: 黒田かをりさん
■基調講演: 木口 由香さん
日時:2017年9月21日 18:30~21:00(開場18:00)
■会場:新宿区 若松地域センター 2階  第2集会室
         東京都新宿区若松町12-6 (大江戸線・若松河田駅 河田口 歩2分)
■参加費: 一般1,000円/学生500円 ※当日受付にてお支払ください。
主催: 認定NPO法人まちぽっと ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)
  Tel 03-5941-7948、Fax 03-3200-9250

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筆者のコメント 「生活保護アパート」等の火災再び
 居住福祉、社会福祉における居住の支援の必要性、人間にふさわしい居住環境とは。
 居住の貧困とは。生活困窮者、高齢者、障害者、生活保護受給者に安全で健康的な住まいを求めて。

共同通信2017/8/22 19:06
引用「秋田県横手市のアパート火災で、県警や地元消防は22日午後、現場の「かねや南町ハイツ」を重機で捜索し、住人とみられる1遺体を発見、死者は計4人となった。県警は、4人の身元や連絡が取れない残る1人の安否確認を急ぐとともに、出火原因を調べている。
 横手市などによると、管理人を除く住人は20~70代の24人で、このうち17人が精神科の病院に通院しながら社会復帰を目指して暮らしていた。また、12人は生活保護を受給していた。防火設備の不備なし」引用ここまで

<筆者のコメント>
 先ず、犠牲になられた方々のご冥福と、負傷されている方々のご回復を祈念します。
 今回の火災や、居住されていた人々の詳細はまだ、十分には分かっていない。解明が待たれる。

 筆者が言えることは、生活困窮者、生活保護受給者、高齢者の方々の住まいの火災が繰り返されてしまったということである。
 火災の事例をいくつか挙げたい。他にも犠牲者をだしてしまった火災はあるだろう。
 2009年、高齢者施設「たまゆら」(群馬県渋川市)の火災では、10人の入居中の高齢者がお亡くなりになった。
 2011年11月6日、新宿区大久保の木造二階建てアパートの火災で、5人の住民が亡くなった。そのアパートは、住民23名のうち19名が生活保護受給者であり、集住していた物件だったことが分かった。
 2015年5月17日未明の、川崎市の簡易宿泊所「吉田屋」と「よしの」の火災では11人が亡くなった。

*生活困窮者と火災、簡易宿泊所 
 かつて簡易宿泊所街にとって、木造の簡易宿泊所の火災は、延焼を招き、火災の犠牲者、生活の破壊は大きな生活問題だった。
 これについては後述する。
 つまり、生活困窮者、生活保護受給者にとって、火災が生命、健康、生活を脅かす問題として復活したといっても過言ではないだろう。

*居住福祉、住まいの支援
 誰でも、住まいは安全で、健康な生活が維持され、可能な限り快適であってほしい。
 社会福祉と関連する領域では、「居住福祉」という考え方がある。
 引用すると、居住福祉とは「人間にふさわしい居住が,いのちの安全や健康や福祉や教育やほんとうの豊かさや人間としての尊厳の基礎であり,安心して生きる社会の基礎である」(早川和男『居住福祉』1997)。
 人間らしい生活の基盤は、人間にふさわしい住まいからという考え方と言えるだろう。
 誰にとっても、暮らしや健康にとって、住まいは欠かせない。
 それは、食生活、周囲の環境、移動、孤立等も含めた総合的な人間にふさわしい居住のあり方が問われる。
 生活に困窮しても、高齢になっても、ハンディキャップを持ってもコミュニティで暮らすために、住まいの質と、居住の場におけるサポートのあり方が問われている。火災の予防、万が一の火災時の避難のためにも支援が必要と言える。
 また、居住の場を運営する事業者、支援を行う事業所に対する社会的支援も求められている。

*新たな居住の貧困 低所得者シェアハウス
 加えて、単身高齢者や障害者等の生活困窮者や生活保護受給者の住まいとして、これらの人々が集住する木造老朽化アパートや簡易宿泊所に加えて、若年生活困窮者が住む傾向があるのがネットカフェ(参考記事) やシェアハウスである。シェアハウスは快適でお洒落な物件と、住宅困窮者向けシェアハウス(参考記事)の格差が拡大し、注目していく必要があるだろう。

<報道から>
引用「
横手署などによると、アパートは築50年ほどで、部屋はすべて和室6畳。1階の13部屋には11人、2階の15部屋には14人が入居していて、亡くなるか連絡が取れていない5人は全員2階に住んでいた。
 火は隣接する空き家2軒と、市の子育て支援施設「わんぱく館」の計3軒に燃え広がり、約5時間後に消し止められた。
 アパートを管理する会社の役員は朝日新聞の取材に対し、アパートは食事提供がある下宿という位置づけだと説明。日曜祝日以外は朝食、夕食が出て、1カ月の家賃は食費込みで5万1840円だったと話した。
 同社の佐々木社長(48)によると、2年前に別のアパートで火災が起き、それ以降、室内では火気の使用を禁じ、消火訓練などをしてきたという。再び火災が起きたことについて「対策を練ってきたつもりだったが(死者が出て)大変残念だ」と話した」引用ここまで


 引用「「かねや南町ハイツ」を経営する佐々木社長は日常的にアパートを訪れ、住人と面識が深かった。気の合う住人同士で互いの部屋を行き来し、「穏やかな日常だった」と振り返った。
 佐々木社長によると、遺体で見つかった千田さん(58)はパソコンが得意で、インターネットで情報収集するなど知識豊富な人だった。佐藤さん(62)は自転車で遠出することが多く、県内に泊まりがけの旅行に出掛けるなど活動的だったという。
 山本さん(78)について、アパートの管理人の奥山さん(63)は「気が強いけれど親切な人。缶コーヒーをくれることもあった」としのんだ。当該物件の見取り図等」引用ここまで

 
<筆者の論文から 関屋2009>
*簡易宿泊所火災による“罹災保障”の要求のソーシャルアクション 横浜市寿町の地域福祉活動
 1968年5月25日、簡易宿泊所の祥雲荘、扇屋、ことぶき荘の三軒の簡易宿泊所が、火災により全半焼し、罹災者は204世帯、265人に及んだ。
 この火災をきっかけに「罹災者同盟」が発足した。横浜市寿生活館のケースワーカー等の支援者がその組織化、罹災保障要求のソーシャルアクションを支援した。
 およそ二ヵ月にわたって簡易宿泊所経営者と交渉し、罹災者1人につき2000円の見舞金と無料宿泊券5日分という条件で合意に至った。以降、寿町の簡易宿泊所で火災が発生した場合は、簡易宿泊所経営者の組合から罹災者に見舞金を支給するという慣行が継続された 。
 1960年以降では、寿町の簡易宿泊所火災は13件発生し、15人が死亡している。例えば、「長者荘」の火災では、延焼し5軒の簡易宿泊所が全焼、2人が死亡し、4人が重軽傷を負い、361人が罹災している。 

*当時の寿町地域の居住環境とは
 寿町に最初の簡易宿泊所「恵会館」が、1956(昭和31)年4月に建築申請されてから、寿町は簡易宿泊所街としての基礎が形成されていった。
 1963(昭和38)年末に、横浜市建築局が把握していた寿町地域の簡易宿泊所は81軒であった。
 当時の寿町の簡易宿泊所は「2階4層」の不法・違法建築もあり、また「ベッドハウス」形式の簡易宿泊所も存在していた。宿泊者数は、推測に頼るほかないが、宿泊所の収容能力から約8000人程度であった。
 この時期の寿町の住民生活に関連する特徴的な出来事として、1963年4月に、簡易宿泊所「丸井荘」で集団赤痢が発生し、1人が死亡、15人を隔離したことが挙げられる。簡易宿泊所に居住する義務教育未就学児童の問題とも合わせて、住民の生活と居住環境の問題が顕在化しつつあったと言えよう 。
 福祉行政による寿町支援施策として、その嚆矢となる、中民生安定所の夜間出張相談が、1962(昭和37)年5月から開始された 。また、民間による支援の先駆けとして、この出張相談に、地域の民生委員も協力している。
 翌1963(昭和38)年4月には飛鳥田横浜市長が就任し、革新市政となった。同年9月には「横浜市青少年相談センター」が扇町に開所された。公的な寿町支援施策の開始となった。

序章 
第1節 問題の所在
第2節 研究の目的と方法
第3節 論文の構成

第1章 民間支援活動の位置づけと支援に関する先行研究
第1節 支援の概念と寿町における民間支援活動の位置づけ
第2節 貧困領域における民間支援活動および支援者に関する先行研究
第3節 寿町における民間支援活動および支援者に関する先行研究 

第2章 開始期:子どもへの支援とセツルメント-寿町における支援活動の歴史的変遷と特徴-
第1節 支援活動の歴史的変遷と特徴-文献から- 
第2節 証言としてのインタビュー    
第3節 考察                

第3章 発展期:福祉事業化と神奈川県域への拡大
第1節 支援活動の歴史的変遷と特徴-文献から-     
第2節 証言としてのインタビュー                     
第3節 考察                                 

第4章 模索期:活動の多様化と新たな支援のあり方の模索
第1節 支援活動の歴史的変遷と特徴-文献から-     
第2節 証言としてのインタビュー            
第3節 考察                      

終章  考察 -支援者の存在意義と民間支援活動の展望-  

「寿町」 地域とは、横浜市中区の簡易宿泊所 が密集した「ドヤ街」 である。
 かつての横浜港で働く日雇労働者とその家族のドヤ街 の面影は無く、現在は、高齢者や障害者等の生活保護受給者が単身で集住する「福祉の町」である 。

<筆者の論文 抜粋 寿町地域の簡易宿泊所の居住福祉を考える>
「簡易宿泊所街・寿町における、生活保護受給者等を対象とする精神科デイケア

 -開始段階の実践に関する考察―」から抜粋

1 簡易宿泊所の住環境=3畳の和室、外出の障壁、トイレ問題
 寿町の簡易宿泊所の住環境と居住者の心身の健康への影響に関して述べる。
 簡易宿泊所は1泊2200円という料金が多く、個室である。多くは三畳の和室で、窓があり、ベランダが付いている場合もある。寿町には、山谷 や釜ヶ崎(あいりん地区) 等に見られる、2段ベッドの集団部屋で宿泊する「ベッドハウス」と称されるものは現存しない。
 近年、寿町の宿泊所のなかには、介護対応やバリアフリー等と称して、洋室の介護用ベッドが入れられる部屋や、やや広くなり四畳の部屋、寿町等で「帳場」と称されている管理人への呼出用コール、介護対応浴室等を設備した宿泊所も登場した。デイケア開設時の1999年の時点では、このような「バリアフリー」新型簡易宿泊所は登場していない。
 エアコンの設備がある宿泊所と無い宿泊所があるが、後者は熱中症の危険が増す。エレベーター設置の宿泊所もあるが、階段のみの老朽化した宿泊所も現存し、通常よりも階段が急な宿泊所もある。老朽化した宿泊所は、和室の入口には段差があり、採光や照明の不良により廊下が暗い。これらは、高齢者や身体障害者の外出、移動の障壁になり、転倒の危険を増している。居住する高齢・障害者が自室に閉じ篭りがちになる要因である。
 個室内には、キッチンやトイレは設備が無く、各階に共同のものがある。老朽化した宿泊所の共同トイレは、和式便器であり、高齢や障害のある居住者にとって使用し辛く、臭気も強くて清潔とは言い難いところもある。これらは、居住者をトイレから遠のかせる、つまり排泄を我慢させることにも繋がる。自室外にあることから、間に合わないこともあり、自室内での失禁、排泄を繰り返し、住環境の衛生面を悪化させる居住者も少なくない。また、尿瓶等を利用する居住者もいる。なお、トイレには暖房が無い為、冬期は特に、寒暖差からも、健康への悪影響があると思われる。
 寿町の簡易宿泊所は、コインシャワーとコインランドリーの設備を持つところが多く、当然、有料であり、入浴や洗濯をしたがらない居住者もいる。銭湯は、地域内と隣接地域にある。入浴や洗濯から遠ざかり、衛生上の問題もあって、南京虫等に悩まされる居住者も珍しくない。

2 簡易宿泊所居住者の食生活-インスタントラーメン、弁当、惣菜の孤食-
 寿町地域の簡易宿泊所の共同炊事場は、ガスコンロや流しの設備があるが、調理の度に自室から、鍋やフライパン、まな板、包丁、食材等を持参しなければならない。盗難を防ぐため、炊事場から離れることも出来ない。老朽化した宿泊所では、流しは水道のみであり、コンロも古く、使用し辛く、かつ衛生的とは言い難い。炊事場には冷暖房の設備も無い。
 略

3 簡易宿泊所街の人間関係-希薄・匿名性故の住み易さと孤立・孤独死の危険-
 続く

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<当ブログ バックナンバー>
 2017年7月26日 朝日新聞朝刊 全国 「悩む職員の心のケア」(やまゆり園事件が残したもの:下)
 朝日新聞から取材を受け、障害者福祉施設等において支援、ケアを担う現場職員を支援する必要性を提言した。
 また、筆者の開発した「福祉施設職員のストレスケア研修」プログラムは、福祉施設の現場を支えたいという想いから開発し、施設職員のストレス対処、感情労働、セルフケアをサポートするために実施を続けていること等をコメントした。 

関屋光泰『職業訓練生たち-1年目職員が感じた介護&ストレス』
「介護人材Q&A 2015年2月号 介護職員「こころの健康管理」その施策と工夫」,産労総合研究所

ブログ筆者の論文 要約
 離職、職業訓練(求職者支援制度)を経て、介護施設へ就職をした元訓練生の介護職員対象のグループインタビュー、ヒアリング等から、彼ら彼女らの介護現場における離職等につながり得るストレス要因について考察したものである。

 介護留学生支援、外国出身の介護福祉士(在留資格「介護」の創設)の増員と並行して行うべきことがある。
 障害者福祉施設の支援員、高齢者福祉のケアワーカー、児童福祉施設の指導員や保育士等、現場の福祉施設職員への支援である。
 介護福祉、社会福祉領域の従事者の離職率の高さ、つまり福祉の現場から人が逃げていくかの様な状況を放置せず、改善を図らなければならない。介護士や支援員等、福祉施設職員の働く環境の問題等の課題がある。
 専門職キャリアの入口の支援だけではなく、職員の研修や個別の支援、メンタルヘルスへのサポートを拡充すべきと考える。
 <「全国社会福祉教育セミナー2016(主催 日本社会福祉教育学校連盟 日本社会福祉士養成校協会 日本精神保健福祉士養成校協会 於:淑徳大学)」における筆者の報告に、加筆したものである>



ファシリテーター養成講座 福祉のまちづくりを協働により推進する
ルーテル学院大学

引用「地域福祉ファシリテーターとは?
 地域の福祉課題や地域の中で支援を必要としている人を発見し、自らが持つ能力や人脈、社会資源を生かしながら、具体的な「新たな支え合い」活動を企画・実施する中核となる人々のことを指します。この講座では、講義だけでなく、体験的な演習やフィールドワークを盛り込み、講座修了後には、具体的な「新たな支え合い活動」が実際に展開されることを目標としています」引用ここまで


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筆者の担当講義 精神保健福祉学科、社会福祉学科にて。
 寿町の地域精神医療、生活困窮者支援と地域福祉活動とは

地域福祉の理論と方法 前期第1回講義レジュメ前半<概要>
1.はじめに
・ことぶき共同診療所の地域精神医療、精神科デイケア、グループワーク。
 筆者の地域福祉、コミュニティワークの実践事例
・横浜市の簡易宿泊所街「寿町」の地域福祉活動
 (後述)

2.科目オリエンテーション
 シラバス参照 当日配布

*地域福祉とは 概要
・地域社会、コミュニティ
・住民主体
・国・地方自治体,住民組織,民間組織・NPOの協働
・地域福祉活動

・住民主体、参加型福祉社会 課題

・今日の生活問題の特徴
 ニーズの多様化と新たな生活問題の出現、問題の重複(例:家族問題+貧困+精神疾患+問題行動+社会的孤立)が挙げられる。
 社会的孤立、多問題家族等。
・社会的孤立は、各地域、社会福祉の各分野共通の課題である。
 誰にも相談できない、誰にも分かってもらえないという孤独の痛み。
 支えになる人、頼れる人がいない。拠りどころがない。
 人間は独りでは生きていけない。周囲と繋がって生きている=人間の社会性。
 人間は、他者との繋がり、関わり、支え合いを希求する想いを抱いている。
・人との繋がりを結ぶのもボランティア、地域福祉の働きの一つである。

*権利擁護
・マイノリティへの差別、バッシングの傾向。
 精神障害者に限らず、差別されている全ての人々、全てのマイノリティの擁護者としての役割を持ちたい。
 また、困難もあるが、地域社会のなかでマイノリティへの理解を促進する福祉教育を実践することが求められている。社会福祉協議会などの役割が大きい。社会福祉協議会にとっては、今後の大きなテーマの一つであろう。

・マジョリティ側の課題

*相互性、互酬性
 双方向の関わりである。お互いのための活動である。
 ボランティアの自己理解、自分に向き合う-自分探し、自分の可能性を発見
 社会について学ぶもう一つの学校
 出会いと共感
 意識化、気付き

*参加型福祉社会
 住民参加型在宅福祉団体やNPOなど,民間のボランティアや非営利組織が,参加しながら行政と協働してつくっていく福祉社会のあり方。

・介護保険制度

・参加型福祉社会-協働、パートナーシップ、福祉社会の担い手
・コミュニティの再生を図る、ネットワークを構築する。
・グローバルに考えローカルに行動する

・ふれあいのまちづくり事業

・横浜市の簡易宿泊所街「寿町」の地域福祉活動
 貧困領域における民間組織による支援、地域福祉活動は、戦後、簡易宿泊所街である、東京「山谷」や、大阪「釜ヶ崎」、横浜「寿町」と、「寄せ場」と呼称される日雇労働市場である名古屋「笹島」等で行なわれてきた。
 論文(関屋,1999)で概要を述べているが、寿町地域においては、福祉行政による支援施策は、1962(昭和37)年5月に開始された中民生安定所の夜間出張相談が、また民間の活動としては、1964(昭和39)年の「子ども会ぼっこ」の活動の開始が、支援の嚆矢となった。
 その翌年には、横浜市の隣保施設「寿生活館」が設置され、福祉行政と民間支援活動の拠点となった。寿生活館は、住居のない者及び簡易宿泊所宿泊者等の更生と福祉を図るために、横浜市が設置した。
 1966(昭和41)年には、これらの活動を担っていた横浜市職員が、町内の簡易宿泊所に住み込み、セツルメントを志向した取り組みが開始された。その後、住民主体の地域福祉活動とソーシャルアクションが展開されていった。
 1973(昭和48)年には、支援者が寿町に生活の場を置く「ことぶき共同保育」が開始され、民間のセツルメント的な実践が定着したと言えよう。
 また、各地の寄せ場等に共通する、寄せ場日雇労働者やホームレス等の民間支援活動の三大領域とも言える、
 1.「炊き出し」と呼ばれる給食活動と、
 2.「(人民)パトロール」等と称せられる、野宿者を嫌がらせや「シノギ(モガキ)」と呼ばれる路上強盗から防衛し、アウトリーチ・安否確認の為の巡回、
 3.医療支援活動と、年末年始期に集中的に取り組まれる支援活動の「越冬活動」のスタイルが、1973年12月に完成した。

*簡易宿泊所街「寿町」
「寿町」地域は、横浜市中区の簡易宿泊所街である。この地域は、中区寿町2丁目の一部と3~4丁目、扇町3丁目の一部と4丁目、松影町3~4丁目、三吉町の一部、長者町1丁目の一部を含む、簡易宿泊所(通称:ドヤ)の密集地である。面積は、およそ0.06平方キロメートルである。

*簡易宿泊所
 「簡易宿泊所」とは、旅館業法における4種(ホテル、旅館、簡易宿所、下宿)の旅館営業許可業種のうちのひとつである

*簡易宿泊所街、寄せ場
 簡易宿泊所街は、「ドヤ街」とも蔑称される。ドヤとは、宿の逆語であり、旅館やホテルと区別された、日雇労働者の簡易宿泊所である。
 青木によれば、寄せ場とは、大都市内のドヤの密集地域に位置づく日雇労働者の就労場所をいう。多くの場合、寄せ場は、周辺スラムとともに複合地域を形成する。寄せ場は、日雇労働者が集まる都市下層地域として、固有の社会と文化(生活様式)をもつ。それは、他の下層地域とは異なる
 青木秀男『寄せ場労働者の生と死』 明石書店, 1989年,19頁,20頁

*山谷
 「山谷」とは、東京都台東区と荒川区にまたがる、簡易宿泊所街・寄せ場である。「泪橋交差点」を中心にした、簡易宿泊所が集中する地域であるが、地域名として、「山谷」は残っていない。
 松沢哲成「主要寄せ場についての概要」日本寄せ場学会年報編集委員会編『寄せ場文献精読306選』,202頁~213頁,日本寄せ場学会,2004年,205頁~207頁

*釜ヶ崎、あいりん地区
 釜ヶ崎は、大阪市西成区萩之茶屋周辺の簡易宿泊所街・寄せ場である。1966年の「第五次釜ヶ崎暴動」以降は、行政や大阪府警により「あいりん地区」の呼称が用いられるようになった。 前掲書,2004年,202頁~205頁

*笹島
 名古屋市中村区名駅南にある名古屋中公共職業安定所の周辺の寄せ場である。簡易宿泊所街は無く、日雇労働市場のみである。
 前掲書,2004年,210頁~212頁


<第1回講義 後半に続く>

<当ブログ バックナンバー>
関屋光泰『職業訓練生たち-1年目職員が感じた介護&ストレス』
「介護人材Q&A 2015年2月号 介護職員「こころの健康管理」その施策と工夫」,産労総合研究所

ブログ筆者の論文 要約
 離職、職業訓練(求職者支援制度)を経て、介護施設へ就職をした元訓練生の介護職員対象のグループインタビュー、ヒアリング等から、彼ら彼女らの介護現場における離職等につながり得るストレス要因について考察したものである。

福祉施設職員のストレスケア、メンタルヘルス、感情労働とは 筆者のコメントが新聞に掲載されました
 2017年7月26日 朝日新聞朝刊 全国 「悩む職員の心のケア」(やまゆり園事件が残したもの:下)
 朝日新聞から取材を受け、障害者福祉施設等において支援、ケアを担う現場職員を支援する必要性を提言した。
 また、筆者の開発した「福祉施設職員のストレスケア研修」プログラムは、福祉施設の現場を支えたいという想いから開発し、施設職員のストレス対処、感情労働、セルフケアをサポートするために実施を続けていること等をコメントした。 

 介護留学生支援、外国出身の介護福祉士(在留資格「介護」の創設)の増員と並行して行うべきことがある。
 障害者福祉施設の支援員、高齢者福祉のケアワーカー、児童福祉施設の指導員や保育士等、現場の福祉施設職員への支援である。
 介護福祉、社会福祉領域の従事者の離職率の高さ、つまり福祉の現場から人が逃げていくかの様な状況を放置せず、改善を図らなければならない。介護士や支援員等、福祉施設職員の働く環境の問題等の課題がある。
 専門職キャリアの入口の支援だけではなく、職員の研修や個別の支援、メンタルヘルスへのサポートを拡充すべきと考える。
 <「全国社会福祉教育セミナー2016(主催 日本社会福祉教育学校連盟 日本社会福祉士養成校協会 日本精神保健福祉士養成校協会 於:淑徳大学)」における筆者の報告に、加筆したものである>


<ルーテル学院大学 ファシリテーター養成講座修了生グループの活動紹介>
 関心をお持ちの皆様、ぜひ、ご参加下さい。
*詳細は下記をクリック
 災害発生時、困難に直面する方々の孤立防止に関心をお持ちの方のための情報!
日時:平成29年10月28日(土)14時から16時30分
会場:前原暫定集会施設A会議室
講師:荒井康善さん(小金井市聴覚障害者協会 会長)

*プログラム
第1部 講演会 午後2時から3時
     聴覚障がいとは
     東日本、熊本大震災を見ての現状
第2部 ワークショップ 午後3時10分から4時10分
     第3部 災害ボランティア、情報の交差点から情報提供 午後4時半終了

対象:障がい、福祉に関心のある方 聴覚障がいについて知りたい方
参加費:無料
定員:30名(定員に達し次第締め切ります)
主催:情報の交差点チーム
共催:小金井市社会福祉協議会
後援:三鷹市社会福祉協議会・武蔵野市民社会福祉協議会
協力:ルーテル学院大学

ファシリテーター養成講座 福祉のまちづくりを協働により推進する
ルーテル学院大学

引用「地域福祉ファシリテーターとは?
 地域の福祉課題や地域の中で支援を必要としている人を発見し、自らが持つ能力や人脈、社会資源を生かしながら、具体的な「新たな支え合い」活動を企画・実施する中核となる人々のことを指します。この講座では、講義だけでなく、体験的な演習やフィールドワークを盛り込み、講座修了後には、具体的な「新たな支え合い活動」が実際に展開されることを目標としています」引用ここまで


<子どもと家族の生活困窮、ソーシャルワーク 関連情報>
 千葉県里親家庭支援センター主催の社会的養護の勉強会。
 今回は、アメリカの里親に実親としての権限を与えて、里子たちの生活をより“ふつうの生活”に近づけようという社会的養護の潮流等がテーマ。
引用「ワシントン州では、Prudent Parent 法案が可決してから、里親さんに実親としての権限を与えて、里子たちの生活をより“ふつうの生活” に近づけようという動きがあります。
 また、米国全体に、ノーマルシーについての Working Group ができていて、ユースや児童福祉の専門職がさかんにこのテーマについて語り合う場をもうけています。日本ではまだ、聞きなれない言葉かも知れませんが、里親養育、そして養子縁組とたいへん密接な関係がある取り組みなので、里親さんたち、また里親養育について学んでいる方たちとの活発な話し合いができればと思っています
 日 時       
 2017年 9月12日(火曜日)午後1時30分~4時30分
 場 所
 市川男女参画センター 6階研修室F
 参加費
 1000円
 お申込み方法 HP 参照」

<ソーシャルビジネス、社会的起業 関連情報>
引用「本イベントは、公益財団法人村上財団の支援を受け実施しているU-25 TOHOKUソーシャルビジネスコンテストのキックオフイベントとして、コンテストの詳細や、参加自治体による課題の説明のほか、
 東日本大震災を契機に地元に戻り岩手県大船渡市でワイナリー建設に取り組んでいる起業家 及川 武宏氏の講演や、
 NHKのニュースキャスターを経て、様々な発信を続ける人気ジャーナリスト・キャスターの 堀 潤氏、
 東京から震災支援のコーディネーターとして南三陸町に入り本年南三陸町に起業家の誘致と育成を行う事業を立ち上げた 山内 亮太氏、
 内閣府の子どもの未来応援国民運動の発起人でもあるNPO法人キッズドア理事長 渡辺 由美子によるパネルディスカッションなどを行います。
 東日本大震災から7年目に入り、人口流出が大きな課題です。地元が好きだから地元に残りたいけれど、仕事がないから出て行くしかないという声を聞きます。これからは、東北の魅力を生かし、いろいろな仕事を作ることが必要です。本イベントは、起業のハードルを下げ、「挑戦してみよう」と思ってもらうためのイベントです。一人でも多くの方にご参加いただき東北を盛り上げていきたいと思っております。
◆被災地に行かなくても東北支援がしたい方
◆東北の地元の良さをビジネスにつなげたい方
◆何か面白いことで東北を盛り上げたい方
 など、東北の方も、そうでない方も、老若男女どなたでもたくさんのご参加をお待ちしております。
▶︎日時:8月26日土曜日
▶︎時間:13:00〜17:30(途中入退場自由)
▶︎ 会場: 常盤木学園高校
 (宮城県仙台市青葉区小田原四丁目3-20)
 https://www.tokiwagi.ed.jp/access/

▶︎アクセス:仙台駅・東照宮駅から徒歩20分、
      宮城野通駅から徒歩15分
▶︎ 参加費:無料
▶︎対象:どなたでも
【第1部】 13:00 – 15:30
1.賞金100万円を目指せ!コンテスト概要説明
2. コンテスト優勝のコツはまず課題の把握から!
  8自治体による課題のプレゼンテーション 

【第2部】 15:40 – 17:30
3.メイン講演: 株式会社スリーピークス 及川武宏
  「大船渡にワイン文化を根付かせたい!故郷で起業するまで」
4. パネルディスカッション
  若い起業家が未来をつくる!これからの東北を応援!

《パネリスト》
 堀 潤:ジャーナリスト・キャスター。
     市民投稿型ニュースサイト「8bitNews」主宰。
 及川 武宏:株式会社スリーピークス 代表取締役
 山内亮太:株式会社ESCCA 代表取締役 
 渡辺 由美子:特定非営利活動法人キッズドア 理事長
▶︎ 主催:特定非営利活動法人キッズドア


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